3/2に、リモート呼吸筋ストレッチ教室が行われました(主催 環境再生保全機構)。東京とオンラインで繋ぎ、呼吸リハビリテーションの第一人者の千住先生(複十字病院)の指導のもと、行いました。あおぞらビル会議室には10人(スタッフ含む)、オンラインの参加者は4人です。
最初に、新型コロナの最新情報や肺の役割、呼吸リハビリについて、わかりやくお話をしていただきました。呼吸リハビリテーションは、薬物療法と同じくらい治療効果が高いのですが、対応できる病院が十分ではないため、処方してくれるお医者さんは多くないとのお話がありました。そこで、患者さん自身が、呼吸リハビリを積極的に受けたいという意思表示が大事になります。
質疑応答の際に、患者さんから「(ぜん息患者なのに)病院で新型コロナウイルス感染症に間違われた」というお話がありました。そこで、咳が出た時の対処方法についてお聞きしたところ「大きな息をしすぎると咳が出やすくなります。口すぼめ呼吸で呼吸を整えることが大事です。吸おうとするのではなく、息を吐くことに注意しながら生活してください」とのコツを教えていただきました。
また、呼吸器系疾患の患者さんは、新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は重症化するのではないかと懸念がありますが、ぜん息患者は新型コロナウイルス感染症にかかりにくいという報告もあるそうです。(参考:環境再生保全機構「すこやかライフ」『医療最前線』)
その後、呼吸筋のストレッチ体操を行いました。呼吸筋ストレッチ体操には「息苦しさの改善」「肺機能の改善」「気分の安定」の3つの効果があります。
動画を見た後に、千住先生からそれぞれの動きの際にどこの筋肉を意識したらよいのか、体操のコツを丁寧に教えてもらい、ストレッチを行いました。
参加者のみなさんは、体操が終わった後、体がポカポカしてきた、呼吸がしやすくなった、体がスッキリしたと喜んでいました。
教室後のアンケートでは「心のこもった先生にお礼をいいたい」「こうしたリハビリが医療全体で行われることを望みます。全国的に、医師の協力が必要です」「普段使っていない筋肉を使った運動が楽しく思いました」といった感想がありました。
今回行った呼吸筋ストレッチ体操は環境再生保全機構の公式動画チャンネルからyoutubeで動画をみることができます。
呼吸に不安を感じる方、呼吸が気になる方はぜひご自宅でストレッチをしてみてください。