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あおぞら財団 ボランティア情報10月号

◆◆転送大歓迎◆◆

あおぞら財団では、環境やまちづくりに関する様々なボランティア活動が行われています。
財団でのボランティア活動は大きく次の3つに分けられます。

1)あおぞら財団 ボランティアの日
・・・まずは気軽に参加したい人。基本は事務所での活動です

2)イベントでのボランティア
・・・あおぞら財団が関係するイベントでの運営補助等をお願いします。基本はその日限りです。

3)企画や運営をしませんか?
・・・イベントや講座の企画や運営にあたる活動です。

それぞれの活動で、皆さまのご参加をお待ちしています。
なお、参加希望の方は事前にあおぞら財団までお申込みください。

≪申込・問合先≫
あおぞら財団
【連絡先】 TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
E-mail webmaster@aozora.or.jp
HP https://aozora.or.jp/

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1) あおぞら財団
ボランティアの日 10月3日(金)
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公害問題や環境問題に興味のある人、環境NPOの現場を
のぞいてみたい人、まずはお気軽にご参加ください。

時間: 9:30~17:30(相談に応じます)
場所:あおぞら財団 事務所
(大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階)
アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact
交通費:実費支給(上限2,000円)
参加の方法:あおぞら財団に事前にご連絡ください。

<ボランティアの日・当面の予定>
2014年11月7日、12月5日、2015年1月9日
*基本第一金曜日です。1月は正月休みなので2週目に実施。

あおぞら財団ボランティアの日についてはコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/jimu/volunteer

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1.廃油キャンドルづくり 準備
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今年の廃油キャンドルナイトは11/8。

10/18に廃油キャンドルをつくる予定です。
廃油キャンドルづくりの準備をお願いします。
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2.御幣島芸術祭2014(みてアート)準備
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御幣島芸術祭の準備をお願いします。
実行委員の皆さんが、着々と(?)準備をすすめています。
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2)イベントでのボランティア
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■10月19日(日) 第13回淀川河川敷フェスタ
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時間= 12:00~16:00頃
場所= 淀川河川敷(
淀川河川敷フェスタでのタンデム自転車のストーカー(2に乗り自転車の前にのりこぐ人)を募集しています。
■ 10月22日(水) あおぞらイコバ野菜市
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時間= 11:00~13:30頃
場所= あおぞらビル1階・あおぞらイコバ
JR東西線「御幣島(みてじま)」駅 ⑪出口よりスグ
https://aozora.or.jp/accesscontact
内容= 毎月第四水曜日は「あおぞら野菜市」の日。
交通整理やあおぞら財団のグッズ販売もお願いします。
■11月8日―9日御幣島芸術祭(みてアート2014)
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今年2回目になる御幣島芸術祭。
当日の運営、事前の準備、たくさんボランティアさんがいればいるほど、イベントが良いものになります。
いろいろな役割がありますので詳細はお問い合わせ下さい。
一緒にイベントを盛り上げましょう。
■11月8日(土)廃油キャンドルナイト
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時間= 夕方
場所= 大野川緑陰道路(あおぞら財団前周辺)
ボランティア多数募集中!大学生が中心になって活躍しているイベントです。
大学生ではなくてももちろん募集中!
<昨年度の様子はこちら>
http://nanohanany.blogspot.jp/2014/01/1222-in-ny.html
■11月8日(土)西淀川高校文化祭出展
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時間= 午前~午後2時頃
場所= 大阪府立西淀川高校
西淀川高校の文化祭に出展します。
一緒に展示ブースでお客さんの対応をしませんか。
<昨年度の様子はこちら>
http://nanohanany.blogspot.jp/2014/01/1222-in-ny.html
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3)企画や運営をしませんか?
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あおぞら財団が事務局をする、ボランティア団体の会議をご案内します。
企画や運営をする側としてのボランティアさんを募集しています。
まずは、会議をのぞいて下さい。
なお、交通費の支給はありませんのでご了承ください。

■10月17日(金) タンデム自転車を楽しむ会
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時間=18:30~
場所=あおぞら財団
<HPはこちら>
http://www.tandem-osaka.com/

<FBはこちら>
Filed under: イベント報告・ホームページ更新,ボランティア — aozorafoundation 公開日 2014年10月2日3:24 PM

第7回御堂筋サイクルピクニック、タンデム自転車で走行!(9/21)

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

第7回御堂筋サイクルピクニック、タンデム自転車で走行!(9/21)

日時:2014年9月21日(日)
場所:御堂筋、中之島公園

(写真)アピール走行出発前の筆者

こんにちは。
大阪市立大学大学院の吉田祐樹です。
今回も、御堂筋をタンデム自転車で走ってきたのでご報告します。

今回の「第7回御堂筋サイクルピクニック」には、アピール走行約300人、イベント全体参加約600人の方々が、本イベントに参加しました。前回に比べて参加人数が、アピール走行、イベント全体共に約100人も増加しており、大変賑わっていました。

(写真)アピール走行前にみんなで「サイクル~、ピクニッッック~」とかけ声

アピール走行のコースは、1週目が「中之島→御堂筋→長堀通→堺筋→中之島」で、2週目が「中之島→御堂筋→本町通→堺筋→中之島」となっており、前々回のコースと同じ形となりました。そこで今回も、「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」から私が組のリーダーとして、御堂筋を走ってきました!

(写真)いつも仲良しT田ご夫婦、タンデム自転車の後ろ姿

(写真)走行前のタンデム自転車

今回のアピール走行は、視覚障碍者の方が1名であり、かつガイドさんと一緒に乗車されたので、私は同じボランティアとして来られていた女性の方(晴眼者)と一緒に乗り、御堂筋を走りました。気候も快晴と、非常に自転車日和な日となりました。

(写真)出発しました。向こうには中央公会堂が見えます

実は私は、視覚障碍者の方を乗せて走るのは多々あっても、晴眼者の方を乗せて走ることがあまり無かったのですが、意外と問題なく走ることが出来ました。イメージとしては晴眼者の人の方が、無意識に自分でバランスを取ろうとするので、運転するのが難しくなると思っていたのですが、いつも通りしっかり声だしをして走行すると、安全に走行するこが出来ました。
今回のイベントを通して改めて、タンデム自転車は晴眼者、視覚障碍者関係なく、誰でも乗ることが出来、サイクリングを楽しむことが出来る乗り物であることを実感しました!大阪でタンデム自転車が解禁される日々が待ち遠しいですね!
ただ、相変わらず本町通りの自転車レーン上には、多くの自動車が駐車しており、まだまだ自転車が走りやすい環境とは言えないので、一刻も早く改善して欲しいなと思いました。

(写真)アピール走行を終えて、中央公会堂の前で記念撮影

アピール走行後は試乗会へと移りましたが、今回はいつも以上にタンデム自転車を試乗される人が多かった気がします。このようなイベントを通じてタンデム自転車を知ってもらうことも、タンデム自転車解禁の一歩になるのではないかと私は思っています。

(写真)タンデム自転車の試乗を楽しむ人たち

(写真)タンデム自転車試乗中

イベント全体では、今年初めて導入されたウィーラースクール(子ども自転車教室)や、念願の抽選会が復活しました!自転車教室ではたくさんの子供たちが参加しており、今までのイベントよりもさらに賑やかなものとなっていました。抽選会ではいつも以上の人が当選するようなものとなっており、私もなんと自転車グローブが初めて当選し、非常に盛り上がりました!

(写真)ウィーラースクール(子ども自転車教室)で紙芝居を聞く子どもたち

(写真)ウィーラースクールに集まった子どもたち

(写真)ゴム製ロールの上を走る子どもたち

私事ではありますが、来年からは社会人となりますので本イベントに参加できるかは分かりませんが、出来ることならば次回も参加したいと思っております!

御堂筋サイクルピクニックの報告や今後の活動については、以下のサイトに記してありますので、是非ともご覧下さい。
http://cycleweb.jp/cyclepicnic/

Facebookの方もありますので、宜しければ「いいね!」をお願いします。
http://www.facebook.com/cyclepicnic
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
Facebook http://www.facebook.com/osaka.tandem
体験会の案内やスポーツ部の報告などを発信しています。
こちらも宜しければ「いいね!」をお願いします。
以上
記・吉田祐樹(大阪市立大学大学院 工学部都市系専攻)

※第7回御堂筋サイクピクニックへの参加にあたっては、FAAVO大阪のクラウドファンディングでいただいた支援金を活用しております。 https://faavo.jp/osaka/project/278

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2014年10月1日10:51 AM

大阪府環境部局職員研修を受け入れました

日 時=2014年9月2日(火)14:00~17:00
参加者=大阪府環境部局職員7名

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ビデオ「西淀川公害を闘う」(リバティ大阪)の鑑賞後、「西淀川公害」と「地域再生」の説明を行いました。

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続いて公害患者の岡崎久女さんから、病気との闘いや子育ての苦労の体験を話していただき、質問に答えていただきました。
Q.「喘息の発作とはどのようなものですか?」
・最初はよく風邪引くな~、セキが止まらないな~と思っていました。やがて夜に発作が出ると息ができなくなってしまうようになりました。もちろん声も出ません。同居の家族に伝えることができないのです。救急車で運ばれて気が付いたら西淀病院のベッドだったことが何度かありました。
Q.「一番困ったことはどんなことでしたか?」
・”生きるか死ぬか”の経験を何度もすると、家事が何もできません。子どもの朝食や弁当も作ってやることができず、親子で一緒に喘息発作で苦しんだことが一番辛かったです。
Q.「原告になるきっかけはどんなことでしたか?」
・私が好きでなった病気ではなく、子どもも一緒に病気にさせられて、一生直らないと言われたことが、許せなかった。
今でも治療に病院に通っています。天気の変わり目などに、ひどい発作が出ます。

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つづいて、西淀川公害患者と家族の会会長の森脇君雄さんから裁判の経験を話していただき、質問に答えていただきました。
Q.「喘息について話してください。」
・国会で衆議院議員の前で喘息の苦しみについて話したことがあります。「水
中で頭を押しつけられ、顔を上げられないのが喘息の発作です。息ができ
ないのです」と。発作の時は声が出せないので、自分の足と女房の足を紐で結んで、伝えるようにしていました。息ができないということは身体中の酸素が無くなるということです。今でこそ薬が良くなって、死にはしないことがはっきりしていますが、当時は死んでいった人がたくさんいます。
Q.「裁判を始めるときはどんな心境でしたか?」
・大気汚染裁判は大企業と国・道路公団が相手なので、勝てるとは思わなか裁判でした。国と経団連が一体となって立ち向かってきましたので。「西淀川公害を語る」(本の泉社)に詳しく書いておきました。大阪府と大阪市には、中立的な態度をとお手欲しいと思い被告にはしませんでした。
Q.「西淀川裁判の経過はどのようなものでしたか?」
・当時の患者会の委員長は、学校の先生でした。「学習なくして裁判の勝利は無い」と言われ、徹底的に学習会を組織して繰り返し学びました。まず勉強、それから行動、そしてニュースを度々発行し裁判の内容を共有をしていきました。21年間もかかった裁判でしたが、勝利和解を手にする事ができました。だから、和解金の一部を地域再生に生かすという提案に誰からも異論が出ませんでした。裁判の解決金を地域再生にも使うという取り組みは日本で初めてでした。
Q.「“地域再生”が要求として出てきたのは何故ですか?」
・「手渡したいのは青い空」をスローガンに運動を広げてきました。自分たちが「金」をもらったらそれで良いとはならなかった。「子や孫のために青い空を」ということは、裁判の後にどのような活動が必要かを求められていた。「あおぞら財団」も「あおぞら苑」(ディサービスセンター)も、そして「街づくり」も続いていく活動の拠り所になっています。
直近では8月17日の朝日新聞で「公害を伝える 日中は青い空でつながるか」という記事が編集委員の吉岡桂子さんの名前で掲載されています。海外へもこの活動は広がりを持っています。

その後、徒歩で大野川緑陰道路を通り、大和田の大阪マスジドが紹介されました。ハラールの売店も興味を持って見学されていました。その後「あおぞら苑」(ディサービスセンター)に到着し、施設長の辰巳致さんからこの施設の開設に至る経過や現在の活動の様子を聞き、内部の見学をしました。

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大和田西交差点では、国道43号線の公害対策の説明を聞き、43号線の車の多さを体感してもらい、最後は阪神出来島駅で解散になりました。

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見学の皆さんからは、公害被害の現地を自分の目と耳と皮膚で感じることの大切さが語られました。
今後の大阪府の行政施策の中に、今日の経験が活かされることを願っています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2014年9月25日2:31 PM

9/19(金)楽らく呼吸会(姫島診療所)で夏バテ解消の簡単料理について勉強しました。

2014年9月19日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はよどの里から管理栄養士の掛久美さんを講師に迎え、を勉強しました。参加者は13人(内、患者さん9名(家族の方を含む)、管理栄養士1名、看護師1名、スタッフ2名)でした。

ちょうど、夏バテになりやすい時期ということで、夏バテを解消する簡単料理のレシピを教わりました。
なぜ夏バテになるのかというと、汗をかくとビタミンやミネラルが失われて不足し、胃の機能が低下することにより食欲が落ちてしまうからです。そうすると、必要な栄養を摂ることができなくなり、体力の消耗が激しくなります。

そこで、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。簡単な工夫や食欲増進のコツなどを教わりました。

・具だくさんの一品料理…麺類にも野菜や肉をたっぷりのせると、栄養バランスが良い
・菓子パンではなくサンドイッチを食べるようにする
・香辛料や薬味を上手に使う(生姜やシソを添えたり、香辛料たっぷりのカレーもおすすめ!)
・簡単味噌汁…冷凍しておいた小分けパックの鰹節を揉んで、お椀に大さじ1杯の味噌を入れお湯を注ぐと出来上がり。

また、「きちんと3食食べるのは無理…」「めんどうくさい」といった声も聞かれました。
年齢と共に「食べたくない」という気持ちが強くなってきますが、楽しみながら食べることが大事!というお話もありました。誰かと一緒にご飯を食べる、というのも楽しむためのポイントですね。

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お話を聞いた後は、調理実習の時間。今回挑戦するメニューは、【オクラのピリ辛焼き】と【オクラのパン粉焼き】です。
山芋やオクラなどのネバネバした食材は、疲労回復効果の高い成分が含まれているため、とてもおすすめということです。

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普段はあまり料理をしないという人も、久しぶりに包丁を握った様子で、みんなで見守ったり、あれこれ話も盛り上がり、楽しく過ごしました。

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本当に手軽にできて、味もよく、「おいしい」「いくつでも食べられそう!」とみなさんに好評でした。

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レシピは、以下の通りです。ぜひ一度試してみてください♪

【オクラのピリ辛焼き】
材料:オクラ、マヨネーズ、醤油、七味唐辛子
①オクラの額を取る
②マヨネーズと醤油を混ぜ合わせる
③オクラを②に入れからめる
④アルミホイルをのせたトースターの天板に並べ七味唐辛子をかける
⑤5~6分焼いたら出来上がり!

【オクラのパン粉焼き】
①~④まで同じ工程で、パン粉をふりかけ、パン粉をつけてオーブントースターで5~6分色がつくまで焼く。醤油または麺つゆをつけてもよい。

開催後のアンケートでは、9人中8人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、9人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、5人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他、簡単料理の作り方を知って「かんたんなのでびっくり」「帰って作ります」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…10月10日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・千北診療所……11月20日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……11月21日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)
※番外編:千北診療所から、矢倉海岸へ遠足に出かけます。
10月16日(木) 14:00~15:30(雨天時、屋内にて別プログラム実施予定)

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 1:43 PM

9/18(木)楽らく呼吸会(千北診療所)で栄養について勉強しました。

2014年9月18日(木)、千北診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から管理栄養士の大西哲也さんを講師に迎え、呼吸器疾患と栄養について勉強しました。参加者は11人(内、患者さん6名(家族の方を含む)、管理栄養士1名、スタッフ3名、看護学生1名)でした。

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まずは、自己紹介と共に、それぞれ食事に関して日常気にかけていることなどを出し合いました。
一人暮らしだけどなるべく自分で料理を作るようにしている、野菜を主にしてドレッシングを変えたりして工夫して食べている、3食必ず食べている、など、みなさんいろいろ気を配っておられることが伝わってきました。
ただ、毎食きちんと食べることや、自分一人のために食事を作ることが「めんどうくさい」という言葉も結構出ていました。そうですよね…すごくわかります。

大西さんは、昨年も講師として来てくださいましたが、1年ぶりに会うメンバーの方々のお変わりない様子を見て、「お元気そうですね!」と再会を喜んでおられました。
この1年意識して取り組んだこととして、毎日必ず魚を食べるようにしたそうで、その結果、血管年齢が下がった、という報告も。

そして、「良好な栄養状態とは?」「COPDと栄養」をテーマにお話を聞きました。

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最近は、少数家族や単身世帯が多く、偏食傾向になって栄養バランスがくずれ、体調不良や低栄養状態になる人もいます。

そこで、栄養状態を良好に保つためにチェックしたいポイントは、

①体を動かしていますか?
②定期的に健診や受診はしていますか?
③毎日、口の中を観察していますか?

③に関しては特に毎日心がけたいことです。歯みがきはすごく大切!
フロスや糸ようじを使った歯のお掃除もおすすめされていました。口腔ケアは、健康を保つ秘訣、ということです。みなさん熱心に聞いておられました。

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栄養状態の目安は体重です。
「BMI」の値を計算して、下の図を参考に、自分の体重をチェックしてみましょう!
  BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

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(http://www.terumo.co.jp/consumer/guide/foods/copd/index.html より引用)

また、「サルコペニア」という耳慣れない言葉も登場。筋肉量・筋力・身体機能の低下を意味します。見た目の体型は普通でも、このサルコペニア状態の人が近年増えているそうで、注意が必要ということです。
栄養状態を良好に保つためのチェックポイント①にもあるように、筋肉量をいかに維持するかを意識しながら、体を動かすことも大切ですね。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患の患者さんは、健康な人よりも呼吸にたくさんのエネルギーが必要です。
そのため、呼吸筋がよく発達しているということで、みんなで意識して確認してみました。

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(耳の後ろから首の側面にある筋肉も、呼吸筋のひとつ。)

COPDの患者さんが陥りやすいのは、
息切れ→呼吸筋の酷使→エネルギー不足・食欲低下→呼吸筋の筋力や体力が低下→息切れ→・・・という悪循環。そうならないために、十分な栄養の摂り方について考えることはCOPDの患者さんにとってとても大切です。

そこで、栄養不足にならないためのポイントをいくつか教えてもらいました。
★毎食こまめに、動物性たんぱく質を十分に摂る
★油脂類の不足に注意(1日1品は油を使った料理を!)
★緑黄色野菜、根菜類を豊富に摂る
★食欲がない時はまずおかずを食べ、米飯の量を加減する
★調味料を上手に使って、おいしく食べる
★和洋中など、料理にメリハリをつけて「食」を楽しむ
★会食の機会を作り、家に閉じこもらない
★口腔内のケアを意識する(フロスや糸ようじを使って掃除する)
★楽しみながら、健康情報を積極的に取り入れる

参考:東京都老人総合研究所 地域保健研究グループ『低栄養予防のための食生活指針』

また、栄養バランスのとれた食事の原点として、「一汁三菜」のメニューをおすすめされました。

最後に、いろいろ質問も出て、みなさん積極的に栄養について考えておられる様子が伝わってきました。

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「魚は骨があるから食べづらい…」という患者さんの声にも、「お刺身を食べるといいですよ!」と、簡単に取り入れられる方法の紹介などもあり、とても参考になったようです。

開催後のアンケートでは、6人中5人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、6人中1人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、2人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「楽しく呼吸会が行なわれて良かった」といった感想がありました。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…10月10日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・千北診療所……11月20日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……11月21日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)
※番外編:千北診療所から、矢倉海岸へ遠足に出かけます。
10月16日(木) 14:00~15:30(雨天時、屋内にて別プログラム実施予定)

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年9月24日4:21 PM
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