9/20(木)千北診療所で楽らく呼吸会を行いました。今回は西淀病院の理学療法士の廣野さんと田中さんに呼吸リハビリについて教えていただき、11名で勉強しました(スタッフ含む)。
・口すぼめ呼吸
・呼吸が楽な姿勢
・腹式呼吸(腹部重錘法)
・痰の出し方
口すぼめ呼吸とは、鼻から空気を吸い、口をすぼめながらゆっくり息を吐く呼吸法です。呼吸器疾患の方やぜんそくの方はぜんそくの発作の時に息が苦しくなったり、体を動かした際に息が荒くなると思います。そうした時に口すぼめ呼吸をすると、呼吸が楽になり落ち着きます。
具体的には例えば階段を上る際、鼻から息を吸ってから(口をすぼめながら)吐くときに階段を上る、また止まって息を吸い、吐きながら階段を上る、と呼吸に合わせて動くとつらさがマシになります。
続けて呼吸が楽な姿勢ですが、ポイントはお腹を(張らずに)ゆるめることです。
イスに座っている時でも少し前かがみになったり、可能であればテーブルなどにクッションを胸の高さまで積み、抱えながら呼吸すると楽になると思います。
横になっている時は、あおむけなら足を少し曲げたり、体を横に向けたりするのも効果的です。ただしこれらは個人によって楽になる場合とならない場合があるので、自分なりの楽な姿勢を見つけてくださいね。
最後にみんなでリハビリ体操をやって終了です。
今日は港区から呼吸リハビリについて勉強したいという方が来ました。呼吸リハビリの病院を探しているときに、あおぞら財団の呼吸リハの活動を見つけたそうです。もっと多くの地域で呼吸リハが広がることを願っています。
平田