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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

2022西淀川区健康いきいき展に出展(10/22)

10月22日に開催された2022西淀川区健康いきいき展にて、あおぞら財団も出展しました。健康いきいき展は3年ぶりの開催です。コロナ禍の中ということで、例年実施していたハイチェッカーでの肺年齢チェックは行わずに、代わりに呼吸筋ストレッチ体操を行いました。他の団体も試食や接触をできるだけ避け、感染対策を行いながらの実施でした。

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環境再生保全機構の呼吸筋ストレッチ体操の動画を見ながら、体操を行います。動画は10分ほどで、のべ80人ほどの方が参加してくださいました。
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今はコロナ禍とういことで、マスクで息苦しくなっている方もたくさんおられます。呼吸筋を鍛えることで、呼吸を楽にすることができますし、肩こりもすっきりします。
みなさん体操のあとはすっきりした顔をして帰っていかれました。

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独立行政法人環境再生保全機構:呼吸筋ストレッチ体操動画

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2022年11月2日10:34 AM

谷智恵子弁護士にインタビュー(9/30)

9月30日に、西淀川大気汚染裁判に関わった谷 智恵子弁護士にインタビューをさせていただきました。このインタビューは、西淀川大気汚染公害について学びたい方、深く知りたい方向けの動画を作成するために撮影しました。
谷先生は、司法修習生の頃に西淀川大気汚染裁判に出会い、大気汚染公害の深刻な状況を知ります。共同不法行為の立証は難しいと感じながらも、これはどうしてもやらなくてはいけないと西淀川公害裁判の弁護団に加わったそうです。
「裁判を動かすのは真実」と信じ、公害患者の被害を伝えるのが弁護士の仕事との思いから、現場に足繁く通ったそうです。100の無駄の中から一つの思いもかけない真実が見つかることがあるとお話してくださり、現場を大事にされる姿勢に感動しました。
今回の撮影は、西淀川在住の映画監督 岸本景子さんに協力していただいています。15分ほどの動画に編集し、ネット上で公開する予定です。
できあがったら、是非多くの方にみていただきたいと思っています。
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※2022年度地球環境基金助成事業として実施しています。

谷 智恵子先生(大阪法律事務所のページ)

岸本景子監督 twitter

エコミューズ資料勉強会(9/29)

さる9月29日(木)に、西淀川・公害と環境資料館では、定例会議と資料勉強会を行いました。定例会議と資料勉強会は月に一度の頻度で実施しています。

今回の資料勉強会では、西淀川公害裁判の節目となった3・18府民大集会(1988年)の資料について検証しました。当時、会場である中之島公会堂が満員となる程の大集会でした。資料からはその熱気が伝わってきます。

エコミューズ小田館長の指導のもと、資料の勉強会をしています

資料勉強会の様子

 

西淀川公害運動のターニングポイントの一つ「早期結審・完全勝利をめざす3・18府民大集会」

 

3.18府民大集会の資料。講演や報告だけでなく劇もされていました。

 

西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)HP
http://www.aozora.or.jp/ecomuse/

第14回エコミューズ運営協議会を開催しました(10/13)

さる10月13日(木)に第14回エコミューズ運営協議会を開催しました。
西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、資料館の活動を発展的におこなっていくために、その運営について多様な意見や助言を得る場として運営協議会を年に一回、開催しています。
今回、7名の委員の方が全員オンラインでの参加、小田館長と事務局スタッフは資料館からの参加となりました。
画面越しですが、貴重な意見交換の場となりました。

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西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)HP
http://www.aozora.or.jp/ecomuse/

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 10:03 AM

公害のことをみんなに伝えよう 公害に関する動画作り(龍谷大学政策学部清水ゼミ)(10/9)

龍谷大政策学部清水ゼミと西淀川在住の映画監督・岸本景子さんチームに協力してもらって、大気汚染公害についてより深く学ぶための動画を作ることになりました。10月9日に、のその動画づくりのために、西淀川公害患者の家族と会の方にインタビューを行いました。

朝9:30、講師班が集合し撮影機材整備完了。動画を撮る臨場感が感じられました。
講師陣は監督:岸本さん、脚本:堤さん、カメラ:坂さん、音響:平川さんの4人です。また、あおぞら財団の藤江、公害資料館ネットワークの白神さんも参加しました。

10時過ぎてから、清水ゼミ学生が相次いで到着。
簡単な自己紹介を終えて、早速作業を始めました。

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本日の目的は、西淀川公害患者と家族の会の事務局長を務めている上田敏幸さんと、公害患者である岡崎久女さんにインタビューを行うことです。
撮影、照明や録音器具、さらに撮影の流れを事前に理解しておかないといけないので、講師陣の指導の下で、学生の皆さんがコツコツ頑張っています。

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カメラok、照明ok、録音okとなり、試し録画を始めました。

動画を編集する際に、画面と音声を一致させる為に、特別な合図が必要です。それがこの「かちんこ」です(格好つけているわけではない)。

学生さん一人一人に意気込みを話してもらい、撮影を行いました。カメラを前に緊張が見られましたが、順調に進んでいるのは何よりです。

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昼ご飯は、歌島にあるインド料理屋さん「ジャムナ」のカレー2種、ナン、ご飯とサラダです。ナンの量は驚くほど多いので、カレーと計算しながらバランス良く食べないとおみやげとして持って帰ることになってしまいますよ。

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そして午後になって、上田さんと岡崎さんが来られました。いよいよ本番インタビューに入ります。

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いきなり本題に突っ込むのはさすがにストレート過ぎるので、やはり雑談を皮切りに始めたの方が良いのでは?ということで、上田さんの昔の職場の話や岡崎さんのセロリ嫌いの話を和気あいあいと伺いながら、公害に関する話題に進みました。

お二方の話によれば、公害訴訟を起こした患者さんたちは、ほぼ「怒り」に駆使され、公害反対運動を始めたようです。自分は何の間違いもないのに工場や自動車からの排気ガスに苦しまされ、公害病になってしまった。この工場や車への「怒り」が出発点となって、公害訴訟が行われました。

しかし、歳月は公害との闘いの中で過ぎ去り、この冷たい思いには、温かい何かが芽生えました。彼らを支えたのはもはや「怒り」ではなく、いつの間にか「次世代にこの苦しみを味わせない」ことになりました。確かに自分の経験に対してはすごく悔しいが、子どもや孫のことを考えて、自分が体験した公害は、決してもう一回彼らに体験させるわけにはいかないという思いで、公害に関する情報を知らない人に知ってもらいたいとお二方は語りました。

また、「患者さんの笑顔」を見ることが一番の喜びだと上田さんが話していました。お互いの気持ちを知り、支え合いながら、より遠く所まで歩んで来られたのだと思いました。

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公害患者の生の声を聞いた学生たちは、公害に関する認識はより一層深くなり、これから動画作り、さらに公害防止や環境保全活動の担い手のたまごとして、期待されます。

(あおぞら財団アルバイト・インターン、龍谷大博士後期課程学生 王)

※この動画作成は、 2022年度地球環境基金事業「誰ひとり取り残さない! 気候変動を構造的にとらえ未来につなげる教育プログラムづくり」の一環として、龍谷大清水ゼミの協力、岸本景子映画監督チームの協力を得ながら実施しています。

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2022年10月28日6:28 PM
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