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» 2017 » 9月

西淀川区役所で肺年齢チェックを実施しました(8/28)

今回はインターン生の大阪経済大学の末吉君がブログを執筆しています。

8/28(月)に西淀川区役所でがん検診があり、それに合わせてあおぞら財団はがん検診に受診しに来た方々に肺年齢チェックを行いました。本日は、平日だったので、がん検診に来た人は少なかったのですが、がん検診を受診した人の中から16名の方々が肺年齢チェックに参加いただきました。

この肺年齢チェックでは、肺年齢の測定と質問票の回答に加えてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)について説明しました。COPDは、有害物質の吸入や大気汚染によって発症する病気です。特に一番の原因になっているのは、タバコの煙です。

本日は、北野病院リハビリテーションの技師長の本田憲胤講師と東大阪病院の理学療法士の椿和人講師に参加いただき、今までよりもしっかりとした肺年齢チェックを行うことができました。

ハイチェッカーでの肺年齢チェックは昨年度から取り組んでいるのですが、専門家のお二人のやり方をみると、測定される方に適切にかけ声をかけることでしっかりと息を吐くことができ、より正確に測定ができているようでした。また、COPDの疑いが高く不安を感じている方には、専門家のお二人からより丁寧なアドバイスをしていただきました。

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肺年齢測定終了後、お二人の先生と肺年齢測定についてお話をしていただきました。ハイチェッカーの使い方については動画もあるので会場で流したらわかりやすいのではないか、鼻クリップがあるほうが息を吐きやすいのではないか、COPDの疑いが高い人は次のステップとして呼吸器内科の専門医に受診してほしいが受診先のリストがあるほうがわかりやすいといったアドバイスをいただきました。また、ハイチェッカーではその人が限界まで吐いているのかがわからないがスパイロメーターがあればより詳細で正確な数値を計測することができる、呼吸器内科の専門医に診てもらえばぜんそくなのかCOPDなのかがわかり具体的な治療につなげることができるといったことを教えていただきました。

私が参加していて気づいたことは、肺年齢チェックをしていただいた方々は健康についてしっかりと考えていることです。年齢を重ねていくと病気になりやすくなります。体の調子が悪い時には、年齢を理由にせず病気ではないかと疑い病院に行く。体の調子が良いときでも健康診断をしっかりと受診するなど健康の維持に気を付けることが大事だと思いました。

あおぞら財団インターン 大阪経済大学経済学部経済学科 末吉智哉

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 事務局 | インターン生 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2017/09/08(金) 01:58

くじらカフェ オープニングイベント(9/2、9/3)

※「姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」の記事の転載です。

9/2(土)、9/3(日)はくじらカフェのオープニングイベントを行いました。両日とも、イベントにあわせて、カフェ営業、建物の内部見学も行いました。

9月2日 オープニングイベント:あおぞら市

9月2日は、どなたでも参加していただけるイベントとしてあおぞら市を行いました。あおぞら市は、あおぞらイコバで月に2回行っているイベントですが、この日は場所を変えて出店してもらいました。

出店者:谷口ファーム、chou chou、手しごと工房「Moku」、足つぼマッサージ 楽成体よつ葉ホームデリバリー松茶商店

DSC_0144

あおぞら市を行いました

あおぞら市

くじらカフェの天然酵母のパン

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「chou chou」焼き菓子 シュークリーム

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「松茶商店」食べるお茶 客家擂茶

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「谷口ファーム」 無農薬野菜

yotsuba

「よつばデリバリー」みかん&りんごジュース

9月3日 オープニングイベント:ミニ縁日マルシェ&親子ワークショップ

 

オープニングイベント2日目は、ミニ縁日マルシェと親子ワークショップ、こだわり食品の販売などがありました。

【販売】豊中松前本舗(乾物、豆)アンディオール(コンフィチュール)アイナ(焼き菓子)

【ワークショップ】縁日マルシェ、革の名刺入れづくり、裂き織り、サンドアート、木の小物づくり

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ミニ縁日の様子

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サンドアートワークショップ

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オーガニックの焼き菓子 Organic Aina

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「豊中松前本舗」乾物、豆

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「アンディオール」コンフィチュール

木工ワークショップ

木工ワークショップ

革の名刺入れワークショップ

革の名刺入れワークショップ

縁日マルシェに興じる子ども達の声で、とても賑やかなイベントになりました。ワークショップに参加した方々も自分の手づくりの一品を手に入れて、笑顔で帰られました。

建物の内部見学

オープニングイベントでは、建物の内部見学もしていただています。

子どもたちには「たてもの探検クイズ」を行いました。クイズに回答するためにはくじらカフェ&姫里ゲストハウスいこねをあちこち探検しなくてはいけません。クイズに回答した子どもたちに「全問正解」と伝えると「やった!」と飛び跳ねて喜んでくれました。全問正解した子どもたちにはケーキをプレゼントしました。

内部見学していただいた方々からは、中庭や廻廊、床の間や違い棚、欄間といった昭和初期の家ならではの様子を見て「西淀川にこんなおうちが残っていたなんて思いもしなかった」「残していってほしい」「昔の親戚の家を思い出して、懐かしい気持ちになった」といった感想をいただきました。

今後のくじらカフェの予定

9/4~9/10は、くじらカフェのプレオープン&建物内部の内部見学を行います(9/6休み)。プレオープン中は、ランチ1種類とケーキ、ドリンク、パンを提供しています。オーガニック・無農薬・無添加の素材を取り入れた食材をつかったこだわりのメニューです。

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天然酵母、グルテンフリーの米粉パン

 

くじらランチ 毎日日替わりです!

くじらランチ メニューは日替わりです!

9/11はくじらカフェがグランドオープンします。この日からはランチの種類も増える予定です。どうぞ一度お立ち寄りください!

(谷内)

※あおぞら財団は「姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」の運営法人です。
姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ:http://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: いこね&くじらカフェ | イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2017/09/04(月) 04:44

くじらカフェ オープニングパーティ(9/1)

※「姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」の記事の転載です。

6月から工事に入っていた「くじらカフェ&姫里ゲストハウスいこね」ですが、やっと工事が終了しました。まずはくじらカフェを9月から営業を開始します。姫里ゲストハウスいこねは、年内のオープンを目指しています。

いよいよオープン

いよいよオープン!!

9月1日は、内部でのお披露目会としてオープニングパーティを行いました。家主の井上善雄 さん、西淀川公害患者と家族の会のみなさま、あおぞら苑、計画・設計・管理を行ってくださったCASEまちづくり研究所、畳屋さんといった工事関係者、DIYに関わったボランティアの方々、インターン生等30名弱が集まりました。

最初に、村松理事長から「くじらカフェ&姫里ゲストハウスいこね」の経緯や事業目的についてお話がありました。その後、建物を提供していただいた弁護士の井上善雄 さんに、育ったこの家や西淀川の思い出、この場所にこめた想いといったことを語っていただきました。また、CASEまちづくり研究所の方々は、昭和初期の洋館付長屋住宅が建築的な観点からどのような意味があるのか、計画・設計・監理の面での苦労した点について説明してくださいました。

次に、財団職員からプロジェクターを用いて「くじらカフェ&姫里ゲストハウスいこね」の事業目的、工事前から完成に至るまでのDIYの様子等を紹介しました(スライドはこちらから)。

DSC_0077

事業目的説明の様子

説明の後は、完成した「くじらカフェ」「いこね」を皆で解説を交えながら見学してもらいました。

カフェの説明

カフェの説明

最後は、実際のカフェのランチメニューをお披露目、試食しました。参加者のみなさんからは「おいしい」「おしゃれ」と非常に好評をいただけました。

カフェランチメニュー

カフェランチメニュー

以下、インターン生の感想です。

「カフェが無事に完成して安心しました。今までは作業が忙しく、落ち着いてカフェの内部を見ることはなかったのですが、完成し落ち着いてみてみると自分がこんな素敵な建物に立ち会えたのかと感動しました。イベントに来てくれた人たちも笑顔でパンを食べていて、これからも地域に愛される場所であってほしいと思いました(M)」

「本日までDIYに取り組みましたが、正直とても疲れました。ですが、くじらカフェという形で貢献することができて、嬉しかったです(T)」

「本日のくじらカフェのオープニングイベントはアットホームな雰囲気で行われました。誰もが心から落ち着けるようなカフェが完成できたと実感することができました(S)」

参加してくださったみなさまは、笑顔で「おめでとう」「良い場所になるといいね」と口々におっしゃってくださいました。場所に対する様々な提案をいただいたので、そういったアイディアも入れていきたいと思います。地域の中の居場所として、より良い場所にしていきたいと強く思いました。

■姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェの家主の井上善雄さんのお話

りべら144号11ページ「記憶あつめ隊」:井上善雄さんに西淀川の思い出、西淀川大気汚染訴訟に関わるようになった経緯等について語ってもらっています。

■協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

計画・設計・管理:CASEまちづくり研究所

改修工事:山本博工務店

畳:黒田畳産業(大阪市西淀川区佃)

カフェの壁の板材提供:ディーワン

運営計画のコンサルタント:人と不動産

テーブル、イスの作成:金聖子さんと仲間達

外壁、内装、清掃など:DIYイベントにご参加いただいたみなさま

■オープンにあたってお花や観葉植物をいただきました

あおぞら苑、山本博工務店、西淀川・淀川健康友の会、大庭工務店、カフェとお庭ホソウヤ、片岡法子さま

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(谷内)

※あおぞら財団は「姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ」の運営法人です。
姫里ゲストハウスいこね&くじらカフェ:http://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: いこね&くじらカフェ | イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2017/09/04(月) 04:12
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