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とよなか国際交流協会職員研修(2/3)

2021年2月3日、とよなか国際交流協会の職員研修を受け入れました。参加者は11人、屋外でのフィールドワーク中も原則、マスク着用の上、研修室では間隔を空けて着席するという形で感染症対策に配慮して実施しました。
インターンの鹿さんのレポートと、参加者のみなさんのご感想を紹介します。

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今回、あおぞら財団の研修を体験しに来ていただいていたのは、とよなか国際交流センターの職員さんたちです。
阪神出来島駅から出発し、歩きながら説明を進めていきました。あおぞら財団の栗本は、出来島小学校前でマイクをつけながら、周辺にあった大気汚染や騒音の問題を紹介した後、道路周辺の環境汚染対策の設備をみんなで探すよう呼びかけましました。普通に見える学校の壁は光触媒を使ってNOxを付着させるものであり、地面の舗装も騒音を低減させる素材であるなど、目立たないものが日常の環境汚染の減軽のためのものであることに、みんな感心しました。
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大和田の方に歩いていく途中、ちょくちょく海抜が書かれている表示が見られました。時に海抜がマイナス1メートルであったりとか、地盤沈下の様子や、浸水した場合の厳しさがわかりました。特に神崎川の上の橋に立っていると、川より両岸の道路の方が低いことがはっきり見えます。
あっという間に昼頃になり、昼食のためハラールレストランに行きました。近くにマスジド(モスク)と売店もあって、移民のコミュニティの生活が垣間見えます。
少し売店での買い物を含めて休憩した後に、静かな住宅街を通って大野川緑陰道路に入りました。川を埋めて作った道路が驚きで、緑が溢れる環境にみんな感心しました。
あおぞら財団に戻って、公害患者の池永末子さんから当時の状況や病気の話を聞かせてもらいました。
資料館を見学した後、最後に、1日のふりかえりとして、3つのグループに分かれて、みんな自分の思ったキーワードを付箋に書いて、白い紙に貼りながら説明していました。
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みなさんのお話を聞きながら、自分の中にも2つのキーワードが浮かびました。
一つ目は「変化」です。あおぞら財団でのインターンを始めから半年になった今でも、緑陰道路の建設経緯に感心します。過去40年の変化が大きい所、その背景はたくさんの住民の努力がありました。池永さんのお話によりますと、当時の公害患者は自分や家族のためのエネルギーが使い切れないようにあったのだと感じました。そして今になっても、池永さんは、子ども食堂への手伝いなど、ご高齢にも関わらず、自分のできることをやり続けています。従って、「変化」については、変わったのは環境や環境への認識があるのに対し、変わっていないのは人の心であると思います。
この変わってない心につながっている二つ目のキーワードは「パワー」です。国民が大手企業、さらに国を相手に自分の主張を言い続けた20年。中に非特異性疾患である大気汚染の公害病の認定に協力した地元の医師たちや、汚染源の追跡に証拠集めた弁護士たち、そして裁判を一から勉強し、自分の境遇を全国に知らせていた住民たちがいた。このパワーは今でも違った分野で続いています。公害患者たちは今も公害の歴史などを若い世代に話し続けていて、そしてこのあおぞら財団も、環境保護などの事業を通じて、西淀川区内だけでなく、国内外の地域間の交流を続けています。
私にとって2回目のフィールドワーク体験でありますが、新しく学んだ事が増えました。
(インターン生 鹿)

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◆参加者の感想(抜粋)
・今回の研修では、西淀川の公害を通じて、環境、まちづくり、防災、外国人、教育、世代間交流…etc、人権にかかわる問題の交差性を実感しました。このあたり、普段からもっと意識したいなぁと思います。

・池永さんのお話は素朴で飾らない中にもぶれない意志、思いも感じることができました。このパワーはどこからくるものなのかと思いましたが、支える人びと、共に闘う仲間がいることは大きいなぁと感じました。

・特に池永さんには、コロナ禍の中、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。私自身、知識としてしか持ち合わせていなかった公害の問題が、身に染み込んだように思います。“昔の話”“違う地域の話”ではなく、現在、自分にもかかわる大きな問題であると感じることができました。

・生まれ育った場所に住み続ける/続けたいだけなのに、それをするためには闘い続けなければならないこと。20年の裁判を続けられた理由、モチベーションについて(当日もお話いただきましたが)もっと知りたいと思いました。当事者でない側が学び、日常の意識を変えていきたいと思いました。

・池永さんのお話、しなやかな強さを感じました。“自分たちが動かねば!”という強い思いとともに、当事者が動かなければ動かない社会の在り方を再度見つめ直すことができました。“公害”はこれまで、教科書の中の話のように感じていましたが、池永さんのたすきを私自身がちゃんと受け取らないとと思いました。

・豊中市内も自動車の交通量が多いです。研修後、ネットでPM2.5の数値を調べたりしてみました。自分が在職・在住している町の環境にももっと関心を持たなくてはいけないと気づかされました。

・20年かけて、粘り強く勝ち取った。本当にすごいなと思いますし、励まされます。さらに闘って倒すのではなく闘ってつながる。今もいろいろな地域とつながる。心が震えました。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2021年2月16日4:44 PM

香川県では2021年3月16日からタンデム自転車の公道走行が可能になるそうです

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

香川県では2021年3月16日からタンデム自転車の公道走行が可能になるそうです。これで四国は4県すべてで走行できますね!
https://www3.nhk.or.jp/…/takam…/20210212/8030009237.html
3/16~
40道府県で走行可能。走行不可はあと7都県です。
1960年~:長野
2008年~:兵庫
2009年~:山形
2010年~:愛媛、広島、宮崎
2013年~:佐賀
2014年~:新潟
2015年~:愛知、群馬、京都
2016年~:富山、大阪、静岡
2017年~:大分、島根
2018年~:千葉、滋賀、山梨、山口、高知、福岡、鹿児島
2019年~:茨城、福島、熊本、青森、栃木
2020年~:北海道、奈良、岡山、宮城、三重、沖縄、徳島、石川、福井、和歌山
2021年~:岐阜、香川

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車,地域づくり — aozorafoundation 公開日 2021年2月15日11:44 AM

楽らく呼吸会で呼吸ケア・リハビリ(1/22)

1月22日(金)に、楽らく呼吸会を行いました。今回は新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下での開催となったため、急遽オンラインで西淀病院とあおぞらビルの会議室をつないで行いました。

参加者は6名(スタッフも含む)。今回のテーマは、「呼吸リハビリ、じぶんでできる運動」というタイトルで、西淀病院リハビリテーション科の奥園先生、小山先生に教えていただきました。

最初に、奥園先生から、COPDの基礎知識や効果的な呼吸方法、日常生活の工夫などについてお話していただきました。内容は、環境再生保全機構の「呼吸リハビリテーションマニュアル」に準じています(こちらのページからダウンロードできます)。

呼吸器疾患では、体調を確認しながらセルフマネジメントをきちんと行うことが大事です。セルフマネジメントには、「病気の理解」「禁煙」「薬物療法」「運動療法」「栄養療法」「在宅酸素療法」「増悪の予防」の7つの要素がありますが、特に重要なのは「病気の理解」と奥園先生は仰っていました。呼吸器系の疾患の治療は長期にわたりますので、お医者さんや家族に任せっきりにするのではなく、自分から前向きに向き合うことが大事です。

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セルフマネジメントの7つの要素

お話の後は、呼吸リハビリ体操です。スクリーンに大きく映し出された小山先生の動きに合わせて、参加者のみなさんも体操を行いました。肩、首、体幹、背筋のストレッチなどを行うことで、息切れを改善し、運動機能を高めることができます。

先生が肩のストレッチ体操をしています

スクリーンを通して先生の動きをみます

参加者のみなさんが首のストレッチをしています

先生の動きに合わせて体操をしました

体操の後は質問タイムです。日頃、患者さんが困っていることをお聞きしました。

質問1 公共の場で咳が出た時、ひどく注目を浴びるので困っています。咳は止めようと思っても止めることができず、ぜん息なのに新型コロナ感染症ではないかと勘違いされます。

→(先生からの回答)咳が止まらない時には、まず、気持ちを落ち着けて、口すぼめ呼吸や腹式呼吸などの呼吸法を試してみましょう。息がしやすくなって、咳が止まりやすくなると思います。普段からこれらの呼吸法を練習しておくといいですね。

 

質問2 今日みたいにみんなで集まったら体操も楽しいけれど、一人ではなかなか続けられない。どうやったら運動のモチベーションを保つことができますか?

→(先生からの回答)続けるコツは「楽しく」ということです。最近は、youtubeなどに様々な楽しい体操や運動があるので、探してみてはどうでしょうか? また、簡単な体操は、毎朝やるなど習慣化できるとよいですね。

最後の質問タイム

最後は質問タイム

最後に、先生から「コロナ禍では免疫を高めることが重要!」とのお話がありました。免疫機能を維持するためには「ビタミンD」が必要ですが、ビタミンDを摂取するには、日光にあたること、キノコ類(特にマッシュルーム)を食べることの2つが大事とのことです。

参加者のみなさんからは「参加者のみなさんは体がすっきりして呼吸がしやすくなった」、「一人ではなかなかできないけれど、みんなとやると楽しかった」「雨で出かけるのが億劫だったけれど来てよかった」との感想がありました。

コロナ禍の中、様々な会合を実施するのが難しくなっています。今回は、少人数で感染症対策を行い、リモートで病院とつないで楽らく呼吸会を実施することができました。今後も、できる範囲で、呼吸ケア・リハビリの取組みをすすめていきたいと思います。

(谷内)

〇次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~

楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

次回は薬剤師さんを講師としてお呼びして、「薬について」のお話をお聞きします。

小児ぜんそくの保護者の方も大歓迎です。楽らく呼吸会で参加されている方の中には、ご家族がぜん息患者さんという方が何人もおられます。少しでも興味があれば是非、楽らく呼吸会にご参加ください!

・3/12(金) 13:30~15:00「薬について」あおぞらビル3階グリーンルーム

過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

お問い合わせはこちら→ TEL.06-6475-8885(あおぞら財団 谷内・鎗山)

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2021年1月25日4:06 PM

あけましておめでとうざいます!

あけましておめでとうざいます!
 
あおぞら財団は今年で25周年を迎えます。
コロナ禍が続いていますが、今年も、持続可能な地域づくりをめざして、財団一同がんばります。
 
新たな一年、どうぞよろしくお願いいたします。

年賀状2021

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局 — aozorafoundation 公開日 2021年1月6日12:06 PM

2021年1月1日から岐阜県でタンデム自転車の公道走行が可能になるそうです!

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

そして、来年の元旦からは、岐阜県でタンデム自転車の公道走行が可能になるそうです!
令和3年1月1日から岐阜県道路交通法施行規則の一部改正により
タンデム自転車の公道走行が可能になります
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/223545.pdf
年明け早々からは、
39道府県で走行可能。走行不可はあと8都県です。
1960年~:長野
2008年~:兵庫
2009年~:山形
2010年~:愛媛、広島、宮崎
2013年~:佐賀
2014年~:新潟
2015年~:愛知、群馬、京都
2016年~:富山、大阪、静岡
2017年~:大分、島根
2018年~:千葉、滋賀、山梨、山口、高知、福岡、鹿児島
2019年~:茨城、福島、熊本、青森、栃木
2020年~:北海道、奈良、岡山、宮城、三重、沖縄、徳島、石川、福井、和歌山
2021年~:岐阜

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車,地域づくり — aozorafoundation 公開日 2020年12月25日10:51 AM
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