8月30日(土)に、あおぞら財団設立30周年記念事業「公害地域再生とは何か」 発刊記念 お披露目会・同窓会を開催しました。
参加者は全部で42人。あおぞら財団の設立に関わっていただいた方々、元職員、大学の研究者、西淀川での活動を一緒に行っている方々、大学生など様々な方々にご参加いただきました。
理事長からのごあいさつのあと、清水万由子先生に書籍『「公害地域再生」とは何か〜大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』の内容を踏まえた講演をしていただきました。財政状況を含めた分析や、職員の声の紹介を交えながら、地域と協働して「公害を起こさないまち」を目指してきたことを丁寧に語っていただきました。
その後の「あおぞら財団へのメッセージ」では、前理事長の森脇君雄さん、元環境省事務次官の森本さんや鎌形さん、あおぞら財団黎明期を担った元職員の傘木さん、大学の先生方などからあおぞら財団設立に込めた思いや30年経過して活動に対する評価や今後の期待といった心のこもったメッセージをいただきました。
残念ながら当日ご欠席だった宮本憲一先生からも、未来の市民運動や環境再生への大きな期待が込められたお言葉をいただき、胸に響きました。
「みんなで語ろう!あおぞら財団のこれまでとこれから」の時間には、6つのグループに分かれて、あおぞら財団との思い出やこれからへの思いを語り合いました。学生ファシリテーターからは「環境を良くしたい、そのためには人とのつながりが大事だと感じた」との感想もあり、世代を超えてあたたかな交流が広がりました。
最後は資料館やあおぞらビルを見学と懇談。久しぶりの再会に笑顔があふれる場面もあり、同窓会らしい和やかなひとときになりました。
集まってくださったみなさんのおかげで、財団がこれまでどれだけ多くの方に支えられてきたかを改めて感じました。
また、久しぶりにお会いできた方々同士の再会や新たな出会いを喜び合う笑顔に胸が熱くなり、財団の歩みを一緒に振り返れることのありがたさを実感しました。
本当にありがとうございました。
これからもみなさんと一緒に、「公害を起こさない社会」に向けて、持続可能なまちづくりに取り組んでいきたいと思います。
9/6(土)も「清水万由子著『「公害地域再生」とは何か~大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』 書評会があります。
お席に余裕がありますし、オンライン配信も行いますので、是非ご参加ください!
https://aozora.or.jp/archives/43347