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ブログカテゴリー » 資料館(エコミューズ)

ミャンマーの留学生が来てくれました

2013年4月4日
神戸大学の国際協力研究科から、ミャンマーの留学生が公害について学習する為にエコミューズに来てくれました。
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同じ研究室のメンバーが通訳として一緒に来てくれました。
質問は、英語。
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通訳がないと、なかなか対応ができないのですが、
日本語でも伝えるのが難しいことを、理路整然と伝えなければならないと緊張します。
留学生のナンさんはミャンマー外務省の職員です。
日本で得たことを、国に帰ってすぐ生かそうと一生懸命でした。
公害を予防する為にはどうすればいいか?
日本の経験が役に立てばいいなぁと願っています。

ちなみに、あおぞら財団の発行物で外国語にしているものが、これだけあります。
http://aozora.or.jp/katsudou/tsunagaru/syuppan
ぜひ、ご活用くださいね。

最後に、みんなでタンデム自転車を楽しみました。
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みなさん、またあおぞら財団に来て下さいね。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2013年4月4日6:52 PM

福の漁港どんなところ?聞いて食べてしゃべって(あおぞらイコバ福でみせ)

2013年3月24日(日)18:30~20:30にエルモ西淀川にて、参加者26名で開催しました。
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龍谷大学生の吉田さんと丸橋さんが進行役となって、
大阪市漁協の北村英一郎さんと北村泰規さんの話を聞き出していきました。
参加者は、釣ずきな人や、地域の人や、家庭科の先生、自然保護の活動家など様々です。
参加者みんなで、ボラのフライといかなごの佃煮を頂きました。
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ボラは前日に泰規さんが淀川で取ってきてくれたものです。
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全部で8匹。大きいです。
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お話は、最近の大阪湾の様子や、ウナギが取れること、
資源管理型の漁業になっていて、何でもとれる状況ではない事、
埋め立てられると、海流が変わって魚が来なくなることなど、
知らなかった大阪湾の世界について教えてもらいました。
内容は、またパンフレットにまとめるので、その時にお知らせしますね。

感想文の一部を紹介します。
人口的な浄水による見た目のキレイさ=水質向上だと思っていたので、人の暮らしがあって自然との循環があるというお話は、まさにハッとさせられました。
是非体験漁業+今日のようなお話というプログラムも期待しています。
大学生の素直なほんわかした進行もいい感じでした。

他の地域でも開催できる様にがんばります。(林)

インタープリター講座 3月25日

2013年3月25日10:00-12:00
インタープリター講座を実施しました。
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西淀川の地域にはいろいろな魅力がありますが、
どうやって伝えればいいか、いつも探りながら実施しています。
うまく伝わったなと思う時と、手ごたえがない時、いろんな視察の受け入れがあります。
どうしても、事実をダラダラと説明してしまいがちなのですが、
それでは、参加者には伝わりません。
参加者が気持よくフィールドワークができるようにと、参加者と
高田研先生と西村仁志先生で地域に出て考えました。
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例を一つ上げると、歌島橋の交差点の環境改善を伝えるにはどうすればいいかを考えました。
真ん中に茶色い箱がありますが、これはなんでしょうか?
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上に吸い込み口がついていますが、ここに注目して大気汚染の測定局である事を実感してもらってはどうかというアイデアを共有しました。

せっかくある地域資源を、楽しく実感が伴うように伝えられる人材をこれからも育成していきたいと思っています。(林)

この事業は地球環境基金の助成事業です。

Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2013年3月26日3:08 PM

西淀川インタープリター講座(3/25)

西淀川の魅力を伝えるためにはどの様にすればいいか?
インタープリター講座を開催いたします。
興味のある方はどうぞご参加ください。

日時 2013年3月25日 10:00-12:00
講師 高田研(都留文科大学)
    西村仁志(広島修道大学)

場所 あおぞらビル5階 西淀川・公害と環境資料館
参加費 無料
主催 あおぞら財団
この事業は、2012年度地球環境基金を活用して開催しています。 

Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2013年3月20日5:57 PM

『西淀川公害の40年』 刊行しました

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西淀川公害の40年
維持可能な環境都市をめざして

出版社: ミネルヴァ書房 (2013/3/15)
発売日: 2013/3/15
定価:3500円+税
(カバー写真は西淀川公害のシンボルであった合同製鉄の高炉)

あおぞら財団からお買い求めいただけると、なんと税抜き価格で提供いたします。
活動資金になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

メール(webmaster@aozora.or.jp)に、
『西淀川公害の40年』希望との旨と、住所・お名前・冊数を記入してお知らせ下さい。
冊子とともに、請求書と郵便振り込み用紙を同封いたします。
送料は1冊80円となります。
>こちらのフォームからもお申し込みが可能です

<内容>
2012年、「西淀川公害患者と家族の会」が結成40周年を迎えた。本書は西淀川公害を軸に、戦後大阪の公害・環境問題と住民運動の歴史的展開をたどり、取り組みの先駆的意義や教訓を明らかにすることをめざす。公害裁判の延長線上に、多くの関係との協働やパートナーシップを模索していった患者会。その経験から、新しい時代の「環境再生のまちづくり」のあり方を探る。

<推薦文>
地域再生学の第一級のケースブック
賠償のみで終わることなく、わだかまりを超えてより良い地域づくりに取り組んだ
「協働」の発想と秘訣を読み解く。大阪の工業地帯がエコで甦る感動のレポート。
小林 光(慶應義塾大学教授・前環境事務次官)

深刻な大気汚染公害にさらされた大阪市西淀川地域
被害者救済から公害撲滅、公害都市から環境再生のまちづくりへと運動が展開されてきた。
その経験を関係当事者の複眼的な視点から明らかにする注目すべき書。
淡路剛久(元早稲田大学教授・弁護士・日本環境会議理事長)

<目次>
はしがき(除本理史・林美帆)

第Ⅰ部 公害問題と地域社会――「環境再生のまちづくり」への胎動
1 公害反対運動から「環境再生のまちづくり」へ
――大阪・西淀川からうまれた現代都市政策の理念(除本理史)
2 地域医療から捉える西淀川公害――「医療の社会化」運動から公害問題へ(尾崎寛直)
3 西淀川の公害教育――都市型複合大気汚染と公害認識(林美帆)
4 臨海部開発と地域社会――フェニックス事業をめぐって(松岡弘之)
5 大気汚染公害反対運動と消費者運動の合流
――「環境再生のまちづくり」を支える運動ネットワークの形成(入江智恵子)

第Ⅱ部 西淀川公害を語る
1 公害認定患者が語るぜん息の苦しみ(岡崎久女さん)
2 西淀川公害訴訟に関する弁護士の活動(井上善雄さん)
3 被告企業からみた西淀川公害訴訟(山岸公夫さん)
4 西淀川公害に関する大阪市の取り組み(増田喬史さん・相崎元衛さん)

資料編
1 西淀川大気汚染公害訴訟の概要
2 西淀川公害関連年表

監訳者あとがき(宮本憲一・森脇君雄・小田康徳)
索 引
____________

私ごとを書きますと、私は1999年から西淀川公害資料の整理に携わってきました。
膨大な資料群を前にして、「一体いつ整理が終わるのか」という不安と、
「誰が活用してくれるのだろうか」という不安が常にありました。
資料整理は、まだまだ続けられていますが、
今回の本は、「誰が活用してくれるのだろうか」の答えの一つになるかと思います。
資料整理で発見した資料や、ヒアリングで集めていた素材が
先生方によって、位置づけられたのがこの本です。
福島原発や中国の大気汚染など、現在も公害は課題が山積しています。
公害は技術だけで解決するのではありません。
市民運動も大きな要素の一つです。
困難に直面した時、市民がどの様に行動すればいいかを、この本から学んでいただければ幸いです。
そして、興味を持った方は、エコミューズにぜひお越しください。おまちしております。(林美帆)

参考ページ
あおぞら財団の出版物のリスト
-[書籍]西淀川公害の40年 維持可能な環境都市をめざして
-販売出版物 購入お申し込みフォーム

Filed under: イベント案内,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2013年3月14日1:51 PM
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