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ブログカテゴリー » 地域づくり

環境住宅研究会Greenの会議がありました

2012年2月21日(火)、19時から21時にあおぞらビル1階あおぞらイコバにて、環境住宅研究会Greenの会議がありました。

今回はGreenの1年間の活動報告のための展示会、報告会について話し合いが行われ、展示パネルの内容や配置などについて話が詰められました。

展示会のタイトルは、『樹木を植えるように住まいを創ろう―Green Housing展』に決まり、開催に向け準備も加速しています。

報告会ではゲストに松下岳生さんを招き、ご自宅での環境住宅の実践についての講演やパネルディスカッションも開催されます。

樹木を植えるように住まいを創ろう―Green Housing展は2012年3月16日~22日に開催します。報告会は17日に開催します。
詳しくはこちら→ https://aozora.or.jp/archives/9048

みなさま、ぜひお越し下さい!

記:相澤

防災まちづくり講演会を行いました

2月11日(土)に、グリーンルームにて、防災まちづくり講演会「災害に強いまちづくりに対して市民ができることは何か」を行いました。

まず、最初に関西大学 准教授の越山健治先生から講演がありました。(越山先生のtwiter acount: @Dr_Koshi

越山先生の講演

写真:越山先生の講演の様子

講演会の参加者の様子

写真:講演を聴く参加者の様子

越山先生からは以下のようなお話しがありました。

  • 災害に強いまちとは、1. 災害が起きないようになっているまち、2. 災害に対する備えがあるまち、3.災害で被害が拡大しないまち、4. 災害からの復興が実行できるまちである。災害が起きないようにしながらも、「災害に対する備え」、「災害で被害が拡大しない」、「災害からの復興が実行できる」まちを作っていかないといけない。
  • 東日本大震災の地域防災の教訓は、1. 支援は数日、来ないかもしれない、2. 電気とガソリンの入手に四苦八苦する、3. あまりにも大きな災害の際には、支援側がいなくなる。遠くへ避難することが最善策かもしれない。4. 災害と地域の関係は自分で理解する、5. 情報なくして先は見えない、といったことである。
  • 関西電力の原子力発電所は日本海側にあるが、火力発電所は太平洋側にある。今は原子力は動いていない。今、もし東南海地震が起きたら、火力発電所が壊れて関西は大規模に停電するおそれがある
  • 西淀川区では、津波液状化の恐れがある。また、大きな災害の際に、橋が使えなくなる懸念がある。西淀川区は工場地域があり、工場の火災は木造密集住宅地の火災以上に怖い。

越山先生の当日の資料はこちら

会場からは、避難訓練の考え方、大阪府の庁舎移転が防災に与える影響、防災対策がうまくいった事例、要援護者に対する防災対策などについて質問がありました。

今回の講演を聞いて、改めて災害時には市民の一人一人の力が重要になるということを痛感しました。また、予め防災対策をしているかどうかで、多くの人が助かるか、災害で被害が拡大しないか、復興が早くできるかに大きく影響していくことを感じました。

最後の質疑応答で意見が出た要援護者への避難は、非常に難しい問題だと思います。今後、高齢化が進み、社会の脆弱性が増して行く中で、弱い立場にいる方々を切り捨てないやり方について、できるだけたくさんの人と共に考えていく必要があると思います。

今年度の交通まちづくりプロジェクトは、この講演会やヒアリング調査、話し合いなどの内容をふまえて、ニュースレターのような形で西淀川の防災についての情報をまとめていく予定です。次回の交通まちづくりプロジェクトの話し合いは、2月27日(月)18:00から、あおぞらイコバにて行います。ご興味のある方は、氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属を記入の上、webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)まで、ご連絡ください。

防災について区役所へのヒアリング

西淀川区の防災の現状を調べるために、1月27日(金)に西淀川区の市民協働課にお話しをうかがいました。お話しをうかがったのは、西淀川区市民協働課 平野担当課長と松井防災担当係長のお2人です。
こちらからの参加者は、西淀川交通まちづくりプロジェクトの参加メンバー4人とあおぞら財団の藤江と谷内です。

西淀川区ヒアリングの様子

市民協働課の方からうかがった内容は以下の通りです。

1.西淀川区の防災の検討状況

  • 西淀川区政会議の下部組織として、防災部会と子ども部会があり、防災部会は西淀川区の防災についての取り組みは、防災部会の中で検討している。
  • 1回目は9月6日2回目は1月18日に実施しており、そこでの資料をもとに説明する。

2. 災害の想定について

  • 国の防災会議において、4,5月に、津波の想定や対策についての方針が出る予定であり、市の防災対策についての方針はその後に決まることとなる。
  • 現在は、M8.6を想定している。現在の西淀川区の防災対策は、津波を想定しておらず、直下型の地震を想定して検討されてきた。
  • 西淀川区にある防潮堤は、最大8mである。津波は満潮時で6.0mの津波が想定されており、守られていることになる。だが、防潮堤が突き破られたらという想定はしていない。

3. 津波避難ビルの指定について

  • 津波避難ビルの指定は、各連合振興町会と個別協議のうえ調整していく。津波避難ビルは現地を見ないと判断できない。町会単位で日常的なつながりがあるところなどを優先して決めていく。3月末までに意思確認を行い、順次、協定を結んでいきたい。
  • ダイレクトメールでマンションにお願いを送付しており、協力してもらえるところには再度町会長とともにお願いに行く予定である。
  • 懸案事項は、避難によってオートロックやドアの破損等が施設の損傷・汚損などへの補償をどうするのかということである。

4. 避難所について

  • 西淀川区内には、14の収用避難所がある。収用避難所では、高齢者や障害者の部屋を体育館と別途用意し、介護者をボランティアで募ることを検討している。
  • 要援護者の避難の支援ができるように、各避難所に障害者用の備品(担架など)を用意することを検討している。
  • 特別な配慮が必要な要援護者のための福祉避難所については、大阪市老人福祉施設連盟に加盟している施設に、災害時に使用できるよう協力を要請している。しかし、収容能力が限られていること、元々の入居者がいることから、かなり重度の方のみを対象とすることになる。

5. 避難訓練の取り組みについて

  • 西淀川区内には、14連合があり、そのうち8連合で大規模訓練、7連合で情報伝達訓練を行った。
  • 11月5日の津波・防災の日には、姫島で津波を想定した避難訓練を行った。460名の方が参加し、いろんな層の方に参加してもらえた。今まで学校については小学校のみを対象としていたが、中学校も対象に含め、その結果、中学生70名の参加があった。放送設備がついている青パト(青色防犯パトロールカー)も出動した。

西淀川交通まちづくりプロジェクトは、このように区役所で聞いたお話をふまえて、市民で防災まちづくりに何ができるのかを考えていきたいと考えています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2012年2月6日3:39 PM

環境住宅研究会Greenの会議がありました

1月24日(火)19時~21時、あおぞらイコバにて環境住宅研究会Greenの会議がありました。

今回の会議では、この1年間の活動をみなさんに知ってもらうための展示や報告会について主に話し合われました。

展示は、現在進めているI不動産への提案内容や、姫島、福、野里のまちあるきをまとめたマップとそれぞれの地区での環境住宅のモデル提案などのパネルなどを作成することになりました。

報告会はゲストを呼んでの講演やパネルディスカッションが企画されています。

詳細は決まり次第再度ご案内しますので、お待ち下さい!

これまでのGreenの活動についてはこちら→https://aozora.or.jp/archives/category/chiiki/green

Filed under: Green(環境住宅研究会),あおぞらイコバ,イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2012年1月25日9:18 PM

1/22タンデム自転車体験会を開催しました!

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

1月22日13時から15時、大野川緑陰道路にてタンデム自転車体験会が開催されました。(主催:東淀川視覚協会/協力:大阪でタンデム自転車を楽しむ会)

前日が雨で天候が心配でしたが、当日はお天気にめぐまれ、それほど寒くもなく、絶好のタンデム日和でした。

タンデム自転車とは、2人乗りの自転車でペダルが連動しており前に乗る人と後ろに乗る人で息を合わせて乗る自転車です。このタンデム自転車は後ろに乗る人は操縦などを前の人に任せることができる自転車なので、視覚障害者のかたでも乗ることができる自転車ということで現在注目されている自転車です。しかし、残念ながら現在大阪では2輪のタンデム自転車で公道を走ることは禁止されています。

当日の参加者はスタッフ含め35人(うち視覚障害者15人)で、2グループに分かれて、大野川緑陰道路をタンデム自転車でサイクリングしました。大野川緑陰道路は西淀川区にある自転車歩行者専用道で、車と交差することなく走ることができます。

タンデム自転車とは、2人乗りの自転車でペダルが連動しており前に乗る人と後ろに乗る人で息を合わせて乗る自転車です。このタンデム自転車は後ろに乗る人は操縦などを前の人に任せることができる自転車なので、視覚障害者のかたでも乗ることができる自転車ということで現在注目されている自転車です。しかし、残念ながら現在大阪では2輪のタンデム自転車で公道を走ることは禁止されています。

さらに、今回は、通りがかりの人が、タンデム自転車を見て、「乗ってみたい!」と要望され、計4人が走行体験しました。

乗ったあとに視覚障害者の参加者の方に感想を聞くと、
「歩いて吸う空気よりも、自転車に乗って吸う空気の方がおいしい!」
「前の人に操作を任せられるので、安心して移動できる」
「とても楽しかった。また乗りたい」
などの感想をいただきました。

今回の体験会の様子をボランティアの方が撮影してくれました!動画を配信します!


前回のタンデム自転車体験会の様子
2011/12/18 https://aozora.or.jp/archives/7774

あおぞら財団では、タンデム自転車を貸し出します。大阪府下の公道でも乗れる三輪タイプが2台あります。一日500円/台、イベント貸し出し2,000円/台です。お気軽にお問い合わせください。

■お問い合わせ先
あおぞら財団
電話:06-0475-8885
メール:webmaster@aozora.or.jp

記:相澤

参考記事 「せーの!」でスタート タンデム自転車入門編【動画】

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
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