あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

記事一覧

環境省環境問題史現地研修 受入


日にち:2011年2月9日(水)〜10日(木)
テーマ:大気汚染公害被害の現場とあおぞら財団の見学
参加者:環境省、近畿地方環境事務所、(独法)環境再生保全機構の職員
    1日目12人/2日目9人

環境省職員の環境問題史現地研修の受入れを2日間にわたって
おこないました。昨年に引き続き、1泊2日のコースです。

1日目(9日)
13:00  あおぞら財団集合
13:00〜 西淀川公害の概要を説明
     DVD「西淀川公害裁判をたたかう」「公害経験を語り継ぐ」視聴
13:30〜 公害患者の話:和田美頭子さん
13:45〜 森脇君雄理事の話「公害反対運動から地域再生へ」
     あおぞら財団活動紹介
15:30〜 西淀川高等学校にて環境教育、菜の花プロジェクトについて紹介
17:00〜 感想、ふりかえりワークショップ

2日目(10日)
9:30   あおぞら財団集合
9:30〜  村松昭夫弁護士(財団理事長)「西淀川公害訴訟と現在の活動」
11:30〜 デイサービスセンター「あおぞら苑」見学、昼食
13:30〜 自転車で西淀川区内フィールドワーク
15:30〜 まとめ、成果発表
17:00  解散


香川出身の和田美頭子さん(西淀川公害患者と家族の会)は、
まさか自分が公害病になるなんて思いもしなかったこと、
ぜん息の発作が出たときは不安と恐怖でいっぱいになることなどを語り、
「公害は人間がつくりだしたもの。自然に出てきたわけじゃない。
であれば、人間が努力して、無くさなければならない」と述べました。

自身も公害患者で西淀川で公害反対運動のリーダーとして活動
してきた森脇君雄理事は、公害健康被害補償法がつくられたときの
いきさつなどを話しました。


その後、西淀川高校に移動し、高校生や教員から、同校での環境教育や
菜の花プロジェクトについて紹介がありました。
また、BDF精製機や菜の花畑を見学しました。


夕方、あおぞら財団に戻ってきて、それぞれ、1日目の感想をポストイットに
記入し、出し合いました。


2日目は、財団理事長の村松昭夫弁護士の話からはじまりました。
村松理事長からは、裁判では運動班を作り世論を動かしていったこと、
裁判が終わった後の取り組み(あおぞら財団)などの話がありました。
また質疑応答では、弁護士を志した出発点などについて答えました。


次に、自転車でデイサービスセンター「あおぞら苑」に移動しました。
同苑は、あおぞら財団と同じく、西淀川公害裁判における企業との和解金
の一部をもとに4年前につくられた施設で、元・西淀川公害患者と家族の会
事務局長の辰巳致さんが施設長です。
約15年前、当時、旅行社に勤めていた辰巳さんが森脇さんと偶然出会い、
辰巳さんにとっては地元である西淀川の地域再生・まちづくりにかかわって
いった経過や、あおぞら苑を「西淀川のオアシス」にしようと信念をもって、
あきらめずに活動している様子を聞きました。

患者会の会員で、現在、あおぞら苑を利用している塚口アキエさん(91歳)や
北村ヨシエさん(86歳)とおしゃべりし、次はいよいよ2チームに分かれて
自転車で区内のフィールドワークをおこないました。




チームは、佃チームと矢倉チーム。
お天気は良いものの、寒いなか、約1時間半ほど走りました。
あおぞら財団に帰ったあとは、街を実際に見ての、感想や思うところ、
まちづくりのアイデアなどを出し合い、成果発表会をおこないました。

最後に研修生のみなさんが一人ひとり、2日間の感想を述べて終了
しました。
「現場を見て、わたったこと、学んだことを仕事にいかしていきたい」
「公害は過去のものではないことがわかった」
「また、来年も来ます!」
といった言葉が聞かれました。

このように、研修生の方々が、西淀川公害や地域再生に関して、
いろんな立場の人たちの話を聞き、区内をまわった上で、
感じたこと、わかったこと、アイデアなどを発表すると、
それを聞く私たち財団スタッフにとっては、外からの目で見た、
西淀川区やあおぞら財団の姿を感じることができます。

自転車で区内をまわったとき、
国道43号線沿いや、工場集積地では、排ガスや臭いで自転車で
走ることがつらくなった、といった感想がありました。
確かにそのとおりだと思います。
数字や文字だけではわからない現場での体験を、環境省のみ�
�さんと
共有できてよかったと思います。

鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011/02/11(金) 19:49

あおぞらイコバ展示案内〜環境紙芝居展やってます〜


現在あおぞらイコバで、
「あなたも気軽に使いませんか?楽しく伝える環境紙芝居展」
を行なっています。

色んな世代の方に、気軽に環境問題を知ってもらおうと作成した
2種類の紙芝居を展示しています。

この機会に、ぜひあおぞらイコバに足をお運び下さい。


*************************************************

「あなたも気軽に使いませんか?楽しく伝える環境紙芝居展」

・菜の花プロジェクト紙しばい 『さぁはじめよう』
                  (西淀川ESDオリジナル作品)

・フードマイレージ紙しばい 『どっち買う?食べ物はどこから来るか知ってる?』
   (フードマイレージ教材化研究会オリジナル作品)

*************************************************

1つは菜の花プロジェクト紙芝居『さぁはじめよう』(西淀川ESDオリジナル作品)
菜の花プロジェクトなどに取り組んでいる西淀川ESDの
取り組みを知ってもらうために、小学生から高校生、もちろん大人と、
あらゆる世代でワークショップを行い作った紙芝居です。
廃油回収のことを紹介しています。

(作っている時のブログ)
http://aozorabsw.exblog.jp/11960221
(お披露目しているところ)
http://aozorabsw.exblog.jp/12045839
(絵本になったもの)

もう1つはフードマイレージ紙芝居『どっち買う?食べ物はどこから来るか知ってる?』
(フードマイレージ教材化研究会オリジナル作品)。
自分の生活と社会ってつながってるんだということをみんなに
知ってもらえたら、と作りました。


これらの紙芝居は貸し出しもしています。
あなたも楽しく使ってみませんか。(お問合せはあおぞら財団まで!)

詳しい内容は、是非あおぞらイコバに来て見てみてください。

◆日にち 2月9日(水)〜2月28日(月)の平日
◆時間  午前10時〜午後5時
◆場所  あおぞらイコバ
       大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル1階
       http://www.aozora.or.jp/access.html

みなさんぜひ見に来てくださいね。





Filed under: あおぞらイコバ — aozorafoundation 公開日 2011/02/10(木) 16:10

ランプシェードの洗浄(戦場)


今日(2/7)は、12月22日の「キャンドルナイトin西淀川〜廃油キャンドルで緑道を灯そう」で使用した西栄寺さんから借りている大量のランプシェードの洗浄を6人で丁寧に行いました。作業場は、ランプシェードが飛びかい、人々の手も止まることもない、正に戦場。過去にも2日取り掛かかったが敵は多く、3日目に突入する事態となった。本日は、天候に恵まれ、作業しやすい一日でしたが、量が多い上に、かなりススやロウがこびりついており大変でした。永遠と感じられる程の量があり、心も折れそうになりましたが、なんとか330個洗い終え、すべてのランプシェードを洗い終えることが出来ました。今日で、もう一生分の洗いものをしたように感じられます。しばらくは洗いものをしたくないです。


   
大阪経済大学 元インターン生 馬場勇介





Filed under: 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2011/02/07(月) 18:46

ぜん息被害者の救済を求めるぜん息署名宣伝を行いました


1月22日(土)13:00〜14:00 JR塚本駅前で
ぜん息被害者の救済を求めるぜん息署名宣伝を行いました

昨年から取組んでいますこの署名活動、
西淀川でも患者さんや医療機関の方たちと一緒に今年も行なっています

今回はまだまだ寒い1月。
なかなか寒い中、足を止めて、手を出して、という署名は大変ですが、それでも
ぜん息は身近な病気なのか、チラシを受けとったり、署名を書いたり、と
してくれる方がいるというのは嬉しいことです。

若い人たちも友達同士声を掛け合って署名してくれることが多いです。

今回は土曜日のお昼だったせいか、少し人通りが少なかったので
もう少し暖かくなったら、夕方に宣伝をしよう!と次回の意気込みも参加者から出されました。
今回は9名の参加で、署名は44筆集まりました
みなさんありがとうございました

署名用紙はこちら




Filed under: 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2011/02/07(月) 10:54

生物多様性COP10・気候変動COP16全国説明会(大阪会場)3/10P6〜8@天満研修センター


生物多様性COP10・気候変動COP16全国説明会(大阪会場)が開催されます。
あおぞら財団も協力団体のひとつです。
皆様のご参加をお待ちしています。

以下、転送歓迎
==========================================

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)及び気候変動枠組条約第16回締約国会議

(COP16)全国説明会(大阪会場)

 平成22年10月18日(月)から10月29日(金)まで愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)及び平成22年11月29日(月)から12月10日(金)までカンクン(メキシコ)で開催された気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)の成果と今後についての説明会を下記のとおり開催いたしますので皆様のお越しをおまちしております。
                    記 
1.日時・会場
(1)日時: 平成23年3月10日(木) 18:00〜20:00
(2)会場: 天満研修センター(大阪市北区錦町2−21)      
(3)定員: 150名

2.説明会の概要
 (1)基調講演
「COP10及びCOP16の結果報告と今後について」
南川 秀樹(環境事務次官) ※都合により変更となる可能性もございます。
(2)話題提供
    ・岩槻 邦男(兵庫県人と自然の博物館館長)
・騠村ゆかり(龍谷大学法学部教授)
(3)座談会
     南川 秀樹、岩槻 邦男、騠村ゆかり
(4)来場者との意見交換

3.主催・後援・協力
(1)主催:近畿地方環境事務所
(2)後援:(財)地球環境戦略研究機関(IGES)関西研究センター(予定)
(3)協力:きんき環境館・(財)公害地域再生センター(あおぞら財団)

4.参加申込方法
「説明会参加希望」とお書きいただき、①氏名、②住所、③連絡先(メールアドレス又は電話番号)を明記の上、Fax又はメールで3月7日(月)までに以下にお申し込み下さい。
なお、参加希望者が定員になり次第、締め切らせていただきます。
【近畿地方環境事務所】 ℡:06-4792-0700       Fax:06-4790-2800
             E-mail:KINKI-COP@env.go.jp
※申し込み書記載の個人情報は、目的の範囲を超えて利用、第3者に開示・提供することはありません。

5.お問い合わせ先
  環境省 近畿地方環境事務所
            総務課    原田、岡田、高橋 (℡:06-4792-0700)




Filed under: イベント案内 | 他団体 — aozorafoundation 公開日 2011/02/03(木) 17:48
« 次のページ前のページ »