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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

資料館だよりNo.58(2016年11月号)を発行しました。

資料館だより58号を発行しました。

 

エコミューズやあおぞら財団に配架しています。

 
資料館だよりNo.58(2016年11月号)

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PDF版はこちらからどうぞ
資料館だよりNo.58 

資料館だよりNo.58 

 

発行:西淀川・公害と環境資料館(エコミュー ズ) 資料館の活動をより広く知らせるために、「資料館だより」を2005年7月に創刊しました。A4版1枚のお便りで、3ヶ月 に1回発行しています。 資料館に まつわるニュースや所蔵資料の紹介、他の機関への訪問記、お知らせなどです。ご希望の方は事務局までご一報ください。

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2016年11月22日11:21 AM

資料館だより10周年特別号(57号)を発行しました。

資料館だより10周年特別号が発行されました。 特別号の今号はカラーの冊子になっております。

 

******************エコミューズ10周年特別号******************

目次

・ごあいさつ(エコミューズ館長 小田康徳) ・・・2

・エコミューズ活動記録 ・・・3

・エコミューズトピックス紹介 ・・・4

・エコミューズの資料を活用して執筆された書籍紹介 ・・・6

・活動記録(来館者、資料整理状況、寄贈者、寄付者) ・・・7

************************************************************

 

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 PDF版はこちらからご覧になれます。

 

発行:西淀川・公害と環境資料館(エコミュー ズ) 資料館の活動をより広く知らせるために、「資料館だより」を2005年7月に創刊しました。A4版1枚のお便りで、3ヶ月 に1回発行しています。 資料館に まつわるニュースや所蔵資料の紹介、他の機関への訪問記、お知らせなどです。ご希望の方は事務局までご一報ください。

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 10:57 AM

11/17(木)、11/18(金) 楽らく呼吸会(千北・姫島診療所)で体力測定と呼吸体操をおこないました!

2016年11月17日(木)に千北診療所で、11月18日(金)には姫島診療所で楽らく呼吸会を開催しました。千北診療所では理学療法士の石本愛さん、姫島診療所では榎田八千代さんを講師に迎え(いずれの方も西淀病院に所属)、呼吸リハビリと体力測定を行いました。参加者は千北診療所で10人(内、患者さん7名、理学療法士1名、看護師1名、スタッフ2名)、姫島診療所で8人(内、患者さん5名、理学療法士1名、看護師1名、スタッフ1名)でした。

まずは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんの状態について説明がありました。呼吸する際には横隔膜を動かしますが、横隔膜を動かしているのも筋肉です。筋肉は使っていないとどんどんやせていってしまいます。筋肉には無意識で使っているものと頑張って使うものがありますが、呼吸などで無意識で使っている筋肉が衰えてしまうと腹筋などを使って頑張って呼吸しなければなりません。ですので、体操などをして筋肉を維持していくことはCOPDの患者さんにとって大事なことです。理学療法士さんは、比喩や豆知識などを盛り込んだわかりやすい説明をしてくださり、みんなで呼吸リハビリの重要性について確認しました。

お話を聞いた後は、体力測定です。体力測定を継続しておこなうことで、自分の体の具合を確認したり、日頃の運動について見つめなおす機会にもなります。

①握力測定(手の筋力を測る=体全体の筋力を見る)

呼吸リハビリでなぜ握力を測るのが大事なのかと不思議に思いましたが、握力測定は物を握る力だけではなく全身の概ねの筋力を測ることができるそうです。

握力測定

握力の測定

「握るのは苦手」と仰られる方もいましたが、どの方も少しでもよい結果を出そうと気合をいれてがんばっておられました。

②30秒椅子立ち上がりテスト(手と足の体力を測る=歩くときに関わる体力を見る)

このテストでは、30秒間の間に椅子からの立ち座りを何回繰り返しできるのかを測定します。これによって、高価な機械を使わずとも簡単に歩くときに関わる筋力を測定することができます。筋力の低下は運動しない不活発な生活につながりやすく、息切れなどの症状の悪化に繋がってしまいます。

立ち上がりに不安がある方はこのテストを行いませんでしたが、テストを受けられた方は、自分のベストの結果を出そうと真剣に取り組んでおられました。

30秒間椅子立ち上がりテスト

30秒間椅子立ち上がりテスト

 

COPDアセスメントテスト(CAT)(息切れの度合いを見る)

CATとは、COPDの患者さんを簡便に評価する質問票です。「いつも咳が出ている」「坂や階段を上ると、非常に息切れがする」といった8項目を6段階で回答して、最後に点数化します。このCATで呼吸困難の程度を把握し、治療方針の決定に役立てることがことができます。

体力測定の後は、呼吸体操をみんなでおこないました。口すぼめ呼吸をしたり、胸を張って胸の筋肉をのばしたり、かかと上げや片膝を伸ばす運動をしたり。呼吸の動きと呼吸に関わる全身の筋肉の動きを整える事で、息切れを減らし体力をつける事ができます。

呼吸体操 両腕をあげる

両腕をあげる体操を行いました

呼吸体操 膝を伸ばす

膝を伸ばす体操をしました。

呼吸体操は立ってでも座りながらでもできます。体調に合わせて実施できるので、毎日の生活に取り入れやすそうです。また、どうしても体調が悪い時は療養するのも大事ですが、2日以上連続して休むと筋力が衰えてしまうので、必要以上に休むのは厳禁だそうです。

最後に、作業療法士の石本愛さん考案の呼吸リハカレンダーの案を紹介しました。このカレンダーは、呼吸体操などCOPDに関連する情報をチェックできる上、一日の歩数や体操した日を書き込むことができるような工夫がされています。参加者の方からは「早く印刷して配ってね!」と期待の声が寄せられました。

次回のテーマは「禁煙」です。タバコを喫煙されている方、まわりでタバコを吸っている方がいたら、ぜひご一緒にご参加ください。また、タバコは自分に関係がないと思っておられる方でも、タバコの害を知っていただくことで、一緒に禁煙の動きを広げていただけたらと思います。

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・のざと診療所…12月9日(金) 14:00~15:30(禁煙について)
・千北診療所……1月19日(木) 14:00~15:30(禁煙について)
・姫島診療所……1月20日(金)1月12日(木)に変更になりました 14:30~16:00(禁煙について)

■参考

(独)環境再生保全機構:「日常生活を考慮した運動療法」、ぜん息などの情報館

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

谷内

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2016年11月21日3:43 PM

医療従事者向け呼吸ケア・リハビリテーション講習会を開催しました(11/12) 

2016年11月12日(土)、西淀川区役所にて、医療従事者向け呼吸ケア・リハビリテーション講習会~理学療法士、作業療法士などセラピスト~(応用編)」を開催しました(主催:あおぞら財団、協力:西淀川区役所)。参加者はスタッフも合わせて27名でした。

金尾顕郎教授(森ノ宮医療大学 副学長 / 理学療法学科長/ 作業療法学科長)を講師に招き、今回は、応用編ということで、実技を中心とした講習になりました。

実技は、二人一組になっておこなわれました。まず、金尾先生がケアの方法をレクチャーし、その後実践するという流れで一つ一つ丁寧に指導されていました。

金尾先生の呼吸リハのレクチャー

金尾先生が介助の方法をレクチャーしてくれます 

在宅の場合は、触診と聴診のみで診断しなければなりませんし、レントゲンがある場合でも撮影時と診断時では状況が異なる場合もありますので、触診と聴診で適切に診断できるというのは大事なことだそうです。

また、聴診器を使いながら、リアルタイムで呼吸音や肺の音を聴きながらリハビリを行うやり方を学びました。聴診器は心臓の音のような低周波音は聴きやすいのですが、肺を抜けるような音は体にピタッと押し当てないと聴こえません。また、聴診器に違和感を感じ嫌がる患者さんも多いため、聴診器を指に挟んで違和感を感じさせないような工夫をしながら聴診を行う方法を教わりました。

軽いマッサージを行うことで、体が硬い方がスムーズに前屈できるようになったりなど、呼吸ケアの効果の大きさを感じることができました。

呼吸リハの実践

受講者同士で1人ずつ相手を変えながら呼吸介助を実践しました

最後に、金尾先生からは「今日は、基本的なことだけでなく、高度なことも実習した。基本は基本でおさえながら、患者さんの状態がどうしても変わらないというときは今日行ったようなやり方を試してほしい」というお話がありました。

参加者からのアンケートには「実技の時間がたっぷりあり、たくさん練習ができてよかった」「しっかり練習して患者様に返していきたい」「先生からの指導も多くわかりやすかった」「このような実技中心の講演会はあまりないのでとても勉強になった」といった感想が寄せられました。

また、2回以上参加している方からは「学んだことを臨床で実践でき参加してよかった」「COPDや肺炎の患者さんを担当した際に、胸郭の動きをアップさせるために使わせてもらった」と、講習内容が実務の中にいかされている様子がうかがえました。

(谷内)

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2016年11月14日3:19 PM

柏里小学校PTAで防災ワークショップ(11/11)

11月11日(金)に柏里小学校で「家庭や地域の防災対策―大切な家族を守れるお母さんに―」と題した防災ワークショップが行われました。

主催:大阪市立柏里小学校PTA企画人権委員会

場所:柏里小学校多目的ルーム

日時:11月11日(金)10:00~12:00

参加人数:22人(PTA18人、教頭先生1人、区役所1人、財団2人)

<第1部 講演>

最初に、西淀川区役所防災担当の松井さんからのお話です。まず、内閣府が作成した南海トラフ巨大地震の被害と対策に関する映像(約20分間)をみました。南海トラフ巨大地震が発生した場合、東日本大震災の約20倍の被害者が発生し、被害額も約10倍に達するそうです。その被害も、建物の耐震化や避難対策などにしっかり取り組むことができれば大幅に減少させることができます。次に、松井さんからは、地震のメカニズムや災害に対する備えに関して詳細なお話がありました。国のシミュレーションなど具体的な数値を交えたお話で、みなさんメモを取りながらお話を聞いていました。

区役所の松井さんから地震のメカニズムに関するお話

区役所の松井さんから地震のメカニズムに関するお話を聞きました

あおぞら財団からは、「親子で取り組む防災」ということで、西淀川区の災害記憶を親子で学ぼう、生活の中に防災を取り入れようというお話をしました。特に「災害時に家族が離れ離れになったときにどうやって連絡をとりますか?」という質問を投げかけた時、聞いているみなさんははっと驚いておられました。災害用伝言サービスの説明の際に「子どもは自宅の電話番号を覚えていますか?」と聞いた時も、覚えていると自信をもって手を挙げられる方はまばらでした。また、防災絵本「西淀川にたいふうがきた」の紹介もし、絵本などを通して気軽に防災について考えてみてはどうかという提案もしました。当日の資料はこちら

あおぞら財団谷内の講演「家族で取り組む防災」

あおぞら財団谷内から「親子で取り組む防災」というお話をしました

 

<第2部 グループで話し合い>

お話のあとは、グループに分かれて話し合いを行いました。地図上で自宅と避難所、防災避難ビル、避難経路を確認してもらい、避難時の不安な点、疑問点などを話あってもらいました。津波避難ビルと他のビルとの違いについて、災害時の要援護者の避難、ペットの避難、小学校の避難について、様々な質問が出ました。また、防災リュックの中身を確認し、事前にどのようなことを備えておくのがよいかを話し合いました。

最後に、各グループから今日のまとめを発表してもらいました。「子どもとの約束をより具体的に考えようと思った」「自宅からの避難先の確認がしっかりできてよかった」「防災リュックの中身もしっかり見れてよかった」「自分がふだんきづかなかったことがきづけてよかった」といった感想が出てきました。教頭先生からは「今日のお話をふまえて、もっともっと生きた訓練になるようにしていきたい」というお話もありました。

今回のワークショップは平日の日中でしたが、約20人のお母さん方が参加され、どの方も集中して講演を聞いてくださり、その後の話し合いも熱心に取り組んでくださりました。西淀川区の保護者の方々の防災に対する関心の強さを感じました。今回のワークショップが、親子で防災について話し合い、生活の中に防災を取り込むきっかけになってもらえたらと思います。

<参考>

あおぞら財団「みんなで守る! みんなで助かる! 防災まちづくり

大阪市西淀川区「防災・防犯」、「防災マップ

Stand for Mothers「防災ママブック
(谷内)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2016年11月11日5:00 PM
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