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資料館だよりNo.69(2019年12月号)が発行されました。サイトでご覧になれます。

資料館だよりNo.69(2019年12月号)が発行されました。
エコミューズやあおぞら財団に配架しています。
No.69omote

【 表 】
・~秋の研修日和~
小学校の社会科見学と司法修習生と環境省の研修の受け入れを行いました
・「公害反対運動から生まれた公害資料館 西淀川・公害と環境資料館の取り組み」の論考が日本博物館協会の博物館活動奨励賞をいただきました
◆PDF版・資料館だよりNo.69 表

No.69ura

【 裏 】
・所蔵資料紹介 
No.12759 島川先生へ 公害患者からのメッセージ 手渡したいのは青い空
No.12760~12795 [お礼のことば]
・館訪問記 国立療養所長島愛生園歴史館
・昨年の公害資料館ネットワークの報告書ができました
◆PDF版・資料館だよりNo.69 裏

発行:西淀川・公害と環境資料館(エコミュー ズ) 資料館の活動をより広く知らせるために、「資料館だより」を2005年7月に創刊しました。A4版1枚のお便りで、3ヶ月 に1回発行しています。 資料館に まつわるニュースや所蔵資料の紹介、他の機関への訪問記、お知らせなどです。ご希望の方は事務局までご一報ください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2019年11月29日2:07 PM

環境省職員 環境問題史現地研修(10/17-18)

あおぞら財団では、環境省職員を対象とする西淀川・尼崎地域における環境問題史にかかる現地研修の受け入れを行っています。今年度は10月17日から18日にかけて実施し、環境省職員の方16名、環境再生保全機構の方2名、合計18名が参加しました。

1日目は、オリエンテーションや自己紹介のあと、「西淀川公害、あおぞら財団について」を当財団の鎗山が紹介し、その後、公害患者の語り部である、須惠鷹雄さんと須惠佐與子さんから昔の西淀川の様子や病気や生活の苦しみ、現在の活動についてお話がありました。

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次の場所を「西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)」に移して、森脇君雄さん(西淀川公害患者と家族の会会長)、上田敏幸(同会事務局長)さんから公害反対運動や環境省とのかかわり、公害健康被害補償制度についてお話がありました。
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さらに「大気汚染公害訴訟が環境政策に果たした役割」として、村松昭夫理事長から講義があり、最後に今日のふりかえりということで、「今日の学び・印象に残ったこと」「もう少し深めたいこと・考えたいこと」を参加者がそれぞれ出し合い、グループ分けをしました。このグループごとに2日目のプログラムに取り組むことになります。

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2日目はまず、尼崎と西淀川の工業地帯をバスで見学しました。

ロードプライシング等の大気汚染の現状について実際に確認してもらいました。

途中、国土交通省大阪事務所の方から43号線における高活性炭素による大気浄化をはじめとする大気汚染対策について説明を受けました。

みなさん熱心に耳を傾けられ、質問も多く出されました。

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その後、看護小規模多機能型居住介護施設ソラエを見学し、

辰巳代表から、ソラエのコンセプトや想いについてお話をお伺いしました。

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昼食後はあおぞら苑、大和田街道、大野川緑陰道路をめぐり、西淀川の町を体感してもらいました。

大野川緑陰道路では、これまでの研修内容をふまえて住民の方にインタビューしてもらいました。

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みなさん積極的に地域の方にお話を聞いてくださいました。

 

あおぞら財団に戻り、藤江事務局長から西淀川の現状と地域再生のまちづくりについて、講義を受けました。

質疑応答では「海外に何を伝えるべきか?」という質問がありました。

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藤江事務局長は、「技術的なことは伝えているが、社会制度や意識の面から取り入れられない。ここ(意識を変えること)を訴える必要があるし、興味を持たれるところでもある。住民らの向き合い方や被害者が声をあげる重要性について伝えていく必要がある」としました。

 

あおぞら財団理事の山岸さんからは、企業サイドからみた西淀川大気汚染公害訴訟についてお話していただきました。

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企業の訴訟担当としての思いや和解に至った経緯を教えてくださいました。

法が整備されていない中でいろいろな課題が出てくること、そのようなときにどうするべきか考えてほしいと問いかけや、あおぞら財団の使命として、和解の精神を風化させないでほしいといったお言葉もありました。

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企業の法務担当としての苦労や、和解に至るまでの実情、そこからあおぞら財団の理事となるまでの経緯について質問があつまるなかで、「知識と人間力を磨いて業務に生かすこと」、「相談者からの依頼に真摯に対応するだけでなく、どのような人か向き合うこと」が重要であると仰っていました。

 

最後に、グループワークで2日間のふりかえりを行いました。

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それぞれのグループが設定したテーマについて、知れたこと、気がついたことを共有し、

積極的な意見交換が行われました。

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公害問題が解決に至るまでをふりかえり、国はどのような役割を果たすべきだったか、どのようにして信頼関係を築いたかについて整理した班、行政としてなにができるのかを「政策」と講義のキーワードとなった「人間力」の観点から整理した班などがありました。

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行政としてどのようなことができるか、またどのような「人間力」「対話力」が必要かといった点に注目した班が多かったようです。

 

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また、インタビューした内容をもとに、実際に体験した高齢の方と公害経験のない若い世代を比較し、「どのように伝えることができるか」「何を伝えるべきか」も論点となっていました。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2019年11月28日11:36 AM

司法修習生研修の受け入れを行いました(10/11)

2019年10月11日(金)、毎年恒例となっている司法修習生研修の受け入れを行いました。

今年は9名 6名の司法修習生と3名の弁護士の方が参加してくださいました。

午前中は、村松弁護士より「公害環境問題への関わり方~西淀川公害訴訟を中心として」と題する講義を受けました。

午後からはフィールドワークを行いました。

阪神出来島駅に集合し、43号線沿いと大気測定局を設置している出来島小学校を見学しました。

43号線で行われている、ロードプライシングによる交通流対策や二酸化窒素低減技術の試行といった取り組みについて説明しました。

ロードプライシングによってどれくらい効果(交通量の減少)があったか?という質問がありました。

ロードプライシングによってどれくらい効果(交通量の減少)があったか?という質問がありました。

 

看護小規模多機能型居宅介護施設・ソラエ(あおぞら苑3号館)で、辰巳代表にお話を伺いました。

辰巳代表からは、あおぞら苑やソラエのコンセプトや想いをお聞きしました。

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医師と弁護士によって支えられている面があるというお話があり、

「現場の気持ちがわかる弁護士さんになってほしい」とのメッセージがありました。

その後、公害病患者の治療の拠点となった千北診療所、あおぞら苑を巡り、

大野川緑陰道路を歩いてあおぞらビルへ向かいました。

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あおぞら財団に戻り、西淀川公害患者と家族の会 語り部・前田春彦さんのお話を聞きました。

働きたくても働けなかったことや、公健法の補償の重要性、「できることはやってみよう」と思い、語り部活動に参加していることについてお話がありました。

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「裁判を通じて、一番叶えたかったことは」という質問には、

「空気をきれいに。しかし、今でも車の排気ガスや工事にともなう臭いや煙が気になるので、もう少しマシになればよい」とのお答えがありました。

資料館見学後、藤江事務局長から西淀川公害裁判の概要とあおぞら財団のあゆみについて説明がありました。

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和解金の一部をもって設立されたあおぞら財団の現在の活動と役割について、

公害反対運動を引き継ぐというより、パートナーシップの橋渡しであるということ、

公害患者さんがどんどん亡くなっている現在、今後どう伝えていくか、また現在日本が抱えている環境・公害問題にどう関わっていくかが課題であるとしました。

公害患者と家族の会・上田敏幸事務局長からは公害訴訟の経過についてお話していただきました。

患者会で実施した勉強会で実際に使用した、上田さん手づくりのスケッチブックで説明していただきました。

患者会で実施した勉強会で実際に使用した、上田さん手づくりのスケッチブックで説明していただきました。

「患者さん達ができるだけ安心した状況で結果を受け止められるように」という思いで和解に至ったこと、和解は「人生においてすばらしいできごと」だったということです。

質疑応答では、「活動のゴールは。何をめざしているか」という質問がありました。

上田さんからは「患者会が世の中の役に立つということは本来は無いほうが良い。藤江事務局長にバトンタッチすることはあってもゴールはない。乗り換え乗車駅にどう辿り着くか。」

藤江事務局長からは「『良い町にして』という患者らの望みを聞いて、防災などの活動に取り組んできた。住んでいる人がこれからの西淀川の町を作っていくためにも、公害のことを知り、患者らがやってきたことを知ってほしい。西淀川の町を良くするために患者らがやってきたことが残ると良い。「良い町」とはどんなものか、ゴールはない」

とそれぞれ想いを語ってくれました。

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「具体的なイメージを抱けない若い世代に伝えたいこと」という質問には、

「まず教員が知らない時代になっている。何かあったときに自分で考えて行動できる子になるよう育ててほしい。その素材・土台に西淀川がなれればよい」

参加者の方からは、

「当時の状況を考えると、はじめの一歩を踏み出すむずかしさがある。常識にとらわれず、『そこに被害があるから』が原動力になったと感じた。そういうときに動ける弁護士になりたい」

「社会や企業からの被害は、知らない間に被害を受けていることがある。そのような被害者を泣き寝入りさせないように法律家として常にアンテナを伸ばしていきたい」

などのふりかえりがありました。

弁護士の卵の司法修習生という、これからの社会を担う人々に、公害についてしっかり学んでもらえることができ、今日学んだことを公害を起こさないような社会づくりに繋げてもらえるのではないかと思います。

研修受け入れについて詳しくはこちら → 研修受入

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2019年10月30日5:09 PM

宇陀市榛原東小学校 社会科見学の受け入れを行いました(10/11)

2019年10月11日(金)、宇陀市榛原東小学校の5年生53名があおぞら財団に社会見学に来てくれました。

2つのグループに分かれて、歌島橋交差点(地下)、国道2号線・歌島橋交差点大気測定局・大野緑陰道路をそれぞれフィールドワークしました。

これからフィールドワークに向かいます。

これからフィールドワークに向かいます。

「測定する機械はどれだと思いますか?」という問いかけに、
みなさん探して「あれかな?」と、指をさしてくれました。

測定局の説明を聞いています。

測定局の説明を聞いています。

フィールドワーク中、引率の先生と児童が「空気の臭いが違うね」と話していました。

地形のことなどたくさん質問してくれた子もいました。

大野川緑陰道路の説明を聞いています。

大野川緑陰道路の説明を聞いています。

エコミューズ(資料館)を見学した後、「西淀川公害について」の講義を受けました。

あおぞら財団・藤江事務局長から西淀川の大気汚染について説明があった後、
西淀川公害患者と家族の会語り部の前田春彦さん、事務局長の上田敏幸のお話を聞きました。

前田さんからは、病気を抱えながら働いたけれど続けられなかったこと、
病気を抱えて生活する辛さや、公害健康被害補償がなければ生きていけないことなどお話がありました。

「みなさんがぼくのような病気になりませんように」と語りかける前田さん。

「みなさんがぼくのような病気になりませんように」と語りかける前田さん。

上田さんからは、50年ほど前は、路面電車や車が昼間でもライトをつけながら走行していたことや、大野川がどぶ川であったことなど、当時の状況について聞くことができました。

質疑応答では、
「公害認定患者で亡くなったのはどれくらいいますか」と質問がありました。
「1万2,324人(うち公害が原因で亡くなった人は7,512人)。公害認定患者は日本全国で何人くらいいると思いますか?」という上田さんの問いかけに、「10万人くらい?」という声がありました。
「たくさんいたころは11万人くらい居ましたが、現在は31,877人になっています」

さらに、「空気の状態を監視していますか」という質問があり、「区内8カ所で24時間体制で監視していること、裁判をしたことによって他の地域よりも多いということを教えてもらいました。

「辛かったことや困ったことはどんなことですか」という質問には、
前田さんから「夜中に息ができず眠れない」と回答があり、
上田さんが、なぜ夜中に辛いのか、わかりやすく説明してくれました。

みなさん、メモを取りながら熱心に耳を傾けてくれました。

あおぞら財団では、修学旅行や学外見学の受け入れを行っています。公害についての学びを教科書だけにとどめず、リアリティのある学びにつなげるお手伝いをいたしますので、お気軽にお問合せください。

お申し込みはこちらから→ 研修受入

第7回公害資料館連携フォーラムin倉敷【12/13,14,15開催】

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2019tirashi_ura
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環になって語ろう!公害資料館の”わ”

「第7回公害資料館連携フォーラムin倉敷」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
公害を伝える取組を学び、
各地の公害地域再生の取組を共有することで、
公害教育と公害資料館の可能性につい て議論する
公害資料館連携フォーラムを年1回開催しています。
新潟・富山・四日市・水俣・大阪・東京で開催し、
今年度は岡山県倉敷で開催します。

倉敷の公害の今を共有し、
公害地域再生のために現在まで続いている努力を学び、
これからの公害教育と資料館の可能性について
議論を深めたいと願っています。

WEBサイト:http://kougai.info/forum
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【日程】:2019年12月13-15日(金-日)
【会場】:川崎医療福祉大学 ほか
(岡山県倉敷市松島288)
(アクセス: https://w.kawasaki-m.ac.jp/data/access/
JR山陽本線 中庄駅下車 徒歩約15分

【内容】:
12/13(金) 13-17時、17:30-18:30
*フィールドワーク (先着30名)
*ナイトクルーズ(先着25名)

12/14(土) 13時~
*基調講演
「学びを基点とした地域づくり、人づくり~人は物語を生きる動物~」
船木成記さん( 尼崎市顧問、長野県参与 他)
*フォーラム 分科会1
*交流会
12/15(日) 9時30分~
*フォーラム 分科会2
*フォーラム 全体会
[チラシやWEB(http://kougai.info/forum
メール後半に詳細な内容を記載しています。あわせてご覧下さい。]

【参加費】:
*フィールドワーク:4,000円
*ナイトクルーズ:2,000円
*フォーラム(2日とおし): 会員4,000円 非会員5,000円 学生1,000円
*交流会:4,000円

【参加申込】
以下の申込フォームからお申込ください。
https://forms.gle/MmMXMEEzYeuqFMaw9
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
または、メール後半の詳細やチラシ等をご覧の上
必要項目[氏名/所属/連絡先(電話・メール・住所等)/
参加希望内容(フィールドワーク・基調講演・交流会の参加の有無・希望分科会)]についてFAX・メール・電話にてお知らせ下さい。

メール:kougaishiryoukan+forum@gmail.com
WEBサイト:http://kougai.info/forum
TEL 086-440-0121  FAX 086-446-4620
(現地事務局:みずしま財団

■□■□内容詳細■□■□■□■□■□■□■□

「第7回公害資料館連携フォーラムin倉敷」

【12/13(金) 13-17時 フィールドワーク】 (先着30名)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
★【水島の今】
鷲羽山スカイライン水島展望台(鴨が辻)→JFEスチール(株)西日本製鉄所工場見学と産業医のレクチャー→倉敷市環境学習センター・監視センター

【12/13(金) 17:30-18:30時 ナイトクルーズ】 (先着25名)
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★水島コンビナートナイトクルーズ

【12/14(土) 13時~20時 基調講演/分科会/交流会】
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★13:00-15:00 基調講演
「「学びを基点とした地域づくり、人づくり~人は物語を生きる動物~」
船木 成記さん
(尼崎市顧問、長野県参与、地球環境パートナーシッププラザ運営委員、高知大学客員教授、(一社)つながりのデザイン代表理事)

[講師プロフィール]
1964年生まれ、東京都出身。
社会課題の解決を目指すソーシャルマーケティングが専門分野。
(株)博報堂在職時には、環境省の「チームマイナス6%」や
内閣府の「カエル!ジャパン(ワークライフバランスに関する取り組み)」等をプロデュースするなど、
様々なステークホルダーが対話を通じて共有した目標の実現に向け、
協働して課題解決を目指すプロセスデザインに長年取り組んでいる。
現在は、経験学習的な視点をベースにしながら学習する地域づくりを目指して、
自治体の政策的ブランディング、内発的なシティプロモーション、総合計画等の策定、
および行政職員の力量形成を行なっている。
また、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の運営委員でもあり、
協働取組加速化事業の全国アドバイザリー委員を務めた。
なお、この11月に独立し(一社)つながりのデザインを設立。

★15:15-17:45 分科会
○分科会14-1
[公害入門]公害に携わった医師の話を聞く
患者さんに寄り添い倉敷公害訴訟に関わった里見和彦医師に、
どのような思いと行動だったのかを伺います。
川崎医科大学医学生の見学実習先の一つに水島を選択し、
10年以上継続してこられた大槻剛巳教授とともに、公害からの学びを考えます。
ゲスト:里見 和彦さん(総合病院水島協同病院)
担当委員:大槻 剛巳(川崎医科大学)

○ 分科会14-2
[地域づくり]多様な主体との協働による公害地域再生をどう進めるか?
公害地域再生は当事者の願いを基軸として進めるべきものですが、
それだけではなく考え方が異なる様々な関係者と結びつかなければ、
広がりを欠いてしまう場合もあります。
そこで今回の分科会では、
多様な主体との連携や協働を進めている二地域のこれまでの成果と
課題から協働取組推進の要諦を見出していくこととします。
ゲスト:塩飽 敏史さん((公財)水島地域環境再生財団)
山崎 陽さん((一社)あがのがわ環境学舎)
担当委員:岩淵 泰(岡山大学地域総合研究センター)
川中 大輔(龍谷大学)
原田 利恵(国立水俣病総合研究センター)

○ 分科会14-3
[教育1]土呂久公害の経験を伝える
宮崎県の土呂久では亜ヒ酸製造による公害で健康被害が生じ、
公害地域指定を受けています。
この地域で、公害の解決や経験を伝えるために奔走してきた
川原一之さんからお話しを伺います。
土呂久のお話から、あらためて公害資料館のはたす教育的意義や
それを支える条件について考えます。
ゲスト:川原 一之さん(土呂久の記録者)
岩佐 礼子さん(あまべ文化研究所)
担当委員:安藤 聡彦(埼玉大学)
高田 研(都留文科大学)

★18:15-20:00 交流会(会場 :川崎医療福祉大学キャンパス内)

【12/15(日) 9時30分~15時 分科会/全体会】
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★9:30-12:00 分科会
○分科会15-1
[資料]岡山・倉敷における公害資料の現状と課題
岡山・倉敷の公害問題に関する資料を所蔵する二つの機関より、
資料の整理・保存・活用をめぐる現状と課題についてお話しいただきます。
その上で参加者それぞれの立場や認識等にひきつけつつ、
資料をめぐる課題解決のための方策について議論します。
ゲスト:森 久美さん((公財)水島地域環境再生財団)
杉山 一雄さん(岡山県立記録資料館)
担当委員:平野 泉(立教大学共生社会研究センター)
小田 康徳(西淀川・公害と環境資料館)
蜂谷 紀之(国立水俣病総合研究センター)

○ 分科会15-2
[企業]倉敷市水島における2つの“和解”を考える~公害裁判から協働にむけて~
1996年、倉敷公害訴訟は和解が成立しました。
残されたまちの課題に対し模索する中、
立場の異なる関係者の協働により、
“もう一つの和解”が進みつつあります。
企業の立場として公害裁判を経験し、
今は環境学習のまちづくりのメンバーとして活動する岩永隆久さんと、
患者会会長太田映知さんをお招きし “2つの和解”の意味を考えます。
ゲスト:岩永 隆久さん(元JXTGエネルギー(株))
太田 映知(倉敷市公害患者と家族の会)
担当委員:五十嵐 実(日本自然環境専門学校)
藤原 園子((公財)水島地域環境再生財団)
清水 万由子(龍谷大学)
岩淵 泰(岡山大学地域総合研究センター)

○ 分科会15-3
[教育2]岡山のNPOによるESDとしての環境学習の授業実践
国際協力研究所・岡山(ICOI)は岡山で活動するNPOです。
人権、環境、国際などの問題を題材として、
学校現場でESDを実践しています。
その一つとして、水島の公害を中学校の授業で取り上げました。
団体の紹介と事例を通してESDについて考えます。
ゲスト:竹島 潤さん(岡山大学附属中学校教諭/NPO法人国際協力研究所・岡山(ICOI))
阿部 友彦さん(岡山市立高松中学校教諭/NPO法人国際協力研究所・岡山(ICOI))
担当委員:高田 研(都留文科大学)

★13:00-15:00 フォーラム 全体会

——————–
●主催:第7回公害資料館連携フォーラムin倉敷実行委員会(順不同)
川崎医科大学衛生学教室
岡山大学地域総合研究センター
岡山県立記録資料館
倉敷市
中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく)
公益財団法人 水島地域環境再生財団(みずしま財団)
新潟県立環境と人間のふれあい館-新潟水俣病資料館-
一般社団法人あがのがわ環境学舎
一般財団法人 神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会、
富山県立イタイイタイ病資料館
四日市公害と環境未来館
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)付属西淀川・公害と環境資料館
尼崎南部再生研究室(あまけん)
北九州市環境ミュージアム
全国公害被害者総行動実行委員会
法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ
立教大学共生社会研究センター
国立水俣病総合研究センター
水俣市立水俣病資料館
一般財団法人 水俣病センター相思社
公害資料館ネットワーク
(2019年10月1日現在)

● 共催
一般社団法人 日本環境教育学会
公益社団法人 日本環境教育フォーラム

● 後援(順不同)
環境省
ESD活動支援センター
中国地方ESD活動支援センター
関東地方ESD活動支援センター
全日本博物館学会
日本展示学会
日本アーカイブズ学会
一般社団法人日本衛生学会
岡山ESD推進協議会
大学コンソーシアム岡山

● 協力
地球環境パートナーシッププラザ

●2019年度地球環境基金助成事業

★お問い合わせ等
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「第7回公害資料館連携フォーラムin倉敷」
● 現地実行委員会事務局
公益財団法人水島地域環境再生財団(みずしま財団)
〒712-8034 岡山県倉敷市水島西栄町13-23
TEL:086-440-0121 FAX:086-446-4620
E-mail webmaster@mizushima-f.or.jp

● 実行委員会事務局/公害資料館ネットワーク事務局
(あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館内)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
TEL 06-6475-8885  FAX 06-6478-5885
E-mail kougaishiryoukan+forum@gmail.com

Filed under: イベント案内,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2019年10月15日3:59 PM
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