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» 2012 » 2月

廃油からできたハンドソープを西淀川区に贈呈しました!

2012年2月13日(月)11時から、西淀川区役所5階区長応接室にて、エコでつながる西淀川推進協議会から西淀川区長への廃油からできたハンドソープの贈呈式が行われました。

このハンドソープは佃中学校で行われたハンドソープのラベルコンテストで選ばれた作品がパッケージにデザインされています。

詳しくはこちら→https://aozora.or.jp/archives/8357

贈呈式に参加した団体は、エコでつながる西淀川推進協議会に参加している、町全体で廃油回収に取り組んでいる佃連合振興町会、協力している廃油回収業者の浜田化学、活動をサポートするあおぞら財団です。

まず佃連合振興町会平田会長から、佃地区での廃油回収の取り組み等について説明を含めたあいさつありました。

いよいよ贈呈です。西淀川区に、300個のハンドソープを贈呈しました。

贈呈書を平田会長から、ハンドソープをあおぞら財団・小平から野村西淀川区区長に贈呈しました。

野村区長からは、「家庭で使い終わった油は各家庭での処分に困るもので、廃油回収の取り組みは家庭での苦労を軽くし、環境にも優しいもの。この活動を他の地域にも広げていくために、いただいたハンドソープを活用していきたい」という旨のコメントをいただきました。

贈呈されたハンドソープは西淀川区内の西淀川区の施設、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、医療機関等に配布されます。

■廃油ハンドソープのお問い合わせ
あおぞら財団
電話:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
メール:webmaster@aozora.or.jp

(記:相澤)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2012/02/14(火) 08:38

笑顔で淀川ゴミ拾い

2月12日(日)10時~11時、淀川でゴミひろいをしました。淀川流域・大阪湾で環境活動をしている6団体が、一斉に掃除します。

あおぞら財団は、淀川右岸、姫島地区(阪神本線高架下)を担当し、8名の参加者が集まりました。
まずは、淀川の歴史の話や、ハゼ釣りやシジミ獲り等の現在の利用の話、釣り糸のゴミにより野鳥が絡まり飛べなくなってしまう話などを、パネルを用いて説明しました。

コピー ~ P1160348

さあ、ゴミ拾い開始です。
袋は活動を知った、大阪府西大阪治水事務所神崎川出張所が提供して下さいました。
笑顔マークと『笑働OSAKA』と書かれています。
『笑顔』の袋はいくつ並ぶかな?
P1160349

ゴミ拾いには、西淀川高校の村田君と曽我君も参加してくれました。
休みの日にお疲れさま。

コピー ~ P1160365
『何か参加できる活動ありますか』とメールをくれた曽我君。
ゴミ拾いを案内したら『他の人にも呼びかけます!』と、積極的な返事が。
いつも熱心に取り組んでくれます。

コピー ~ P1160360

いつも笑顔の村田君。あおぞら財団に修学旅行のお土産まで持ってきてくれました。
ありがとう。

コピー ~ P1160355

川に浮かぶ船、通くは梅田の高層ビルを望みながらの1時間のゴミ拾いはあっという間に終わりました。

河原にはいろんなものが落ちていました。
コピー ~ P1160369
青いプラスチックは、水面をのぞけるスコープです。まだ十分使えます。
パックに入った鶏の卵(割れていない)も落ちていました。
なんと1000円札も拾いました(交番へ届けました。)

P1160370
車用のカセットレコーダー。どんな音楽をならしていたのか。なぜここにあるのでしょうか?

みんなで記念撮影。P1160373

笑顔のゴミ袋は30袋です。他、こわれた自転車3台など。

P1160374

参加者からは、「ここの地区は、漂流ゴミだけではなく家庭ごみもあり、量も多いのではないか。」「物を大切にしないんだなと思った」などの感想が寄せられました。

おまけ。終了後、ラーメンをつくって食べました。
卵にツナ、ネギにモヤシ、餅を入れちょっぴり豪華(?)にしたインスタントラーメンで、温まりました。
コピー ~ P1160379

(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 — aozorafoundation 公開日 2012/02/13(月) 06:35

四日市と水島の公害裁判資料を整理しています

2012年2月11日、12日
2011年度から2013年度までの間に、
環境再生保全機構のお仕事で、「記録で見る大気汚染と裁判」のホームページで四日市と倉敷・水島の裁判資料を紹介することとなりました。
11日は四日市の資料整理を四日市再生公害市民塾のみなさんと
12日は倉敷・水島の資料整理をみずしま財団のみなさんとおこないました。
120212_1511~04
水島での写真です。どのファイルから入力するか、番号をつけていき、目録を作成しているところです。

どの資料を1点と数えるか、表題はなにか、作成者はだれか、内容はなにか、作成年月日がどこに書いてあるか
細かく細かく資料を見て、目録に取る作業に、みなさん驚かれていました。
私はこの作業を1999年から行っているので、資料を見ると、パッとわかってしまうのですが
なかなか最初は難しいようです。
目録をきちんととると、どのような資料があるかが分かりますし、忘れられていたことが明らかになります。
「この資料からこういうことが分かります。おもしろいですね!!」
「このイラスト貴重ですね!!良い味だしてます!!!」
と、私の目がハートマークになり、喜んでいる姿を見て
四日市の方々も、水島の方々も珍しいものを見ている目に…
「資料がそんなに面白いなんて・・・」と驚いておられました。

資料LOVEな気持ちが広がればいいなぁ
資料が整理されて、公害の事が広く伝わる環境が整えば・・・と願っています。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012/02/13(月) 05:43

防災まちづくり講演会を行いました

2月11日(土)に、グリーンルームにて、防災まちづくり講演会「災害に強いまちづくりに対して市民ができることは何か」を行いました。

まず、最初に関西大学 准教授の越山健治先生から講演がありました。(越山先生のtwiter acount: @Dr_Koshi

越山先生の講演

写真:越山先生の講演の様子

講演会の参加者の様子

写真:講演を聴く参加者の様子

越山先生からは以下のようなお話しがありました。

  • 災害に強いまちとは、1. 災害が起きないようになっているまち、2. 災害に対する備えがあるまち、3.災害で被害が拡大しないまち、4. 災害からの復興が実行できるまちである。災害が起きないようにしながらも、「災害に対する備え」、「災害で被害が拡大しない」、「災害からの復興が実行できる」まちを作っていかないといけない。
  • 東日本大震災の地域防災の教訓は、1. 支援は数日、来ないかもしれない、2. 電気とガソリンの入手に四苦八苦する、3. あまりにも大きな災害の際には、支援側がいなくなる。遠くへ避難することが最善策かもしれない。4. 災害と地域の関係は自分で理解する、5. 情報なくして先は見えない、といったことである。
  • 関西電力の原子力発電所は日本海側にあるが、火力発電所は太平洋側にある。今は原子力は動いていない。今、もし東南海地震が起きたら、火力発電所が壊れて関西は大規模に停電するおそれがある
  • 西淀川区では、津波液状化の恐れがある。また、大きな災害の際に、橋が使えなくなる懸念がある。西淀川区は工場地域があり、工場の火災は木造密集住宅地の火災以上に怖い。

越山先生の当日の資料はこちら

会場からは、避難訓練の考え方、大阪府の庁舎移転が防災に与える影響、防災対策がうまくいった事例、要援護者に対する防災対策などについて質問がありました。

今回の講演を聞いて、改めて災害時には市民の一人一人の力が重要になるということを痛感しました。また、予め防災対策をしているかどうかで、多くの人が助かるか、災害で被害が拡大しないか、復興が早くできるかに大きく影響していくことを感じました。

最後の質疑応答で意見が出た要援護者への避難は、非常に難しい問題だと思います。今後、高齢化が進み、社会の脆弱性が増して行く中で、弱い立場にいる方々を切り捨てないやり方について、できるだけたくさんの人と共に考えていく必要があると思います。

今年度の交通まちづくりプロジェクトは、この講演会やヒアリング調査、話し合いなどの内容をふまえて、ニュースレターのような形で西淀川の防災についての情報をまとめていく予定です。次回の交通まちづくりプロジェクトの話し合いは、2月27日(月)18:00から、あおぞらイコバにて行います。ご興味のある方は、氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属を記入の上、webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)まで、ご連絡ください。

防災について区役所へのヒアリング

西淀川区の防災の現状を調べるために、1月27日(金)に西淀川区の市民協働課にお話しをうかがいました。お話しをうかがったのは、西淀川区市民協働課 平野担当課長と松井防災担当係長のお2人です。
こちらからの参加者は、西淀川交通まちづくりプロジェクトの参加メンバー4人とあおぞら財団の藤江と谷内です。

西淀川区ヒアリングの様子

市民協働課の方からうかがった内容は以下の通りです。

1.西淀川区の防災の検討状況

  • 西淀川区政会議の下部組織として、防災部会と子ども部会があり、防災部会は西淀川区の防災についての取り組みは、防災部会の中で検討している。
  • 1回目は9月6日2回目は1月18日に実施しており、そこでの資料をもとに説明する。

2. 災害の想定について

  • 国の防災会議において、4,5月に、津波の想定や対策についての方針が出る予定であり、市の防災対策についての方針はその後に決まることとなる。
  • 現在は、M8.6を想定している。現在の西淀川区の防災対策は、津波を想定しておらず、直下型の地震を想定して検討されてきた。
  • 西淀川区にある防潮堤は、最大8mである。津波は満潮時で6.0mの津波が想定されており、守られていることになる。だが、防潮堤が突き破られたらという想定はしていない。

3. 津波避難ビルの指定について

  • 津波避難ビルの指定は、各連合振興町会と個別協議のうえ調整していく。津波避難ビルは現地を見ないと判断できない。町会単位で日常的なつながりがあるところなどを優先して決めていく。3月末までに意思確認を行い、順次、協定を結んでいきたい。
  • ダイレクトメールでマンションにお願いを送付しており、協力してもらえるところには再度町会長とともにお願いに行く予定である。
  • 懸案事項は、避難によってオートロックやドアの破損等が施設の損傷・汚損などへの補償をどうするのかということである。

4. 避難所について

  • 西淀川区内には、14の収用避難所がある。収用避難所では、高齢者や障害者の部屋を体育館と別途用意し、介護者をボランティアで募ることを検討している。
  • 要援護者の避難の支援ができるように、各避難所に障害者用の備品(担架など)を用意することを検討している。
  • 特別な配慮が必要な要援護者のための福祉避難所については、大阪市老人福祉施設連盟に加盟している施設に、災害時に使用できるよう協力を要請している。しかし、収容能力が限られていること、元々の入居者がいることから、かなり重度の方のみを対象とすることになる。

5. 避難訓練の取り組みについて

  • 西淀川区内には、14連合があり、そのうち8連合で大規模訓練、7連合で情報伝達訓練を行った。
  • 11月5日の津波・防災の日には、姫島で津波を想定した避難訓練を行った。460名の方が参加し、いろんな層の方に参加してもらえた。今まで学校については小学校のみを対象としていたが、中学校も対象に含め、その結果、中学生70名の参加があった。放送設備がついている青パト(青色防犯パトロールカー)も出動した。

西淀川交通まちづくりプロジェクトは、このように区役所で聞いたお話をふまえて、市民で防災まちづくりに何ができるのかを考えていきたいと考えています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2012/02/06(月) 03:39
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