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淀商業高等学校防災プログラム、やってみようちょっと福祉体験(8/10)

8月10日(月)に淀商業高等学校の視聴覚室で福祉ボランティア科の生徒約20人が西淀川区内の小学生約10人に対して災害のことについて教える授業がありました。
「やってみようちょっと福祉体験」という2日間行われるうちの1日目に2時間程の防災プログラムがあり、あおぞら財団からレクチャーや体験のお手伝いに行きました。

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本日(8/10)の資料
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内容は、下記のことを高校生から小学生に尋ねたり実際に体験をしてもらったりしました。

○高校生からの説明

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高校生が説明している様子
①防災とは何かの説明

言葉と様々な災害の絵の種類を選んでもらう。
②地震がおきたらどうするかの行動説明
何故そうするかの理由を小学生に尋ねる。
③災害時にそなえての防災リュックに何を入れるかの説明
防災リュックのイラストとラジオやゲーム等の持ち出し出品のイラストを使って何を入れたらいいか理由も尋ねる。

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④まちの模型を使って地震が起きたら危険な場所、危険でない場所の説明

高校生が3週間かけて作ったある架空のまちの模型を使用して代表の小学生3人に危険である、危険でない場所に印をつけてもらい意見を求める。

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○あおぞら財団がやったこと

①西淀川の過去の災害説明

②防災グッズ紹介
お手伝いのバンダナ等の紹介
③福祉避難所の模擬設置、視覚障害者のガイド
4つのチームにわかれ高校生と小学生が協力して一人は視覚障害者の気持ちになってもらい、アイマスクで目隠しをした状態からガイドの指示に従い段ボールで作った簡易ベッドや簡易トイレまで動いて触れたりしながら見つけてもらう。もう一人は視覚障害者役の人をベッド、トイレにある場所に誘導する。

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④非常食の試食

非常食である乾パンやアルファ米等を試食してもらったりする体験をしました。

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非常食を試食している様子
最後に今日行った防災プログラムの小学生の感想として非常食の試食がおいしくてよかった、障害者向けの行動を実際に体験できて知れてよかった、目隠しして目が見えなかったので怖かったという意見がありました。
感じたこととして模型やリュック、持ち出し品の絵を使って説明することでしっかりと工夫されて準備ができており災害についての説明がわかりやすかったので感激した。

あおぞら財団インターン 石原

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2015/08/11(火) 04:47

8/7(金)楽らく呼吸会(のざと診療所)で栄養について勉強しました。

2015年8月7日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から管理栄養士の大西哲也さんを講師に迎え、人体の仕組みと栄養について勉強しました。参加者は10人(内、患者さん6名、管理栄養士1名、スタッフ1名、インターン生2名)でした。
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呼吸器疾患の患者さん、そうでない方も興味を持てるよう、まずは大西さんの方から、食べ物と人体の関係についてレクチャーがありました。

初めに食べ物に関わる身体の器官について。
人体の器官系の中で食べ物に関わる器官は消化器系と言い、食べ物を体内に取り込む大事なところです。口→食道→小腸→大腸→肛門までは全長約9メートルもあるそうです!自分の身体に9メートルもの消化器が入っているとはみなさん驚いていました。食べ物はこんなにも長い距離を移動しているのですね。

150807楽々呼吸会ブログ 消化器官系
(http://www.carenavi.jp/jissen/ben_care/shouka/shouka_01.html 排泄ケアナビより)

その後、胃袋・小腸・大腸など各器官の役割の説明がありました。
今回の参加者のほとんどは女性で、便秘に悩まれている方もいましたが、便を作る大腸の働きを助けるには「バランスの良い食事をとること」、「食物繊維の多い食品もとること」が大切だと学びました。
食物繊維といっても不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)と水溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維)の2種類があります。この2種類は全ての野菜・果物に含まれますが、不溶性食物繊維はセロリやごぼうの野菜の筋状のものなど、水溶性食物繊維はトマトやオクラなどネバネバするもの・果物等に含まれるそうです。

150807楽々呼吸会ブログ 食物繊維について
(https://www.pluswellness.com/column/detail.php?id=47 +wellnessより)

それぞれの働きは、以下の通りです↓
不溶性食物繊維:腸管を刺激し、便の体積を増やす材料となる
水溶性食物繊維:便秘予防やちょうの働きを正常にする
便秘解消のためにはどちらかだけを摂るのではなく、両方摂取するのが大切だそうです。

最近は特に暑いので食欲が落ちがちですが、夏バテ予防にも一汁三菜の食生活を心がけることを強調されていました。

始めは「なぜ食べ物と人体について紹介されているのだろう?」と疑問に思っていたのですが、食べ物が私たちの身体に入って体内に取り入れられるのかを学ぶことで、改めて食べ物が私たちの身体をつくっているのだと実感しました。

最後に、質疑応答のコーナーで「呼吸器疾患と栄養の関係性は何ですか?」と言う質問が上がりました。
呼吸器疾患の患者さんは呼吸がしづらいため、呼吸でかなりのエネルギーを使うそうです。そのため80代の患者の方でも20代のスポーツしている人並みのカロリーを必要とするとか!しかし、食べ物を飲み込む際には呼吸は止まっているので、呼吸器疾患の患者さんにはたくさん食べることはできないそうです。そのため、少量かつ高カロリーの食べ物を摂取する必要があると大西講師からの説明がありました。
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また、病気にならないために日頃から免疫力を高め、健康的な身体をキープすることが大切だそうです。
そこで、健康な体を保つための秘訣を聞きました!
①よく噛んで食べる(唾液がたくさん分泌され胃の働きを助けます。)
②炭水化物、たんぱく質、脂肪のバランスに気をつける。
③野菜・きのこ・こんにゃく・海藻・果物など毎日食べる。
④適度に水分を摂る(年をとるほど喉の渇きを感じにくくなるそう。1日 500mlペットボトル3本 分程度の水分が理想だそうです。)
⑤お腹を冷やさないようにする(お腹を冷やすと血の巡りが悪くなります。)
⑥よく体を動かす(日中に体を動かすとよく眠れて睡眠の質がアップします。)
⑦きちんと寝る。
⑧毎日排便をする。
⑨清潔にする(お風呂、歯磨き、手洗い、うがい。)
⑩ストレスを上手に処理する
体と心はつながっているので、食生活や運動だけでなく、たまには映画を見たり、本を読んだり、何か感動できることをして心を豊かにするのも大切だと説明していたのが印象的でした。

参加者の中には「肉は脂っこくて食べられない…」と食事のバランスを気にする声もありました。
それに対して大西講師は、「手のひらサイズでいいので、特に痩せ型の方は毎日少しずつでも食べて筋肉を保つことが寝たきり防止につながる」とアドバイスされていました。
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開催後のアンケートでは、参加者6名全員が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、6人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、4人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「このような講義をなかなか受けれないので大変よろしかった。次回を楽しみにしています。」といった感想がありました。
少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!
■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所……9月17日(木) 14:00~15:30(栄養について)
・姫島診療所……9月18日(金) 14:00~15:30(栄養について)
・のざと診療所…10月9日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)

あおぞら財団インターン 當間

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015/08/10(月) 04:35

【8/7-23】徳島にてパネル展が開催されます

8/7~23まで、あいぽーと徳島(徳島県立人権教育啓発推進センター)にて、
特別展「環境汚染がもたらす健康被害、人権侵害 ~人権の視点からの地域再生~」が開催されます。

あおぞら財団作成のパネル「公害 みんなで力をあわせて」を中心に、
大気汚染問題Q&A、公害患者さんの証言、公害資料館ネットワークの取り組みなどの解説パネルを追加しています。

また展示期間中の8/20(木)には、あおぞら財団の林が西淀川公害裁判について講演します。

お近くの方はぜひお立ち寄りください!

詳しくはこちら

Filed under: イベント案内 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015/08/06(木) 09:24

エコミューズが大阪府立中央図書館の類縁機関として登録されました。

エコミューズ(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館)のことが、大阪府立中央図書館のホームページで紹介をされました。

150806大阪府立中央図書館類縁機関

大阪府立中央図書館では類縁機関の紹介をしています。
類縁機関と言うのは図書館ではありませんが、図書や雑誌だけではなく、ビデオやDVDなどを所蔵しているところを言います。
その中でも、それらの資料を一般公開、もしくは紹介状などによって公開している機関です。
大阪府立中央図書館の類縁機関は現在161か所が登録をされています。

その中の「大阪近辺類縁機関」として、新しくあおぞら財団のエコミューズが登録をされました。
実際に登録されているページがこちらになります。
ホームページには開館日時やアクセス以外にも、公開状況や連絡先などが記載されています。

この機会に、ぜひエコミューズに足を運んでみませんか。

エコミューズ(西淀川・公害と環境資料館)
【HP】
https://www.aozora.or.jp/ecomuse/

【開館日時】
月曜日・金曜日 10:00~17:00

【休館日時】
火曜日~木曜日・土曜日・日曜日・祝日

※月・金曜日以外の閲覧希望は要相談
※裁判記録・書庫資料は閲覧のみ

(松ヶ平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015/08/06(木) 02:57

【8/8】西淀川公害の伝える参加型教材の実践をします

あおぞら財団では今年度、地球環境基金の助成を受け、西淀川の大気汚染公害を題材にした参加型学習の教材(アクティビティ)づくりに取り組んでいます。

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教材づくりの研究会の様子(5/10)

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どんな教材がつくれるか意見交換

2005年に国連が提唱した「持続可能な開発のための教育(ESD)」では、現代社会の諸課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出し、持続可能な社会を創造していくことのできる教育をめざし、
単に知識の伝達にとどまらず、体験、体感を重視して、探求や実践をする参加型アプローチをとることが推奨されています。

そこであおぞら財団では、すでに様々な手法が取り入れられている環境教育や開発教育、人権教育、市民性教育といった分野で活躍されている方々の協力を得ながら、
それらの分野でつくられた既存の教材を応用して、西淀川公害についての参加型教材を試作しました。

その教材をよりよいものにしていくために、来る8/8、北海道大学を会場に開催される「第33回開発教育全国研究集会」の自主ラウンドテーブルで教材実践をすることになりました。
参加型の蓄積の厚い開発教育の分野で活動されている参加者のみなさんとともに、試作教材の検討を行います。

ご関心のある方はぜひご参加ください!!(栗本)

■□■ 第33回開発教育全国研究集会in北海道 ■□■
「市民性」を育む開発教育 ―尊重と共生の社会へ―

日時 8月8日(土)~9日(日)
会場 北海道大学
主催 第33回開発教育全国研究集会実行委員会・NPO法人開発教育協会

【自主ラウンドテーブル】
8月8日(土)16:50~18:00
2-E 大気汚染公害のESD教材化プロジェクト
http://www.dear.or.jp/zenken2015/kikaku.html

Filed under: イベント案内 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015/08/05(水) 07:10
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