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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

笑福亭仁勇さん追善まち歩き「字新太郎松辺りを探る」(4/18)

これまで、あおぞら財団が事務局を務め、有志による「緑陰道路サロン」「中島水道サロン」が開催されてきましたが、2015年にはその成果として「まち歩きマップ」が完成しました。(詳しくはコチラ

その後、新たに、旧新家村の一栁本家(中島大水道の開削に携わった農民の代表・三庄屋のひとり、一栁太郎兵衛の子孫)のご協力を得て、一栁本家が所蔵されている古文書を詳しく読み解く活動がはじまりました。一栁家は東淀川にあるため、活動の場を東淀川へ移し、あおぞら財団付属「西淀川・環境と公害資料館(エコミューズ)」の館長・小田康徳先生が会長を担い、「北中島の歴史を探る会」が創設されています。

2017年の夏から活動は開始されましたが、昨年暮れ、突然の訃報が飛び込んできました。
「中島水道サロン」の代表であり、「北中島の歴史を探る会」の副会長でもあった、笑福亭仁勇さんが、12月16日に亡くなられたのです。

「中島大水道まち歩きマップ」完成お披露目まち歩きの際の仁勇さん(写真右。2015.6.27)

「中島大水道まち歩きマップ」完成お披露目まち歩きの際の仁勇さん(写真右。2015.6.27)

いつもこんな笑顔で案内してくださいました(『りべら』128号「中島大水道」特集より)

いつもこんな笑顔で案内してくださいました(『りべら』128号「中島大水道」特集より)

仁勇さんは、「中島水道サロン」の活動だけでなく、大阪の様々な地域の活動に参加しておられました。私は、みつや交流亭で開催された「落語deカルチャ!」に何度か伺いましたが、昨年3月には「あの日の炭坑節」と題した新作落語を披露され、三池炭鉱のかつての暮らしの様子を活き活きとと伝えておられました。
これからもいろんな活動でご一緒できると、あたり前のように思っていましたが、本当に突然でショックでした。
改めて、おくやみ申し上げます。

そして、去る4/18、その仁勇さんの追善まち歩きを「北中島の歴史を探る会」の定例会として実施しました。
小田先生からのご提案です。
「北中島の歴史を探る会」は、参加者一人ひとりが地元に残る古文書が読めるようになることを目指し、小田先生の指導のもと勉強会を積み重ねています。今回はその調査結果を踏まえ、メンバーのお一人・藤村尚也さんがまとめられた資料を元に、旧淡路村界隈を歩くという企画です。
定例会の一環としての開催でしたので、外部に参加者を募集しませんでしたが、機が熟せば、改めてまち歩きを企画できると思いますので、みなさまお楽しみになさってください。

ここでは、当日の様子を簡単にご報告します。

当日は、阪急「淡路」駅の西口改札前で集合しました。参加者は12人でした。

藤村さんがまとめ、小田先生が確認した資料を持って、歩きます。

藤村さんがまとめ、小田先生が確認した資料を持って、歩きます。

これまでの「中島水道サロン」のまち歩きでは、多くの場合、ゴールは通称「新太郎松樋」と言っている「中島大水道顕彰碑」でした。
今回は、その記念碑のある新太郎松(注:地名です)のあたりにあった水路跡と里道跡を探索するのが、主な目的です。
下記の絵地図にあるから東の新家村の北のあたりが、遊水池(湿地)だったということで、水路を掘って、「新太郎松樋」まで水を流し、そこから中島大水道を通って大阪湾の方へ水を流したというわけです。
(ご関心のある方は、Googleマップなどで、現在の阪急淡路駅の西側の辺りと比較してみてください。明確に水路跡がわかります)

明治17(1884)年「西成郡談(淡)路村字限図」(字新太郎松部分)

水色の部分が水路で、左からの水路が右折する辺りが「新太郎松樋」のあたりです。赤い線は里道です。この図の右下あたりが阪急淡路駅界隈になります。

まち歩きの最初は、まず里道跡をたどります。
淡路本町商店街の入り口から少し左にそれたところに、「地蔵市場」という小さな市場がありますが、その中を通っていく道がかつての里道跡でした。

この写真の右手を入っていく道です。時々立ち止まって、小田先生の解説が入ります(写真右が小田先生)

この写真の右手を入っていく道です。時々立ち止まって、小田先生の解説が入ります(写真右が小田先生)

P1280923

地図と見比べると確かにこの道が里道だったようです。

途中、里道跡は途切れていますが、本町商店街のアーケードを抜けた先に続きます。

P1280925

一栁さんが地域の昔の状況についてお話くださっています。

一栁さんをはじめ、昔からこの地域に暮らした方から、「ここは〇〇町という名前だった」など、かつての地名の解説が入ります。そういう情報を聞きながら、手元の地図と見比べると発見があって楽しいです。

現在の淡路4丁目のあたりにあった古い看板に「淡路本町」という表記を発見。

現在の淡路4丁目のあたりにあった古い看板に「淡路本町」という表記を発見。

里道跡の先、新幹線の高架下に「新太郎松樋」が見えてきました。

里道跡の先、新幹線の高架下に「新太郎松樋」が見えてきました。

改めて碑文を確認

改めて碑文を確認

参加者集合写真です

参加者集合写真です

P1280953

国次霊園。東西に細長い霊園です。

里道は、その先の、現在の国次霊園につながっていたようです。

ご近所の人によると、この霊園の南側はかつて小川だったそうです。
確かに霊園は、少し高くなっていて、堤のような地形だったと想像されます。

南側に階段があります。外の道より高いことがわかります。

南側に階段があります。外の道より高いことがわかります。

この霊園は、明治期の「墓地及埋葬取締規則」によって、近隣のいくつかの地域のお墓を集めて作られたようで、現在も、特定の地域の方に入る権利があるということでした。

その後、元来た道をもどり、今度は水路跡を確認しながら歩きます。

「新太郎松樋」側から淡路方面に向くと、絵地図にある二股にわかれた先らしき地形が確認できます。

「新太郎松樋」側から淡路方面に向くと、絵地図にある二股にわかれた先らしき地形が確認できます。

写真左端に緑地帯があるのがわかるでしょうか。この不思議な道が水路跡のようです。

写真左端に緑地帯があるのがわかるでしょうか。この不思議な道が水路跡のようです。

このあたりも、交通量は多くないのに、真ん中に緑地帯があります。

このあたりも、交通量は多くないのに、真ん中に緑地帯があります。

地図と見比べながら、藤村さんの推論を伺います。本当は淡路5丁目の方まで水路は続いていた模様です。

地図と見比べながら、藤村さんの推論を伺います。本当は淡路5丁目の方まで水路は続いていた模様です。

P1280988

歩きながらでは聞けなかった資料の詳細な解説を伺います(奥が藤村さん)

お天気のよい日で、2時間歩くと結構疲れました。最後に淡路駅近くの喫茶店で資料をみながら質疑応答。

その後、阪急淡路駅のすぐ近くにある「新庄小橋」を確認して解散。この橋は水路にかかっていた橋なのです。

橋の欄干が残っています。

橋の欄干が残っています。

阪急淡路駅西側を線路沿いに北に少し行くとあります。

最後までみなさんの知識を持ち寄って、推理は続きました。

最後までみなさんの知識を持ち寄って、推理は続きました。

実は今回のまち歩きの途中、仁勇さんが以前、案内されていたときと同じ場所で、同じように水路跡の道を間違えるハプニングがありました。
仁勇さんの案内で何度も歩いた「中島水道まち歩き」。参加されてきたみなさんと思い出話などをしながらの追善まち歩きとなりました。

「北中島の歴史を探る会」は、参加者自身が、地元に残る古文書が読めるようになることを目指し、小田先生の指導のもと、毎月1回開催されています。
今回のようなまち歩きよりは、勉強会としての活動を積み重ねて、地域の歴史を探っています。
会場費や資料印刷費などの実費を集めて運営している有志の会です。
参加ご希望の方は、あおぞら財団にお問い合わせください(担当:栗本)。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,中島水道サロン(事務局),地域づくり,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2018年5月1日4:24 PM

楽らく呼吸会(のざと診療所)で「COPD、自己管理」についてお話をききました(4/13)

2018年4月13日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は「COPD、自己管理」ということで、西淀病院の理学療法士の榎田先生と曽谷先生をお招きしてお話を聞き、呼吸体操を行いました。参加者は8人でした。

 

■COPD(慢性閉塞性肺疾患)と上手に付き合っていくためには、自己管理が重要

COPDは、たばこの煙や大気汚染などの有害物質の吸入が原因で肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です。残念ながら肺を元に戻すことはできませんが、早期発見・早期治療により、症状を和らげたり、病気の進行を抑制することが可能です。

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自己管理7つの要素(「環境再生保全機構:ぜん息などの情報館」より)

COPDの自己管理は、①病気の理解、②禁煙、③薬物療法、④運動療法、⑤栄養療法、⑥在宅酸素療法、⑦増悪の予防の7つの要素に分かれています。

楽らく呼吸会は今回で47回目になりますが、毎回同じお話というわけではなく、講師の方が工夫して基本を押さえつつ、新しい内容も盛り込んでくださっています。

今回は、痰について詳しくお話をききました。

痰は物理的に気道表面を洗浄し、異物や細菌を排除する役割があります。痰を気管支には線毛という細い毛があり、線毛運動で痰が口側に運ばれているそうですが、煙草を吸っていると線毛が焼ききれてしまい、痰が出にくくなるそうです。また、痰の色でどんな病気の可能性があるのかがわかります。

痰をうまく出せないと、痰に含まれる細菌が気管に入り込み肺炎を引き起こしてしまう可能性があります。そこで、痰の出し方として自動周期呼吸法についても教わりました。普通の呼吸、深呼吸を繰り返した後、咳をして痰を出します。

自動周期呼吸法

自動周期呼吸法での痰の出し方

ブレイクタイムとして、自己管理の大事な要素の1つである「運動療法」として、みんなで呼吸体操を行いました。呼吸筋をストレッチすることによって、息苦しさを和らげることができます。

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呼吸体操「シェー」のポーズ

■次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~
楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで、楽らく呼吸会にご参加ください!

・第48 回 呼吸リハビリ、自分でできる運動、体力測定 ( 講師:理学療法士)

6 月8日(金) 14:00 ~ 15:30  のざと診療所
7 月19 日(木)14:00 ~ 15:30 千北診療所
7 月20 日(金)14:30 ~ 16:00 姫島診療所

2018年度の予定はこちらをご覧ください→2018年度の楽らく呼吸会の予定

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018年4月24日12:10 PM

今年も淀川勤労者厚生協会新人研修を行いました(4/4)

4月4日(水)にのざと診療所にて今年度最初の研修を行いました。

淀川勤労者厚生協会の新入社員25名の方に、西淀川公害の歴史と住み続けられるまちづくりについて、ロールプレイを含めた研修をしました。

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「西淀川公害のことを知っていましたか?」と質問。数人は就職前から知っていたということでした

冒頭、講師の栗本が簡単にあおぞら財団と西淀川公害について説明をしました。

その後、5人で1つのグループになって、「ロールプレイ:あなたのまちで公害が起きたら」を行いました。

各グループで、「役割カード」の役になって合意形成をするというロールプレイです。
203X年に、大気汚染が原因と思われる呼吸器の病気が新たに発生したという設定で、その地域の住民や工場の経営者、医者、市役所などの役になりきって、どう対応するかを話し合いました。
話し合いでは、全員が納得するまで話し合い、安易な妥協や多数決をしないで合意形成を取るように栗本から指示があると、みなさん少し戸惑っておられたようです。
合意形成をするのは難しく、結局どのグループも話し合いの途中でタイムアップになりました。

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各グループでロールプレイ中。

役になりきってお芝居は盛り上がっています

役になりきってお芝居は盛り上がっています

話し合いの結論は各グループでかなり違いました。

Aグループ「市役所に補助金を出してもらうべきではないかという意見が出た。ただ、それに対する市役所の返答は、『上と相談します』だった」

Bグループ「命にかかわることなのだから、命を守るためには工場を止めるのもありえるのではないかという話になった。原因が分かるまで住民はどこかに避難したらどうか、町がなくなるわけではないのだから、という話も出た。市役所の補助金の話も出たが、こちらも上と相談しますという結果になった」

Cグループ「工場で働く人のことを考えると止めるのは無理だという意見と、工場をどうにかしなければいけないという意見が言い合う形で終わった」

Dグループ「工場で働いている住民と、工場の経営者が完全に対立をした。病気になっている人は全体からみると少ないので、少数の意見で町を変えられても…。妥協点を探していた」

Eグループ「大学病院などに行って治療を受けたらいいのではないか。治療費は補助金などで」

ロールプレイの後、栗本から実際の西淀川公害ではどんなことが起きたかを解説し、ロールプレイで話し合った内容と現実の接点などについても話しました。大気汚染と公害病の因果関係の立証は難しかったことや、今、実際に福島から避難している人たちがいるけれど、人が住まなくなった地域は数年のうちに荒れてしまい、戻るといっても簡単ではないことなどにも触れました。

それから、公害患者さんのお話を伺いました。「西淀川公害患者と家族の会」から平田和子さんと事務局長の上田さんです。
平田さんからは小さい頃の病状、発作が出た時の様子や、ぜん息患者ということで麻酔を伴う手術を拒否された経験などのお話がありました。特に医療関係者のみなさんが相手ということで「頼りにしてます」とエールも送られました。

この日会場には、平田さんが以前、西淀川病院に通院しているときにお世話になったという、淀協の河野人事・総務部長がおられたので、久しぶりの再会にお二人とも驚いていました。
平田さんのぜん息の症状が一番酷かった当時のことをご存じで、
河野さんは「昔はとてもひどい症状でしたね。平田さんが病院に来てぜーぜーと肩で息をされていたのを覚えています。当時はぜん息がひどい患者さんがたくさん病院に来られていた」と昔の話をしてくださいました。

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左からあおぞら財団栗本、公害患者の平田さん、患者会の上田さん。

今回の研修では、河野人事・総務部長と平田さんとのつながりが垣間見えて、これから淀協で働くみなさんに、実際の先輩と患者さんとの信頼関係も感じてもらえたことも良かったと思います。
研修で学んだこと、感じたことや思ったことを、現場で働き始めてからも、時々、思い出してもらえたらなと思います。

(松ケ平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2018年4月13日1:57 PM

楽らく呼吸会(姫島診療所)でぜん息・COPDの治療薬についてお話をききました(3/16)

2018年3月16日(金)、姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は「ぜん息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)のお薬」ということで、そよかぜ薬局の薬剤師の船木先生をお招きしてお話を聞きました。参加者は7人(内、患者さん4人(家族の方を含む)、薬剤師1人、スタッフ1人、オブザーバー1人)でした。

ぜん息・COPDのそれぞれのお薬の特徴や、吸入ステロイド薬の正しい吸入の仕方などについて学びました。

ぜん息とCOPDはいずれも呼吸に問題が生じる病気です。ぜん息が夜間、早朝の呼吸困難があり、安静にしていても急に咳や痰、息苦しさの症状が悪化するのに対して、COPDは慢性の咳、呼吸困難があり、安静にしていると大丈夫だが動くと息切れ症状が悪化するという特徴があります。

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■吸入ステロイド薬について

ぜん息・COPDの治療の中心になるのは吸入ステロイド薬です。吸入ステロイド薬は、口から吸いこみ気管支や肺に作用させる薬で、使用量も少ないため、全身への影響はほとんどありません。副作用としては口腔カンジダ症や声枯れがあり、予防のために吸入後にしっかりうがいをすることが大事です。

吸入薬には、薬が霧になって出てくる定量噴霧式吸入器とドライパウダー吸入器があります。定量噴霧式吸入器は「ゆっくり、深く」3秒くらいかけて吸い込むのに対して、ドライパウダー吸入器は「早く、強く」吸い込む必要があります。

お話のあと、吸入ステロイド薬の練習機で、正しく吸入できているか確認してみました。

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■正しい薬とのつきあい方

薬を飲むタイミングとして、食後、食間、食前とお薬に書かれていますが、それがどのくらいのタイミングかを教えてもらいました。食後は食事の後30分以内、食間は食事から2時間ほど空けた空腹時、食前は食事の前の60~30分前です。参加者の方から「食間は食事の最中なのかと思っていた!」と驚きの声があがりました。

また、飲み薬を飲むときには、コップ1杯の水で飲むことが大事です。お水なしで飲むと、薬がのどや食道にひっかかって炎症を起こすこともあります。アルコールやお茶、ジュースで飲むと飲み物に含まれる成分との相互作用で薬の効果が変わったり副作用をおこしたりするので、必ずお水でのみましょう。

■質問タイム

最後は質疑応答を行いました。吸入するのに一番良い時間は特にないらしく、忘れにくい時間を決めましょうとのことでした。また、吸入し忘れてしまった時は、気づいた時にすぐに吸入しましょう、次の吸入辞典が近い場合は1回分抜きましょうとのことでした。

また、参加者の方から「吸い終わった後の吸入器をどうやって捨てたらよいか困る」との質問がありました。使用後の吸入器は、各自治体の分別方法に従って一般ごみとして捨ててよいそうですが、不安な場合は薬局や病院に持っていけば引き取ってくださるそうです。

最後に、「どのお薬にも副作用がありますし、新しいお薬もどんどん開発されています。お薬も、お医者さん任せにするのではなく、患者さん自身が主体的にお医者さんと相談しながら自分に合ったお薬を服用することが大事です。何か困ったことがあったらご相談ください」とお話があり、閉会になりました。

参考:環境再生保全機構「セルフケアのためのぜん息、COPDのおもな治療薬」

■次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~
楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで、楽らく呼吸会にご参加ください!

・第47 回 COPD、自己管理 (講師:理学療法士)
4 月13 日(金) 14:00 ~ 15:30  のざと診療所

2018年度の予定はこちらをご覧ください→2018年度の楽らく呼吸会の予定

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018年4月11日4:23 PM

月刊 あおぞら 2018年4月号

あおぞらExpress メール通信Vol.971
発行:あおぞら財団
月刊 あおぞら 2018年4月号
毎月一度お届けします、あおぞら財団の活動報告です

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1 今月のトピックス

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インスタグラムで「おもろいわ西淀川」。
あおぞら財団では、西淀川の“おもろいわ”を掘り起こして楽しむ試みを企画してきました。今回、「おもろいわ西淀川」を再始動するにあたり、Instagramのアカウントを開設しました。
インスタ映えするあなたの「おもろいわ西淀川」を#おもろいわ西淀川で投稿してください。フォロー、投稿、よろしくお願いします!

↓↓↓詳しくはコチラ↓↓↓
https://www.instagram.com/omoroiwa_nishiyodogawa/

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2 これまでの活動報告

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◆……………………………………………………………………[環境保健]

楽らく呼吸会(のざと診療所)「ぜん息・COPDの治療薬」(2/9)
もしかしてあなたもCOPDかも!?  簡単にチェックできます(2/22)
◆……………………………………………………………………[資料館]
資料館だよりNo.63(2018年2月号)の発行されました。
小学生が来館してくれました(3/29)
◆……………………………………………………………………[地域づくり]
大阪商工信用金庫「さくら賞」イベントを舞洲で開催(1/13)
中国環境NGOにマスクを送りました(2/9)
「みんなで話そう!にしよど防災カフェ」に参加(2/10)
西淀中学生の職場体験の受入(1/24-25)
◆……………………………………………………………………[防災まちづくり]
震災から6年、復興のその先へ向けて「関西✕東北応援ツアー」(12/2~4)
【1日目】  【2日目】 【3日目】
◆……………………………………………………………………[環境学習]
矢倉海岸・緑陰道路探鳥会報告(3/3)
◆……………………………………………………………………[国際交流]
中国環境NGO研修受入 2日目(1/19)
日中環境問題サロン「中国の公害・環境問題と環境NGOの取り組み」(1/19)
中国青空新聞vol.6発行(2/5)
◆……………………………………………………………………[交流拠点]
あおぞら市の開催(2/14, 2/28, 3/14, 3/28)
【くじらカフェ】バレンタインイベント(2/10-12)

【くじらカフェ】健康まつり出店(3/25)

【くじらカフェ】姫嶋神社の春まつりに出店(4/1)

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3 イベントのお知らせ

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◆……………………………………………………………………[環境保健]
区役所で肺年齢チェック!
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の早期発見への取り組みとして、西淀川区
役所と連携してイベント時や健康診断時に肺年齢測定やパンフレットの
配布を行っています。どなたでも無料で測定できます。

日程:6/3、8/25、9/23、11/11、1/27、2/23
https://aozora.or.jp/archives/30666

◆……………………………………………………………………[環境保健]
楽らく呼吸会に参加しませんか?
ぜん息やCOPDを抱えながら苦しむ患者さん同士、日頃の病気の悩みを
交流したり、勉強会などを行う楽らく呼吸会を開催しています。
内容:自己管理、呼吸リハビリ、栄養、みんなで歩こう、薬
日程:4/13、6月・7月、8月・9月、10月、2月・3月
場所:のざと診療所、千北診療所、姫島診療所
https://aozora.or.jp/archives/30648

◆……………………………………………………………………[資料館]
「西淀川記憶あつめ隊」図書館展示
西淀川地域の方々のライフヒストリーの聞き取った記憶をパネル仕立てでお披露目します。是非ご覧ください。
展示期間:2月27日(火)~4月中旬まで(予定)
展示場所:西淀川図書館
https://aozora.or.jp/archives/30429

◆……………………………………………………………………[交流拠点]
【姫里ゲストハウスいこね】楽天トラベルで予約可能に
https://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/2018/04/03/travel-rakuten/

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4 各種の募集情報

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◆………………………………………………………………………[環境学習]

「今も昔も住民がまちづくり 中島大水道まち歩きマップ」販売中!
かつて大阪市東淀川区、淀川区、西淀川区を流れていた中島大水道の歴史や現在の水道跡を歩くための情報を掲載した「まち歩きマップ」を中島水道サロンで作成しました。頒価200円で販売しています。
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/nakajimadaisuido

(編集後記)
先日、西淀川公害患者と家族の会の転地療養にご一緒させてもらいました。行き先はネスタリゾート神戸。神戸とは名がついているものの、三木市にあります。バスを降りると、様々なお花が咲き乱れていて、春爛漫。ここの延羽の湯は「ぜんそく・気管支炎」などにも効能があるとのことで、患者さんの体調が少しでもよくなるといいなと思いました。(KT)

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■編集発行
【発行元】公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
【発行日】2018年4月4日
【住 所】〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
【TEL】06-6475-8885
【FAX】06-6478-5885
【E-mail】webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)
【URL】http://www.aozora.or.jp
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■賛助会員募集中!
あなたの会費、寄付、ボランティア活動が当財団の活動を支えています。
当財団の目的に賛同してくださる皆さん、ぜひ賛助会員になって下さい。
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■月刊あおぞらについて
あおぞら財団の活動報告やイベントなどの最新情報などを皆様にお伝えすることを目的に、月に一度、情報発信させて頂いています。
本メールは、あおぞら財団の会員、メーリングリストにお申込いただいた方およびあおぞら財団のイベントや研究会などで名刺交換させて頂いた皆様にも送信させていただいております。


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Filed under: イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 11:36 AM
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