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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

3/15 姫島診療所でお薬について勉強しました!

3/15(金)姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回はお薬の話ということで、そよかぜ薬局の薬剤師 松村直美先生を講師に迎え、ぜん息や患者さんが普段飲んでいるお薬について教えていただきました。参加者は11名(内スタッフ3名)でした。

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前半は松村先生が持参された「喘息クイズ」で、ぜん息について楽しく学びました。

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ぜん息は精神的ストレスや運動、妊娠、飲酒などが発作のきっかけとなることが多いですが、近年は薬の改良も進み、喘息死する人は年々減ってきています。ただし、喘息発作で亡くなる方は重症の方のみというわけではなく、軽症や中等症でも死に至るケースはありますので、注意が必要です。

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また喘息の治療薬には、長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の2種類があります。
吸入ステロイドなどに代表される長期管理薬は、発作がなくても定期的に使用することで、発作を抑制します。それに対して吸入β₂刺激薬などに代表される発作治療薬は発作時にのみ使用し、吸入回数や分量をしっかり守ることが大切です。

後半は「喘息のくすり一覧」パンフレットを用いてのお薬の説明がありました。参加している患者さんが飲んでいるのはどの薬か照らし合わせながら、正しく飲んでいるかなどの確認をしました。

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名称未設定 2のコピー

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患者さんの中には、吸入薬を使ったあと10秒後くらいにうがいをした方が良いのですが、薬の効果が薄れるのではと5~10分後にうがいをしていた方がいました。他にも同じ効能の薬を別々の病院からダブってもらっている方などもいました。
松村先生からは「お薬ともお医者さんともうまくつきあってほしい」「わからないことはあいまいにせず、聞きに来てください」とありました。

最後にリハビリ体操で体を動かして終了しました。

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まだ楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください!
■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリ)
・千北診療所…5月16日(木) 14:00~15:30(内容未定)
・姫島診療所…5月24日(金) 14:30~16:00(内容未定)

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013年4月10日6:05 PM

3/21 千北診療所でお薬について勉強しました!

3/21(木)千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。姫島診療所に引き続きお薬の話ということで、すずらん薬局の薬剤師 冨士代先生を講師に迎え、ぜん息や患者さんが普段飲んでいるお薬について教えていただきました。参加者は10名(内スタッフ3名)でした。

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冨士代先生が用意してくれた資料に基づきながら、ぜん息について、お薬について学びました。
喘息の治療薬には、吸入ステロイドなどに代表される長期管理薬(コントローラー)と、吸入β₂刺激薬などに代表される発作治療薬(リリーバー)があります。ステロイド薬は気管支の炎症をおさえる強力な薬ですが、経口薬や注射を続けることで副作用が出る恐れがあります。しかし勝手な中止によって余計に症状が悪くなること(リバウンド作用)もありますので、服用方法は医師の指示を守る必要があります。

ステロイド薬のコピー

ステロイドの副作用のコピー

患者さんたちに「お薬はどのタイミングで飲んでますか」と聞いたところ、「朝晩服用して、うがいしている」「朝夕、忘れないように食後に飲む習慣をつけている」と、飲む習慣はみんなついているようでした。
また患者さんからの質問で、ジェネリックについて質問がありました。ジェネリック医薬品は、新薬の特許が切れ、開発メーカー以外で製造・販売されているもので、特徴としては従来のブランド品と効果は変わらないのに価格が低いことです。品質は、薬事法やその他チェック体制が整っているので心配ありません。
毎月の医療費が気になる方は多いと思いますので、ジェネリック医薬品がもっと広まるといいですね。

まだ楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリ)
・千北診療所…5月16日(木) 14:00~15:30(内容未定)
・姫島診療所…5月24日(金) 14:30~16:00(内容未定)

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 6:04 PM

公害~みんなで力を合わせて~ -大阪・西淀川地域の記録と証言-のページを作成しました。

 あおぞら財団では、「公害~みんなで力を合わせて~ -大阪・西淀川地域の記録と証言-」のページを作成し、公開を開始しました(未来共生イノベーター育成のための「西淀川公害を活用した多文化共生プログラム」作成業務)。

エコミューズに展示しているパネルがホームページで見れるようになったわけです。
これを期に、西淀川公害と住民運動の事が広く伝わればと願っています。

トップページなどにある、この黄色いバナーをクリックしてページをご覧下さい。
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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 3:54 PM

フードマイレージ教材の実施した学校・イベント(2012年度)を公開しました

フードマイレージ買い物ゲーム(教材)のページの更新のお知らせです。

2012年度の実施した学校・イベントの一覧をアップしました。

フードマイレージ教材ページ 実施した学校・イベント
http://www.aozora.or.jp/foodmileage/jissi.htm

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あおぞら財団では、学校の授業、各種団体・官公庁などの研修、および様々な環境イベントで活用して頂くべくフードマイレージ教材の貸し出しを行っております。詳しくは、下記のお問い合わせ/教材かしだしのページをご覧下さい。

フードマイレージ買い物ゲーム お問い合わせ/教材かしだし
http://www.aozora.or.jp/foodmileage/contact.html

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2:13 PM

淀協新人研修の受け入れを実施しました

2013年4月3日(水)に(財)淀川勤労者厚生協会(淀協)の新人研修のフィールドワークを実施しました。

4月から淀協の職員として採用された新人の皆さん19人と「西淀川とは」を体験し、淀協下の各院所を見学する内容です。

研修コース のざと診療所→ファミリークリニックなごみ→在宅福祉総合センターみてじま→千北診療所→出来島小学校・出来島交差点→中島工業団地→外島保養院跡→淀川土手→公害医療センター→姫島診療所→大野川緑陰道路→のざと診療所 以下、3日の内容を報告します。

■のざと診療所でフィールドワークの説明、西淀川区の概要説明

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■ファミリークリニックなごみ

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淀協の中での最も新しい診療所で「地域の人々が“なごめる”場所をめざすクリニック」の現状が紹介されました。在宅診療が「のざと診療所」についで多く、地域の医療機関からの在宅診療の研修場所にもなっているとの話がありました。

■在宅福祉総合センターみてじま

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西淀病院の発祥の地であり、淀川准看護学院もここにありました。今の淀協の看護師さんはここの出身者が多いそうです。建物内部も見学することができました。

■千北診療所

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1969年千北病院として出発し、大気汚染の激甚な時期には患者さんの命を支える医療の最前線を担っていました。かつてはこの病院で区医師会が公害患者の検査センターに使っていた時期もあったと紹介がありました。ゆとりのある施設を活用しディケアーの活動もすすめているそうです。

■出来島小学校・国道43号線出来島交差点

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出来島小学校には大気を監視する測定局があります。また、43号線の沿道には西淀川大気汚染裁判の国交省との和解で、汚染を軽減するための対策がなされています。その1つである学校の塀や防音壁に酸化チタンを塗布して、二酸化窒素を分解したり活性炭素を活用し汚染を除去するプランターが設置されています。

■中島工業団地・外島保養院跡石碑

中島工業団地の概要をバスから見学しました。この工業団地は公害対策として、煙を排出しない工場が集められたこと、現在はここから産業廃棄物の大阪湾埋立地への積み出し場所になっています。 小さな石碑だけが残された場所が、ハンセン病の外島保養院のあった場所です。住民の生活から隔離されたこの場所が「外島の地」であったとの説明がありました。

■淀川土手

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淀川の水面と福の家屋が並んでいる場所を両方見通せるこの地は、海抜ゼロメートル以下での街並みを実感できる場所です。地震による津波が大阪湾を襲った場合の被害を、参加者は考えました。 天気が良く暖かい日差しを満喫しながら、キラキラと輝く水面を楽しみながら土手でお弁当を食べました。「公害に苦しむ街から、自然を見事に回復しつつある街」を実感できる場所でした。

■西淀川区医師会立公害医療センター 以前は千北病院内に設立されていたセンターがこちらに移転しています。公的医療機関が無い西淀川では患者さんの公害病の「認定」検診をここで実施していました。現在も患者さんの認定検査を行っています。

■姫島診療所

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1950年6月沓脱タケ子医師によって設立され、ジエーン台風時の「たらいに乗っての診療活動」は長く語り継がれています。内科・小児科・整形外科・禁煙外来・物療・リハビリテーション・往診が可能な診療所で、介護老人保健施設「よどの里」が同じ敷地内に併設されています。他の淀協の診療所でも同じですが、「当診療所は『無料低額診療事業』の認定施設です。医療費等でお困りの方は、是非ご相談ください」と呼びかけています。待合スペースでは、定期的に名画が鑑賞できる映画会も実施し「患者は勿論、健康な人とも地域に開かれた医療施設をめざしている」と事務長さんは説明されていました。

■大野川緑陰道路

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江戸時代の農民が、自ら資金を出し合い、現在の東淀川区淡路から大阪湾までの距離をわずか50日で掘りぬいた農業用排水路です。どぶ川になっていた経過があり、埋め立てて空港へつなぐ高速道路の計画が持ち上がった時に「これ以上の排気ガス道路はいらない、緑の生活空間へ」と住民が立ち上がり、計画を変更させて緑あふれる区民のすばらしい憩いの場となっています。大阪市の設立した「中島大水道」石碑の場所で、そのような説明がありました。

■のざと診療所(公害患者さんのお話)

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西淀川公害患者と家族の会から森脇会長と認定患者の和田さんからお話を聞きました。森脇さんは、患者会の前は淀協の職員で千北病院をつくるために大和田で300世帯に呼びかけて病院設立の基金を募った経験を話されました。西淀川公害訴訟で医療関係者の献身的な努力なしには裁判の勝利は無かった、40年の私達の運動がきれいな空を取り戻したのだということを知ってほしい、なによりも住民を大切にする医療であってほしいと話されました。

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和田さんは、「以前の柏花地域での淀川の水はきれいで葦がしげり、シジミが美味しかった時期がありましたが、近くに病院がありませんでした。柏花診療所は公害患者の私たちと病院職員も一緒になって、お金も集め、力を併せて作り上げた病院です。昭和45年の後半あたりで、大気汚染によるぜん息患者になり3級の認定患者になりました。ぜん息発作がでると息ができなくて苦しく、横になって寝ることができません。布団を積み上げてその上にうつぶしになって寝る時期が長くありました。勝つか負けるかわからない裁判の原告になって、いろいろな経験をしてきました。当時点滴を受けながらビラくばりをしたり、訴えをしている患者さんも多く居ました。空はだいぶきれいになってきましたが、いまでもぜん息の子どもさんが増えていると聞いています。苦しむ小さい子どもを増やしたらあかんと思いますので、皆さんよろしくお願いします」と淀協の新人さんに訴えられました。

■ ワークショップ

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フィールドワークの感想の共有 四つの班に分かれて「本日の発見」と「西淀川の好きになったところ」を各自がポストイットに書き出し、模造紙に貼り付けて整理をするワークショップを行いました。

各班からは 交通の便がいい 駅近い スーパーが多くて暮らしやすそう 緑陰道路は桜がきれいで楽しそう 足ツボが印象的 淀川は景色がきれい うなぎや魚が多くいる 夜景が見たい 診療所は建物がきれい 「茶がも」(ほしはじろ)が印象的 診療所の患者さんも明るそう

ハンセン病の施設跡が印象的 歴史を大切の残している 西淀川区は「島」の地名が多い 海岸がきれいだった 診療所の方は親切で熱い人が多い 地域の歴史を学ぶことは患者さんの背景を知ること 地域の人を大切にしている 散歩がしやすそうな土地である 東西交通は発達しているが南北の交通がない

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緑陰道路は区民に愛されている ハトが多くて癒された 診療所が様々なイベントを行っている トラックの青いマークを始めて知った 大気汚染の測定局が多い 工場の近くに住宅が多い 緑陰道路の昔と今の違いが判った

などの新しい発見がありました。「今日の最初は西淀川について話すことができない人がほとんどでしたが、一日を終えた今は話せることがたくさんできました。西淀川の住民の背景に思いをめぐらす淀協の職員になって下さい。」とのまとめがありました。(天野)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2013年4月9日3:40 PM
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