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在庫整理

私たちは9月5日と6日に、6階の倉庫にある過去の資料の在庫を、保存する物と廃棄する物に分ける作業をしました。

まず、倉庫にある在庫を下ろします。そして、分野ごとに分けました。
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在庫の数が非常に多いため、4つの長机を埋め尽くすくらいの数でした。

そして、保存する各資料の年度、題名をパソコンに入力してラベルを作り、資料を段ボールに詰めました。
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この作業で、在庫にあった資料は、棚に収まるくらいの数になりました。

また、かなりの数の資料を廃棄しました。
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ちなみに、上の写真は2日目の写真であり、1日目の廃棄物は、これの3倍くらいの数でした。

 この作業をしたインターン生の感想

  6階にあった大量の在庫を3階に下ろしたり、大量の廃棄物を1階に下ろしたりとかなりの肉体労働となった。また、Excelに在庫資料の題名や年代を入力するなど、とても疲れました。整理した資料の中には、10年以上も前の資料もありましたが、廃棄物の数(特にパンフレットの数)が非常に多かったので、1年に1回くらい在庫を整理して欲しいと思いました。

近畿大学 3回生 榎田健二

  在庫整理は2日間ずっと行われて肉体的にしんどかったし、廃棄する雑誌やパンフレットの数もとても多かったが、その分終わったときに充実感を得ることが出来ました。また、4人のインターン生で協力しながら作業することによって更に4人の仲が深まったと感じました。そして、この2日間ずっと私たちの在庫整理の指導をして下さった浅井さんに感謝したいと思います。

近畿大学 3回生 鐘江元気

 在庫を降ろすときや部屋で整理するときに在庫の量にびっくりしました。何がどんな資料か最初は分かりませんでしたが、エクセルでデータを保存するときに大体分かってすっきりしました。廃棄の量がとても多く、少しもったいないなあと思いました。保存する分と廃棄する分を分けたり運んだり、ずっと動いていたので2日間疲れました。書庫に最後戻したときは達成感がありました。

京都学園大学 3回生 林田友理恵

 今回の在庫整理は資料の数が2日もかかるほどの多くあり、その内容は昔に配布したパンフレット等の資料がほとんどを占めていました。しかしパンフレットの全てを置き続けることはできないため各々を一定の数だけ保管し余分な数は廃棄することになりました。確かに数も多く大変でしたが、それと同時にここの資料のすべてが財団の歴史そのものだと感じ達成感もありました。

近畿大学 3回生 西田貴裕

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年9月7日1:14 PM

大経大ボランティア実習論 受け入れ

大阪経済大学のボランティア論の授業を受講する学生3人を、2日間受け入れました。
男子学生3名、みな真面目に一生懸命に頑張っていました。どうもありがとう。
彼らの活動記録と感想を紹介します。
(小平)

ボランティア実習論 2日間の活動記録

大阪経済大学生があおぞら財団さんのもとで実習をさせていただきました!!

<1日目>

・セミのぬけがらを、大野川緑陰道路を地点別で、2か所に分けて採集しました。初めは、大島橋からエルモ西淀川という建物まで採集し、その後エルモ西淀川から国道43号線まで採集しました。ほとんどのぬけがらがクマゼミであり、アブラゼミがほとんどいませんでした。採集後、ぬけがらを種類別(クマゼミとアブラゼミ)と性別に分け、それぞれを数えました。クマゼミのオスは75個、メスは64個。アブラゼミはメスのぬけがらがなく、オスが3個でした。私達が採集したものの結果を見ても、今までに採集していた記録も見ても、大島橋からエルモ西淀川にはアブラゼミがほとんどいませんでした。エルモ西淀川から国道43号線まではアブラゼミが存在し、近年増加していることがわかっています。何が原因で増加しているのかは、未だわからないままです。その後、フードマイレージゲームの整理をしました。なかなかの量で一人でやるには難しいだろうな・・・と思いつつも3人で作業しました。一人一人作業を分担して、行った結果ものすごく要領よく早く終わってしまいました。今まで知らなかった食物の消費で、思っていた以上に公害汚染が進んでおり、このままではまた汚染による病気がでるのではないか?と思いました。

ここで1日目の作業は終わり感想(下に記述)を書かせていただきました。

<2日目>

・2日目は、大野川緑陰道路を中心にセミの分布、地点別調査による結果をまとめるものとして、地図を作成しました。地図を作成といっても元々あった自転車マップを簡略化し、よりよくわかりやすくするために、いらない線(道路)を減らし、かなり見やすくなったと思います。最初作っている段階でどんなものができるか少し心配になりながらも、続けて作業をしていたのですが、やはり難しくなかなか進みませんでした。ポイントごとにわけ、必要な道路と線路を抜き出し,それを図示しました。徐々に、地図が出来てくると、嬉しさと喜びとでどんどん作業が進んでいきました。そして、ほぼ完成しかけてきたとき、道路と線路と大野川緑陰道路とそれに関し象徴する建物だけでは、物足りなかったので学校を書いたのですが、想像以上に学校が多く最終的に清書したとき書ききれなくなり、削除してしまいました。勢いだけでやったのが少し阿呆だと感じました。完成後、思ったことが、私が言うのもあれですが、かなりいい地図ができたと思います!!この実習を通して、私達は小学生の授業であった図画工作を思い出したりもしていました。楽しかったです。よかったらみなさんも、実習しに来て下さい!!

記述者 山野

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<感想>

西淀川公害問題を知り、あおぞら財団様の活動をボランティアを通じて学べたことを嬉しく思います。

 公害の歴史を保存し、それを地域の人々、未来の子供たちにつたえていきたいという、あおぞら財団様の理念には深く感銘を受けました。

 セミの抜け殻を採集することで周辺の環境や生態系を調査し、都市化による環境変化の指標になることにも驚きました。これは誰にでも出来る活動ですが、こうした活動の一つ一つが、地域の町づくりにつながっていくのだと感じました。

 

大阪経済大学3回生

谷 大輔

 

 

私は今回あおぞら財団で、セミの抜け殻集めをやらしていただいたり、西淀川区の大気汚染や公害の歴史を学ばせていただき、たいへん感謝しております。

 セミの抜け殻集めは子供のころに、セミの抜け殻を集めて遊んだのを思い出してとても楽しく行うことが出来ました。まさかこんなことから地域の環境調査ができるなんて思ってもいなくて、貴重な経験が出来たと思います。

 それ以上に感銘を受けたのが公害のビデオやら西淀川の歴史の話です。私は田舎育ちなので、公害や大気汚染とは無縁な少年時代をすごし大阪に移り住んだ今でも身近なところで、身に危険が迫るほどの、大気汚染に遭遇したことはないのですが、この西淀川ではほんの40年ほど前まで工業排水や有毒スモッグやごみの投棄などが原因でいまでは考えられないくらい荒れていて、すごい数の被害者がでたそうです。しかしそれを打開したのは住民の強い思いであり、頑張りです。今の西淀川区はキチンと整備せれ、人口がどんどん増え大気汚染の過去や裁判のことを知らない住民が増えてきています。ですが、ここでその過去の情報を費やしてしまっては、将来同じことや、近いことを繰り返す可能性があります。

そんなことがないようにしっかりと後世にこのことを伝えていってほしいと思います。

あおぞら財団はその任を果たす上で重要なポジションを占めていて、たいせつな存在だと思います。これからも有意義な活動を期待しています。

 

大阪経済大学2回生

小岩 智哉

 

 

 

 今日の実習で、セミの抜け殻を集めるという作業をすること自体初めての経験で、実際に集めてみると圧倒的なクマゼミの量でした。アブラゼミの場合は気のせいかもしれませんが、イチョウの木にくっついていることが多かった気がします。地域の都市化や、地球温暖化による公害で生態系に異変が生じ、今回のセミに関しても、都市化による土の硬化によってクマゼミが増加しているのも明らかでした。人間が地球を破壊し続けるこの世界で、どうやって環境汚染をなくす、いや、なくすのは難しい。だから、減少させるためには、どのような対策をすべきかで、今後試されると思います。

 

大阪経済大学2回生

山野 純平

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,ボランティア,事務局 — aozorafoundation 公開日 2011年9月6日2:58 PM

澤資料登録

澤さんが撮影した写真を整理し、スキャナーを使ってデジタル化して、Photoshopを使って加工しました。Photoshopを始めて使うインターン生が多かったため、分からないことが多く、教えてもらいながら作業しました。

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その後、Accessを使って、澤資料の目録を作りました。加工した写真は60枚近くあり、また、それぞれに表題などを入力したので、かなり時間がかかりました。

この作業をしたインターン生の感想

初めてPhotoshopというソフトを使って写真加工の作業を行い、最初は全然分からないレベルでしたが、教えてもらいながら最終的には使えるようになったのでとてもやりがいがありました。また、西淀川区の30年以上前の当時を振り返るには重要な澤さんの写真の作業を手伝えたことはとても良かったと思いますし、また、少しでも役に立つことが出来てとてもうれしかったです。

近畿大学 3回生 鐘江元気

私たちは、澤先生よりお借りした野里小学校、緑陰道路、お祭りの様子などの写真の整理とスキャナーを使ってのデータ化をしました。先生よりお借りした資料はどれも貴重なものばかりで、今後の研究に大きく役に立つと思います。また写真データの編集にPhotoshopを初めて使い、悪戦苦闘しながらもなんとか完成しました。

近畿大学 3回生 西田貴裕

僕はAccessで、澤資料の目録を作りました。その作業は、加工した写真の表題や内容について1つ1つ入力するのですが、どれも75~80年代の写真なので分からないことが多く、あおぞら財団の人に聞いたり、インターネットで調べたりして大変な作業でした。しかし、そのおかげで「一夜官女祭」について色々と知ることができたと思います。

近畿大学 3回生 榎田健二

澤先生の撮影された写真を整理しました。その写真の中で、住吉神社のお祭りの様子の写真が印象的でした。
身内でない方の写真を見たことがなかったので、貴重な経験でした。Photoshopを使ったことがなかったので切り取りの作業が細かくて大変でした。スキャナーに登録させるときに写真をはがして登録したので、扱うのに緊張しました。

京都学園大学 3回生 林田友理恵

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年9月2日4:25 PM

大阪泉南アスベスト訴訟の判決について

大阪府泉南地域のアスベスト(石綿)工場の元労働者や近隣住民らが、アスベストによる健康被害の損害賠償を国に求めた訴訟の控訴審判決が8月25日、大阪高裁でありました。

国の不作為責任を初めて認めた1審・大阪地裁判決(昨年5月)は取り消され、原告側逆転敗訴の判決が言い渡されました。

裁判所前で集会に参加をしたあおぞら財団インターン生 近畿大学坂根君、京都女子大学古味さんが、感想を寄せてくれましたので紹介します。

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インターン生 近畿大学3年 坂根慎哉

今回、僕は運良く抽選に当たり裁判を傍聴することができましたが、判決はとても残念なものでした。その判決に納得のいかない原告の方々が泣き叫ぶのを聞いて、これだけ苦しんでいる人がいるのに原告側の主張を全て棄却した判決は原告の苦しみを全く考えていないのでは、と思いました。

裁判後の原告側の集会では、くやしさを押し殺して「これからも闘っていこう!」「頑張ろう!」と言う方が多く、その意思の強さはすごいと感じました。アスベストの被害は泉南地域だけでなく、全国にあるそうで、その人々のためにも頑張っていただきたいです。今回、僕はこの裁判を見るまで泉南のアスベストの問題をあまり知りませんでしたが、僕たち若い世代がこのように苦しんでいる人がいるというのを知る必要があると思いました。自分にも何かできることがあれば、していきたいです。

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インターン生 京都女子大学2年 古味那津実

裁判所にも行ったことがなかった私が、初めて裁判所に行って、被害に遭った方の生の声や苦しい現状を知って、何気なく知っていただけの公害問題がこんなに人々を苦しめているものとは知らず、衝撃を受けました。裁判の結果が泉南アスベスト訴訟の今後を変えるだけでなく、これからの公害問題や現在起きている公害訴訟にも影響を与えると言われていただけに、敗訴は非常に残念です。

石綿被害:国の責任認めず原告側逆転敗訴(毎日新聞記事)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生 — aozorafoundation 公開日 11:13 AM

雑誌整理

2011年8月30日に雑誌整理を行いました。

あおぞら財団の4階の事務所と5階の資料館に数多く保存されている雑誌のうち、学会誌などを対象に発行部数が多く、またエコミューズ以外の図書館でも保存されているような一般性の高い(発行部数の多い)、2009年以前の雑誌を整理して、捨てるものとそうでないものに選別していきました。

雑誌は古いものでは1990年代後半のものまで保存されており、大切に保管されているこのような雑誌を捨てるのはもったいないと感じました。しかし、エコミューズの書庫スペースにも限界があり、スペースの問題は難しいなと思いました。

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作業は14時30分~15時30分ほどまで約1時間行い、汗もたくさん出て大変でしたが、たくさんあった雑誌がきれいに整理されたので気持ちがスッキリしました。

書庫

近畿大学 3回生 鐘江 元気

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年9月1日4:28 PM
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