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ブログカテゴリー » 環境保健

楽らく呼吸会(千北5/16 姫島5/24 のざと6/14)あります/ニュースNo.15~17できました

楽らく呼吸ニュースNo.15~17 ができました。
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)

ニュース15

ニュース16

ニュース17

楽らく呼吸会では呼吸リハビリを実践しています。
先日は姫島、千北診療所では薬剤師さんからお薬について、のざと診療所では理学療法士さんに呼吸リハビリについてお話を聞きました。
この楽らく呼吸ニュースには呼吸リハビリやお薬について書いてますので、ぜひ読んで参考にしてみてくださいね。

次回も続けて呼吸リハビリを予定しています。
千北診療所 5月16日(木)14:00~15:30
姫島診療所 5月24日(金)14:30~16:00
のざと診療所 6月14日(金)14:00~15:30
皆さん、奮ってご参加下さい。

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013年4月16日5:10 PM

4/12 のざと診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

4/12(金)のざと診療所で楽らく呼吸会を行いました。西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は10名(内スタッフ4名)でした。

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今回初めての参加の方もいらっしゃったため、改めて呼吸リハビリとはというところから学びました。
呼吸器系の患者さんは、立ち上がったり歩いたり日常の何気ない動作において息切れや苦しさを感じます。その障害を克服して自立してもらうことが、呼吸リハの大きな目標です。
呼吸リハを行うと、体力アップ、息切れを軽くする、生活の質の向上、うつ気分や不安を軽くする、生存(寿命)を延ばすなどの効果が期待できます。

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呼吸リハで効果を出すポイントとしては、「肺」「心臓」「筋肉」の3つの歯車を回すことだそうです。お薬や病院の治療だけで「肺」や「心臓」の機能を回復させても、なかなか根本的な息切れや苦しさの解消にはなりません。体を動かし、「筋肉」の歯車も回してあげることではじめて、先ほど挙げたような呼吸リハの効果が期待できます。
「日常生活を行うだけで健常者よりエネルギーを使うのに、運動するなんて…」と思われるかもしれませんが、楽らく呼吸会では楽しく無理なく運動できるように、息切れや運動時の負担を軽くする「口すぼめ呼吸」を練習したり、ラジオ体操の動きのような、腕や足を動かす簡単な動きをリハビリとして行っています。

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もちろん無理をする必要はなく、患者さんの重症度によって、また体調によってできる内容は変わってきます。呼吸リハビリだけでなく、毎回さまざまなテーマで取り組んでいますので、みなさんも楽らく呼吸会に参加して、ぜひ自分の生活に少しでも役立ててくださいね。

まだ楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所…5月16日(木) 14:00~15:30(内容未定)
・姫島診療所…5月24日(金) 14:30~16:00(内容未定)
・のざと診療所…6月14日(金) 14:00~15:30(排痰法など予定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。

ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013年4月15日3:46 PM

3/15 姫島診療所でお薬について勉強しました!

3/15(金)姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回はお薬の話ということで、そよかぜ薬局の薬剤師 松村直美先生を講師に迎え、ぜん息や患者さんが普段飲んでいるお薬について教えていただきました。参加者は11名(内スタッフ3名)でした。

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前半は松村先生が持参された「喘息クイズ」で、ぜん息について楽しく学びました。

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ぜん息は精神的ストレスや運動、妊娠、飲酒などが発作のきっかけとなることが多いですが、近年は薬の改良も進み、喘息死する人は年々減ってきています。ただし、喘息発作で亡くなる方は重症の方のみというわけではなく、軽症や中等症でも死に至るケースはありますので、注意が必要です。

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また喘息の治療薬には、長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の2種類があります。
吸入ステロイドなどに代表される長期管理薬は、発作がなくても定期的に使用することで、発作を抑制します。それに対して吸入β₂刺激薬などに代表される発作治療薬は発作時にのみ使用し、吸入回数や分量をしっかり守ることが大切です。

後半は「喘息のくすり一覧」パンフレットを用いてのお薬の説明がありました。参加している患者さんが飲んでいるのはどの薬か照らし合わせながら、正しく飲んでいるかなどの確認をしました。

名称未設定 1のコピー

名称未設定 2のコピー

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患者さんの中には、吸入薬を使ったあと10秒後くらいにうがいをした方が良いのですが、薬の効果が薄れるのではと5~10分後にうがいをしていた方がいました。他にも同じ効能の薬を別々の病院からダブってもらっている方などもいました。
松村先生からは「お薬ともお医者さんともうまくつきあってほしい」「わからないことはあいまいにせず、聞きに来てください」とありました。

最後にリハビリ体操で体を動かして終了しました。

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まだ楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください!
■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリ)
・千北診療所…5月16日(木) 14:00~15:30(内容未定)
・姫島診療所…5月24日(金) 14:30~16:00(内容未定)

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013年4月10日6:05 PM

3/21 千北診療所でお薬について勉強しました!

3/21(木)千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。姫島診療所に引き続きお薬の話ということで、すずらん薬局の薬剤師 冨士代先生を講師に迎え、ぜん息や患者さんが普段飲んでいるお薬について教えていただきました。参加者は10名(内スタッフ3名)でした。

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冨士代先生が用意してくれた資料に基づきながら、ぜん息について、お薬について学びました。
喘息の治療薬には、吸入ステロイドなどに代表される長期管理薬(コントローラー)と、吸入β₂刺激薬などに代表される発作治療薬(リリーバー)があります。ステロイド薬は気管支の炎症をおさえる強力な薬ですが、経口薬や注射を続けることで副作用が出る恐れがあります。しかし勝手な中止によって余計に症状が悪くなること(リバウンド作用)もありますので、服用方法は医師の指示を守る必要があります。

ステロイド薬のコピー

ステロイドの副作用のコピー

患者さんたちに「お薬はどのタイミングで飲んでますか」と聞いたところ、「朝晩服用して、うがいしている」「朝夕、忘れないように食後に飲む習慣をつけている」と、飲む習慣はみんなついているようでした。
また患者さんからの質問で、ジェネリックについて質問がありました。ジェネリック医薬品は、新薬の特許が切れ、開発メーカー以外で製造・販売されているもので、特徴としては従来のブランド品と効果は変わらないのに価格が低いことです。品質は、薬事法やその他チェック体制が整っているので心配ありません。
毎月の医療費が気になる方は多いと思いますので、ジェネリック医薬品がもっと広まるといいですね。

まだ楽らく呼吸会に来たことがない方でも気軽に参加できますので、ぜひ診療所に足を運んでください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…4月12日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリ)
・千北診療所…5月16日(木) 14:00~15:30(内容未定)
・姫島診療所…5月24日(金) 14:30~16:00(内容未定)

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 6:04 PM

2/17 医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション講習会を開催しました。

2013年2月17日(日)、のざと診療所3階にて、医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション講習会を開催しました。医師、理学療法士、看護師など、スタッフも合わせて約40名が参加しました。
(前回(1/22)の講習会のブログはコチラ

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■[講座]ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション(千住秀明氏)
■[実技]呼吸リハビリテーションの実技演習(千住秀明氏)

はじめに、あおぞら財団の藤江から挨拶があり、続いて千住先生からこの事業の簡単な説明と本日の講義の流れの説明がありました。

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■[講座]ぜん息・COPD患者の呼吸リハビリテーション(千住秀明氏)
・患者を生きる
・慢性閉塞性肺疾患;COPD
・呼吸リハビリテーション
・呼吸リハビリテーションの長崎での取り組み

・患者を生きる
2012年7月に掲載された朝日新聞の「患者を生きる」という記事の紹介がありました。長崎の長距離トラック運転手の方で、仕事柄、多い日は夜だけでタバコを40本も吸っていたそうです。その方がCOPDになった経緯が紹介されていました。

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・慢性閉塞性肺疾患;COPD
WHO(世界保健機関)による世界における死亡順位の予測ですが、1990年にはCOPDは6位でしたが、2020年には第3位になると予測されています。
日本においては、COPD患者は把握しているだけでも212,000人(人口約0.2%)と言われていますが、推定では530万人(人口約8.5%)とも言われています。気付かない、自覚のない人が多いというのがCOPDの特徴とも言えます。

COPDの管理目標

その他、呼吸障害者の定義、特徴、COPDに対するガイドラインの紹介がありました。

・呼吸リハビリテーション
呼吸リハビリの効果について、下記の赤字の5つは特に効果が高いそうです。

呼吸リハの効果

呼吸リハビリは患者の生存率にも関わるため、医療従事者は積極的に実施していく必要があります。

・呼吸リハビリテーションの長崎での取り組み
もともと保健所で肺結核後遺症の患者向けに呼吸器教室を開いていたそうです。それが、年々参加者にCOPDや気管支ぜん息、慢性気管支炎の患者が増え、平成16年には約9割がCOPD患者となったそうです。そこで長崎では慢性閉塞性肺疾患対策事業に取り組みだしました。

田平町

地域連携モデル

講義後、参加者との質疑応答がありました。
保健所の方から、呼吸リハビリ事業をやっていきたいがどのように展開していけばよいかの具体的な質問があり、千住先生がアドバイスをされていました。

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また病院スタッフの方から、作業療法士はどのような役割を果たせるかとの質問があり、作業療法士は学校で呼吸リハビリについて勉強はしていないが、生活のあらゆる場面(食事・入浴など)において、どうすれば楽に、息切れせずに動けるかをアドバイスできる点において非常に役割があるとのことでした。

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■[実技]呼吸リハビリテーションの実技演習(千住秀明氏)
実技では千住先生を筆頭に、長崎大学の浅井さんと髻谷(たぶさだに)さん、西淀病院の廣野さんと田中さんが指導してくれました。

参加者から「患者さんがトイレに行くときやお風呂に入るときに息苦しさを抑える方法は」との質問があり、口すぼめ呼吸や腹式呼吸の指導から開始しました。
患者に腹式呼吸を教える時は、まず横隔膜がきちんと動いているかを打診して確認すること。また腹式呼吸や口すぼめ呼吸を教える際、こちらから「吸って」「吐いて」と言うのではなく、患者側の呼吸にこちらが合わせることが大切とのことでした。

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両方の呼吸法をやってみても息苦しいようであれば、酸素療法を行うか、入浴などの動作の前に気管支拡張剤を使用するようアドバイスがありました。
それでも息苦しい患者には、動作をゆっくりしてもらう、動作の間にこまめに休みをとる、酸素マスクをリザーバーマスクにしてあげるなどのアドバイスがありました。

続いて呼吸介助の指導がありました。参加者2~3人で1チームとなり、千住先生が見本でやった内容を、ベッドやマットを使って交代で実践していきました。

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また評価の仕方として聴診の重要性を話していました。患者の体勢によって呼吸音の大きさが違うこと、聴診器をどこに当てるか(喉の辺り、鎖骨の下の辺り、ろっ骨の辺り)によって、気管支呼吸音が聞こえる箇所と肺胞呼吸音が聞こえる箇所があり、それを聞き分けることによって評価ができるとのことでした。

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千住先生から参加者に、「介入して数十分で成果が出るのが呼吸のおもしろいところ」「逆に介入前と介入後で変わっていなければ意味がない」「数十分で満足してもらえるように仕事するのが大事」とメッセージがありました。

最後に(独法)環境再生保全機構の杉崎さんより、本日の講習で得た技術を日頃の仕事に活かしてほしいとお話がありました。

終了後の参加者アンケートでは、講習会については「COPDは2020年には死亡率3位になっているのを聞いてびっくりしました。COPDは直る時代ということ、呼吸器リハと薬物療法が第一選択であることなどなど、たくさん学べました」「COPDを早期発見することの大切さと、その後の定期検診や医療につなげることの重要性がわかり、大変勉強になりました」「長崎での事業立ち上げ等についても知ることができ、今後の事業展開に活用させて頂きたいと思います」、実技については「すぐに実践できる事ばかりで、行っていきたいと思います。」「たいへん参考になりました。また、職場でも今日学んだことを活かして、呼吸リハビリ実施していこうと思います。患者さんが「息が楽」と感じて生活できるようになっていただけたらと思います」などの感想がありました。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構の公害健康被害予防事業の一環として実施しています。

ぜん息・COPD予防等情報発信事業に係る「COPD患者等のQOLの向上のための呼吸リハビリテーションの普及及び地域ネットワークの構築事業(大阪ブロック)」

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2013年3月4日11:11 AM
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