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» 2025 » 2月

【参加募集】矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会(3/16)

 

冬の探鳥会のご案内です。

冬は多くの渡り鳥を観察できる季節。 冬にしか見れない鳥を見つけて季節の移ろいを感じませんか?

さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう!

※探鳥会は西淀川区との共創事業として実施します。

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■矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
初めての方はなかなか鳥をみつけることが難しいのですが、日本野鳥の会大阪支部のリーダーが、その豊富な知識で解説してくださいます。

■日時:
2025年3月16日(日)午前9時30分~12時30分
*荒天時中止(Facebook等で告知します)

■集合:阪神なんば線「福」駅東口集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。

birdwatching_leaflet2024-1 birdwatching_leaflet2024-2

2024年度探鳥会チラシ(pdf)はこちら

■あおぞら財団のこれまでの探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/yagurakaigan

■日本野鳥の会大阪支部の矢倉海岸探鳥会の記録はコチラ(2017年3月まで)
https://wbsjosaka.com/bw/teirei/yagura/2022/01/06/record/

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■主催(問合先)
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/

■共催
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
https://wbsjosaka.com/
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Filed under: イベント案内 | 環境学習 | 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2025/02/28(金) 12:04

エコミューズ館長日記No.18

長い寒波がようやくおさまり始めるが、作業する部屋はやっぱり寒波が襲来のままだ。ストーブを付け、エアコンを付け、夕方になってやっと暖かくなってきた。

第5章の編集を考えなおした。裁判の開始を迎えた大勢の原告たちに焦点をあてて、その動きがわかる資料を中心に置くことにした。幸い今までに調査していた資料がすべて利用できる。ただ、「証拠保全事件」に関する資料については大いに悩まされた。原因は原資料の所在を確認するのに手間取ったからである。原資料を見れば事情はすぐにわかった。原告側のうち3人の症状の重いことを強調し、生きているうちに尋問を終わらせたいというので、裁判所に強く語りかけたもの。被告側から厳しい反駁の文章も綴られている。大変な努力を原告側はしたのだと改めて思った。

続いてウェブ版について、見本組が業者さんから提出されたので検討した。ミナコさんが画面に映して、2人でああだこうだとその形状について議論を重ねて対応を考えた。個別資料の表題をどうするか、資料の名称だけでは中身が十分に伝わらないことも明らかになった。中身が明瞭でない資料名だけだと、内容がわかりにくい。これをよく考えるべきかと思った。次にウェブ版を作った事情・その特質等を十数行で説明する文章を作った。元は40行ほどあったものであろう(ほんまかいな)。ウェブ版は検索がきくので、実に重宝であることも発見する。形が整うのが楽しみだ。

清水万由子先生(龍谷大学政策学部教授)から『「公害地域再生」とは何か―大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来』(藤原書店)を財団理事長の手紙をつけて頂いた。A5版290ページ、初めての単著である。あおぞら財団を素材にした研究。ちょうど今編集している西淀川公害資料集の対象とする財団成立期以降を論じたもの。2冊合わせて財団のすべてがわかるとおもった。今日はうちに帰ったら目を通すつもりだ。

ようやく部屋が暖まってきたころにここを出ることができるようになった。

2025.2.25 小田康徳

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【藤原書店のサイト】清水万由子 著 「公害地域再生」とは何か―大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来
https://www.fujiwara-shoten-store.jp/SHOP/9784865784503.html

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
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#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

2/26(水)はあおぞら市です

次回のあおぞら市は初出店!「みどり商店」さんの天然塩や自然調味料・生活用品などの販売があります。

 

その他、オーガニック野菜や体によいもの盛りだくさんですのですので

是非皆さまでおこしください!

 

・・・・・・・・・・・

日 時=2025年2月26日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅 8a出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

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◎2/26の出店予定

「みどり商店」

ミネラルたっぷりの火に掛けていない天日塩マザーソルトをはじめとした自然調味料、

きららの石、機能的食品、お菓子、生活用品、月のしずく化粧品など”體からだ”と”心”を元気にする、商品を販売しています。

自然調味料に替えたら、元気になった、キレイになったと喜びの声を頂いています。
皆さまに知って頂けたら、幸いです。

 

 

 

■鳴門えなみのうじょう

渦潮で有名な鳴門海峡の裏側、波静かな内湾で養殖された牡蠣です。キレイな海水で育った鳴門の牡蠣は、すっきりとした味わいが特徴。生産量が少なく食通の間でしか知られていない鳴門の牡蠣をぜひご賞味ください。
※漁協の検査はクリアした加熱調理用です。

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■ごはんyaすみの

手作りお総菜を数種詰めた家庭的な味のお弁当の販売をします。

 

 

 

■かるる市
奈良県宇陀市でお米を農薬と除草剤を使用せず天日乾燥にて収穫します。

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■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。

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■のざとおやつファクトリー7373。

米粉のシフォンケーキとクッキーの販売

米粉を使った心と体に優しいおやつを作っています。
無添加のおやつで喜びや笑顔を循環させていきたいです。

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■富士製ぱん工場
天然酵母、国産小麦でアマランサスというミネラル豊富な
南米原産の雑穀を混ぜ込んだ、ひと口食べると笑顔になれるんです

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■介護アロマサークルレイズ

11:00~13:30

〇精油(エッセンシャルオイル)の香りに包まれて触れ合いながらハンドケアで癒し空間を提供します。介護アロマサークルレイズというボランティア活動をしています。興味のある方一緒に活動してみませんか?
1回15分 500円

 

〇アロマスプレークラフトワーク

お好きな香りを選んでアロマスプレーを作ります。 1回 500円

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〇ドライヘッドスパ10分1000円 15分1500円

リラクゼーション、眼精疲労に。

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■足つぼマッサージ楽成体
体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。

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今後の予定

<2025年>3/12、3/26

 

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。

※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2025/02/25(火) 05:16

エコミューズ館長日記No.17

今日は朝から賑やかに意見を交わした日であった。午前中はエコミューズの定例会議、引き続いて資料の勉強会があった。

定例会議では、今作っている資料集の出版費に対する寄付について様々な意見が出た。印刷部数・値段等、それから寄付の意味といったところである。改めて、方向性を決めようということになった。近々お願いの文章が出てくることになると思いますが、その時はよろしくお願いします。

続いて、資料の勉強会が行われた。いつも元気なミナコさんが「関連共同性」に関して、資料からわかることを、資料を4点あげて論じてくれた。①は1975年6月発行の大阪弁護士会公害対策委員会編の「大気汚染-大阪西淀川における実態調査報告第一号」、②は1978年4月の「訴状」、③は1979年8月の弁護団資料「関連共同性について―西淀川公害訴訟に於ける主張を素材にして」、④は1986年8月弁護団資料の「関連共同性班 合宿資料」であった。

そもそも関連共同性論というのは、西淀川公害訴訟の根幹に据えられた議論と位置付けられてきたものであるが、この4つの資料の中身を丹念に読んだ結果、これは大変大きな困惑を弁護団の間で生み出していたものであることが改めて明るみに出されたように思った。長い年月に渡って悪戦苦闘してきた共同関連性論に関する記録を並べてみたときに、その実情が眼前に浮かんでくるようであった。わずかな日数でそのことを語ってくれたミナコさんのまとめに関心した次第。

午後はこれまでの作業の進捗状況について確認を行った。1は作業資料について、資料の表題と資料名を小分けしながら整理をした。1章から4章まで終わらせた。またその時、資料の配置すべき場所について訂正すべきものを訂正した。所々で不思議な文章に遭遇して、原本との照合とを求められるものもあった。

さてこのようにして第4章までは本日をもってほぼ終了まで来たことが確認できた。残るところは第5章「裁判の展開」、第6章「判決と和解-公害地域の再生」である。そのうち第5章の翻刻すべき資料についても定めることができた。ようやく最終地点が近づいてきた感がする。もうひと踏ん張りだといつものように思う。

なお、資料の勉強会には龍谷大学の清水先生もお見えになった。清水先生には、今度の資料集には第5章で原告側となった患者さんとの暮らしぶりへの考え方が端的に示される資料も掲載されることになったことを語っておいた。公害反対闘争を支えた人たちの姿が少しでも見えてくればとの思いが強まった。

 

2025.2.17 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

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エコミューズ館長日記No.16

先週はずっと寒かった。大阪でも雪が降ったのかな…?

大阪市内でも雪が降ったと聞く。

第4章(都市型公害の深刻さを知り、裁判の意義と課題・可能性を知る)に取り掛かって、翻刻作業の成果をもとに本の形に原稿を整える作業に着手した。いつものように1から始めた。(当ったり前だろうが)

作業は順調にスラスラと、もっと言うならひょいひょいと進むと思った。だが思ったこととできたこととは違った。

1番最初に載せる資料、「峯田弁護士が1974年1月の西淀川の汚染実態調査に参加して被害の厳しさと取り組むべきことを主張する」は、文章だけだったのでほとんど手間がかからず、本の形が出来上がってきた。文章をこれは立派だと読んで、弁護士さんが裁判着手を躊躇っていたところが、被害者の苦しみが具体的に知られていなかったことにあったのだと気づいた。ぜん息の苦しさは、昼間あった時にはなかなかわからないもので、そのことを峯田氏は情熱をこめて訴えている。

それから、SO²濃度、NO²濃度が環境基準を大きく上回っているなかで、その基準に対する攻撃が強化される。結局それが経済との調和論であることの認識が弁護士さんたちの間で共有されていった。そのような地域に於いて「公害差止についての追及と合意が足りない」といった声も出されるようになった。またそれは、都市の在り方を問うことになる、との意見も出されている。

ということで順調に作業が進むかと思ったが、主要汚染源の排出量を推定する数字の羅列に遭遇してから、横書きの報告書を縦書きに変えることが大変厄介であることに悩まされることになる。なんだ横書きから縦書きにするだけかと思っている人は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

そして大阪弁護士会公害対策委員会が「大気汚染-大阪西淀川における実態調査報告第一号」を発行したのであるが、その翻刻に取り組んだ。この報告書は目配りのよく行き届いた文章で、その後論じられる点がほぼ満遍なく提起されていた。全部で170ページを超すもので、これで裁判に向けての方向性も定まったと言っていい。資料集の中に取り込むべきテーマを落とさず書き込むことに苦心しなければならなかった。

というような訳で、今週は内容的には充実した成果であったが、作業の進路はあまりはかばかしくはなかった。来週からはそれをどうすれば挽回できるか大きな課題だ。

 

2025.2.10 小田康徳

 

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