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菜の花プロジェクトin丹後ツアー


9月23日、菜の花プロジェクトの先進地、京丹後にツアーで行ってきました。
参加人数は31人。
小学生や中学生、高校生、大学生、そして中学校・高校・大学の教師の方、ガールスカウトの子どもたち・リーダーや菜の花プロジェクトにとりくむ団体の方など、年齢層や職業など、様々な人が集まりました。

菜の花プロジェクトとは地域の資源を地域で循環させようと試みたプロジェクトです。菜の花からとれる油や廃油回収で集まった油を使ってBDFというバスの燃料にしたりして新しい化石燃料を使わないことを目的にしたプロジェクトです。環境を守ろうという意識を持った人々が集まって各地で進められています。

菜の花プロジェクトに携わっている人々が別々の地域で活躍しています。このツアーで交流の場を持つことで、それぞれの地域の菜の花プロジェクトへの工夫や知恵をお互い共有して欲しいという思いでこのツアーは進められました。


出発は朝の8時20分
あいにくの雨でしたが、全員そろって貸切りバスで出発です。

バスの中では自己紹介タイムです。自己紹介カードにかかれた3つの質問に対して発表しました。ひとりひとり普段の活動やツアーへの意気込み・自分の「こだわり」を話ました。

質問1 いつもどんな活動をされていますか?
・菜の花プロジェクト廃油回収を行っている。(松原高校)
・地域緑化(菜の花プロジェクトみのお)
・募金活動をしている。(ガールスカウト)

質問2 今日のツアーへの意気込み
・京丹後の人たちとの交流を楽しみたい。(菜の花プロジェクトみのお)
・菜の花プロジェクトへの参加は初めてなので先輩たちにたくさんのことを教えてもらいたい。(せんぼく菜の花プロジェクト)
・いっぱい学びながら楽しみたいと思います。(淀中学校)

質問3 あなたの「こだわり」はありますか?
・こだわりのないことがこだわり。常に自然体でいること。(ガールスカウト)
・肥料作りの普及(菜の花プロジェクトみのお)
・みんなで楽しくやること。(大学生)

菜の花プロジェクトの知識を深めたい・地域活動に興味がある・今日のツアーをとにかく楽しみたいという意見を多く頂きました。

バス旅の末、京丹後に12時過ぎに到着です。ついたらまずは腹ごしらえです。京丹後の海の幸がたっぷりつまったお弁当を準備していただきました。参加者は隣に座った人たちとみんなで話をしながら、楽しそうに昼食をとっていました。


午後からは現地のエコネット丹後の活動紹介です。エコネット丹後の理事兼事務局長・味田佳子さんを中心に菜の花プロジェクトのしくみ・工夫を教えてもらいました。エコネット丹後の活動紹介のあと4つの班に分かれて、現地の方をまじえて、菜の花プロジェクトの情報や知識交換、どうしたら地域がよくなるのか意見を交換しあいました。

天ぷら油の回収保管倉庫やBDF燃料を実際に車に給油するところも見せていただきました。
自分たちが回収した油で車が動くという現場を改めてみると、菜の花プロジェクトへの意欲がわいてきました。

次はタケチャンファームへの見学です。
エコネット丹後の理事長・野木武さんに案内してもらいました。ここでは、搾油・菜の花畑の見学がメインでした。搾油は特別な機械を使って、油をしぼりとっていました。菜種からとれる油はすごく少なくて、その少なさに参加者は驚いていました。資源がうまれる現場をみると、資源が限りあるモノだと改めて感じとりました。
タケチャンファームでは、資源の再利用を行っています。旅館からカニガラや、カキのからを集め、粉砕して石灰の代わりに田畑の肥料にしています。その他にも、米ぬかや草・落ち葉など、自然のものはすべて肥料として活用しています。資源ごみは、決してごみではなく、大切な資源なのです。

たくさんの自然の中で子どもたちは、犬と遊んだり、イナゴをつかまえたりとイキイキと
走りまわっていました。大人の方々はタケちゃんのお酒の話に興味深深で「また来るぞ!(お酒のために)」とはりきっていました。
大人も子どもも自然の中では本当にイキイキしていました。

帰りのバスの中では参加者に振り返りシートを使って今日の感想や今後の決意表明を発表してもらいました。「廃油の回収量の多さに驚いた」という丹後での菜の花プロジェクトの進行具合に驚いた意見や「廃油回収に意欲的になった」・「地域をよくすることが環境をよくする」という今後の西淀川の改善策を見つけだした意見など発表しました。
でも一番多かった意見は今日このツアーに参加できてよかった、楽しかったという声でした。多くの交流をもててよかったです。参加したみなさん、ありがとうございました。


振り返りシートに書かれた感想・意見
質問1 今日のツアーで印象に残ったことはなんですか?
・エコネット丹後のみなさんの暖かさ(西淀川高校)
・廃油回収量の多さに驚いた。(菜の花プロジェクトみのお)
・BDFで動いている車を見たこと。(大学の講師)
質問2 今後挑戦してみたいことは何ですか?
・廃油回収を広げるためにマンション管理組合へ提案してみたい。(ガールスカウト)
・家でも菜の花を育てたい。(大学生)
・廃油石けんをつくりたい。(菜の花プロジェクトみのお)
質問3 ツアーへの意見
・バス旅行みたいで楽しかった。(大学生)
・もっと菜の花プロジェクトを広げていけたらいいなと思います。(ガールスカウト)
・今後も今日の参加団体と交流していきたい。(菜の花プロジェクトみのお)

感想

今回、このツアーに参加してゴミに関する意識が変わったように思います。タケちゃんファームの野木さんの話を聞いて「ゴミではなく資源ゴミだ。」という考えを教えてもらいました。「枯葉ひとつでも、そのまま捨ててしまってはゴミかもしれないが堆肥化すれば肥料になるんだ。」と野木さんがおっしゃっていて考え方ひとつで貴重な資源をゴミに変えてしまうのだと学びました。ひとりひとりがこの意識を持てるようよびかけていきたいです。

インターン実習生 大阪経済大学 高原阿友美 

◆参加したその他のインターン生の感想

エコネット丹後では「地域の資源は地域で循環」ということを目指して、身近なところから活動をされており、大変勉強になりました。タケチャンファームの野木さんが「これからも、しなければならないことはたくさんあるが、最後はやはり人と人とのつながりが大切である」とおっしゃっていたのが強く印象に残っています。
以前、エコネット丹後の職員の方が地元の小学校の環境講座で、菜の花プロジェクトについてのお話をされました。そのお話を聴いた小学生が保護者に廃油回収の話を伝えたことが広まり、後にその小学校が廃油回収の拠点になったということです。
一人ひとりの取り組みは小さくても、みんなで協力すれば大きな成果につながると思います。人とのつながりを大切にし、みんなできれいな環境をつくっていきたいです。

インターン実習生 同志社大学 長谷川まや 




Filed under: インターン生,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2010年9月24日5:30 PM

佃中学校の生徒が、職場体験であおぞら財団にやってきた。


9月17日、佃中学校2年生の生徒4人が職場体験で、あおぞら財団に来ました。生徒には、主に、菜の花プロジェクトの配布用のチラシを組む「広報の仕事」と、翌日の図書館で、予定している廃油を使ったキャンドルづくり教室の準備「イベント準備」をやってもらいました。広報の仕事をしている時、組んで準備をしいたチラシを佃3丁目第二振興町会会長が、取りに来ました。会長から励ましの言葉を受け、自分たちの仕事がどのように役に立つのかよく理解することができたと思います。

また、12月22日の「キャンドルナイトin西淀川
で使う風防の見本も作ってもらいました。みんな個性的ないい見本ができました。

体験終了後、生徒からは、「厳しいことをするのではないかと思っていたけど、楽しかった。教えてくれた大学生に感謝したい」という意見や「地球の大切さが分かった」という壮大な意見ももらいました。全体的に、「楽しかった」が最も多い意見でした。

あおぞら財団インターン生 大阪経済大学3回 馬場勇介


Filed under: インターン生,にしよどnote,職場体験実習(中学生) — aozorafoundation 公開日 5:02 PM

東淀川区民祭


9月19日(日)に東淀川区役所周辺にて東淀川区民祭がありました。
私たちの出展はECOクイズ、本の無料配布、廃油回収、ECOまちさわやか発電所の見学ツアーを行いました。


まずECOクイズとは、大阪経済大学の緑のまちづくりサークル「ミアイ」が作製したもので、そのクイズに答えていただいた方に無料でわたがしを配布しました。実はそのわたがし機をまわす電力はグリーン電力(自然エネルギーによって発電された電気)証書を購入し、作りました。そして、去年と同様に大盛況で、用意した200本のわたがしが全てなくなりました。


本の無料配布では、大阪経済大学の図書館で廃棄予定の本を無料配布しました。たくさんの方に本を引き取っていただくことができました。
廃油回収では、32人の方が廃油を持ってきてくださいました。毎年、持って来てくださる方もおられて、区民の方のECO意識の高さに驚きました。結果、64リットルの廃油が集まりました。ご協力ありがとうございました。


ECOまちさわやか発電所見学ツアーは二回行い、市民共同発電所を一目みたい!!という方(一回目は5名、二回目は8名)に集まっていただきました。さわやか苑(老人介護施設)の屋上に設置しているソーラーパネルの見学と簡単なお話を聞かせていただきました。暑い中、皆様お疲れ様でした。

実際に自分が住んでいる地域で何が行われているのかを知る機会は、自ら進んで調べない限り、極僅かだと思います。これを機にたくさんの方が区の取り組みを知り、市民の方が活動にもっと積極的に参加しようとする町づくりが出来たらいいなと思いました。

当日は正直大変疲れました。しかし、あんなに楽しいお祭りの主催側というポジションを務めることができて、本当に嬉しく思います。そして、達成感でいっぱいでした。これからは自分の地域にも少し目を向けてみようと思いました。

区民祭りに参加した他の大阪経済大学インターン生の感想です。↓↓

経営情報学部 ビジネス情報学科 三年 高原阿友美
今回の東淀川区民祭りに参加して、廃油回収を主に手伝いました。思ったより、みなさんが廃油を持ってきてくれて菜の花プロジェクトもこの地域に浸透していると感じて嬉しかったです。

経済学部 地域政策学科 三年 馬場勇介
私はかなりの量のわたあめを作っていたのでプロになれた気がします。区民祭りは人生初体験でしたけれど、とても熱気があり、楽しかったです。

インターン生 大阪経済大学三年 小形 亮





Filed under: インターン生,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 4:42 PM

さわやか発電所見学


2010年8月19日にさわやか苑を訪問しました。さわやか苑とは、介護老人福祉施設なのですが、屋上には大阪市内初の市民共同発電所があります。これは、社会福祉法人優光福祉会とECOまちネットワーク・よどがわが協力して設置したものです。総事業費は1000万円で、国と市等の補助を除き、残りの450万円は温暖化防止に貢献したいと考える市民の寄付金で賄っています。私たちインターン生6人は、あおぞら財団の森井さんからお話を聞きながらソーラーパネルを見学しました。
まず始めに、太陽光発電はなぜ必要なのか?ということですが、

それは、現在、二酸化炭素(CO2)の増加により地球温暖化が進んでいて、CO2排出の30〜40%が発電によるものだからです。主に化石燃料を用いた発電方法がその原因です。最近では、原子力を用いた発電方法も使われ始めていますが、危険面と高コスト面という問題があります。そして、注目されているのが自然エネルギーを使用する太陽光発電、風力発電などです。

上に掲載したのがソーラーパネルです。最高気温37℃という発電日和な猛暑日にさわやか苑屋上で見学させていただきました。

そこで、全員汗を流しながら、森井さんのお話を聞きました。中でも印象深かったのが、太陽光発電パネル設置には莫大な資金がかかるのにも係わらずドイツでは設置者がたくさんいるという話です。理由は発電した電気が売れ、お金儲けができるというビジネスとして広まっているということです。そこでみなさん!日本でも発電した電気が売れるってご存知でしたか?
しかし、日本ではドイツの様に価格が安定していなくて、金額もドイツの約半分でしか売れないので、これから発展させていかなければいけないものだなと思いました。

インターン生 大阪経済大学三年 小形 亮




Filed under: インターン生,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 4:34 PM

西淀中学校の生徒さんがあおぞら財団を訪問に来ました


9月10日、西淀中学校2年3組の生徒さんが「西淀川の公害について」というテーマで班ごとに調べ学習をするために、あおぞら財団に来ました。

班は全部で6つに分かれていて、それぞれの班では以下の調べ学習をします。

1班・語り部さんの等身大パネルの作成
・語り部さんから聞いたお話をまとめる
(語り部:池永末子さん、永野千代子さん、岡崎久女さん)

【2班〜6班 新聞作り】
テーマ
2班裁判、訴訟
3班住民運動
4班今後の西淀川
5班公害による病気
6班大気汚染

それぞれのテーマに関する資料を貸してもらったり、職員に詳しい話を聞いたりしているところです。

各班代表の6人の生徒さんは真剣に話を聞いていました。
資料や話を参考に、頑張っていい新聞などを作って下さいね。
完成を楽しみにしています。

あおぞら財団インターン生 近畿大学3年 岡松成美




Filed under: インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2010年9月10日5:32 PM
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