あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

記事一覧

11/18 エコでつながる西淀川 秋の収穫ツアーに行ってきました。

日時:2012年11月18日(日) 9:30~16:30
行き先:兵庫楽農生活センター
     兵庫県神戸市西区神出町小束野30-17
参加人数:33名(内スタッフ3名)

地域の方々と神戸市西区にある兵庫楽農生活センターへ行ってきました。こちらのセンターは気軽に各種農作業体験、農産物加工体験と農業実践研修が行えるプログラムが用意されています。私たちが利用したのは主に1日だけの野菜の収穫体験ですが、他にも就農コースや親子農業体験教室、野菜・果樹・きのこの栽培体験などがあります。また農産物直売所で野菜や特産品を購入したり、楽農レストランで食事を楽しむこともできます。

全体2

全体

本日のプログラム
■農機具展示庫見学
■きのこ館見学、果樹園見学
■農産物直売所で買い物(楽農市場 きらめき神出)
■昼食(楽農レストラン かんでかんで)
■搾油・BDF製造施設見学
■野菜収穫体験

はじめに、兵庫楽農生活センター 上月喜和さんよりセンターの概要説明がありました。

上月さん

■農機具展示庫見学
次に農機具展示庫を見学しました。普段見慣れない農機具に大人もこどもも興味津津の様子です。

農機具2

農機具4

こちらでは農機具のレンタルも受付されています。

■きのこ館見学、果樹園見学
きのこ館にはきのこ培養室、休養室などがあり、きのこの種類や成長具合に応じて部屋を使い分け、部屋毎に湿度や温度を調整しています。きのこは原木栽培と菌床栽培がありますが、こちらでは主にしいたけの菌床栽培が行われています。

きのこ1

きのこ2

またセンター内にウメや栗、ぶどうなどの果樹園もあります。果樹園も事前に申し込めば剪定・摘果・収穫などの体験ができます。

果樹園1

■農産物直売所で買い物(楽農市場 きらめき神出)

直売所では地元の方が育てた野菜や果物、センター内で採れた野菜が販売されています。その他にもセンターにある加工施設「くちーなかんで」で製造された焼き立てパンやジャムなども販売されていました。

野菜購入1

野菜購入2

■昼食(楽農レストラン かんでかんで)
レストランの名前である「かんでかんで」は、地名である神出町の「かんで」と、よく噛んで(かんで)味わって食べてほしいとの意味が込められているそうです。

食育をテーマにした自然派レストランかんでかんでは、使用している野菜の約91%を地元もしくはセンター内で採れた野菜でまかなっているそうです。地元産の新鮮な野菜をふんだんに使った50種類以上の料理がビュッフェスタイルで楽しめます(第3回地産池消給食等メニューコンテストで「農林水産大臣賞」受賞)。

農業体験などはされずに、こちらで食事だけする利用者も多いのだとか。年間利用者19万人のうち、約半数の方はこちらのレストランを利用されているそうです。

料理3

料理2

■搾油・BDF製造施設見学
昼食後、センター内にある搾油・BDF製造施設を見学しました。車3台分ほどのガレージのようなところに装置が置かれていました。
現在、兵庫県内では主に10ヵ所の施設でBDF製造が行われているそうです。そのうちナタネ(菜の花)栽培を合わせて行っているのはこちらのセンターを含め3箇所程度となっています。

BDF説明1

BDF説明2

■野菜収穫体験
いよいよ収穫体験です。
レストランやきのこ館があった場所から少し足を延ばすと、眼下には広大な畑が広がっています。
今日は小松菜と春菊、チンゲン菜を収穫させていただきました。

収穫1

収穫8

担当の花田博司さんから説明を聞き、参加者は思い思いに野菜を収穫します。配布されたビニールに自分達で袋詰めすると、市販の商品のように出来上がります。前日が雨だったこともあり、抜けやすく、参加者は袋いっぱいに詰めていました。

収穫5

収穫9

収穫6

参加者の声を聞くと、「近く(今回はバスで1時間半)にこうした農業体験ができるところがあるとは知らなかった」「(所属している団体で)こどもたちに農業体験させるのに利用したい」と、センターの魅力を十分に感じたようです。参加者同士の交流もでき、自然を満喫できた一日でした。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2012/11/27(火) 13:07

11/17「第14回 みんなの広場」にて、防災訓練報告、アンケート報告、地域劇の発表を聞いてきました。

11月17日(土)に明石市・花園小学校にて開催された第14回みんなの広場に参加してきました。当日はどしゃぶりの雨で校庭の土もぬかるんでいましたが、100人近くの地域の方が参加されていました。

DSC02237

■第14回 みんなの広場
■日時 2012年 11月17日(土) 13:30~15:30
■場所 花園小学校体育館(明石市)
■主催 望海地区在宅サービスゾーン協議会・明石市地域福祉推進市民会議

P1240137

<プログラム>
・三校区要援護者防災訓練報告
・災害時 もしもうごかなければ ~地域防災アンケート報告~
・地域劇 ~「なんかあったら助けてや」と言える町に~
・作業所作品展示・販売、「まちの保健室」開催

DSC02239
まちの保健室の様子

P1240191
無農薬野菜などの販売

三校区要援護者防災訓練報告では、これまであおぞら財団も関わらせていただいた藤江・花園・貴崎の三校区でのセミナーや避難訓練の報告がされました。

DSC02261

P1240122

続いて、地域防災アンケート結果についての報告もありました。どの地域も津波に対する意識の低さが目立ちました。また「避難場所に安全に避難することができますか?」の問いに対して、36.6%の方が「いいえ」と答えています。理由として「足が不自由」「家に障害のあるものがいて難しい」などがありました。

P1240181

また地域の防災訓練に参加していないと答えた方が半数以上を占めていたこともわかりました。周囲、近隣に気になる人がいると答えた方が半数以上いることからみても、要援護者の避難は今後ますます取り組んでいく必要性があると感じられました。

DSC02265

地域劇では、とある地域の日常~防災訓練~火事~その後が演じられていました。全国のどの地域も抱える悩み(高齢化、建物の老朽化、住民の移り変わりによる地域社会の断絶など)が、災害に直面した際にどのような被害を引き起こすか、小さなお子さんでもわかる内容になっていました。

DSC02269

場面①古いアパートに住む一人暮らしの高齢者や認知症のおばあさん、車イスの姉を持つ妹、ぜん息で運動のできない男の子、耳の聞こえない女の子などさまざまな住民が登場します。

DSC02285

場面②地域の防災訓練には、消防団と地域の取り組みに熱心な一部の住民しか参加しません。

DSC02297

場面③そんなある日、町で火事が起きます。アパートにも火が移りました。

P1240297

場面④高齢者の住民は逃げまどい、障害者は諦めて逃げません。

DSC02316

場面⑤しかし、耳の聞こえない女の子は笛を鳴らし、自分の存在を知らせます。また別の住民は「たすけてや~」と大声を出します。地域の方に助けもあり、なんとか全員無事に助かりました。

DSC02328

DSC02333

場面⑥その後まちでは火事をきっかけに、若い住民を中心に「なんかあったらたすけてや」委員会が立ち上がりました。いざという時のために「支えあいマップ」や「SOSカード」、高齢者や障害者が地域の行事に参加しやすいよう「お誘いカード」も作られました。どれも子どもや若い人たちのアイデアによるものです。

P1240396

場面⑦今日は花園地区の西明石祭り。高齢者も障害者もみんなお誘いカードで誘われて祭りにやってきます。子どもたちは精いっぱいの踊りで祭りを盛り上げます。

<感想>
日本全国を見ても、世代を超えた交流、障害者・健常者相互の交流が活発な地域はそれほど多くないと思います。住民の移り変わりや個人情報保護法が壁になっているのでしょうか。ただ火事や津波といった災害時のことを考えると、悠長なことは言ってられません。

地域劇では最後に「支えあいマップ」や「SOSカード」が作られていました。若いPTAの女性や子どもたちが、地域の高齢者や障害者のためにアイデアを出して取り組んでいきます。こうした取り組みは「まちづくり」全体を考えることにもつながっています。この劇や数々の報告をみんなで共有することで、自分達の防災、地域のまちづくりにつながっていくのだと私自身も実感しました。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

■あおぞら財団のこれまでの取り組み
あおぞら財団HP>ブログ>災害時の援護者教育プログラム

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012/11/26(月) 14:21

あおぞらイコバ佃でみせ 12月17日 ちょっと前の佃のむかし どんなところ? 聞いて食べてしゃべって

西淀川は各地域ごとにいろいろな顔があります。
そして、農漁村から現在の様な住工混在の街に変化したのは
ほんの50~60年間の間です。
地域の方々から昔の様子を聞いて、
地域の良さや、面白い所を、いろんな人と共有していきたいと思います。
共有した情報を公開していく事も目指します。
今回は、粕汁とおにぎり付き。
ぜひぜひご参加ください。
7295624

:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:
あおぞらイコバ・佃でみせ
ちょっと前の佃のむかし どんなところ?
聞いて食べてしゃべって
:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:==:

日 時:2012年12月17日(月)18:30~20:30
場 所:佃会館 http://bit.ly/WPqhl1
定 員:25名
軽食代:500円(粕汁とおにぎり)
あおぞらイコバ 佃でみせ
あおぞらイコバ 佃でみせ
大阪西淀川の佃地域の昔についてお話を聞いて、
西淀川地域でよく食べていたという「粕汁」を頂きながら、
世代を超えて楽しくおしゃべりしましょう。
当日伺ったお話しや情報は、
ホームページやパンフレットにまとめて、
西淀川の多くの人に知ってもらえるようにします。

協 力:佃史探求 風とみどりの会
主 催:あおぞら財団
申 込:あおぞら財団までご連絡下さい
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

トップページ

企画運営委員(敬称略)
小田康徳(大阪電気通信大学)
高田研(都留文科大学)
西村仁志(広島修道大学)
清水万由子(龍谷大学)

Filed under: イベント案内 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012/11/26(月) 14:14

第16回道路連絡会が行われました

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
第16回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会
日 時:2012年11月20日(火) 午後2時~午後4時
場 所:グリーンルーム(あおぞらビル3F)
出席者:国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団、弁護団、あおぞら財団
参加者数:51人(国土交通省・阪神高速:15人、原告側:36人)
当日の資料:原告側の資料スライド
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

11月20日(火)に第16回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会が行われました。

第16回道路連絡会

道路連絡会は、大阪・西淀川公害裁判の和解条項に基づいて設置されました。
西淀川地域の道路における環境施策の円滑かつ効率的な実施に資することを目的とし、国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団との間で年に1回開催されています。

■国土交通省、阪神高速道路からの資料説明

まず、国土交通省および阪神高速道路(株)から、西淀川区において実施されている道路環境対策について説明がありました。
新たに行われている対策としては、5号湾岸線への迂回促進のための情報提供、環境省の基準に合わせたPM2.5測定機の更新検討などです。

  • 5号湾岸線への迂回促進(NO2濃度をホームページで公開(記者発表資料(pdf)国道43号沿道NO2濃度)、迂回案内表示、協力要請)
  • 阪神高速道路の距離料金移行。環境ロードプライシングは継続(平成13年からみると湾岸線の分担率が14.5%増加)
  • PM2.5測定機更新の検討(平成24年度中に新佃公園前局を更新。25年度に大和田西交差点、26年度 歌島橋交差点に更新予定。)

■原告からの提案
次に、あおぞら財団の藤江から、原告からの提案を説明しました。提案内容は下記のとおりです。

  • 大型車交通量、自動車交通量総量の削減
  • PM2.5の環境基準の早期達成に向けた対策
  • 歌島橋交差点の提案(同工事に関する評価・早急な対策、歩車分離型信号の導入、「人が集う」交差点として整備)

■意見交換

その後、意見交換が行われました。

歌島橋交差点について、国土交通省からは、「現在の地下歩道が安全面、環境面、渋滞対策から考えると、現状の横断歩道を撤去した形がベスト」という見解が出されました。
一方、原告側は「地下歩道は、喘息患者や高齢者にとって本当に辛い」「人を大事にした道づくりを考えると、今の形がベストだとは思えない。もっと改善策に知恵を絞ってほしい」という意見を出しました。

PM2.5の測定機種の更新については、国交省からは1年度に1基ずつ更新していくということでした。ですが、原告側からは、「PM2.5の測定は和解条項の大事な項目の一つであるため、できるだけもっと早く測定する体制を整えてほしい」と伝えました。

また、「沿道に住んでいる人の苦しみを減らすために、どうやって具体的に大型車を減らすかがを考えてほしい」と、大型車および自動車交通量の総量を削減してほしいと訴えました。

この道路連絡会では明確な回答はありませんでしたが、今後も原告側は国土交通省や阪神高速道路会社に対して、歌島橋交差点の検討継続、PM2.5測定機種の更新、自動車交通量の削減について意見を出していく予定です。

■今までの取り組みについて
西淀川道路環境対策連絡会/道路検討会

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2012/11/22(木) 15:42

11/16 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

11/16(金) 姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。前日(15日)の千北診療所と同じく、西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は17名(スタッフ含む)でした。

P1240016

11/15 千北診療所呼吸リハビリでも触れましたが、気管支喘息やCOPDの患者さんは、「息切れが起こるから」「人と話している時に咳や痰が出るから」と外出を控えたり、人と会うことに億劫になりがちです。薬で呼吸機能は改善できても、元のように生活(活動)するにはどうしたらよいのでしょう。

理学療法士の廣野さんや田中さんは、リハビリ・運動を勧めてくれました。運動といっても、ジョギングや水泳といった本格的なものではなく、買い物のついでに少し遠回りをして歩いて帰ったり、家でストレッチをしたり、夜寝る前に足腰をほぐすなど軽いものです。1回につき20分、週2~3回が目標ですが、最初は週1回、5分程度から始めても良いそうです。調子の悪い時は無理に行わなくて構いません。

P1240052
手を上げて、「しぇーッ」のポーズ

P1240055
腕をなるべく遠くへ伸ばしてすっきり!

患者さんに「運動していますか」と聞くと、「診療所にはいつも歩いて来てる」「自転車に乗っている」「寝る前に足を上げる運動をしている。やると翌朝は足腰が本当に楽!」とみなさん積極的に身体を動かしている方がほとんどでびっくりしました!中には「毎日銭湯へ行って水中運動してる!」と自慢される方も。ラジオ体操をやれる範囲でやるだけでも随分身体を動かしますよね。

薬の治療で呼吸機能は回復しても、体力がないと元の生活には戻れません。週1回からでもいいので、自分がやりやすい軽い運動やストレッチを生活に取り入れて、出かけたい時に出かけられる生活に戻しましょう!

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012/11/22(木) 13:32
« 次のページ前のページ »