7月4日、5日の2日間にかけて、佃中学校2年生の2人が、あおぞら財団に職業体験に来ました。
1日目の午前中はりべらの発送作業を一緒にしてもらいました。患者会の方がお二人ボランティアに来てくれていましたので、みんなでお話もしながら作業ができて、交流ができました。
その後、西淀川公害についてのビデオを観てもらい、タンデム自転車の試乗をしました。
大野川緑陰道路を通って、矢倉緑地まで行きました。最初はタンデム自転車に慣れずに、大人が前に乗り、中学生には後ろに乗ってもらいましたが、漕いでいるうちに勘所をつかみ、途中からは中学生ふたりで楽しく乗ることができました。
矢倉緑地に来たのは初めてとのこと。
2日目は午前中に盲ろうの方がタンデム自転車の体験に来られたので、中学生2人のタンデム自転車がグループの先頭を走り、道案内をしました。昨日乗ったばかりなのに、すっかりコツをつかんだようです。盲ろうの方に「ありがとう」の手話を教えてもらいました。
午後からは、廃油回収の作業。地域の方が持ってきてくれた食用廃油を一斗缶にまとめてもらいました。
最後に職場体験をした中学生の、活動レポートと感想を紹介します。
二日間ぼくは、西淀川の昔の公害について学びました、西淀川は、元々は大阪の中で一番公害が酷い場所だったらしいです。西淀川の公害は、喘息が主な症状です。工場がそれの原因だったらしいです。
二日間で一番心に残ったのはタンデム自転車です。タンデム自転車の後ろの方を乗りました。自分ががんばらなくても、前の人ががんばってくれたらすすむので楽しかったです。(KM)
公害のビデオを見て、西淀川区は、公害で多くの被害を受けたことと公害の恐ろしさが分かった。西淀川区では、ぜん息の被害がとても多く、たくさんの人が苦しんでいたこと。 工場などを裁判で訴えても、公害を出してることを認めず、裁判で20年かかったとを知りました。
タンデム自転車は、前の人を「パイロット」後ろの人を「ストーカー」で、障害者のための乗り物と知りました。 僕が前で乗ってみて、最初はうまくいかなかったけど、後からうまく乗れるようになりました。友達は、一日目ずっと後ろでずっと楽をしていたけど、二日目は少し前で運転させました。楽しかったです。(II)