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エコツーリズム体験ツアー視察:被災地訪問記「4日目被災地沿岸部をまわる編」

3日目(5月12日)の様子はこちら

5月13日(日)

上の写真は現在ねおすにボランティアに来ている人たちです。北は北海道、南は兵庫からきていました。仮設住宅でお世話になりました。ありがとうございました。
☆ボランティアのみなさんのブログはこちら

被災地を視察する最終日、釜石出発までのわずかな時間ですが、ボランティア活動に参加しました。この日は小学校の渡り廊下に緑のカーテンを付ける作業で、いろんな団体の人が一緒になって作業しました。

作業途中でしたが、釜石をあとにし、大船渡市、陸前高田市、南三陸町、気仙沼市、石巻市の現状を見ながら沿岸部を南下しました。

津波の被害のあった場所と、津波を免れた場所で全く違う世界かのように光景が違いました。

陸前高田市は見える範囲がすべて被害にあっていて、愕然としました。

南三陸町の仮設商店街で昼食を食べました。電車の鉄橋が津波で崩壊している景色を見ながら。

下の写真は石巻市、流されたタンクが残されている

遠く離れた大阪、被災地との距離は物理的なものだけでなく、意識としても遠くなりがちかと思います。私自身、実際に行くことでわかったこと、感じられることが多くありました。多くの方に被災地へ訪れてもらいたいです。

私事ですが、被災地を観光し、被災地にお金を落とすことが、現地の人たちの生活を支えることにつながると思うと、どんどん買い物したくなりました。そういう支援のかたちもあるんだと実感しました。帰った時には所持金130円でしたが、とても有意義な使い方ができました。

現在、あおぞら財団では、観光を通じた被災地支援のかたちとして被災地エコツーリズム体験ツアーを企画しています。みなさまぜひご参加ください。

記;相澤

エコツーリズム体験ツアー視察:被災地訪問記「3日目ツアーの下見編その2」

2日目(5月11日)の様子はこちら

5月12日(土)

この日も2日目に引き続き三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんに釜石を案内してもらいました。

まず震災直後から沿岸部の人が避難した避難所を案内してもらいました。釜石には集落にコミュニティセンターのような役割を担う建物が所々で見られ、そうした建物が避難所の役割を担っていました。

NPO法人ねおすが拠点として借りている、今は使われていない保育所にも行きました。

ボランティアの方がここで寝泊まりしながら活動していたということです。5月にも学生団体を受け入れるということでした。

そして山道を上がり、釜石の豊かな自然に触れることもできました。案内してもらったのは沢桧川と瀧澤神社。水が澄んでいて、深い場所のそこも見通すことができました。今回のツアーでは寄ることはできませんが、ぜひ行ってほしい場所です。

そのあと訪れた「橋野高炉跡」は、日本で初めて鉄の洋式高炉ができた場所で、山の中に石で作った高炉が3機あり、現在山口県、福岡県にある高炉跡とともに、製鉄の歴史を残す遺跡として世界遺産登録を目指しています。

山を下りて昼食です。この日は三陸ひとつなぎ自然学校の地域の文化を次の世代に伝える「あづまっぺ釜石」のプロジェクトで作られた「あづまっぺ弁当」を仮設商店街「鵜(う~の)はまなす商店街」でいただきました。とてもおいしくいただきました。釜石ではごはんの前にお餅などのお菓子を食べる風習があるということで、手作りのおしるこもいただきました。

ここで、あおぞら財団にも以前いらっしゃったことのあるBDF車で日本、世界を周り、現在釜石を拠点に震災支援を行っているBiodiesel ADVENTUREの山田さんと永嶋さんに会いしました。

下の写真は兵庫から被災地にきていた緊急災害対策チームBERTの片山さん、廣岡さんと一緒に「One World」というプロジェクトの被災地へ思いをとどけるバトンを持っての1枚。

山田さんが蒔いた菜の花の種がすくすくと育ち、きれいに咲き、現在被災地の方の心を、訪れた人の心を癒しています。

昼食のあと、鵜住居地区の中心部、鵜住居駅と防災センターを案内してもらいました。駅があり、多くの人が住んでいたなんて、想像できないくらい見渡しがよく、津波のおそろしさを感じました。

防災センターは震災のとき、避難場所として多くの人が避難してきました。津波が押し寄せてくるときにも多くの方がここに避難してきましたが、津波は2階天井部分まで達し、ここで多くの方が命を落としたそうです。

そして大槌町をまわりました。町役場の時計は津波がきた時間で止まっていました。

今回のツアーでも1日目に大槌町を少しまわります。

夜、大阪から持ってきた廃油を渡すために山田さんが活動拠点にしている釜石の民家におじゃましました。昼間一緒に写真を撮った片山さん、廣岡さんも交え、いろいろお話をしました。

泊まっている仮設住宅に戻り、車を降りて空を見上げると、すごい数の星がそこにありました。こんなに星があるものかと、大阪に戻ったら見られないと思い目に焼き付けました。

写真にはうまく写せませんでしたが。

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3日目につづく

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4日目につづく

記:相澤

エコツーリズム体験ツアー視察:被災地訪問記「2日目ツアーの下見編」

5月10日(1日目)の様子はこちら

ごはんの写真からですいません。朝ごはん、とてもおいしかったもので…

朝少し宝来館の周りを散歩しました。

宝来館は根浜地区にあり、震災前はトライアスロンの大会が開かれたりする海岸です。現在は津波の被害で、がれき等が残っている状態です。ここをきれいにして、また人に来てもらうためにトライアスロンのスイムのみですが8月に大会を開くことになりました。そのためにこの地域をきれいにしたいということで、今回のツアーでは清掃ボランティアを行います。

この日は三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さん 柏﨑さんに同行してもらい、被災地エコツーリズム体験ツアーのプログラムを考えました。

まず宝来館で私たちの希望を伝え、どんなことができるかについて提案をいただくなど、ツアーのイメージを共有しました。

途中、宝来館女将の岩﨑さんが登場。避難先でのお話や、復興に向けた思いを聞くことができました。

実際にまわってみようということで、車に乗り釜石を案内してもらいました。

津波の被害が甚大だったが、小学生と中学生が全員避難し無事だった「奇跡の学校」と称される鵜住居小学校を見ました。校庭にはがれきが積まれ、校舎の3階部分には車が突き刺さるなど。信じがたい光景がありました。

ここでお昼の時間になったので釜石駅前にあるシープラザ釜石でごはんを食べました。海鮮がおいしく、いくらの嫌いな私が初めて「いくらがうまい」と思うほど。ツアーの最終日のここへはお昼に寄ります。

昼食のあと、平田地区にある仮設住宅へ行きました。ここで案内してもらっている伊藤さんのお父さんが登場。伊藤さんのお父さんは津波に車ごと飲み込まれときのことを刻々と話してくれました。

DSCN0622

新聞などで話題になっているコミュニティスペース「みんなの家」も紹介してもらいました。この仮設住宅は玄関が隣の棟と向かい合わせになっていて、ウッドデッキでつながっているコミュニティケア型仮設住宅として知られています。

そのあと、釜石大観音へ。釜石市中心部を守ったとされるギネス級の防波堤を上から眺めることができます。

この日は釜石を拠点に支援活動を展開している北海道のNPO法人ねおすの事務所が入っている仮設住宅へ泊まらせてもらうことに。ちょうどボランティアできていた5人の方も含め、大槌町にある復興食堂でごはんを食べました。

この復興食堂のある場所も津波によって壊滅的な被害を受け、周辺にはほとんど建物がありませんでした。

帰ってボランティアの人たちと一緒にお話をし、次の日に備えて就寝しました。

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3日目につづく

記:相澤

エコツーリズム体験ツアー視察:被災地訪問記「1日目遠野山・里・暮らしネットワーク編」

5月10日(木)

5月9日夜に西淀川を出発し、10日のお昼に岩手県遠野市に到着しました。天気は雨で、肌寒く、桜もまだ散りきっていない様子でした。

昼食で訪れた「道の駅遠野 風の丘」は地元や観光客で賑わっていました。そこから観光が復活してきているような印象を受けます。お昼に食べたそばは、地域のお母さん方がやっているおそば屋さんのもので、すごい繁盛していました。

お腹も満足したところで、遠野山・里・暮らしネットワークの事務所を訪れました。ここはあおぞら財団が震災直後に被災地を訪れ、ヒアリングをした際に「人を運ぶための車が必要」ということで車を寄贈した団体です。

菊池さん(左から2番目)と田村さん(1番左)から、1年経った被災地の状況についてお話を聞きました。

震災直後は沿岸部が壊滅的な被害を受け、沿岸の交通網も寸断されていたため、沿岸部から離れた遠野に多くのボランティアが訪れました。1年が経ち、沿岸部の交通網の整備や各ボランティア団体の拠点ができたこともあり、直接ボランティアに訪れる人も増えたということでした。

遠野山・里・暮らしネットワークでは現在、①仮設住宅に住む人のニーズの把握と物資支援、②仮設住宅に住む人に温泉に行ってもらい心身ともにリフレッシュしてもらう「ほっとひといき事業」③震災で仕事を失った人たちへの雇用を生み出す支援を行っています。

あおぞら財団の寄贈したBDFで走るあおぞら号は②のほっとひといき事業で仮設住宅に住む人たちの移動手段として活躍しています。

実際にあおぞら号にBDFを給油するところも見ました!

遠野をあとにして、沿岸部へ車を走らせると、いきなり津波の爪痕が見られました。津波がきていないところは本当に平穏で、津波が暮らしをまるごと飲み込んでいったことを直に見て感じました。

ツアーの宿泊先でもある宝来館にこの日は泊まりました。震災で2階部分まで被害を受けたとは思えません。しかし宿泊した2階の部屋も被害を受けたのだと思いを巡らせたら、背筋が凍りました。

海の幸の多い宝来館の夕食は、とてもおいしかったです!

2日目につづく!

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記:相澤

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 未分類 | 東日本大震災支援 | 環境フロンティア講座 — aozorafoundation 公開日 2012/05/15(火) 16:48

中島水道まち歩き~東淀川区編~(6/16土)

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中島水道まち歩き~東淀川区編~
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東淀川、淀川、西淀川区を貫く9.5kmの農業用の排水路『中島水道』が、かつてこの地を流れていました。
中島水道は、悪水に悩む江戸時代の農民たちが、自分たちの手で掘ったものです。
排水路開削の許可をしなかった幕府に対し、当時、開削を指導した庄屋3名が抗議の自決をしたという伝承も残っています。
今は埋め立てられ、わかりにくくなっている中島水道の跡を歩きながら、農村時代の風景や先人の偉業を辿ります。
中島水道について、意見交換をしながら当時を偲び、未来への活用を考えます。

日時:6月16日(土) 午後1時30分~午後4時30分
集合場所:新大阪駅 千成びょうたん前 (3階 中央入口〈新幹線改札口〉付近) http://www.jr-odekake.net/eki/premises.php?id=0610155
解散場所:西光寺別館(阪急線淡路駅徒歩5分)
参加費:500円(資料代・保険代など)
あれば良いもの:お茶、帽子、うちわ、あなたが知ってる中島水道の情報(写真、思い出、昔聞いた話、など大歓迎!みんなで盛り上がりましょう。もちろんなくてもOK)
定員:20名
雨天決行

流れ:
【第1部:まち歩き(約2.7km)1:30~3:00】
①新大阪駅出発→さいのき神社→②西町霊園(中島水道開削を指導した三庄屋の1人西尾六右衛門さんの墓地)→③中島水道跡を歩く→④新太郎松桶跡(中島水道起点)→⑤西光寺別館

ブログ1
*中島水道跡(新幹線高架下になっています)

【第2部:座談会 3:00~4:20 場所:西光寺別館】
①中島水道まち歩き振り返り、中島水道について
②座談会『淡路地区と中島水道』
中島水道の開削地である淡路地区在住の方を交えて、中島水道が流れていたころの淡路の様子等についてお話頂きます。

【オプション 4:30~6:30】
・銭湯『昭和湯』入浴。(入浴料410円)
昭和3年創業 HP http://www.morikawashoji.co.jp/
気になさらない方は手ぶらでOK
(シャンプー・ボディソープは浴室内に無料設置)
(貸しタオルは無料で、貸しバスタオルは50円)
・昭和湯の2階で懇親会(参加費1,000円)
入浴をお控えになりたい方は、懇親会からの参加も可能です。
ブログ2昭和湯
*まち歩き後、銭湯で汗を流してアルコールで喉をうるおし懇親会【オプション】

◆申込みについて
事前に事務局あおぞら財団に下記の事項をお知らせ下さい。
①名前、②連絡先電話番号(あれば携帯など当日連絡ができるもの)、③FAX(あれば)、④ご住所、⑤E-メールアドレス(あれば)、⑥オプション(銭湯入浴、懇親会それぞれの)参加可否

◆問合せ・申込先(中島水道サロン事務局)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
E-mail webmaster@aozora.or.jp URL http://www.aozora.or.jp

◆協力
ECOまちネットワーク・よどがわ(事務局:大阪経済大学地域活性化支援センター)
緑陰道路サロン世話人会

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主催 中島水道サロン
(中島水道に関心のある有志の集まりです)
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チラシのダウンロード

Filed under: イベント案内 | 環境学習 | 中島水道サロン(事務局) — aozorafoundation 公開日 2012/05/15(火) 15:34
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