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歌島中学校 職場体験実習受け入れ

9月7日、8日の2日間、歌島中学校2年生の生徒4名が職場体験であおぞら財団に来ました。活動の様子と感想を紹介します。
1日目
あおぞら財団では、機関誌「Libella」と「資料館便り」を年に4回発行し、郵送で賛助会員さんなどにお送りしています。午前は、10月に発送するための封筒の準備を行いました。
封筒に「ゆうメール」スタンプを押印する仕事と、宛名シールを貼る仕事にそれぞれ分かれて作業しました。私語もなく、みんな黙々と作業してました。1日かけて作業する予定でしたが、みんなの頑張りのおかげで、午前中ですべての作業が終わりました。
午後からは、大野川緑陰道路でセミのぬけがら調べを行いました。

職場体験1

ぬけがらの見分け方を教えている様子です。みんな身を乗り出して真剣に聞いています。
「絶対にアブラゼミを見つけるぞ」と意気込んでいましたが、結局この日は見つかりませんでした。

2日目
この日の午前も、セミのぬけがら調べを行いました。昨日、アブラゼミを見つけることができなかったので、今日こそは絶対に見つけようとみんな張り切っていました。 職場体験2

午後からはセミの仕分け作業を行いました。結果は以下のとおりです。

●大野川緑陰道路:大島橋~エルモ西淀川

クマゼミ

アブラゼミ

オス

220

0

メス

234

0

合計

454

0

●大野川緑陰道路:エルモ西淀川~43号線

クマゼミ

アブラゼミ

オス

65

0

メス

92

0

合計

157

0

2日間で合計611個のぬけがらを集めましたが、アブラゼミを見つけることができませんでした。アブラゼミを見つけることができず、みんな残念がっていました。

職場体験の感想

ぼくは、昨日の午前中は手紙や住所のシールを張りました。ちょっとしんどかったけど、がんばりました。午後は早退してしまいました。
そして今日は、セミのぬけがらを取る仕事をしました。楽しかったです。またやってみたいと思います。そして、またあおぞら財団にきたいと思います。

YK

初めて仕事をするので、書く仕事や機械の仕事だと思っていたけど1日目の午前中はシールを封筒に貼ったり、ハンコを押したりしました。仕事らしいことをしていると思っていたら午後はセミのぬけがらを集めるという仕事でした。これは遊びみたいと思っていたら、結果的には今の自然はどうなのかがわかったので、こういうのも役に立つ仕事かなと思いました。
このセミのぬけがら集めは1日目の午後と2日目の午前にやりました。でも自然が豊かなところに多いアブラゼミは1匹も見つからず、都会に多いクマゼミが多く取れました。でも思ったより楽しかったのでよかったです。この体験で、まじめな仕事と楽しい仕事がそれぞれあるのだなと理解しました。

TY

最初は、ここは何をしているところだろうと思っていました。けど、担当の小平さんの説明を聞いていくうちに昔は、車が出すガスや工場の煙とかで、たくさんの人がぜん息になってしまって大変だったことがわかりました。しかもそれが、高度経済成長期の頃というので、教科書に載っているほどいいことばかりではないんだなと思いました。他にも、今の大野川緑陰道路も、もとは泥川だったという話や、工場や自動車などが出すガスのせいで病気になった人や、その家族がいろいろな活動をして大きな会社や、国を相手に裁判で勝ったという話しなどを聞きました。
セミのぬけがら集めは疲れました。ぼくも地球にやさしい活動をがんばってみようと思います。

TT

職場体験で、あおぞら財団に行くことが決まり最初に思ったことは、どんな仕事をするのだろうということです。そして、職場体験1日目の午前中は、封筒にハンコを押したりシールを貼ったりする仕事でした。本当に仕事をしている感じがしました。合計500枚ぐらいの封筒にハンコを押しました。午後はセミのぬけがらを調べをしに、大野川緑陰道路に行きました。予想以上にぬけがらは少なく、合計150個ぐらいしか集めることができなかったので明日の午前中は、もっと集めようと思っていました。そして、次の日の午前中にまた行きました。よく取れました。かぞえてみると、400個ぐらいありました。環境について取り組むのは、すごく大事なことだというのをこの職場体験で学習することができました。

AS

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,職場体験実習(中学生) — aozorafoundation 公開日 2011年9月14日11:53 AM

エコミューズのHP更新

僕は、9月7日にエコミューズのHPの更新をしました。
無題

上の写真は、エコミューズの研修受入のページであり、最近の受入例がなかったため、同サイトのブログから1つ1つ入力して更新しました。また、そのブログに行くようにリンクも挿入しました。

また、他にも出張授業のページも先ほどと同じように更新したり、活動報告書のリンクを直したり、エコミューズに僕達のブログを投稿したりなど、色々な作業をしました。

 この作業は、細かいことが多かったので、ページを編集する作業に慣れていても、3時間以上かかりましたので、かなり疲れました。けど、この作業を通して色々な人が研修に来たり、様々なところへ出張授業をしていることを知ることができました。また、韓国人など様々な方が財団に訪問していることに驚きました。

あおぞら財団インターン生 近畿大学3回生 榎田 健二

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年9月8日10:36 AM

西淀川公害患者と家族の会資料袋詰め

9月2日に西淀川公害患者と家族の会の資料袋詰めをしました。8月30日に行った、坂和章平弁護士の資料袋詰めと同じ方法で作業しました。

 IMG_6397

前回袋詰めの作業した坂和弁護士の資料と違って、写真の資料があることに気が付きました。

整理番号が書かれた付箋がファイルの表紙に付いてなかったので、中身を確認しながらの作業でした。中の資料が整理番号順になっていなかったので、少し大変でした。封筒に入らない資料は、布に包んで保存しました。

 

インターン生の感想

 前回、整理した資料は弁護士方から頂いた資料のため、裁判に関する資料が多かったのですが、今日、整理した資料は患者と家族の会から頂いた資料のため、患者さん達の集会のビラや広報誌から患者会の日報等があり当時のありのままの状況がよく想像できました。

近畿大学 3回生 西田 貴裕 

各ファイルの中の資料が整理番号順になっていなかったので、少し大変でした。当時の患者さんの名簿や写真、西淀川公害の新聞記事などがあって、とても興味深かったです。時間があれば、じっくり見てみたかったなあと思いました。

京都学園大学 3回生 林田友理恵

今回、西淀川公害の患者さんの書いた作文や新聞記事などの資料を袋詰めして、この公害についてさらに知りたくなりました。また、資料の数は非常に多かったですが時間はあっという間に過ぎました。そして、この貴重な資料の作業の少しでも力になれたと思うととてもうれしいです。

近畿大学 3回生 鐘江元気

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年9月7日1:28 PM

在庫整理

私たちは9月5日と6日に、6階の倉庫にある過去の資料の在庫を、保存する物と廃棄する物に分ける作業をしました。

まず、倉庫にある在庫を下ろします。そして、分野ごとに分けました。
IMG_6399
在庫の数が非常に多いため、4つの長机を埋め尽くすくらいの数でした。

そして、保存する各資料の年度、題名をパソコンに入力してラベルを作り、資料を段ボールに詰めました。
IMG_6413

IMG_6411
この作業で、在庫にあった資料は、棚に収まるくらいの数になりました。

また、かなりの数の資料を廃棄しました。
IMG_6415
ちなみに、上の写真は2日目の写真であり、1日目の廃棄物は、これの3倍くらいの数でした。

 この作業をしたインターン生の感想

  6階にあった大量の在庫を3階に下ろしたり、大量の廃棄物を1階に下ろしたりとかなりの肉体労働となった。また、Excelに在庫資料の題名や年代を入力するなど、とても疲れました。整理した資料の中には、10年以上も前の資料もありましたが、廃棄物の数(特にパンフレットの数)が非常に多かったので、1年に1回くらい在庫を整理して欲しいと思いました。

近畿大学 3回生 榎田健二

  在庫整理は2日間ずっと行われて肉体的にしんどかったし、廃棄する雑誌やパンフレットの数もとても多かったが、その分終わったときに充実感を得ることが出来ました。また、4人のインターン生で協力しながら作業することによって更に4人の仲が深まったと感じました。そして、この2日間ずっと私たちの在庫整理の指導をして下さった浅井さんに感謝したいと思います。

近畿大学 3回生 鐘江元気

 在庫を降ろすときや部屋で整理するときに在庫の量にびっくりしました。何がどんな資料か最初は分かりませんでしたが、エクセルでデータを保存するときに大体分かってすっきりしました。廃棄の量がとても多く、少しもったいないなあと思いました。保存する分と廃棄する分を分けたり運んだり、ずっと動いていたので2日間疲れました。書庫に最後戻したときは達成感がありました。

京都学園大学 3回生 林田友理恵

 今回の在庫整理は資料の数が2日もかかるほどの多くあり、その内容は昔に配布したパンフレット等の資料がほとんどを占めていました。しかしパンフレットの全てを置き続けることはできないため各々を一定の数だけ保管し余分な数は廃棄することになりました。確かに数も多く大変でしたが、それと同時にここの資料のすべてが財団の歴史そのものだと感じ達成感もありました。

近畿大学 3回生 西田貴裕

大経大ボランティア実習論 受け入れ

大阪経済大学のボランティア論の授業を受講する学生3人を、2日間受け入れました。
男子学生3名、みな真面目に一生懸命に頑張っていました。どうもありがとう。
彼らの活動記録と感想を紹介します。
(小平)

ボランティア実習論 2日間の活動記録

大阪経済大学生があおぞら財団さんのもとで実習をさせていただきました!!

<1日目>

・セミのぬけがらを、大野川緑陰道路を地点別で、2か所に分けて採集しました。初めは、大島橋からエルモ西淀川という建物まで採集し、その後エルモ西淀川から国道43号線まで採集しました。ほとんどのぬけがらがクマゼミであり、アブラゼミがほとんどいませんでした。採集後、ぬけがらを種類別(クマゼミとアブラゼミ)と性別に分け、それぞれを数えました。クマゼミのオスは75個、メスは64個。アブラゼミはメスのぬけがらがなく、オスが3個でした。私達が採集したものの結果を見ても、今までに採集していた記録も見ても、大島橋からエルモ西淀川にはアブラゼミがほとんどいませんでした。エルモ西淀川から国道43号線まではアブラゼミが存在し、近年増加していることがわかっています。何が原因で増加しているのかは、未だわからないままです。その後、フードマイレージゲームの整理をしました。なかなかの量で一人でやるには難しいだろうな・・・と思いつつも3人で作業しました。一人一人作業を分担して、行った結果ものすごく要領よく早く終わってしまいました。今まで知らなかった食物の消費で、思っていた以上に公害汚染が進んでおり、このままではまた汚染による病気がでるのではないか?と思いました。

ここで1日目の作業は終わり感想(下に記述)を書かせていただきました。

<2日目>

・2日目は、大野川緑陰道路を中心にセミの分布、地点別調査による結果をまとめるものとして、地図を作成しました。地図を作成といっても元々あった自転車マップを簡略化し、よりよくわかりやすくするために、いらない線(道路)を減らし、かなり見やすくなったと思います。最初作っている段階でどんなものができるか少し心配になりながらも、続けて作業をしていたのですが、やはり難しくなかなか進みませんでした。ポイントごとにわけ、必要な道路と線路を抜き出し,それを図示しました。徐々に、地図が出来てくると、嬉しさと喜びとでどんどん作業が進んでいきました。そして、ほぼ完成しかけてきたとき、道路と線路と大野川緑陰道路とそれに関し象徴する建物だけでは、物足りなかったので学校を書いたのですが、想像以上に学校が多く最終的に清書したとき書ききれなくなり、削除してしまいました。勢いだけでやったのが少し阿呆だと感じました。完成後、思ったことが、私が言うのもあれですが、かなりいい地図ができたと思います!!この実習を通して、私達は小学生の授業であった図画工作を思い出したりもしていました。楽しかったです。よかったらみなさんも、実習しに来て下さい!!

記述者 山野

IMG_0295

 

<感想>

西淀川公害問題を知り、あおぞら財団様の活動をボランティアを通じて学べたことを嬉しく思います。

 公害の歴史を保存し、それを地域の人々、未来の子供たちにつたえていきたいという、あおぞら財団様の理念には深く感銘を受けました。

 セミの抜け殻を採集することで周辺の環境や生態系を調査し、都市化による環境変化の指標になることにも驚きました。これは誰にでも出来る活動ですが、こうした活動の一つ一つが、地域の町づくりにつながっていくのだと感じました。

 

大阪経済大学3回生

谷 大輔

 

 

私は今回あおぞら財団で、セミの抜け殻集めをやらしていただいたり、西淀川区の大気汚染や公害の歴史を学ばせていただき、たいへん感謝しております。

 セミの抜け殻集めは子供のころに、セミの抜け殻を集めて遊んだのを思い出してとても楽しく行うことが出来ました。まさかこんなことから地域の環境調査ができるなんて思ってもいなくて、貴重な経験が出来たと思います。

 それ以上に感銘を受けたのが公害のビデオやら西淀川の歴史の話です。私は田舎育ちなので、公害や大気汚染とは無縁な少年時代をすごし大阪に移り住んだ今でも身近なところで、身に危険が迫るほどの、大気汚染に遭遇したことはないのですが、この西淀川ではほんの40年ほど前まで工業排水や有毒スモッグやごみの投棄などが原因でいまでは考えられないくらい荒れていて、すごい数の被害者がでたそうです。しかしそれを打開したのは住民の強い思いであり、頑張りです。今の西淀川区はキチンと整備せれ、人口がどんどん増え大気汚染の過去や裁判のことを知らない住民が増えてきています。ですが、ここでその過去の情報を費やしてしまっては、将来同じことや、近いことを繰り返す可能性があります。

そんなことがないようにしっかりと後世にこのことを伝えていってほしいと思います。

あおぞら財団はその任を果たす上で重要なポジションを占めていて、たいせつな存在だと思います。これからも有意義な活動を期待しています。

 

大阪経済大学2回生

小岩 智哉

 

 

 

 今日の実習で、セミの抜け殻を集めるという作業をすること自体初めての経験で、実際に集めてみると圧倒的なクマゼミの量でした。アブラゼミの場合は気のせいかもしれませんが、イチョウの木にくっついていることが多かった気がします。地域の都市化や、地球温暖化による公害で生態系に異変が生じ、今回のセミに関しても、都市化による土の硬化によってクマゼミが増加しているのも明らかでした。人間が地球を破壊し続けるこの世界で、どうやって環境汚染をなくす、いや、なくすのは難しい。だから、減少させるためには、どのような対策をすべきかで、今後試されると思います。

 

大阪経済大学2回生

山野 純平

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,ボランティア,事務局 — aozorafoundation 公開日 2011年9月6日2:58 PM
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