1/17(木)千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は10名(スタッフ含む)でした。
今回診療所にベッドやマットを用意してもらいました。はじめに、資料に沿って簡単に説明をした後、患者さんにリハビリ体操やストレッチを行いました。
横になれる方は横になってまずは呼吸をします。写真は500gや1kgの重りをお腹に乗せています。実はCOPD患者さんは息を充分に吐き出す事が難しいです。そのためお腹に重りを乗せると、お腹から空気が出しやすくなり、呼吸しやすいという方が多いのです。家ではペットボトルに水を入れて代用してもいいですね。
続いて、片足ずつ45度に上げたり(下肢を鍛える運動)、体は仰向けのまま両足を横へ寝かせたり(体幹、背部のストレッチ)、腹筋を鍛える運動などを行いました。
写真は上肢の筋トレです。COPD患者さんは呼吸がつらいため、意外と健常者よりも首回りや肩の筋肉を使っています。ですので日頃からこうした筋トレをしておくと息切れが軽減できます。できれば重りを持って、無理な方は重りなしでも腕を上げ下げすると鍛えられます。なかにははりきって鉄アレイを持つ方も!呼吸の患者さんが鉄アレイ持ってるって、衝撃ですね。でも無理は禁物ですよ!
座りながら、肩を動かしたり首を動かしたりの体操もあります。最後に最近恒例になりつつある「しぇ~」のポーズで終わりました。みんなで集まってわいわいやると、リハビリも楽しいですね。ぜひお家でも実践してください。
楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください。
■次回予定 ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所…3月21日(木) 14:00~15:30(お薬の話)※できれば日頃飲んでいるお薬をご持参下さい。
・姫島診療所…3月15日(金) 14:30~16:00(お薬の話)※できれば日頃飲んでいるお薬をご持参下さい。
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(内容未定)
本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。
ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」
平田