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ブログカテゴリー » 環境保健

11/16 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

11/16(金) 姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。前日(15日)の千北診療所と同じく、西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は17名(スタッフ含む)でした。

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11/15 千北診療所呼吸リハビリでも触れましたが、気管支喘息やCOPDの患者さんは、「息切れが起こるから」「人と話している時に咳や痰が出るから」と外出を控えたり、人と会うことに億劫になりがちです。薬で呼吸機能は改善できても、元のように生活(活動)するにはどうしたらよいのでしょう。

理学療法士の廣野さんや田中さんは、リハビリ・運動を勧めてくれました。運動といっても、ジョギングや水泳といった本格的なものではなく、買い物のついでに少し遠回りをして歩いて帰ったり、家でストレッチをしたり、夜寝る前に足腰をほぐすなど軽いものです。1回につき20分、週2~3回が目標ですが、最初は週1回、5分程度から始めても良いそうです。調子の悪い時は無理に行わなくて構いません。

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手を上げて、「しぇーッ」のポーズ

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腕をなるべく遠くへ伸ばしてすっきり!

患者さんに「運動していますか」と聞くと、「診療所にはいつも歩いて来てる」「自転車に乗っている」「寝る前に足を上げる運動をしている。やると翌朝は足腰が本当に楽!」とみなさん積極的に身体を動かしている方がほとんどでびっくりしました!中には「毎日銭湯へ行って水中運動してる!」と自慢される方も。ラジオ体操をやれる範囲でやるだけでも随分身体を動かしますよね。

薬の治療で呼吸機能は回復しても、体力がないと元の生活には戻れません。週1回からでもいいので、自分がやりやすい軽い運動やストレッチを生活に取り入れて、出かけたい時に出かけられる生活に戻しましょう!

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年11月22日1:32 PM

11/15 千北診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

11/15(木) 千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんを講師に迎え、9月に引き続き呼吸リハビリについて教えていただきました。参加者は14名(スタッフ含む)でした。

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気管支喘息やCOPDの患者さんは、個人によりその程度に差はありますが、まるで「ストローをくわえて呼吸をしている」かのような状態になったり、健常者より日常生活で息切れや息苦しさを感じる場面が多いようです。

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自分の呼吸で紙を揺らし続けることができるか試しています

理学療法士の廣野さんや田中さんも、息切れが起こる事を恐れて外出を控える患者さんや、治療をして呼吸機能は改善しても活動の範囲は相変わらず狭く、生活の質が低下したままの患者さんを目の当たりにしているそうです。

そうした患者さんはそのままだと、どんどん活動量が減って行き、食欲も減り、筋力や体力も低下していきます。それだけではなく、高血圧や虚血性心疾患、糖尿病、骨粗鬆症など慢性疾患を合併する恐れも出てきます。

そこで有効なのが運動です。“運動”と聞くとおおげさに聴こえるかもしれませんが、先生たちがおススメしているのは外に歩きに行ったり、家でストレッチをしたり、夜寝る前に足上げ運動をするなど軽いものです。1回につき20分、週2~3回が目標ですが、最初は週1回、5分程度から始めても良いそうです。調子の悪い時は行わなくても構いません。

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家でも簡単にできる首のストレッチ

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腕を上げて肩をほぐし、ろっ骨も拡げてあげましょう

薬の治療で呼吸機能は回復しても、体力がないと元の生活には戻れません。毎日少しずつでいいので、上記のような軽い運動を自分の生活に取り入れて、出かけたい時に出かけられる生活に戻しましょう!

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 1:30 PM

楽らく呼吸会(千北11/15 姫島11/16)あります/ニュースNo.14できました

楽らく呼吸ニュースNo.14 ができました。
(拡大して見たいときは、画像をクリックしてください)

ぜん息ニュース14

楽らく呼吸会では呼吸リハビリを実践しています。
先日は改めて呼吸リハビリ(呼吸リハビリの重要性、口すぼめ呼吸や痰の出し方など)について、理学療法士さんにお話を聞きました。
この楽らく呼吸ニュースに口すぼめ呼吸と痰の出し方を書いてますので、ぜひ読んで実践してみてくださいね。

次回も続けて呼吸リハビリを予定しています。
千北診療所 11月15日(木)14:00~15:30
姫島診療所 11月16日(金)14:30~16:00
皆さん、奮ってご参加下さい。

Filed under: イベント案内,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年9月26日1:28 PM

9/21 姫島診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

9/21(金) 姫島診療所で楽らく呼吸会を行いました。また西淀病院の理学療法士の廣野さんに、呼吸リハについて教えていただきました。参加者は15名(スタッフ含む)でした。

・口すぼめ呼吸
・呼吸が楽な姿勢
・腹式呼吸(腹部重錘法)
・痰の出し方

腹式呼吸(腹部重錘法)とは、図のようにお腹に重りを乗せて呼吸をする呼吸法です。500g~1kg程度の重りをお腹に乗せると、息を吸うときは腹筋が鍛えられ、吐くときは重りがお腹を押してくれるので比較的楽に息が吐けます。

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呼吸器疾患の患者さんは、息をするのがつらいのは「息が吸いにくいから」だと思いがちですが、息がうまく吐けていないからたくさん吸えていない場合もあります。そういう方にこの呼吸法は有効です。
自宅であれば、ペットボトルに水を入れたものや雑誌などで代用できますので、夜寝る前などに一度試してみてくださいね。

続いて痰の出し方ですが、みなさんは痰が出づらくてつらい思いをした経験はありませんか?実は痰がはじめに発生するのは肺の中なんです。それが呼吸によって気道に押し出され、それがだんだん上にあがってきて咳などで口から出てきます。
スムーズに出てくれば問題ありませんが、喉のあたりに留まったりすると呼吸もつらくなりますよね。それに肺の中に留まったままでも菌の温床となり、悪影響を及ぼします。そこでうまく痰を出す方法を教えていただきました。

まず準備として水分補給をします(喉を潤す、痰も水分を含むと出やすくなるため)。続いて横向きに寝ます。そして「普通の呼吸20~30秒」と「深呼吸3~4回」を2セット繰り返します。3セット目は普通の呼吸のあとに、大きく息を吸って口を開けて勢いよく「ハーッ、ハーッ!」と吐いてください(ハフィング)。その後3回ほど咳をします。

ハフィング

肺に痰があればこの方法で出てきやすくなります。出てこない場合は、反対の横向きに寝て同じことをやってみてください(出てこない場合もあります)。

こちらでも最後にリハビリ体操をしました。体を動かすと気持ちがいいですね。

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みなさんも夜寝る前にお腹に重りを乗せて腹式呼吸を練習したり、痰が出る方は上記の痰の出し方もぜひ実践してみてください。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2012年9月24日1:57 PM

9/20 千北診療所で呼吸リハビリについて勉強しました!

9/20(木)千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんに呼吸リハビリについて教えていただき、11名で勉強しました(スタッフ含む)。

・口すぼめ呼吸
・呼吸が楽な姿勢
・腹式呼吸(腹部重錘法)
・痰の出し方

口すぼめ呼吸とは、鼻から空気を吸い、口をすぼめながらゆっくり息を吐く呼吸法です。呼吸器疾患の方やぜんそくの方はぜんそくの発作の時に息が苦しくなったり、体を動かした際に息が荒くなると思います。そうした時に口すぼめ呼吸をすると、呼吸が楽になり落ち着きます。

具体的には例えば階段を上る際、鼻から息を吸ってから(口をすぼめながら)吐くときに階段を上る、また止まって息を吸い、吐きながら階段を上る、と呼吸に合わせて動くとつらさがマシになります。

呼吸吐きながら

続けて呼吸が楽な姿勢ですが、ポイントはお腹を(張らずに)ゆるめることです。

呼吸が楽な姿勢

イスに座っている時でも少し前かがみになったり、可能であればテーブルなどにクッションを胸の高さまで積み、抱えながら呼吸すると楽になると思います。

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横になっている時は、あおむけなら足を少し曲げたり、体を横に向けたりするのも効果的です。ただしこれらは個人によって楽になる場合とならない場合があるので、自分なりの楽な姿勢を見つけてくださいね。

最後にみんなでリハビリ体操をやって終了です。

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今日は港区から呼吸リハビリについて勉強したいという方が来ました。呼吸リハビリの病院を探しているときに、あおぞら財団の呼吸リハの活動を見つけたそうです。もっと多くの地域で呼吸リハが広がることを願っています。

平田

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 1:57 PM
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