あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

記事一覧

エコミューズ館長日記No.15

今日は、大阪公立大学4回生の稲田くんがアルバイトで来てくれた。若々しく、活力に満ちている感じで、なかなかに快活な青年である。第4章の5節「意見陳述書」の翻刻を行なってもらった。この資料は原告が被害を訴えているが、実に率直で迫力に満ちている箇所である。きっと稲田くんにとって思うところがあったに違いない。

本日は第4章1~5節に配列した資料を年月日順に並べなおし、それぞれの資料の位置をわかりやすくした。最後に翻刻がどこまで進んでいるか確認したところ、あともう少しというところまで来ていることを確認できた。いよいよ次は第5章「裁判の展開」に入る。ここについても翻刻すべき資料の候補はほぼ選び終わった。この調子だと2024年度内には資料の翻刻はすべて終わる可能性が見えてきた。大阪公立大学の学生さん(稲田くん・関谷くん)には大変お世話になる。手配をしてくれたのは、いつものミナコさんである。

第5章で難しかったのは、「裁判の論点の展開」であったが、ここをもう少し視点を絞って「論点を巡ること―関連共同性を中心に」としてみた。なんとかそのさわりの部分だけでも紹介できそうになってきた。なにしろ十数年にわたる裁判資料は10,000ページにおよぶかもしれないような記録である。それに取り掛からなければならないと思って心が折れそうになっていたのを、なるほどこれなら弁護士さんたちの苦心も伝わるだろうと感じられたので、不十分ながら一安心したところ。

本日は人とよく会う日であった。神戸製鋼の役員をされていた山岸公夫さんが午後ふらっと顔を出された。積もる話に盛り上がった。稲田くんやミナコさんが人生の大先輩を前に緊張していたのが、言葉を交わすうちに打ち解けていくのが見れて面白かった。

2025.2.3 小田康徳

 

—————————
あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

楽らく呼吸会「お話会、FeNO測定」の実施(1/24)

1月24日(金)に 楽らく呼吸会 を開催しました!

今回は 独立行政法人環境再生保全機構 の協力を得て、「FeNO測定」を実施しました。


FeNO測定とは?

「FeNO測定」は、吐いた息に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測定することで、気道の炎症状態を評価する方法で、ぜん息の診断や状態確認に役立つ検査として注目されています。
当日は 15名の方 が体験!
マウスピースをくわえて深呼吸をするだけで簡単に測定できることから、「初めてでも安心して取り組めた」「自分の状態が数値化されてわかりやすい」と好評でした。

FeNO測定の説明を受けています


お話会で心も体もリフレッシュ

FeNO測定と並行して開催したお話会では、「健康で気になっていること」や「今年取り組みたいこと」をみんなでシェアしました。

話題になったテーマ

  • 健康で気になること:食事のとり方や病院選びについて、参加者同士で意見やアドバイスを交換。
  • 今年取り組みたいこと:運動や民謡、趣味の「推し活」など、個性あふれる目標が続出!

和気あいあいとした雰囲気の中、笑顔があふれ、楽しい時間となりました。


呼吸筋ストレッチ体操でリフレッシュ✨

動画を見ながら 呼吸筋ストレッチ体操 を実施!普段なかなか使わない筋肉を伸ばすことで、「気持ちよかった」「家でも続けたい」という声が多数ありました。身体も心もリフレッシュできた時間でした。

参考 環境再生保全機構:呼吸筋ストレッチ体操動画


参加者の声

以下は当日の感想の一部です:

  • 「初めてのFeNO検査で自分の状態がわかってよかったです」
  • 「意外と健康で安心しました!」
  • 「普段使わない筋が伸びて気持ちよかった」
  • 「みんなの意見を聞けて楽しかったです」
  • 「改めて身体の状態を数値で確認できて安心しました」

次回予告📢

次回の楽らく呼吸会では、薬剤師さんをお招きして「薬について」お話を聞きます。

呼吸器疾患のお薬に関する最新情報や処方薬の副作用やジェネリック医薬品の疑問など、日頃のお薬についての気になることを薬剤師さんに直接相談できる貴重な機会です!

ぜひお気軽にご参加ください

開催日時:2025年3月14日(金)13:30~15:00
テーマ:お薬について
講師:ファルマプラン 薬剤師
場所:グリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号 あおぞらビル3F会議室)
対象:呼吸器疾患をお持ちの方やそのご家族、呼吸ケアに興味のある方
参加費用:無料

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2025/01/29(水) 17:33

【参加者募集】くるる☆キッチン 防災クッキング ポリぶくろで、ごはんをつくろう!(3/2)

※あおぞら財団は、にしよど親子防災部の事務局をしています。

「くるる☆キッチン 防災クッキング」を3月2日(日)に行います! 子ども食堂くるるとにしよど親子防災部のコラボ企画です。

今回は、あべの親子防災部でポリ袋クッキングに取り組んでいる益田紗希子さんを講師にお招きして、親子どんを作ります。(ポリ袋クッキングブックはこちら

また、麹士のゆきこうじさんから教えてもらった塩麹レシピも活用します。

塩麹には、食材を柔らかくしたり、食材の保存性を高める、消化吸収をサポートして免疫力アップというメリットがあります。

災害時には偏った食事になり体調を崩しがちです。塩麹は、災害時の食事を少しでも豊かにして健康を保つのに役立つ可能性があるということで、今回のメニューに取り入れています。

 

「くるる☆キッチン 防災クッキング ポリぶくろで、ごはんをつくろう!」

★メニュー

親子どんぶり、野菜の浅漬け、寒天ゼリー

※食物アレルギーがある場合はご相談ください。

★概要

〇参加費:0円
〇場 所:出来島小学校家庭科室
〇日 時:3月2日(日)10:30-14:00
〇定 員:15人(こどものみで参加)、10人(大人、親子連れ)
〇持ち物:タオル、エプロン、うわぐつ
〇講 師:益田紗希子さん(NPO法人ミラクルウィッシュ、あべの親子防災部)
〇主催:特定非営利活動法人くるる
〇共催:にしよど親子防災部
〇協力:出来島小学校

———————————————

★お申込み

【電話・メールでのお申込み】参加者の名前・参加人数・学年・アレルギーの有無をお知らせください。TEL:090-5648-7182(ショートメール可)、Mail:hattyakikoku@gmail.com

【用紙での申込】リンク先の用紙をダウンロードして、下部の申込用紙に必要事項を記入して、下記住所のポストへ投函してください。

お申し込み先ポスト設置場所
西淀川区出来島2-9-7(ケアステーションキキ内)

防災クッキングのチラシです

※本事業はキューピーみらいたまご財団の助成をうけて実施しています

Filed under: イベント案内 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2025/01/28(火) 15:48

【他団体】にしよど防災エキスポ(2/24)

※あおぞら財団およびにしよど親子防災部が協力するイベントの紹介です

2月24日に第1回にしよど防災エキスポが開催!
災害が多発する「今」考えよう!

昨年まで「クラフト防災パーク」として親しまれていた防災イベントが、新たに西淀川区民ホールに会場を移し、さらにパワーアップした形で実施されます。

こどもから高齢者まですべての世代が楽しめる防災啓発イベントです。是非、お気軽にお越しください。


○イベント概要


○協力団体

西淀川区を中心とした防災に関わる団体が大集合します。体験型ブースやスタンプラリーなど、楽しみながら防災を学べる企画が盛りだくさん!

今年度から活動が始まった「西淀川区ジュニア防災リーダークラブ」も参加します。

※ブースの数・内容は変更になる場合があります。

現在、楽しい企画を鋭意準備中です。どうぞお楽しみに!

ご来場お待ちしております!

にしよど防災エキスポのチラシ(pdf)はこちら

○クラフト防災パークの様子

第2回クラフト防災パーク

第3回クラフト防災パーク

Filed under: イベント案内 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2025/01/28(火) 12:10

エコミューズ館長日記No.14

本日午前10時より、第19回資料編集委員会があった。参加者はいつものメンバー。

 

鎗山さんの司会で、これまでの全般的な活動報告が終わったところで、資料の編集作業の概要を説明した。はじめに、7章仕立てから6章仕立てに章の数を減らすこととした理由について、従来の4・5章を合体させたためと説明した。従来の第4・5章が時期的に重なり合うところが多く、内容的にも深くかかわっていることに気づいたので、これらを合わせて第4章とすることとした。結果として全6章となったという次第である。従来の第4・5章が時期的に重なり合うというのは、裁判提訴(1978年4月)の時期と、NO²の環境基準緩和及び公害指定地域の廃止とがほとんど同時に行われたことによる。したがってこれを分けるのではなく、一つの章の中に包み込むこととしたのである。

この方針については、編纂委員からも賛成を得たと同時に、併せて事務局長の藤江氏から、公害地域指定の廃止は公害患者が出なくなることを意味することであるとの注釈が行われた。指定地域廃止の時期は1978年の10年後である1988年であって、それを追求するためにも1988年に3.18行動が提起されたとも語られた。

続いて、ウェブ版の編集も提案し、これもまた了承された。こうしていよいよ資料集が著書とウェブの二本立てでいくことが確認された。

段々と形を整えていくことが承認された。

ウェブ版では、原資料の画像を見てもらうこととなるのに、著書では割愛された資料も見ることができる。出来上がりがいよいよ楽しみとなってきた。

約二時間の議論の末、以上が確認されたことである。

それにしても本日は寒かった。

会議後近くのレストランで昼食を食べに行ったが、部屋に入った途端メガネが曇って、前が見えなくなるほどであった。

 

2025.1.27 小田康徳

 

—————————
あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
#にしよど
#魅力発信サポーター
#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

« 次のページ前のページ »