あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

» 2016 » 3月

公害資料館ネットワークの協働ビジョンを公開しました

2013年に結成して、毎年公害資料館連携フォーラムを開催してきましたが、ようやく公害資料館ネットワークのホームページを開設して、協働ビジョンを公開することとなりました。
http://kougai.info/

公害資料館ネットワークの協働ビジョンは下記になります。

各地で実践されてきた「公害を伝える」取り組みを公害資料館ネットワーク内で共有して、多様な主体と連携・協働しながら、ともに二度と公害を起こさない未来を築く知恵を全国、そして世界に発信する。

DSC_0132

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2016/03/14(月) 06:54

2/13 医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸ケア・リハビリテーション講習会を開催しました

2/13 医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸ケア・リハビリテーション講習会を開催しました

KIMG5475

2016年2月13日(土)、のざと診療所3階会議室にて、医療従事者向け ぜん息・COPD患者の呼吸ケア・リハビリテーション講習会を開催しました(主催(公財)公害地域再生センター(あおぞら財団))。
参加者は理学療法士、作業療法士、医師、看護師、保健師などスタッフも合わせて22名でした。
前半の講座は、福島啓氏(西淀病院医師)に、後半の実技は金尾顕郎氏(森ノ宮医療大学 理学療法学科長)が講師をつとめました。

P1160070

P1160074

■[講座]在宅での呼吸ケア
「呼吸器系のフィジカルアセスメント COPDを中心に」と題して、
次の内容のお話がありました。
1)フィジカルアセスメントとは
2)問診
3)視診(胸郭の変形、身体所兼、呼吸筋、肺気量、呼吸不全、など)
4)触診(肺の解剖など)
5)聴診
6)まとめ

・フィジカルアセスメントとは、問診や呼吸状態の観察(視ること、聴くこと、触れること)を通じて患者さんに起こっている異常をいち早く把握し、今後の経過を予想することによって治療につなげていく技術のことである。
・検査せずに自分の五感で患者さんの状態を把握する臨床の基本。在宅でこそ求められる。
・問診、視診、触診、聴診、それぞれについて評価すべきポイントを説明

参加者からの質問としては、安静時から呼吸がしんどい人には、どのように対処をしたらよいか?などの質問がありました。

P1160089

P1160085

次は実技です。
P1160095

■[実技]呼吸介助、息苦しいときの対応など
実技は、二人一組になっておこないました。

前回に引き続き参加の人は、おさらいをしながら、初めての人は、金尾先生から直接の指導がありました。
・胸郭の動きをみる
・首や肩がかたいかどうか
・肩甲骨のまわりをゆるめる

胸郭を触るときは、
・動く方向に
・同圧で
・同じ速度で

肩甲骨や足の付け根をゆるめると、前屈の度合いが、ゆるめる前と後とで、歴然と異なりました。

P1160118

P1160124

P1160127

P1160128

P1160113
P1160108

終了後のアンケートでは、
「福島先生のお話はとてもわかりやすく、検査以外での情報の多さをあらためて見直しました」
「片側の側臥位しかできない方への方法を教えていただいたので、もう少し練習して仕事で活かしたいと思います」
「時間がたりないくらい楽しく行えました」
「今後実践していきたいと思いました」
「呼吸介助の自分の身体の使い方が修正された」
といった声がよせられました。

以上

本事業は(独法)環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環で実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2016/03/06(日) 03:39

2/12(金)楽らく呼吸会(のざと診療所)でぜん息・COPDの薬について話を聞きました

2016年2月12日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はあおぞら薬局から薬剤師の津森さんを講師に迎え、薬について勉強しました。参加者は9人(内、患者さん7名(家族の方を含む)、薬剤師1名、スタッフ1名)でした。

楽らく呼吸会では、1年に一度、呼吸器疾患の薬についてのお話を聞いています。患者さんご自身や、ご家族が普段使っている薬の種類や使い方を確認する機会になっています。

まず最初に一人ひとり自己紹介をしてから、気管支ぜん息とCOPDの症状や薬について、お話を聞きました。

P1160058

気管支ぜん息は、気道が炎症を起こして狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。

ぜん息の症状としては、次のようなものがあります。
・喘鳴(ぜんめい):呼吸をするたびに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が聞こえる。
・息切れ:安静時や体を動かした時になど、何となく息がしにくい感じになる。
・せき:粘り気があって切れにくい痰が出ることがある。ひどくなると痰が気道を狭め、さらに苦しくなる。
・呼吸困難:発作的に息ができなくなる。吸う息より吐く息の方が苦しい。
・胸部圧迫感:充分に息ができないような、胸を抑えられたような感じ。発作の前兆と考えてよい。

ぜん息の治療薬は大きく分けると2種類あり、使い分けることが大切です。

①長期管理薬(コントローラー)=発作を予防
気道の炎症を抑え、また気管支を長時間広げることによって発作が出ないように予防する薬。
「症状がなくても、使い続ける必要がある薬。虫歯を予防するための歯みがきのようなものですね。」という津森さんの例えがとてもわかりやすかったです!

②発作治療薬(リリーバー)=発作を改善
即効性があり、起きてしまった発作を気管支を広げて速やかに症状を和らげる薬。

また、薬剤が直接炎症部位に届く「吸入薬」が主流になります。

メインで使われるのは、吸入ステロイド薬。詳しくは、こちら→独立行政法人環境保全再生機構のページ

発作止めの薬は、いつ使っていますか?という問いかけがありました。普段使っておられる患者さんからは、発作がひどくなったときに使うというお話が出ましたが、発作止めは、前触れを感じた時に、早めに使う方が効果があります。

例えば・・・のどがイガイガする、咳が出る、胸が圧迫される感じ、のどがヒューヒュー鳴る、痰が出る、呼吸機能の低下などが前触れにあたります。

発作止めは、徐々に使用回数を減らしていくことをイメージしながら、意識的に使うことが大切です。

次に、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺への空気の通りが悪くなり、呼吸が苦しくなる病気です。代表的な症状は、息切れ。特に、体を動かした時に息苦しさが増します。しつこく続く慢性の咳や痰もあります。

COPDの治療に使われる薬のメインは、気管支拡張薬です。

気管支拡張薬には、「抗コリン薬」「β2刺激薬」「テオフィリン」の3種類があります。これらを症状にあわせて併用していきます。

詳しくは、こちら→独立行政法人環境保全再生機構のページ

吸入薬は、正しく吸入しないと治療効果が低下してしまうので、正しい吸入方法をしっかり身につけましょう。長期間使い続けていると自己流になってしまうこともあるので、呼吸入方法が正しいかどうかを見直すことも必要です。

吸入薬には、加圧式定量噴霧吸入器(pMDI)、ドライパウダー吸入器(DPI)の2つのタイプがあり、それぞれ操作のポイントが異なります。

詳しくは、こちら→独立行政法人環境保全再生機構のページ

どの吸入薬が自分に合っているのか主治医の先生とよく相談して、適正な吸入薬を継続して、治療をやめないことが何より大切です。

参加者からは、質問や日々どのように薬を使っているかのお話が出ました。

P1160064

こんなふうに、普段病気と向き合いながらお薬と付き合っておられる患者さんにとって、薬剤師さんと直接薬の話をゆっくりできるのはとても安心できる時間なのだと感じました。

開催後のアンケートでは、7人中5人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。その他、「説明がよくわかってよかったです」という感想もありました。

少しでも興味があればぜひ、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所……3月17日(木) 14:00~15:30(薬について)
・姫島診療所……3月18日(金) 14:30~16:00(薬について)
・のざと診療所…4月8日(金) 14:00~15:30(テーマ未定)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2016/03/04(金) 07:52

防災絵本「西淀川にたいふうがきた」が完成しました

この度、防災絵本「西淀川にたいふうがきた」が完成しました。

西淀川区は周囲が海や川に囲まれており、水害に弱い地域です。今までも何度も西淀川では大きな水害の被害にあってきました。その一方で、核家族の増加、共働き世帯の増加などにより、子どもだけで家庭で過ごす時間が長くなっています。そのため、子どもだけが家庭にいる時に災害が起こってしまうかもしれません。

そこで、子どもたちに、子どもだけで家にいるときに災害がおこってしまったらどうするのか? どういうことを備えておくといいのかを考えるきっかけとして、絵本を作成しました。

この絵本は、あおぞら財団で無償で配布しています。もし興味のある方はぜひお問い合わせください。

また、この絵本の完成を記念して、絵本の読み聞かせ会を開催します。この日には同時にあおぞら野菜市も開催していますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

  • 絵本の読み聞かせ会 「西淀川にたいふうがきた」
  • 日程:3月23日(水) 11時から
  • 場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
    最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
    地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

new_ehon_top

※この活動は公益財団法人JR西日本あんしん社会財団の助成でおこなっています。

【3/19】ニシヨドガワ ノラシゴト2016

IMG_3104 IMG_3139

(写真は昨年の様子)

ニシヨドガワ ノラシゴト2016 親子で始める菜の花栽培
昨年から始まった大都市「大阪」の中に、みんなで畑をつくるプロジェクト「ニシヨドガワ ノラシゴト」。今年もやります。

今年は暖かい日が続いたので、もう花がチラチラ。
みんなで一緒にお花見弁当を持ち寄って、食べませんか~

この他にも楽しめるイベントも企画中です!乞うご期待!!

日 時:2016年3月19日(土)10-14時(小雨決行)
場 所:(株)ニチノーサービス敷地内の造成畑
(西淀川区佃5-2-30、千北橋を北に渡ってすぐ)
内 容:お花見、搾油に向けたお手入れ
準備物:お弁当、軍手、長靴
参加費:1人100円(保険代)
定 員:20家族・グループ
〆 切:3月17日(木)
申 込:参加者全員の氏名、住所、連絡先を下記まで
TEL 06-6475-8885
MAIL aozorazaidan+nora@gmail.com
主 催:エコでつながる西淀川推進協議会
企 画:佃五丁目菜の花の会
事務局:あおぞら財団

« 次のページ前のページ »