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» 2025 » 4月

楽らく呼吸会「薬について」(3/14)

「楽らく呼吸会」を3月14日(金)に開催しました。薬剤師さんによる「薬について」の講義と呼吸筋ストレッチ体操を行いました。参加者は8人(スタッフ含む)が参加しました。

「薬について」はあおぞら薬局の薬剤師・吉本利樹さん。今年はインフルエンザが大流行。

対策のポイントは次の5つ。
①こまめな手洗い、消毒
②着用が効果的な場面でのマスク着用
③咳エチケット
④休養・栄養・水分補給
⑤適度な室内加湿・換気
⑥ワクチン接種

お薬について話を聞きました

ぜん息の治療薬は、長期管理薬と増悪時治療薬の2つ。

吸入の練習を一人ずつやってみました!

治療薬の中には、吸入薬を霧状にして直接気管支に届けるため、吸入器を用いるものがあります。呼吸器疾患のある患者にとって吸入は日常的治療の一つですが、我流でやると、薬が口の中にとどまって気管に届かずに効果を発揮しません。練習用の吸入器を使って吸入の正しいやり方を解りやすく一人一人に教えてくれました。

新しいぜん息の治療薬・抗体製剤(生物学的製剤)についても学びました。

後半は、独立行政法人環境再生保全機構による呼吸筋ストレッチ体操の動画を見ながら参加者全員でストレッチを行いました。

呼吸筋を伸ばすストレッチ体操

(増本)


あおぞら財団では、ぜん息やCOPDを抱えながら苦しむ患者さん同士が日頃の病気の悩みを交流したり、勉強会で学びながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうと、楽らく呼吸会を開催しています。

次回は5月9日(金)矢倉公園へ行く予定です。皆さんの参加をお待ちしています!
ご参加を希望される方はあおぞら財団までご連絡ください(Tel 06-6475-8885)

【日  時】2025年5月9日(金)13:30~15:00
【集合場所】あおぞらビル1F 駐車場 あおぞらビルへのアクセスはこちら
【内  容】矢倉緑地公園まで車で行き、公園内で散歩をしたり体操をして過ごします。
【参加費用】 無料
【対  象】・ぜん息やCOPDなどの呼吸器疾患がある方、ご家族の方
・呼吸ケア・リハビリテーションに興味のある方
【申し込み方法】あおぞら財団(Tel 06-6475-8885、担当:谷内・鎗山)までお申し込みください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2025/04/10(木) 02:51

りべら167号(2025年2月号)発行。サイトでご覧になれます。

あおぞら財団の機関紙『りべら』167号を発行しました。

A4版、16ページ、季刊1日発行、1部400円送料込、2,000部発行

ご購読希望者はwebmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)まで

※あおぞら財団賛助会員の方には、毎号郵送でお送りしています。

『りべら』2025年2月号No.167 特集:にしよどオリンピック

こちらから見れます。

<特集>
にしよどオリンピック

●特設会場A:大野川緑陰道路
(マラソン、自転車競技、競歩) …1
●特設会場B:淀川河川敷
(サッカー、ラグビー、ウォータースポーツ、野球) …3
●特設会場C:街なか
(モルック、クリケット、Nスポ) …5
●パラリンピック
(ボッチャクラブ、タンデム自転車) …7

連載
●ぶらりとゆるりと西淀川めぐり シックスマンバスケットボールワークス、HokeyFactory…8
●「忙中一筆」 横内祥太…9
●連載 第2回 キティが行く 西淀川ボランティア探訪記「Cafeねおほ」 長野美保…10
●あおぞら財団教育・研修事業紹介 西淀川公害を題材に「新しい人権」を学ぶ社会科の授業…11
●エコミューズ所蔵資料紹介「公害裁判、提訴決断への道 大阪弁護士会公害対策委員会の「実態調査報告」小田康徳…12

Filed under: イベント案内 | 事務局 — aozorafoundation 公開日 2025/04/09(水) 03:19

矢倉緑地で自然とふれあい、ごみゼロアクション!(3/22)

3月22日(土)、春の陽気が感じられる中、西淀川区主催の「矢倉緑地プラスチックごみゼロアクション」が開催されました。今年で4回目を迎えるこのイベントに、あおぞら財団も協力団体として参加しました。

私たちの暮らしのすぐそばにある自然の宝庫、矢倉緑地。ここには野鳥や干潟の生き物たち、そして私たちの未来に関わる課題が共存しています。

●カワラヒワやミサゴなど、多彩な野鳥を観察
イベントのスタートは、日本野鳥の会大阪支部による野鳥観察から。

「キリリ、コロロ」とかわいらしい声でさえずるカワラヒワ、オオバン、キンクロハジロ、ホシハジロ、コチドリ、セグロカモメと、様々な野鳥を観察できました。

「今日はイソヒヨドリ見られないかな…」という声も上がったその時、まるでその噂に応えるかのように、イソヒヨドリがすうっと岩の上に舞い降りました。その登場に、思わず拍手が起きました。

さらに、フィールドスコープから鉄塔の上でミサゴが巣を守る姿も確認。野鳥たちの営みを間近に感じながら、自然とのつながりを実感するひとときでした。

矢倉海岸で野鳥の観察

水面すれすれを飛ぶカワウ

干潟のコチドリ

●干潟の石の下に広がる生き物の世界
次は干潟へと場所を移し、生き物探し。石をひっくり返すと、そこにはカニや貝、エビ、ゴカイ、そしてゾウリムシなど、様々な命がひそんでいました。

「これはヤドカリの仲間ですね」「この貝は潮の満ち引きで移動するんですよ」と、大阪湾海岸生物研究会の山下先生が丁寧に解説。参加者のみなさんは目を輝かせながら、未知の世界に触れていました。

この日は海水温が低かったため魚の姿はあまり見られませんでしたが、それでも干潟には多様な生き物たちが息づいていました。

タカノケフサイソガニ 河口や干潟などで生息。オスのハサミの付け根に房状の毛(ケフサ)があるのが特徴

イソテッポウエビ 大きいはさみで音を出し、瞬間的に4400度までの熱を出すそうです。

●海洋プラスチック問題を自分ごとに
そして最後は干潟のごみ拾い。まずは大阪市環境局 環境管理課 水環境保全グループの方から、海洋プラスチック問題についてのミニ講座を受けました。今や海に流れ込むごみのほとんどがプラスチック。2050年には、魚よりも海洋プラスチックごみの方が多くなるかもしれません。

その後、清掃活動へ。短時間にもかかわらず、大量のプラスチックごみが集まりました。ペットボトル、発泡スチロール、ビニール片、ストロー……そのひとつひとつが、私たちの暮らしとつながっていることを痛感しました。

●矢倉緑地で、自然と向き合う
このイベントは、矢倉緑地の自然に触れながら、私たち一人ひとりの行動が未来を変えるということを体感できる貴重な機会です。

自然の美しさやたくましさを知ること。そこにある課題にも目を向けること。そして、自分にもできる小さな一歩を踏み出すこと。

そんな一日を、矢倉緑地で過ごしてみませんか?

次回、開催される時には是非ご参加ください!

(谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2025/04/07(月) 05:20

雨ニモマケズ!ミサゴ、カラスに大ピンチ!?見どころ満載・冬の探鳥会(3/16)

3月16日(日)に矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会を開催しました。

参加者は17人(一般参加3人、野鳥の会会員6人、リーダー7人、スタッフ1人)です。冬は多くの渡り鳥を観察できる季節。小雨に降られながらの探鳥会になりましたが、イソヒヨドリやホシハジロなど35種類の野鳥を観察できました。

冬は渡り鳥の観察にぴったりのシーズン。寒さが残るこの時期だからこそ見られる鳥たちを目当てに、大野川緑陰道路を通り、矢倉海岸へと足を運びました。

日本野鳥の会大阪支部の報告はこちら

小雨が降りそうな中、探鳥会に出発! 野鳥の会の方々は雨対策もバッチリです

ヒヨドリ

ジョウビタキのメスはオスに比べると地味

淀川に佇むカワウ

星の数ほどホシハジロ

この日一番の見どころは、淀川の鉄塔にあるミサゴの巣。鉄塔の真ん中あたりで1羽のミサゴが悠々と魚を食べているそのすぐ上では、巣を守る2羽のミサゴが、5〜6羽のハシブトガラスと激しいバトルを繰り広げていました!

「上の方であんな戦いが起きてるのに…なんでそっち(下)のミサゴは助けに行かないの⁉」
そんなヤキモキする声があちこちからおきました。

ミサゴの巣を襲うカラス

他に、枯れ木にすずなりにとまるカワラヒワ、水面近くを潜水するウミアイサなど、雨降りながらも今日は見どころがたくさんありました。

鈴なりに樹木に止まるカワラヒワ

水面近くを潜水するウミアイサ

イソヒヨドリ

干潟で餌を探すオオバン

淀川の堤防で野鳥を観察

観察種数 36種
オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、コチドリ、イソシギ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト
(記:谷内)


次回 2025年5月10日(土)予定
■集合時間9:30 阪神なんば線福駅
■解散12:30 矢倉緑地公園
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具

5月は「春の渡り」のシーズン! 日本から北へ渡ってゆく鳥、南から日本へ渡ってくる鳥が交錯する季節です。
子どもさんの参加もお待ちしています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2025/04/07(月) 04:39

大阪公立大学「都市基盤計画特論」発表会を開催!(3/25)

3月25日、あおぞら財団にて、大阪公立大学大学院の「都市基盤計画特論」の成果発表会が開催されました。
この講義は、11月から1月にかけて西淀川区を舞台に行われたもので、学生たちは現地調査やヒアリングなどを通じて地域課題を学び、その学びをもとにグループごとの提案をまとめました。

発表会当日は、あおぞら財団の職員に加え、西淀川公害患者と家族の会 事務局の上田さん、西淀川区役所政策共創課の西尾課長、中村さんにもご参加いただき、学生たちの提案に対する率直な意見交換が行われました。

◆ 提案①「水とともに在る暮らしを考える」
1つ目のグループからは、西淀川区が抱える水害リスクをテーマに、「防災」と「水辺の魅力づくり」の両立を目指す提案がなされました。

特に印象的だったのは、防災チャットボットを活用した情報発信や、河川空間を活かした親水エリアの整備、さらに夜間のにぎわい創出を目指すナイトタイムエコノミーの導入といった、アイデアに富んだ内容です。

質疑応答では、矢倉緑地公園への交通アクセスの課題や、水辺空間の利活用にあたってのハードル(治水上の制度上の問題)についての質問があり、学生たちも真剣に応答していました。

発表の様子

◆ 提案②「若者の地域参加に向けた提案」
2つ目のグループは、地域コミュニティの希薄化や産業の衰退、情報共有の不足といった現状に注目。これらの課題に対し、廃校を拠点に若者の地域参加を促す施策を提案しました。

廃校を活用して地域イベントを開催したり、コワーキングスペースとして開放したり、さらにものづくりや食文化、多文化共生を体験できる場にするという、地域資源を生かしたアイデアが紹介されました。

◆ 地域に根ざした学びが、未来へとつながる
どちらの提案も、実現に向けてはハードルが少なくないかもしれません。ですが、学生ならではの視点や柔軟な発想、フィールドワークで得たリアルな課題感が込められた提案は、聞く側にも新しい視点や気づきを与えてくれました。

今回の学びを通じて、学生の皆さんが「地域」と「都市基盤」の関係についてより深く考えるきっかけになっていたら嬉しいです。そして、この経験が今後の修士論文や研究活動にも活かされることを願っています。

(谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2025/04/07(月) 03:39
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