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7/9(水)はあおぞら市です

次回のあおぞら市は

みどり商店さんの自然調味料などの販売、
ごはんyaすみのさんのお総菜&お弁当の販売

谷口ファームさんのオーガニック野菜や、富士製ぱん工場さんの焼きたての天然酵母パンも並びます。
さらに、Gran…さんと楽成体さんによるマッサージ体験もありますよ。

あっという間に梅雨が過ぎ、本格的な暑さになりましたが、
あおぞら市でちょっとひと息、のんびりしませんか?

おしゃべりしに来るだけでも大歓迎です◎

・・・・・・・・・・・

日 時=2025年7月9日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅 8a出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

・・・・・・・・・・・・

■みどり商店

ミネラルたっぷりの火に掛けていない天日塩マザーソルトをはじめとした自然調味料、

きららの石、機能的食品、お菓子、生活用品、月のしずく化粧品など”體からだ”と”心”を元気にする、商品を販売しています。

自然調味料に替えたら、元気になった、キレイになったと喜びの声を頂いています。
皆さまに知って頂けたら、幸いです。

 

 

 

■ごはんyaすみの

手作りお総菜を数種詰めた家庭的な味のお弁当の販売をします。

 

 

 

■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。

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■富士製ぱん工場
天然酵母、国産小麦でアマランサスというミネラル豊富な
南米原産の雑穀を混ぜ込んだ、ひと口食べると笑顔になれるんです

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■Gran…

11:00~13:30

〇精油(エッセンシャルオイル)の香りに包まれて触れ合いながらハンドケアで癒し空間を提供します。介護アロマサークルレイズというボランティア活動をしています。興味のある方一緒に活動してみませんか?
1回15分 500円

 

〇アロマスプレークラフトワーク

お好きな香りを選んでアロマスプレーを作ります。 1回 500円

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〇ドライヘッドスパ10分1000円 15分1500円

リラクゼーション、眼精疲労に。

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■足つぼマッサージ楽成体
体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。

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■あおぞら財団販売コーナー

・おっとせい(アルカリ電解水)、ハンドソープなど

 

今後の予定

<2025年>7/23、(8/13はお休み)、8/27

 

 

 

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。

※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2025/07/08(火) 14:57

関大社会安全学部 越山ゼミ フィールドワーク(6/24)

6月24日(火)に、関西大学社会安全学部越山ゼミのみなさんが西淀川区でフィールドワークを行いました。

テーマは「防災」。越山ゼミのみなさんは、卒業研究や「にしよど防災エキスポ」への出展などを通じて、西淀川との関わりを深めてくれています。

西淀川のまちを歩き、防災について“見て・聞いて・考える”フィールドワーク。
越山ゼミの学生たちが、地域の現場でリアルな防災の課題に触れました。

●フィールドワーク

出来島駅に集合し、まち歩きがスタート。
国道43号沿いの交通環境や、地域福祉施設「あおぞら苑」の津波避難ビル指定、防潮鉄扉、大阪マスジド(イスラム教徒の礼拝所)など、西淀川の特性を肌で感じながら巡りました。

公害道路と呼ばれた国道43号で様々な環境対策を確認

西淀川区内の学校は災害時避難所に指定されています。 また、津波避難ビルは100か所以上指定されています

公害の石碑があるあおぞら苑(かつての大気汚染公害裁判を記念したもの)

神崎川の水位と市街地の標高差を比較。 西淀川区内の橋には防潮鉄扉があります

区民の声を反映して作られた大野川緑陰道路 地下には、豪雨時に水を流す「淀の大放水路」が通っています

緑豊かな大野川緑陰道路を通って、区役所5階会議室に到着。

●講義、区役所の防災安全課による備蓄倉庫の見学

 あおぞら財団による講義「西淀川区に迫る災害リスク」を行い、西淀川区役所 防災安全課からは、令和6年能登半島地震での避難所開設支援(輪島市派遣)の経験をもとに被災地や避難所などの状況についてお話していただきました。その後、地下にある備蓄倉庫に見学に行きました。

能登半島地震の被災地の状況についてお話

西淀川区の地下の備蓄倉庫の見学。大阪市内に全部で8か所

非常用トイレの備蓄

●グループワーク

次に、災害体験のエピソードをもとにしたグループワークを行いました。支援が必要な人々(高齢者・障害者・子連れなど)が災害時に経験した状況をもとにしたエピソードを読み、自分ならどう行動するか、社会にどんな備えが必要かを考えました。

災害時には高齢者や障がい者の死亡率が高く、東日本大震災では、亡くなった人の6割以上が60歳以上の高齢者でした。このワークでは災害時要援護者の立場になって防災を考えることを目的としています。

最後は、研修を通しての気づきや西淀川に対する提案をまとめたグループワークを行い、発表で締めくくりました。

学生たちからこんな意見が挙がりました。

気づき:

  • 西淀川は緑が多いが、全体的にもっと街の活気がほしい

  • 標識や避難ビル指定など、住民への防災意識を高める工夫がされている

  • 多文化共生のまちで、イスラム教徒など多様な人々が暮らしている

提案:

  • 災害について正しい知識を得ることが、まずは大切

  • 街の活気を高めることが、人のつながりや災害時の助け合いにもつながる

  • 若者や地域住民が挑戦できる“スタートアップ”の場づくりを

  • 地域の防災力を高める”行政と企業の連携”

  • 多言語対応の標識を増やすなど、多文化共生に配慮した防災施策を

  • 防災の担い手をもっと育てていくべき

最後に越山先生から「課題ごとに対策を考えるだけでなく、学んできた多様な視点を組み合わせることで、より豊かな地域づくりにつながる」というお話がありました。

今回の西淀川でのフィールドワークは、越山ゼミのみなさんの今後のゼミ活動のヒントの一つになっていくのではないかと思います。

是非、今回で得たことを活かして、防災の研究を深めていただけたらと思います。

今後も西淀川をフィールドに、若い世代の視点から新しい防災のアイデアが生まれることを楽しみにしています。

(谷内)

——

あおぞら財団では、公害だけでなく、防災、まちづくり等様々なテーマに合わせた学びの場を提供しています。

ご希望に合わせた“オーダーメイド型”のフィールドワークや研修もご提案できます。ぜひお気軽にご相談ください。

西淀川フィールドワーク・団体研修

 

【参加者募集】「公害地域再生とは何か」 発刊記念 お披露目会・同窓会のお知らせ

1996年の設立からまもなく30年。
あおぞら財団は、公害患者の「手渡したいのは青い空」の願いを受けて、持続可能な地域づくりにコツコツ取り組んできました。
このたび、当財団の理事でもある清水万由子先生の書籍『「公害地域再生」とは何か~大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』(藤原書店)の発刊を記念して、お披露目会&ちょっとした同窓会をひらきます!
当日は、財団設立に関わった方々をはじめ、あおぞら財団を支援してくださった皆さまとともに、約30年の歩みをふりかえりながら、これからの地域再生についてわいわい語り合いたいと思っています。
お茶とお菓子をつまみながら、肩の力を抜いて語り合える場ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

●概要
•日時:2025年8月30日(土)13:00~16:00
•時間:2時間(お披露目会)+1時間(資料館・あおぞらビルの見学、懇親会)
•場所:あおぞらビル3階 グリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1-1-1)
•定員: 40人(要・事前予約)
•参加費:無料
•主催:あおぞら財団

●内容
•13:00~13:10 ごあいさつ(村松理事長)
•13:10~13:50 清水万由子先生 講演「公害地域再生とは何か~大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来」
•13:50~14:00 あおぞら財団に寄せられたメッセージ紹介
•14:00~15:00 みんなで語ろう! あおぞら財団のこれまでとこれから
•15:00~16:00 資料館&あおぞらビル見学、懇親会タイム(自由参加)

申込み・問い合わせ先
•次の申込みフォームからお申込みください。https://forms.gle/a4G2hzCUwCTk1eFRA
•問合せ先: あおぞら財団(担当:谷内)TEL:06-6475-8885/Mail:webmaster@aozora.or.jp

●書籍情報
・藤原書店HP https://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865784503.html

●関連イベントのお知らせ

9月6日(土)13:00~16:30に、今回の書籍をテーマにした書評会も開催予定です!

著者の清水万由子先生と、研究者・実践者の皆さんが、公害地域再生のこれまでとこれからについて語り合います。会場はあおぞらビル。こちらも参加無料です。

https://aozora.or.jp/archives/43347

Filed under: イベント案内 | 事務局 | 全体 — aozorafoundation 公開日 2025/07/04(金) 16:39

清水万由子著『「公害地域再生」とは何か~大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』 書評会9/6のお知らせ

あおぞら財団設立30周年記念事業
清水万由子著『「公害地域再生」とは何か~大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』
書評会9/6のお知らせ

2025年2月に発刊された『「公害地域再生」とは何か~大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』を巡って、同書の舞台となった「あおぞら財団」を会場に、著者の清水先生を囲んでの書評会を開催します。あわせて、西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)の見学会も開催し、資料整理・活用の取り組みをご紹介します。
お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

【概要】
日時 :2025年9月6日(土)13:00~16:30
会場 :あおぞらビル3Fグリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1-1-1)

アクセス・問合せ


基本対面(Zoom配信あり、質疑は対面参加者のみに限定)
参加費:無料
定員 :現地参加30人(要事前申込)
申込み(以下のアドレス、または、QRコードから申込フォームへ)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdCK_1NdH_jQ10XFhmZ0dSEgbap1BlHqVENj2EdFECzuANIVw/viewform

主催 :あおぞら財団
協力 :公害資料館ネットワーク

【プログラム】
13:00~ 趣旨説明

13:10~ 同書へのコメントとリプライ
(コメント)
・除本理史氏(大阪公立大学教授)(著作背景や概要紹介を含む)
・茅野恒秀氏(法政大学教授)
・吉田忠彦氏(近畿大学教授)
(リプライ)
・清水万由子氏(龍谷大学教授)
14:15~ ミニシンポ「公害地域再生の現場から」
・清水万由子氏(龍谷大学教授)
・若狭健作氏(尼崎南部再生研究室(あまけん))
・藤江徹氏(あおぞら財団)
15:15~ 意見交換
15:45~ 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)見学
16:30  閉会

参考情報)
・藤原書店HP https://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865784503.html
・あおぞら財団HP  https://aozora.or.jp

関連イベントのお知らせ
~お披露目会・同窓会(8/30)~
書籍発刊を記念して30年の歩みを振り返り、今後について語り合う会を開催します。

 

Filed under: イベント案内 | にしよどnote | 全体 — aozorafoundation 公開日 2025/07/04(金) 15:49

大阪医科薬科大学 公衆衛生学実習 2日目 (06/16)

2025年6月16日(木)、大阪医科薬科大学医学部の4年生15人と引率の先生1人が、あおぞら財団にて「公衆衛生学実習」2日目を引き続き行いました。

※1日目の様子はこちらをご覧ください。

■元神戸製鋼訴訟担当 山岸公夫氏による講演「西淀川大気汚染公害訴訟を企業サイドからみる」

講師:山岸公夫さん(元神戸製鋼訴訟担当/あおぞら財団理事)

2日目は、企業側の立場から公害訴訟を経験した山岸さんによる講演からスタートしました。

被告企業10社が初めはバラバラに対応していたところから、情報を共有し合同で対応していくに至った経緯や、長期化する裁判における企業側の心情、そして最終的に和解へと至った流れについて、当事者の視点でお話しいただきました。

また、証人尋問後に原告の公害患者と接触し、実家の家族を思い出して親近感を抱いたエピソードなどもお話しいただきました。

質疑応答では、「企業は法を守っていたのに、なぜ被害が出たのか?」「国の政策はどのように機能すべきか?」といった議論が交わされました。

山岸さんが挨拶

■フォトランゲージ 「西淀川大気汚染公害」

次に、大気汚染がひどかった当時の西淀川の写真を使ったワーク「フォトランゲージ」を実施しました。

写真から読み取れる情報をもとに、グループで意見交換を行い、写真にタイトルを付けて発表。視覚的な資料を通じて、当時の暮らしや社会の状況に想像を広げることができました。

写真の内容を読み込み想像します

■ロールプレイ「あなたのまちで公害が起きたら」

さらに理解を深めるために、当事者になりきるロールプレイ「あなたの街で公害が起きたら」を実施しました。「公害が起きた町」を想定し、市役所職員、公害患者の親、医者、企業関係者など、それぞれの立場を演じてもらいました。

「合意形成が難しい」、「弱い立場から声が出しにくい」などの意見が寄せられました。当時の公害患者は、まさにこのような窮境に面していました。今の社会にも通じる課題です。

自分の役割を演じながら公害問題の解決策を考えました

■西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)見学

あおぞら財団が所在する建物「あおぞらビル」の5階に、西淀川公害と環境資料館が設置され、西淀川公害訴訟や環境・公害に関する資料を数多く収納しています。今回は資料館館長の小田康徳先生と学生スタッフ大島さんによる案内がありました。

学生たちは興味深く資料を手に取り、熱心に話を聞いていました。

資料を紹介している小田先生、興味津々の学生たち

■ワークショップ「気候変動(地球温暖化)と公害」

現在最も重要な環境課題の一つである「気候変動」をテーマに、地域としてどのような対応を優先すべきかを考えるワークショップを行いました。

架空の町の担当者として、グループごとに対策の優先順位を考えました。
「成果が数値で表しやすい」「確実にCO₂削減につながる」「個人が始めやすい」など、選定の理由も多様で、議論が深まりました。

気候変動対策の優先順位を考えました

■最終発表 2日間の学びの振り返り

この2日間の実習で、どのような学びが出来たか、今後どう生かしていきたいかについて、グループで議論し、最後は「KP(紙芝居プレゼンテーション)法」で発表していただきます。

「多様な立場の意見を受け入れることの大切さ」、「足並みをそろえることの難しさ」、「傾聴の大切さ」、「バランスの大事さ」、「公害患者のしんどさを、後世に伝えたい」などのキーワードが出されました。

グループ全員の最終発表

2日間を通して、公害をめぐる歴史や制度、そして人々の思いをさまざまな角度から学んでいただきました。

この2日間で学んだことをふまえて、公衆衛生学の観点からの提案を含んだ報告書が作成される予定とのことです。

これから医療の道を歩む皆さんにとって、環境や社会の問題と向き合うまなざしを養う一助になれば幸いです。

(記・あおぞら財団バイト 王子常)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2025/07/02(水) 16:15
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