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ブログカテゴリー » 地域づくり

豊崎長屋の見学会に行ってきました


4月10日13時半から環境住宅研究会で、大阪市北区にあります豊崎長屋の見学会に行ってきました。

豊崎長屋とは築80年以上の長屋群で、2007年から改修・耐震補強プロジェクトが行われてる長屋で、主屋・銀舎長屋、東長屋と西長屋から合計5つの住戸を中心に改修・耐震補強されています。約3.6mの路地空間を挟んで建ち並ぶ長屋群は、登録有形文化財にも登録された家屋も含まれており、長屋文化を使いながら残すという試みがなされている場所です。


今回はそんな豊崎長屋の改修等の様子を見られるということで、環境住宅研究会から7名(財団職員3名)が見学会に参加しました。今回の見学会は山本博工務店(http://himawari-home.com/index.html)主催で行われ、参加者は20名ほどでした。

大阪の一等地に時代のギャップを感じる長屋風景があります。



高層マンションが後ろにそびえ立つ、おもしろい情景が見られました。

改修の最中の長屋では、長屋の歴史が感じられ、この長屋が生まれ変わるのかと思うとわくわくしました。


実際に改修された長屋で、工事の様子などのスライドショーを見て、今回の見学会は終了しました。

今後環境住宅を考える上で非常に参考になる取り組みでした。
少し歩けば豊崎長屋のような魅力に溢れる古いまち並みがまだあるのではないでしょうか?

今回の見学会の様子は山本博工務店のブログ(http://blog.livedoor.jp/himawarihome88/archives/65673552.html)にも掲載されていますので、ご覧ください。

(研究員 相澤翔平)





Filed under: Green(環境住宅研究会),イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2011年4月12日10:37 AM

Greenプロジェクト・スタート


3月14日(月)に、「西淀川から住まいと暮らしを考える環境住宅研究会(第一回)」を開催しました(10名参加)。
区内には、緑豊かな大野川緑陰道路、歴史ある神社、味わい深い路地のある街並み、いろんなモノづくりの工場など魅力的な空間がたくさんあります。
一方で、近年は、工場が移転し、その跡地がマンションや一戸建群に変わり、見慣れた風景があっという間に変わってきています。
また、昨年、地域交流スペース「あおぞらイコバ」を近所の方や学生さんに協力してもらいながら、セルフビルド(自力建設)でつくりました。
そのつながりの中で、改めて、住まいやまちの変化を読み解きながら、「西淀川らしい環境と住まい方」を考えてみようということになったわけです。

第一回ということで、まずはメンバーの顔合わせ。なんの会議がよく分らないうちに参加した方が大半です。互いに、これまでの住宅や建築との関わりなどについて語っていただきました。出てきたキーワードは、長屋、お年寄り、学生、減築、太陽光発電、庭・緑化、自力建設、木造、西淀川での住まい歴、家を買う、環境って何?など。


ついで、代表の松富謙一さん(CASE/まちづくり研究所※1)が、これまでの経験をもとに、コーポラティブ住宅について報告されました。いろんな人が集まって共同で家を建てるそうで、そのメリットやデメリットを話してもらい、出来上がった素敵な住宅の写真も見せていただきました。

続いて、姫島在住の戸田都生男さん(戸田環境企画研究所主宰※2)から、木匠塾の活動について報告いただきました。建築系の学生を中心に、各地の林業地域(川上村・六甲山・美山など)で林業体験や建築制作などを行い、木や山について学ぶとともに、山村の方々との交流なども行っておられます。お薦めの本も紹介してもらいました。

最後に、今後について意見交換しました。実態把握調査や住まい方についての聞き取りをして、研究会も定期的に開きつつ、まち歩きのイベント・講演会などをやりつつ、将来的には事業を立ち上げたいな、ということになりました。

ちなみに、このプロジェクトはGreenプロジェクトと名づけました。英語の頭文字をつなぎあわせていますが、さて何でしょうか?
ぼちぼちやっていきたいと思いますが、参加者募集してます。興味のある方、是非どうぞ。

※1CASE/まちづくり研究所
※2戸田都生男さんブログ





Filed under: Green(環境住宅研究会) — aozorafoundation 公開日 2011年3月25日6:40 PM

池田でエコ・安全ドライブ講習会を開催しました


日 時:2011年2月5日(土) 18:00〜
会 場:池田市民文化会館
参加者:19名

トラック協会河北支部淀川運輸協議会の主催で
「エコ・安全ドライブ講習会」を開催しました。

講習会では藤本健二先生(藤本経営研究所)による
講義とワークショップを行いました。

講習会の内容を一部をご紹介します。

ドライバーの4つの役割

○お客さまの信頼を高める

印象的な話をご紹介します。
藤本先生のお宅にある運送業者(○○運送)が荷物を運んできました。
奥様が玄関の扉を開けると同時に
「今、外はものすごい夕立です。私はここで待たせていただきますので、
洗濯物を取り込んでください。」とドライバーは言うのです。
その出来事があってから、奥様は
「荷物を送るなら○○運送にしようね」とその運送業者を薦めるそうです。

このドライバー1人の気遣いが○○運送全体のイメージを向上させたのです。

○効率を考えた頭脳運転

固定費を削減する
・車齢を延ばす
・事故を減らす
変動費を削減する
・ダラリ運転を防止する
 ※ダラリ運転とは無駄(ダ)・むら(ラ)・無理(リ)な運転
 →そこでアイドリングストップや定速運転などエコドライブが必要となるのです。

○安全を考えまもりぬく

トラックビジネスを向上させた4つの功績
1.GPS
2.デジタルタコグラフ
3.ドライブレコーダー
4.環境対応車

○人間性あふれた職場づくり

ここでワークショップ
「隣の人の良い点を3つ褒めてください。」

照れくさそうでしたが、
みなさん真剣に取り組んでいました。




Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2011年3月15日3:59 PM

西淀川交通まちづくりプロジェクト 意見交換会の開催


2011年2月28日(月)18:30-20:00
場所:あおぞらビル3階 会議室
参加者 16名(+スタッフ3名)

 2月28日に、西淀川交通まちづくりプロジェクト 意見交換会を行いました。参加者は、スタッフを含めると全部で19名です。今回は、プロジェクトの参加者に加えて、区役所の区民企画担当の方3名、第2回目に講師としてきていただいた視覚障害者の山本美恵子さん、千舟地区で自転車対策に取り組んでいらっしゃる日下一夫さんも来て下さいました。

 今回の意見交換会は、交通まちづくりプロジェクトの1年間の成果報告および区役所との意見交換を目的として開催しました。提案内容は、JR塚本駅前周辺の放置駐輪を中心とした自転車を活かしたまちづくりについて、障害者の模擬体験会、バリアフリーマップ等の誰もが移動しやすいまちづくりについてです。


写真:交通まちづくりプロジェクトから区役所に提案している様子

 主な意見として、次のようなものがでました。
 【JR塚本駅周辺の自転車対策協議会の設置について】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・JR塚本駅の放置駐輪で、障害者の方、歩行者、いろんな人が困っている。
・自転車まちづくりについて、まちのビジョンを地域で作る事が大事ではないか。
  ・JR塚本駅周辺については、西淀川区を先行して対策を行ってはどうか。
  ・協議会を作らないと話が進まない
  ・協議会では、警察、JRなど、様々なところの協力を求める事ができる
 (区役所から)
  ・塚本駅は淀川区に位置している。塚本駅の放置駐輪は、西淀川だけでは解決できない。
  ・問題意識は、淀川区と西淀川区の両方で共有している。
  ・淀川区や住民と一緒に協議していこうとしている。
  ・西淀川区は、駐輪対策を早く始めた。淀川区は、新大阪駅などを先に取り組んでいる。
  ・西淀川区と淀川区で少しタイミングが合わない。時間がかかる。

 【駐輪場の情報について】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・看板をわかりやすく設置して欲しい。もっと語りかけるような書き方にしてほしい。
  ・駐輪場の情報が不足している
  ・空いている駐輪場に誘導した方が良い。情報は協議会がなくても共有できる。
  ・駐輪場が空いている時は、「空」の表示をしてはどうか。
 (区役所から)
  ・行政が作る看板は、情報に漏れがないようにしているため、文字が多くなってしまう。
  ・できることは、建設局と一緒にやっていきたい。

 【自転車のマナーについて】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・ハードの整備と心の整備の両方で、まちの方針が必要。
  ・西淀川区に住んでよかったと思えるようにしていきたい。
  ・柏里商店街は放置駐輪が多くて、盲導犬と一緒に歩きにくい。
  ・せめて、誘導ブロックの上には駐輪しないでほしい。
  ・困っている人がいるということを共有していきたい。
  ・聞いただけではなく、体験して実感していかないとわからない部分がある。
  ・近くに住んでいる人が自転車に乗っている。歩ける距離の移動は、できるだけ歩いてほしい。
  ・無灯運転や2人乗りもいる。
 (区役所から)
  ・マナーが大事である。放置駐輪はいたちごっこになっている。
  ・区では、小学生を対象にしたマナー教室も実施している。
  ・マナーを含めた対策が必要である。新たな駐輪所の設置には時間がかかる。
  ・駐輪場を無料にすると、置き方が乱雑になり、廃棄する目的で駐輪する人もいる。
  ・駐輪料金の150円/日は上限で、条例で決まっている。遠いところは、駐輪料金を安くしている。
  ・自転車マナーへの罰則は、西淀川区だけの話ではない。

 【住民と行政の協働について】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・ボランティアで手伝ってもよいという人もいると思う。
  ・住民のアイディアをどこに持って行けばよいのか。
  ・区の方針を示していただいた上で、市民、財団ができることを考えていきたい。
 (区役所から)
  ・区は、地域の人々の積極的な協力を必要としている。できることから取り組んで行きたい。

 本年度の交通まちづくりプロジェクト活動は、今回の意見交換会で一旦終了いたします。来年度も引き続き、活動していく予定です。具体的な内容が決まりましたら、blogやチラシなどでお知らせしていきたいと思います。

– – – – –

第1回目の報告はこちら:「お話&疑似体験! 車いすの視点でまちをチェックしよう」
第2回目の報告はこちら:「お話&疑似体験! 視覚障害と高齢者の視点でまちをチェックしよう」
第3回目の報告はこちら:「話合い:西淀川区の移動・外出について話し合おう」
第4回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(1)」
第5回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(2)」
第6回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(3)」
第7回目の報告はこちら:「調べた話し合った内容の使い方について話し合おう」

– – – – –
西淀川バリアフリーマップ(どなたでも編集ができます)
西淀川バリアフリーマップに関するblog記事

(谷内)




Filed under: 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011年3月10日10:53 AM

タンデム自転車貸し出しスタート!


2011年3月6日、大阪市淀川区にて開催された「第4回 Do!ほっこり市in野中」に、タンデム自転車を貸し出しました。これは、同イベント関係者の視覚障害者の方から依頼があったもので、秋に淀川河川敷で開催される予定のイベントに向けて、タンデム自転車のPRをしたいとのことでした。

あおぞら財団も協力している「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」では、希望者が気軽に試乗ができるように、タンデム自転車13台を数箇所に分けて保管しています。
多くの方に体験していただこうと貸し出しも行なって行くことになりました。その第一弾として、今回貸し出すことになりました。依頼者は、一昨年の長居公園での試乗会に参加した時から、こうした機会を待っておられたそうです。ありがたいことです。


あおぞら財団から、大野川緑陰道路を抜けると、そこは淀川区です。これまでは車での輸送が多かったのですが、自走できるというのはラクチンです。寄贈いただいた「八尾ライオンズクラブ」さんに改めて感謝。

イベントには多くの方が参加しておられ、アットホームな雰囲気でした。最初は、安全面を考えて、端っこで子どもや視覚障害者の方に乗っていただいていました。始めて乗ると、最初はコワイという子もいましたが、慣れてくると楽しそうでした。そのうち、もっとPRした方が良いだろうということで、グランドの真ん中で、警備の人に見守られながら、走ることに。やっぱり走行距離が長い方が楽しい乗り物です。秋の河川敷でのイベントが楽しみです。

というわけで、あおぞら財団では、タンデム自転車を貸し出します。大阪府下の公道でも乗れる三輪タイプが2台あります。一日500円/台、イベント貸し出し2,000円/台です。お気軽にどうぞ。

参考:JCA [平成21年度] タンデム自転車の普及に関する調査研究事業報告書がダウンロードできます。http://www.j-cycling.org/about/research.html

(担当:藤江)




Filed under: タンデム自転車,自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011年3月6日4:03 PM
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