あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

» 2011 » 10月

11/6(日)サイクル&エコカーニバルin池田 開催します

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

2011年もサイクル&エコカーニバルを開催します。

日時:2011年11月6日(日) 10:00~15:00 (雨天決行)
場所:宣真高等学校(
アクセス

内容
◎作ろう
・缶バッジ
・ブラバンキーホルダー
マイバック作り

◎観よう
チアリーディングShow
・キューティーボアーズ
・ディアーズ
チアダンス・吹奏楽部演奏会
・宣真高等学校
アートバルーン
交通安全ミニミュージカル
エココント
大声コンテスト

◎体験しよう
トラック綱引き
チャリンコチャンピオン
風力発電カーレース
白バイと写真を撮ろう!
おもしろ自転車試乗
ベロタクシー試乗
タンデム自転車試乗
BDFゴーカート試乗

◎食べよう
もちつき大会
非常食を試食してみよう
エコ豚汁
ソーラークッカ―など

◎考えよう
チャレンジ!スタンプラリー
※ラリー完走者には抽選で任天堂Wii、任天堂DS、デジカメ、ETCなどが当たるよ!

◎見よう
自転車用品の展示
新・省エネ機器展示
100%BDFバスに乗ってみよう!(てんぷらのにおいがするよ)
クリーンエネルギー自動車を知ろう!

■主催:池田市、池田市教育委員会、(社)大阪府トラック協会河北支部、あおぞら財団
■後援:近畿運輸局、近畿経済産業局、池田警察署、池田交通安全協会

お問合せ
〒563-8666 池田市城南1-1-1
TEL.072-752-1111
池田市役所 市民生活部 環境にやさしい課(内線:377)
都市建設部 交通課(内線:394)

あおぞら財団では、チャリンコチャンピオンとタンデム自転車の試乗を実施します。

チャリンコチャンピオンは、交通ルールを学んでもらい、さらには安全な乗り方まで身に付けてもらおうという企画になっています。


*写真は去年のチャリンコチャンピオンの様子 (ブログはコチラ

お近くの方は、ぜひご来場ください。

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

中国からの視察を受け入れました。

2011年10月26日、中国から来られた、環境汚染健康損害賠償制度構築推進プロジェクト(JICA)の9名の方を受け入れました。行政に関わる仕事をされている方ばかりですが、今回は西淀川公害訴訟の被害者の立場を知ろうとやって来られました。

P1140052
ということで今回の資料は中国語です。

まず西淀川公害訴訟とあおぞら財団を紹介する映像を見てもらい、西淀川の道路状況の話とあおぞら財団の概要を、林さんが伝えます。

P1140048

中国ではエコドライブ(ゆっくり発進・アクセルで燃費がよい)をしていますか、と尋ねたところ反応は微妙な感じ。でも、二人乗りが可能のタンデム自転車には大きな反応が。中国では地域によって走行できるかどうかは違うみたいですが、みなさん興味があるようす。

そしてあおぞら財団の理事・森脇君雄さんのお話。
P1140055

みなさん、かなり真剣な表情でお話しを聞いていました。

P1140051
森脇さんが若い頃、ぜん息患者である3人の子どもたちに出会ったことがきかっけで、一生涯かけて公害に取り組もうと誓ったのだと話してくださいました。森脇さんは気管支ぜん息を患っておられますが、そのときの苦しさは、水のはいった洗面器に顔を押さえつけられて、息苦しくなって顔をあげた瞬間また押さえつけられたときぐらいの息苦しさだと表現されました。

また、大気中のNo2濃度を測定できるカプセルを一人ひとつプレゼント。みなさん真剣にカプセルを観察して、森脇さんの説明に興味津々。使い方もそんなに難しくなく、市民の環境意識を高めるにはぴったりの道具です。
P1140053
中国で測定したらどんな結果になるのでしょうか。気になるところです。

そして、これから取り組んでいくこととして、トラックなどの大型車を減らすこと。ちゃんと数値を測って健康との関連や予防・対策を立てること、という話に、しっかりうなずいていました。

質疑応答も盛り上がりました。
そのうちのひとつに、訴訟が終わったのにぜん息患者が増えているのはなぜか?という質問がありました。それはぜん息を誘発する物質を含む排気ガスが道路も交通量も多い西淀川で充満しているから。もちろんタバコや花粉・ダニなどが原因の可能性もありますが、大きな原因として排気ガスが考えられます。

P1140056

また、あおぞら財団は国とどういう関係でいるのか、国から運営資金をもらっているのかという質問に対して、国から運営資金などはもらっておらず、民間で成り立っていること。いろんな人と関わり・つながることができるので、コーディネーターの役割を果たしているということを伝えました。

それに対して最後の感想で、環境保全活動は経済や行政・市民・企業と両立させようとするとなかなか矛盾が生まれてしまう。けれど、いま中国では環分野のNGOが力をつけてきています。またコーディネートする力は中国でも大きな役割を果たすはずだから、そういう立場も必要だとおっしゃられました。

P1140057

大阪・西淀川の公害被害者と中国の行政に関わる人たち。
今回、いろんな立場からの意見を聞くことは大切なことだと改めて実感しました。
今後どちらにも良い変化が訪れたら、と思います。

インターン生 井本晶子(京都精華大学3回)

司法修習生、西淀川フィールドワーク受入れました(10/25)

司法修習生、西淀川フィールドワーク受入れました(10/25)
日 時=10月25日(火)13:00~17:00
参加者=司法修習生11人、引率弁護士2人
司法修習生11人の西淀川フィールドワークの受入れをおこないました。阪神「出来島」駅に集合し、約1時間半、区内を歩きました。
国道43号、出来島小学校
千北診療所
あおぞら苑(デイサービス施設)
大野が和緑陰道路
あおぞら財団
その後、公害患者の永野千代子さん(西淀川公害患者と家族の会事務局長)のお話を聞き、ビデオ視聴、あおぞら財団活動の紹介、森脇君雄理事のお話と進みました。
永野さんからは、「弱者の立場にたった弁護士になってください」というメッセージがありました。
森脇さんは、参加者からの質問に答えるという形で、企業との和解の過程やまちづくりへの想いを話ました。
そして、参加者が感想を一言ずつのべました。一部ご紹介します。
・公害が現在進行形の問題だと感じた。
・被害者に突き動かされて、弁護士が動いたというのがよくわかった。
・西淀川公害裁判は、未来志向の解決がなされているのが、印象的。
・「弁護士は当事者から学ぶ」ということが実感できた。
・判決が下りても終わりではないと思った。
プログラム終了後、あおぞらビル5Fの西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)を見学しました。西淀川公害裁判の資料などをみなで見ました。
記・鎗山

日 時=10月25日(火)13:00~17:00

参加者=司法修習生11人、引率弁護士2人

司法修習生11人の西淀川フィールドワークの受入れをおこないました。阪神「出来島」駅に集合し、約1時間半、区内を歩きました。

P1140013

P1140016

国道43号、出来島小学校

P1140019

千北診療所

P1140025

あおぞら苑(デイサービス施設)

P1140029

大野川緑陰道路

その後、あおぞら財団に戻ってきて、公害患者の永野千代子さん(西淀川公害患者と家族の会事務局長)のお話を聞き、ビデオ視聴、あおぞら財団活動の紹介、森脇君雄理事のお話と進みました。

P1140036

永野さんからは、「弱者の立場にたった弁護士になってください」というメッセージがありました。

P1140042

森脇さんは、参加者からの質問に答えるという形で、企業との和解の過程やまちづくりへの想いを話ました。

P1140040

そして、参加者が感想を一言ずつのべました。一部ご紹介します。

・公害が現在進行形の問題だと感じた。

・被害者に突き動かされて、弁護士が動いたというのがよくわかった。

・西淀川公害裁判は、未来志向の解決がなされているのが、印象的。

・「弁護士は当事者から学ぶ」ということが実感できた。

・判決が下りても終わりではないと思った。

P1140047

プログラム終了後、あおぞらビル5Fの西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)を見学しました。西淀川公害裁判の資料などをみなで見ました。

今日は、出来島駅で集合した時、いつも以上に臭いが気になりました。風向きのせいかもしれません。車の騒音、臭い、空気の汚れなど、体で感じること。お話を聞いて、心で感じること。参加者のみなさんの感想を聞いていて、現地に立ち、自分で感じることの大切さをあらためて思いました。

記・鎗山

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2011/10/25(火) 08:36

大阪ごちそうマラソンでタンデム自転車展示・走行(10/23)

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

10月23日(日)に開催された第2回「大阪ごちそうマラソン」にタンデム自転車の展示をおこなってきました。マラソンには、大阪でタンデム自転車を楽しむ会の柏木さん、橋本さんが出場し、伴走で、梶浦さん、あおぞら財団の相澤が出場しました。

P1130796

スタート前やゴール後に選手の人たちにパネルを見てもらったり、実際に乗ってもらったりしました。

P1130799

またマラソン中は、走る選手の横をタンデム自転車で、山本、鎗山(あおぞら財団)が応援しました。走っていると、「あれ、なんや?」「二人乗りや!」「ドロンジョさまの自転車や」とか言われながら、結構、注目を集めます。タンデム自転車の宣伝になりましたでしょうか?

P1130819

柏木・梶浦ペア

P1130822

橋本・相澤ペア

P1130831

渡船待ち

P1130832

渡船の中

ところで、この「大阪ごちそうマラソン」。此花区、港区、西区の3区合同事業で、24キロ走る選手に、ポイント、ポイントで、「ごちそう」が用意されているという、ユニークなマラソン大会です。わらびもち、いなりずし、おすし、うどん、ようかん、まんじゅう、イカ焼き、などなど、なんて、おいしいマラソンでしょう。

選手が着る、Tシャツもおしゃれです。背中にはこんな文字が・・・。

P1130791

「己で己の限界を決めていないか?」

何はともあれ、選手の皆さん、お疲れ様でした。

記・鎗山

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

中島大水道の跡をたどる

昔、東淀川区~淀川区~西淀川区にかけて大阪湾へつながる『中島大水道』という農業用の排水路がありました。江戸時代の農民が自力で掘ったもので、全長約9.2kmあります。

低地だった為、雨が降ると農地に水がたまってしまい、排水に悩む当時の農民達が幕府に排水路建設を訴えました。
ところが、幕府の許可が下りず、困り果てた農民達は、無許可のまま自分達でりぬきました。
指揮をした庄屋さん3名が幕府に抗議をし自害をしたと伝えられています。

中島大水道についての説明 詳しくはこちら
東淀川区HP中島大水道跡説明

今は中島大水道の流路は埋め立てられています。
西淀川区を通る一部は大野川緑陰道路になっていますが、殆どが道路になったり建物になったりどこに流れていたのか、激変した町の中ではなかなか分かりません。

中島大水道を多くの人に知ってもらうために、ウォーキングマップをつくろうという取り組みをすすめています。

緑陰道路サロン、ECOまちネットワーク・よどがわ、あおぞら財団が協力し、すすめていたのですが、今回、中島大水道に詳しい落語家の笑福亭仁勇さんに案内をしてもらいました。

笑福亭仁勇さんは、あおぞら財団の会員にもなっています。(ありがとうございます)

*仁勇さんのブログ「にゆう・わーるど」の「街道以外をもゆく」のページの中に、仁勇さんが中島大水道のことをまとめています。

10月24日(月)、中島大水道に関心のある人たち、10人で歩きました。

明治18年の地図
中島大水道 明治時代の地図
今の淀川の開削の前です。
青線が中島大水道です。この時代の地図にはしっかり残っています。
農地がひろがっている様子がわかるでしょうか。

現在の地図
中島大水道 今の地図
明治の地図と重ねたところ、少々ずれているので中島大水道跡を点線(青線)にしてます・・・

◆東淀川区(淡路)

①まずは、中島大水道スタート地点に残る『新太郎松樋の跡』
P1130859

新大阪駅をつっきります。
P1130884

②中島大水道を開削を指揮した農民代表の庄屋さんをまつる「さいの木神社」で記念撮影。
中島水道開削工事の責任者、澤田久左衛門・一柳太郎兵衛・西尾六右衛門の三庄屋の冥福を祈って建てられた社です。
P1130907

◆淀川区
③木川西と野中南の境界の道路になってます。
P1130941

④淀川区・区民センター前の交差点。この道をまっすぐ中島大水道が通っていました。
P1130950

⑤土手の堤防にあがる階段の跡(十三)。今は十三バイパスの高架下になっています。
P1130967

◆西淀川区
⑥大野川緑陰道路
P1140002

⑦中島大水道跡石碑
P1140003

中島大水道はもうすこし続きますが(福村〈今の西淀川区福〉と伝法村〈今の此花区伝法〉の間を通り大阪湾へぬけていました。今は中島大水道の終点は、淀川〈明治時代に開削〉の中です)今回は、ここまで。

約8kmを歩きました。1時30分に集合し、終了は5時近く。
3時間半のウォーキングです。
みなさんお疲れさまでした。

<参加者の感想>
・仁勇さんのお話はとても興味深く、結構長い距離でしたが、あっという間に過ぎました。
どちらというと、今までは西淀川区の歴史を勉強しており、中島大水道と淀川区東淀川区の人達の関わりが、理解できていませんでしたが、今回、三義人のこともわかり、人と川のつながりなど、よくわかりました。
・今は水辺というと大きな淀川
中島大水道があった時代は、水辺の子ども達の遊び場もたくさんあったんだろうと思いを馳せてあるいた。
・いろんな人の話が聞けて良かった。健康にもよかったでしょう。
西淀川区の史跡も歩きたい。
・学習しないと気がつかない町の中の歴史にふれることができた。
・水害などの防災と絡めて現在に伝えられるのではないか。

この日歩いた結果は、西淀川高校文化祭(11月5日)や、あおぞらイコバで紹介いたいと思いますので、お楽しみに。

*参加した野里ヒクイナ会の井川さんも、まち歩きの様子をブログに掲載しています。
コチラ→ にしよどBlog

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 中島水道サロン(事務局) — aozorafoundation 公開日 2011/10/25(火) 06:17
前のページ »