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セミのぬけがら調査(8/18)

8月18日の午前10時から12時まで大野川緑陰道路で今年二回目のセミのぬけがら調べを行いました。前回(8/11)のぬけがら調べの様子はこちらからご覧ください。

前回に引き続き、このブログ記事は、あおぞら財団にインターンシップで来ている徳澄がお届けします。
セミのぬけがら調べは毎年行っているイベントで、子ども達と一緒にセミのぬけがらを集めて数えます。セミによって生息する場所が違い、セミの種類と数からその地域の環境がどんな傾向にあるのか知ることが出来る調査です。ぬけがらを扱うことで生きている生物の命を奪ってしまったり、傷つけることなく調査が出来るという利点もあります。これは参加型の調査として全国的に行われています。

今回はエルモ西淀川の中にある部屋の一室をお借りして行いました。

今日の予定を聞く子ども達

虫除けをしてもらう子ども達。しかし、今日はとても蚊が多かった

前回と一緒で、段取りと注意事項を説明し、出発します。この日は風もなく、先日の雨で非常に蒸し暑い気候となっていました。

ぬけがらを分ける袋をくばっています。

地面や溝を懸命に探す子ども達

頑張ってぬけがらゲット

虫かごいっぱいのぬけがら。いくつはいっているのかな?

子ども達は「暑い暑い」と口にし、蚊にかまれた足を掻きながらもぬけがらを探して地面や木の幹に目を凝らしたり、セミの成虫を元気に追いかけていました。何人かは前回はあまり見られなかったアブラゼミのぬけがらを見つけて喜んでいる姿を見かけられました。

戻ってきてぬけがらを分けて数えます。たくさんとったので大人も手伝いました。

見分け方は覚えているかな?

帰ってきて大人も含めてみんなで種類を分けて数を数えます。種類の見分け方が分かっても、雌雄の見分け方が分からない子がいて、スタッフや友達に教えてもらいながらいっしょに数えていました。
数を数える声が部屋中に飛び交ってだんだんややこしくなるのか「あれ、自分で今何個って言ったっけ? 忘れちゃった!」「え!? 知らんし! ほら、一緒に数えたるから最初からやるで!」という光景も見られました。

子ども達が捕まえたクマゼミ

クマゼミの成虫を捕まえた子もいました。一目でわかる見分け方は、オス(左)はお腹にオレンジ色をした腹弁がありますが、メス(右)は持っていません。腹弁とは鳴き声を出す所です。つまり、クマゼミで鳴くのはオスだけなのです。
子ども達は紙の上に並べられたセミをまじまじと見くらべていました。

10時50分からの40分間セミのぬけがらを探した結果、クマゼミのオスが532匹、メスが615匹の合計1147匹でした。
アブラゼミはメス7匹、オスが6匹の計13匹見つかり、全てのぬけがらの合計は1160匹でした。
前回とったぬけがらの数も合わせると、クマゼミは1856匹、アブラゼミは16匹で、全てのぬけがらの合計は1872個となりました。

前回よりも今回の方がぬけがらを見つけた数が多いです。参加者は前回よりも少なかったのに、1500匹以上集められたのはすごい事だと思います。前回は台風が過ぎた後でぬけがらが飛ばされていたということもありますが、今までにも行ってきた調査から、エルモ西淀川周辺の緑陰道路と比べて、国道2号線から東側の区間にはセミのぬけがらが少ないことは分かっていました。

子ども達が書いた感想です
子ども達の感想
・手でぬけがらをとるより、網でぬけがらをとったほうが楽しかった。(姫島小)
・セミのぬけがら調べでアブラゼミを見つけられなかった。悔しかった。(佃西小)
・意外にいっぱい見つかりました。こんなにいるんだなぁ、と思いました。(野里小)
・アブラゼミのぬけがらを4匹捕まえた。嬉しかった。(佃西小)
・クマゼミとアブラゼミの見方を知ることが出来てよかった。(佃西小)
・100匹以上とれて嬉しかった。ぬけがらをたくさんとれて楽しかった。(歌島小)

私は11日と18日の2日間ともこのぬけがら調査に参加させていただきました。
2日間とも暑さにうだる中、子ども達は汗をかきながらも「このぬけがらは何?」と尋ねてきたり、「ここにたくさんあったよー!」と大きな声を上げてみんなを呼んだりするなど、元気にぬけがらを探し回っていて微笑ましかったです。
セミの数に違いが出たのは、台風の影響だけではない気がします。エルモ西淀川方面の方が、西淀川図書館方面より車の数が少なくて木の本数や木陰が多くて涼しく感じました。だから、アブラゼミはエルモ西淀川方面の方に多くいるのではないのかなと思います。
椿の葉や枝には多く引っ付いていて、イチョウの葉や幹には引っ付いていないというところも見られたので木の種類の好みも関係あるのではないかと疑問が浮かびました。
クマゼミが多くいる所は都市化などで気温が高くなっている証拠でもあるということで、今回の調査結果を見た時はやはり大阪は熱くなって来ているのだなぁと思いました。
(桃山学院大学インターン生  徳澄 あおい)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2014年8月21日11:29 AM

産経新聞(2014/8/13)に掲載されました。「タンデム自転車」公道解禁を/視覚障害者の生活充実後押し

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

「タンデム自転車」公道解禁を/視覚障害者の生活充実後押し
と題して、産経新聞朝刊(2014/8/13)に大阪でタンデム自転車を楽しむ会の活動や地域によって公道走行の対応が異なることなどが紹介されました。

(写真)産経新聞記事。カラー写真2枚。1枚は大野川緑陰道路で走る鈴木(後ろ)、鎗山(前)のタンデム自転車。もう一枚は、8/5勉強会で講演する山田敦子選手
8月5日に開催した「タンデム自転車あれこれ勉強会」での山田敦子選手の話、大阪市立大学の吉田長裕准教授のコメントなどが掲載されています。

吉田長裕准教授のコメントを紹介します。

「タンデム自転車の活用は、移動手段が限られている視覚障害者にとって、
通勤や通学あ便利になり社会参加が促されるほか、
手軽に買い物に行くことができるなど行動範囲が広がり、生活の充実にも直結する。
大きな可能性を秘め、かつエコロジーな乗り物の普及が進む意義は大きい」

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2014年8月16日7:03 PM

8月11日セミのぬけがらしらべ

8月11日の午前10時から12時まで大野川緑陰道路で一回目のセミのぬけがら調べを行いました。

このブログ記事は、あおぞら財団にインターンシップで来ている徳澄がお届けします。

セミのぬけがら調べは毎年行っているイベントで、子ども達と一緒にセミのぬけがらを集めて数えます。セミによって生息する場所が違い、セミの種類と数からその地域の環境がどんな傾向にあるのか知ることが出来る調査です。ぬけがらを扱うことで生きている生物の命を奪ってしまったり、傷つけることなく調査が出来るという利点もあります。これは参加型の調査として全国的に行われています。

今回は西淀川図書館の中にある部屋の一室をお借りして行いました。西淀川図書館でセミのぬけがら調べを行うのは今回で2回目になります。

セミの標本や本を見る子ども達 アブラゼミとクマゼミのぬけがらの見わけ方は分かるかな?
説明が始まるまで、子ども達はセミの標本や本を見ていたり、ぬけがらの見わけ方を教えてもらっていました。

段取り説明 説明を聞く子ども達 紙芝居
インターン生、ボランティア生が段取りや注意事項を説明し、セミの一生や住んでいる場所について紙芝居で説明しました。

先日は台風でどうなる事かと思ったものの、過ぎ去ったあとは青々とした空が広がっていました。
説明が終わるといい天気の中、みんなで緑道へセミのぬけがらを探しに出発します。
早速ぬけがらを見つけた子ども達。そのぬけがらはなんのセミ?

地面にもたくさん落ちている

台風の影響で地面にも落ちているぬけがら

台風で飛ばされてしまったのか、地面にもたくさんぬけがらが落ちていました。子ども達は上を向いたり、下を向いたり、忙しそうに首を動かします。

ぬけがらの数は何個かな? 10個ずつ分けています

10時50分からの40分間セミのぬけがらを探した結果、クマゼミのオスが351匹、メスが358匹の合計709匹でした。
アブラゼミはメス1匹、オスが1匹の計2匹見つかり、全てのぬけがらの合計は711匹でした。

ぬけがらの他に生きたセミの幼虫も見つけた子も居ました。また、台風の影響で枝が折れて地面に落ちていたのですが、その枝にはセミの卵が産み付けられているものがありました。

土まみれですが、セミの幼虫
↑生きたセミの幼虫です。

また、イベントの後、この他の地域を調べるために、インターン生とボランティア生の4人で公園をタンデム自転車で行ってきました。

一つ目は矢倉緑地公園に行って20分間探してもらいましたが、ぬけがらの数は0でした。
ここで見つからなかった原因は、一つ目の理由は台風の影響を受けて木が荒れていたため。二つ目の理由は松の木が多く、葉がぬけがらがつくのに適していなかったからではないかではないかと思います。
成虫はアブラゼミが6匹、クマゼミが14匹の合計20匹が見つかりました。

二つ目は新淀川公園に行って10分間探してもらいました。
そこではアブラゼミのぬけがらは0匹でしたが、クマゼミのぬけがらは19匹見つかりました。
ぬけがらは木にほとんどついておらず地面に落ちていたものが多かったです。午前中にしか鳴かない特徴があるクマゼミしかいなかったのか、午後に調査にでたのでセミの声が聞こえませんでした。

子ども達との調査にもインターン生とボランティア生の調査にも、先日台風が大阪を通過した影響が大きかったこともあり、前回よりもぬけがらの数が少なかったのですが、子ども達は暑い中、一生懸命セミのぬけがらを集めてくれました。

・子ども達の感想・

・去年よりぬけがらの数が少なかったけどたのしかった。(御幣島小)

・色んなセミの事を知ったり、ぬけがらをとったりしてたのしかった。(御幣島小)

・今日は暑くて、昨日の台風の影響で少なかったけどとれてよかったです。(出来島小)

・探していると下にいっぱいあって、木の葉っぱにもいっぱいありました。いっぱいとれてうれしかったです。(かみの小)

・クスノキと葉っぱの裏にいっぱいありました。(かみの小)

・カラー道路についてからすぐにぬけがら発見!戻るときに後ろでたくさんセミをとっている人がいてびっくり!(御幣島小)

セミのぬけがら調査は8月18日にもエルモ西淀川で行う予定です。



Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2014年8月14日2:29 PM

再掲【8/19】佃でみせ第3弾!「藪床」って何?謎解き始まる

あおぞら財団には、西淀川の環境まちづくりにとりくむために、いろいろな人が、出会い、憩い、つながる場所として、地域交流スペース「あおぞらイコバ」があります。
このイコバの出店と称して始めたコミュニティカフェが「○○でみせ」です。
「佃でみせ」は2012年度、2013年度と開催。その成果は下記のページでご覧いただけます。
詳しくはコチラ

第3弾の今年は、古地図に記載のある「藪床」の謎に迫ります。

写真中ほどに縦に広がるのが当氏の佃島。右上の白っぽい部分が佃村で、その中に「藪床」と書かれています。

写真中ほどに縦に広がるのが当氏の佃島。右上の白っぽい部分が佃村で、その中に「藪床」と書かれています。

「藪」と聞くと、竹やぶとか、低木がたくさん生えているようなところでしょうか?
けどこのあたりは農業をするにも、海が近くて苦労したと聞くし・・・??

そんな疑問を抱えていたところに協力な助っ人登場!
大阪市立自然史博物館の長谷川匡弘さんが
謎の解明に協力してくださることになりました。

そこで本日、古地図を保存している見市家資料館を訪れました。
(資料館は一般公開していません)

「佃史探求 風とみどりの会」の八木さんにもご同行いただき、
古地図をひとつずつ見ていきます。

「佃はどこ?」「“芝”原っていう地名も気になりますね」

「佃はどこ?」「“芝”原っていう地名も気になりますね」

八木「昔、見市さんとこを『藪床』って呼んでたわ」長谷川「地名を屋号として使ってたのかもしれないですね」

八木「昔、見市さんとこを『藪床』って呼んでたわ」長谷川「地名を屋号として使ってたのかもしれないですね」

いろいろなタイプの地図があり、中には色分けをして「田」「畑」など表記しているものもありますが、「藪床」についてはひとつの地図にしか記載はありませんでした。
他には「よし」「あし」といった表記がちらほら・・・。

こんな形の地図も。左上に「佃」とあります。

こんな形の地図も。左上に「佃」とあります。

私には地図だけをみても「藪床」の謎はさっぱりわかりませんでしたが、
長谷川さんは「なるほど~」となにかわかってきた模様・・・!

資料館見学後、長谷川さんから「このあたりに、手の入っていない空き地はありませんか?」とリクエストが。
八木さんが案内してくださったのは、佃の墓地と田蓑神社。
長谷川さん墓地の間や神社の端の方などの植物を観察されていました・・・。

墓地の中をキョロキョロ

墓地の中をキョロキョロ

長谷川さんだけ参道から外れて行きます・・・

長谷川さんだけ参道から外れて行きます・・・

残念ながら、昔からの植物などは発見できなかったようですが、
少ない情報から長谷川さんの推理は始まっています!

「藪床」の謎を知りたい方は、佃でみせへご参加ください!

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あおぞらイコバ・佃でみせ
佃のむかし どんなところ?
聞いて食べてしゃべって
PART3
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日 時:2014年8月19日(火)13:00~15:00
場 所:佃会館 http://bit.ly/WPqhl1
定 員:25名
軽食代:500円
大阪西淀川の佃地域の昔についてお話を聞いて、
西淀川地域でよく食べていた「箱ずし」を頂きながら、
世代を超えて楽しくおしゃべりしましょう。
今回は「藪床」の謎に迫ります。
佃地区の古地図をみる「藪床」という文字があります(チラシ参照)。
「藪」の「床」ってなに?!
昔の佃はどんな環境だったんでしょう?
藪の植生からその謎に迫ります!
当日伺ったお話しや情報は、
ホームページやパンフレットにまとめて、
西淀川の多くの人に知ってもらえるようにします。
ご参加、お待ちしています!

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あおぞらイコバ 佃でみせ PART3

第1回(2012年12月17日開催)の様子はこちら
第2回(2013年5月27日開催)の様子はこちら

協 力:佃史探求 風とみどりの会
主 催:あおぞら財団
申 込:あおぞら財団までご連絡下さい
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

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企画運営委員(敬称略)
小田康徳(大阪電気通信大学)
高田研(都留文科大学)
西村仁志(広島修道大学)
清水万由子(龍谷大学)

8/8(金)楽らく呼吸会(のざと診療所)で栄養について勉強しました。

2014年8月8日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は西淀病院管理栄養士の濱口真衣先生を講師に迎え、栄養についての勉強をしました。参加者は9人(内、患者さん6名、管理栄養士1名、スタッフ2名)でした。

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前半は「熱中症」について。

近年、大阪では8月の最高気温が35度を越える日が増えるなど、気温が高くなる傾向にあります。それに伴って、夏期(7~9月)の熱中症に死者数も急激に増加しています。

特に高齢になると体温調整機能が低下してきますので、熱中症予防のためにはこまめな水分補給が必要になります。ところが、軽い脱水では喉の渇きは感じません。喉が渇いたと感じた時には、すでに水分不足になっています。1時間に100mlぐらいを目安に水分を摂るようにしましょう。その時、0.1%程度の塩分を加えた水が有効です。

スポーツドリンクを飲むとよいと思っている人が多いようですが、夏場にスポーツをしていない人が飲み過ぎると血糖値があがる場合があります。スポーツドリンクを飲む場合は約3倍に薄めて飲むようにしましょう。

また、熱中症は屋外で起こるとは限りません。昼間、気密性の高い住宅では高温になりやすく、夜間も寝ている間に脱水状態に陥ることがあります。さらに物事に集中している時も水分不足が疎かになったりトイレの回数が減ったりしますので、気をつけるようにしましょう。

参加者からは、「麦茶に塩を入れて飲むといいと聞いたことがあるけれど本当ですか?」との質問があり、先生からはミネラルが多いこともあり麦茶はオススメとの回答がありました。少量の塩を入れるのもよく、代わりに塩飴をなめてもよいとのことです。

<熱中症予防「川柳」>
○日中は 喉の渇きがない時も コップ一杯 水で潤う
○寝る前も 夜尿のことは気にせずに コップ一杯 水で潤う

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後半は「COPDと栄養」について。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、気道や肺の細胞などが壊れて肺の細胞などが壊れて肺の機能が低下し、スムーズに呼吸ができなくなる病気です。COPD患者さんはやせ型の人が多いですが、息切れなどにより食事を十分に摂取しにくく、体に必要な栄養素が不足しがちになるためです。すると、ますます体力や筋力が落ちて息切れが強くなるという悪循環に陥ります。

COPD患者さんは「包括的呼吸リハビリテーション」を行いますが、その中でも大切なキーとなるのが「十分な栄養」を摂ることです。栄養状態を把握する目安は体重です。BMIを計算して適正な体重を把握するようにしましょう。

<体重を落とさないためのポイント>
①毎日十分な栄養を取りましょう。
②一度にたくさん食べられない場合は、補食などで食事の回数を増やしましょう。
③補食は少量で高カロリーな物を選びましょう。(手軽なチーズ・ビスケット・和菓子・果物など)
④油を 上手に活用しましょう。

筋肉量が減少しやすいCOPD患者さんには、タンパク質の摂取が欠かせません。カツオ、マグロ、アジなど青背の魚や大豆製品をはじめ、さまざまな食品でタンパク質を補給しましょう。また油脂類を上手に活用して栄養を補いましょう。動物性よりも、オリーブ油などの植物性油や魚油がオススメです。

ただし、糖尿病など他の病気を併発している方は事情が異なります。主治医と相談の上、適切な食事を摂るようにしてください。

参加者からは「野菜はどのようにして摂るといいですか?」との質問がありました。基本的には炒めて食べること。生の場合はマヨネーズをかけるなどすると栄養が摂りやすくなります。食べる順番も、野菜を食べた後に、タンパク質、炭水化物の順で摂るとよいとのことです。

夏の食欲不足対策についても質問があり、好きなものを中心に食べるとよいとのこと。冷たいものを摂りすぎないように気をつけると同時に、適度に汗をかくことも心がけましょうとのことでした。また、なるべく毎日同じ時間・同じ条件で体重を計るようにすることも大切ですとのコメントもありました。

開催後のアンケートでは、7人中6人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えました。また、「食事の大切さがわかり、熱中症に気をつけたい」との感想も寄せられました。

次回以降の予定は下記の通りです。少しでも興味のある方は、ぜひご参加ください!

■次回予定  ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所……9月18日(木) 14:00~15:30(栄養について)
・姫島診療所……9月19日(金) 14:30~16:00(栄養について)
・のざと診療所…10月10日(金) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2014年8月12日4:59 PM
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