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月刊 あおぞら 2023年12月号

あおぞらExpress メール通信Vol.1063     発行:あおぞら財団
 あおぞら財団の活動報告です
今回は2ヶ月分です。
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1 今月のトピックス
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あおぞら財団付属の西淀川公害と環境資料館エコミューズでは、資料集編集の取り組みをしています。
月に一度勉強会を行って資料の見直しをしているほか、小田館長による資料紹介をりべら・ブログで連載しています。
一つの資料から豊饒な情報が得られ、今の環境問題や市民活動への様々な示唆が得られます。

西淀川公害=資料の紹介(6)はじめて西淀川区民の健康被害を本格報道
https://aozora.or.jp/archives/39761

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2  これまでの活動報告
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◆ ……………………………………………………………[資料館]
福島区患者会資料の受入(9/28)
https://aozora.or.jp/archives/39734
エコミューズ企画展「昔の西淀川区の川と水辺の風景 ~大野川と中島大水道~」みてアート2023に参加(11/4-5)
https://aozora.or.jp/archives/39810
◆ ………………………………………………………………[自転車]
【タンデム】淀川河川敷フェスティバルに出店(10/15)
https://aozora.or.jp/archives/39764
【タンデム】10/14「インクルーシブ・サイクリング体験会2023」開催
https://aozora.or.jp/archives/39830
◆ ………………………………………………………………[環境保健]
西淀川区健康いきいき展にて肺年齢測定(10/28)
https://aozora.or.jp/archives/39791
楽らく呼吸会「呼吸リハビリ」を開催(11/10)
https://aozora.or.jp/archives/39888
◆ ………………………………………………………………[環境学習]
第11回西淀川親子ハゼ釣り大会 開催(9/23)
https://aozora.or.jp/archives/39694
◆ ………………………………………………………………[研修受入]
龍谷大学清水ゼミ 研修 ワークショップ&公害語り部(9/15)
https://aozora.or.jp/archives/39659
追手門学院大学社会学部2年生 研修受入れ(11/11)
https://aozora.or.jp/archives/39839
関西大学社会学部大門ゼミ 研修受入れ(11/27)
https://aozora.or.jp/archives/39899
◆ ………………………………………………………………[文化再生]
みてアート2023~にしよどがアートのまちになる日~11/4-5に開催!
https://miteart.blogspot.com/2023/09/2023114-5.html
野外音楽フェスティバル in 矢倉緑地(11/3)
https://nishiyodoongakusai.blogspot.com/2023/09/113-in.html
ふるさと西淀川PR大使 庄野真代コンサート(11/5)
https://nishiyodoongakusai.blogspot.com/2023/09/115pr.html
◆ ………………………………………………………………[事務局]
【インターン】にしよど無料塾・伊藤孝先生に取材!(8/25)
https://aozora.or.jp/archives/39536
りべら163号(2023年10月号)発行
https://aozora.or.jp/archives/39805
佃中学生が職業体験に来ました(2023/11/9-10)
https://aozora.or.jp/archives/39818
◆ ………………………………………………………………[交流拠点]
あおぞら市、第2、第4水曜日開催中!
https://aozora.or.jp/archives/39720
https://aozora.or.jp/archives/39742
https://aozora.or.jp/archives/39789
https://aozora.or.jp/archives/39832
次回は、12/13に開催予定!!

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3 イベントのお知らせ
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◆ …………………………………………………………………………………[防災]
【参加者募集】にしよど防災ロゲイニング(12/2)
防災の視点で街を見ながら、楽しく西淀川をさんぽしましょう!
日時  2023年12月2日(土)9時半~12時(受付 9時15分~)
集合場所  あおぞらビル3階 会議室(西淀川区千舟1-1-1)
申込み https://forms.gle/tsQATe13pqnzxZC96(まだ申し込めます)

https://aozora.or.jp/archives/39726

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4  各種の募集情報
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◆ …………………………………………………………………………………   [寄付]

あおぞら財団の活動はみなさまからの寄附によって支えられています。
寄附金や賛助会費は税制上の優遇措置の対象になります
みなさまのご支援を心よりお待ちしています。
https://aozora.or.jp/archives/39601
https://aozora.or.jp/aboutkifu
〇オンライン寄付サイト Give One
https://giveone.net/supporter/project_owner.html?owner_id=393
※Give Oneでのご寄付は、すべて寄付金控除等の税制優遇の対象となります。

◆ …………………………………………………………………………………   [交流拠点]
地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中
あおぞらビル1Fのイコバは、会議、ギャラリー、コンサート、
上映会などにご利用いただけます。
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円
https://aozora.or.jp/ikoba

◆ …………………………………………………………………………………   [交流拠点]
【姫里ゲストハウスいこね】公式ページで予約できます。
レンタルスペースとしてもご利用いただけます。
https://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/reservation/

(編集後記)
先日、大阪市漁業組合の方から大阪湾で取れる魚についてお話を聞く機会があり、大阪湾で獲れる魚は変わりつつあるということを教えてもらいました。関西の春の風物詩であった「いかなご」は今ではほとんど獲れない、「しじみ」も獲れなくなっている、その一方で、丸々とした「いわし」が獲れるが東京で高く売られるので大阪の食卓には上がらないといったことなど。気候変動をはじめとする様々な環境の変化が起こって、漁業にも影響を与えているようです。(KT)

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■編集発行
【発行元】公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
【発行日】2023年12月1日
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■賛助会員募集中!
あなたの会費、寄付、ボランティア活動が当財団の活動を支えています。
当財団の目的に賛同してくださる皆さん、ぜひ賛助会員になって下さい。
https://aozora.or.jp/nakama
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■月刊あおぞらについて

あおぞら財団の活動報告やイベントなどの最新情報などを皆様にお伝えすることを目的に、月に一度、情報発信させて頂いています。
本メールは、あおぞら財団の会員、メーリングリストにお申込いただいた方およびあおぞら財団のイベントや研究会などで名刺交換させて頂いた皆様にも送信させていただいております。


「あおぞらEXPRESSの「購読登録」、「購読解除」は下記のページからお申し込みください。
https://aozora.or.jp/yomu/aozora-express

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 事務局 — aozorafoundation 公開日 2023/12/01(金) 13:40

関西大学社会学部大門ゼミ 研修受入れ(11/27)

2023年11月17日、関西大学社会学部大門ゼミの3年生等が15名が西淀川を訪れました。

まずはじめに、タンデム自転車に乗って西淀川のまちでフィールドワークを行いました。現在のまちを見て周り地域そのものを体験することは、地域の歴史や文化を学ぶ上で非常に重要です。語り部さんのお話を聞く際にも、当時と現在の対比が想像しやすくなりますね。

あおぞらビルのすぐ前から大野川緑陰道路に入り、タンデム自転車の乗り方を少し練習してからの出発しました。

はじめにタンデム自転車の乗り方について説明を受けます

初めにタンデム自転車の乗り方について説明を受けます

しっかりとメモをとる学生さんたち

しっかりとメモをとる学生さんたち

大野川緑陰道路の紅葉はちょうど見頃です

大野川緑陰道路の紅葉はちょうど見頃です

大野川緑陰道路を西に進み、終点までいくと目の前が淀川の堤防です。工業地帯、西淀川の住宅地、大阪市中心部のビル群、河口の埋立地などを四方に見渡すことができます。

そこから西島の工業地帯を超えて、国道43号沿いにある大気常時観測局「大和田西交差点局」に向かいました。ここで、かつての国道43号、大気汚染公害裁判、和解後の対策事業についての説明を行いました。

工業地域、住宅地、市街地、埋立地を見渡すことができます

堤防から工業地帯を望む

大気常時観測局の前で、現在の対策を解説

大気常時観測局の前で、現在の対策を解説

あおぞらビルに戻ったあと、まずは西淀川の公害とあおぞら財団の設立について講義が行われました。その後、西淀川公害患者と家族の会の矢根さんと上田さんにお話を聞かせていただきました。

概要の講義

西淀川公害の概要について講義

矢根さんと上田さん

矢根さんと上田さん

矢根さんは生野区の出身で、30代の頃に気管支ぜん息を発症されました。当時は大阪市全域で空が曇っており、多くの人々が大気汚染の被害を受けました。その中でも西淀川区は、認定患者さんが最も多い地域です。
発症当時は(世間一般で)大気汚染公害という認識がなく、「風邪の延長かな?」という程度に感じていたそうです。しかし次第に症状が悪化し、発作で倒れての緊急搬送を3度も経験し、その後は後遺症で手足の痺れが残りまともに働くことができない状況に陥ってしまいました。
通院を繰り返す中で患者さんどうしのつながりが生まれ、「手渡したいのは青い空」の思いに共感し裁判を闘ってこられ、今では語り部をしてくださっています。

上田さんからは汚染者負担の原則や共同不法行為、また大気汚染物質の環境基準についてのお話などをしていただきました。

質疑応答も盛り上がりを見せました

質疑応答も盛り上がりました

お話の後、あおぞら財団付属西淀川・公害と環境資料館「エコミューズ」を見学しました。実際に裁判で使われた資料、公害患者さんの手記、当時の小学生の文集などを閲覧しました。

裁判で使われた資料や公害患者さんの手記などを閲覧しました

裁判で使われた資料や公害患者さんの手記などを閲覧しました

最後に振り返りをおこなって、研修は終了となりました。

学生さんたちからは、「公害は健康被害だけでなく人生そのものに被害を与えるという深刻さが、語り部さんのお話からよくわかった」「上田さんたちが被告企業側と信頼関係を築いたことで和解に至ったというお話を聞いて、相手に寄り添うこと、多角的に見る視点の大切さを知った」といった感想が出ました。

小グループで感想を共有し合いました

小グループで感想を共有し合いました

タンデム自転車に乗って現在の地域を体感し、語り部さんのお話や資料館では歴史を知り、2通りの視点で多くのことを学ぶことができました。とても充実した研修となりました。

タンデム自転車を使ったフィールドワークは、必然的にパートナーとの信頼関係が生まれます。アイスブレークにも最適ですので、研修にお越しの際はぜひご利用ください。

IMG_9114

タンデム自転車を使った西淀川フィールドワーク(「あおぞら財団の研修・教育」のページ)

 (あおぞら財団アルバイト・小松)


あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?

あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。

研修・教育(「あおぞら財団の研修・教育」のページに飛びます)

日中環境問題サロン2023「中国環境NGO活動を聴く」を開催します 12/17(日)

日中環境サロン2023「中国環境NGO活動を聴く」を開催します

2023年12月17日(日)に、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日中両国における公害経験やそれに関連する情報発信・人的交流を行なうことを目的に、日中環境問題サロン2023「中国環境NGO活動を聴く」を開催します。

新型コロナウイルスの影響により、2020年から2022年にかけて3年間はオンラインでサロンを開催してきましたが、今年の入国制限の緩和とマスクの着用が自由になり、コロナの影響はやっとピリオドがつけられ、対面でサロンを開催します。

今回は、西安市未央区環境保全ボランティア協会の名誉会長・劉文化氏、南昌青贛環境交流センターの幹事長・劉丹氏、浙江緑色科学技術文化促進会の副書記長・徐心澳氏が、それぞれがつとめている環境保全活動、中国が直面している環境問題などを紹介して、環友科学技術研究センター長・李力氏と龍谷大学政策学部教授・櫻井次郎氏がコメンテーターをつとめます。

中国の環境問題や環境NGOの活動を学ぶ良い機会ですので、ぜひご参加ください。

■日時:2023年12月17日(日)14:00-17:00(受付13:30~)
Zoomミーティング同時開催

■場所:あおぞらビル3F
大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル3F
JR東西線「御幣島(みてじま)」駅 8a出口スグ
* その他 阪神電車「姫島」駅より徒歩10分
アクセス:https://aozora.or.jp/accesscontact

■主催:あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
■共催:龍谷大学東アジア環境研究会

■参加費:無料

■使用言語:中国語、日本語(逐次通訳、日本語資料有)

■講演プログラム(敬称略)
○14:00-14:10 開催趣旨の説明
あおぞら財団事務局長・藤江徹

○14:10-15:50 中国環境NGO活動発表
①西安市未央区環境保全ボランティア協会名誉会長・劉文化
西安市未央区環境保護ボランティア協会名誉会長、30年以上子ども美術教育に従事しています。

②南昌市青贛環境交流センター幹事長・劉丹
青贛環境交流センターの創立者であり、環境科学技術を用いて環境保全や汚染防止につとめています。

③浙江緑色科学技術文化促進会の副書記長・徐心澳
浙江緑色科学技術文化促進会副書記長、若手環境活動家として気候変動や新エネルギーに関する青少年教育につとめています。

○15:50-16:10 コメンテーター解説
①環友科学技術研究センター長・李力
中国の60以上のNGOの顧問を務め、東アジア環境情報発伝所ネットワークの中国代表。20年以上環境教育に従事しています。

②龍谷大学政策学部教授・櫻井次郎
日中環境問題サロンの呼びかけ人の1人、龍谷大学政策学部環境政策や中国法を専門分野とする教授。長年、日中交流活動に従事しています。

○16:10-16:50 総合討論・質疑応答

○16:50-17:00 閉会挨拶
あおぞら財団事務局長・藤江徹

■参加申込:webmaster@aozora.or.jp

氏名、電話番号、所属を上記メールアドレスまでお知らせください。オンライン参加をご希望の方はその旨お知らせください。いただいた個人情報は本事業の目的以外には使用しません。



日中環境問題サロン2023ブログ用チラシ

 

本事業は「令和5年度大気汚染経験等情報発信業務」(環境省)の一環で実施しています。

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アジア各国では、現在進行形で、様々な公害・環境問題が発生しています。
その中で、自分たちの住み暮らす地域の環境を良くしていこう!と取り組む人々がいます。

あおぞら財団の国際交流活動を通じてつながったアジア各地の環境活動を報告・紹介するページ「アジアの環境活動でつながろう」を新たに作成しました。
それぞれの取組みを知り、学び、つながることで、活動の輪を広げていきましょう。

ぜひご覧ください。

https://aozora.or.jp/kokusai

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Filed under: イベント案内 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2023/11/30(木) 13:35

【ご案内】活動報告&交流セミナー12/2(土):外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成~ 支え合いを豊かさにつなげるまちづくり ~

あおぞら財団では、認定NPO法人日本都市計画家協会 (JSURP)とともに、休眠預金等活用事業を活用し、地域の社会的課題を解決する取り組みを行っています。

暮らし、産業、観光。外国人の活躍は、さまざまな場面で広がっています。
コロナ禍が落ち着きつつある中、みなさんの暮らす社会はコロナ禍前と同様に、あるいはそれ以上に元気になっていますか。これからの地域社会が豊かになるキーワードのひとつは多様性。外国人を含むさまざまな人が活躍し、困ったときには支え合う社会です。
休眠預金制度を活用した本事業では、各地で外国人を支える12の団体を伴走支援し、支え合いを豊かにつなげる持続可能な社会づくり、まちづくりに取り組んでいます。セミナーでは、これらの団体が一堂に会し、取り組みを紹介した上で、参加者の方とも交流しながら、意見交換を行います。

外国人の支援、外国人と一緒に取組むまちづくりに関心のある方、一緒に考えましょう。ぜひ、ご参加ください。

【開催概要】
日時:2023年12月2日(土) 13:00~17:00
開催形式:オンラインとリアルのハイブリッド開催
会場:シティラボ東京(東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン6階)
参加費:無料(交流会に参加の方は1000円 ※現地にて現金支払)
申込:Peatixよりお申込みください
https://peatix.com/event/3762865
(オンライン参加で申し込みされた方は後日URLをご案内します)

【プログラム】
13:00 オープニング
13:15 各団体から報告
テーマ1 相談・支援ニーズ探求系
特定非営利活動法人まなびと、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、一般社団法人 反貧困ネットワーク、特定非営利活動法人北関東医療相談会
テーマ2 しくみづくり重点系
住みまーるOKINAWA、NPO法人多文化フリースクールちば、特定非営利活動法人Oneself、特定非営利活動法人 茨城NPOセンターコモンズ
テーマ3 活動拠点づくり重点系
ワールドフレンズ、特定非営利活動法人ユナイテッドかながわ、特定非営利活動法人アクセプト・インターナショナル、NPO法人Peace&Nature
15:30 意見交換
16:30 クロージング
17:00 交流会

【パネリスト(審査員)】 ※敬称略
佐谷 和江(㈱計画技術研究所/JSURP理事) 、有田 典代(国際文化交流協会) 、野山 広(国立国語研究所)

【主催】
外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成事業共同体
[認定特定非営利活動法人 日本都市計画家協会(JSURP)、公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)]

【協力】
一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)

 

このイベントに関するお問い合わせ先 ⇒⇒⇒
認定特定非営利活動法人 日本都市計画家協会
電話:03-6811-7205
Email: jimukyoku@jsurp.jp
URL: https://jsurp.jp/janpia_houkokukai/
参加申し込み:https://peatix.com/event/3762865

チラシダウンロードはこちら:12.2_JANPIA報告会

 

12.2_JANPIA報告会_page-000112.2_JANPIA報告会_page-0002

Filed under: イベント案内 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2023/11/30(木) 12:14

楽らく呼吸会「呼吸リハビリ」を開催(11/10)

11月10日(金)に楽らく呼吸会を開催しました。
西淀病院のリハビリテーション科の理学療法士の山下さん、作業療法士の穴見さんを講師に「呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定」を行いました。この日は佃中学校の職業体験に来てくれた中学生も一緒に参加してもらい、参加者は全部で12人でした(スタッフ1人、講師2人含む)。

前半は、環境再生保全機構「呼吸リハビリテーションマニュアル」に基づいて、COPDの基礎知識とセルフマネジメント、日常生活を考慮した運動療法、上手な痰の出し方についてお話していただきました。

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呼吸リハビリについてお話を聞きます

 

多くの呼吸器疾患の患者さんは、呼吸困難発作に伴う不安や恐怖を経験しています。「動くと発作が起こるかもしれない」という気持ちから不活動な生活になりがちで、そうなると食欲や体力、筋力が低下をまねき、さらに動作時の息切れや呼吸困難が悪化するという悪循環に陥いることになります。

呼吸リハビリテーションは、この悪循環を断ち切ることができます。呼吸筋ストレッチ体操や散歩など軽い運動を継続したり、呼吸法を習得することで体力、筋力が改善し、楽に動くことができるようになります。呼吸が楽になると、外出の機会が増え、QOL(生活の質)を向上させることができます。

参考:環境再生保全機構:COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者さんのQOL向上のために 呼吸リハビリテーションマニュアル

後半は呼吸筋ストレッチ体操と体力測定です。

呼吸筋ストレッチ体操は、呼吸筋を柔らかくすることで、息苦しさを和らげる体操です。呼吸を行う肺は自らふくらんだり縮んだりすることはできません。肺を取り囲む胸郭を動かす筋肉が「呼吸筋」で、横隔膜が代表的な呼吸筋の一つです。呼吸筋ストレッチ体操を行うと、胸郭可動域が広がるので、空気をしっかり吸えて、しっかり吐けるようになります。

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首周りをほぐします

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背中のストレッチ

最後に、体力測定を行いました。この日に測定したのは、握力と30秒椅子立ち上がりテスト。コロナ禍の間、測定を控えていたため、4年ぶりの測定になりました。この数年で体力がどう変わったのか、みなさん心配していましたが、ほとんどの方が以前より良い結果になっていました。

参加したみなさんからは、「家でも体操をやってみる」「体力測定の結果にほっとした」「参加してよかった」との感想をいただきました。

寒い日が続き、体も強張りがちになってしまいますが、生活の中に無理のない運動を取り入れて、少しでも呼吸をしやすくしてもらえたらと思っています。

(谷内)

 

――――

あおぞら財団では、ぜん息やCOPDを抱えながら苦しむ患者さん同士が日頃の病気の悩みを交流したり、勉強会で学びながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうと、楽らく呼吸会を開催しています。

次回は1/19に開催します。年明けの一回目ですので、みんなで今年の抱負を話しあったり、DVDで動画をみながら呼吸筋ストレッチ体操をしたいと思います。

日時:1/19(金)13:30~15:00
内容:お話会、DVDをみながら呼吸筋ストレッチ体操
会場:グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)

日程  テーマ  場所  講師
 第74回 5/12(金)13:30~15:00(実施済) みんなで歩こう 矢倉公園  矢倉公園  ー
 第75回 7/14(金)13:30~15:00(実施済み) 自己管理、呼吸筋ストレッチ体操  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)オンライン  びわこリハビリテーション専門職大学 教授 千住秀明先生
 第76回  9/8(金)13:30~15:00(実施済み)  栄養について  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室) 西淀病院 管理栄養士
 第77回  11/10(金)13:30~15:00(実施済み)  呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)  西淀病院 理学療法士、作業療法士
 第78回  2024年1/19(金)13:30~15:00  お話会、DVDをみながら呼吸筋ストレッチ体操  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)  ―
 第79回 2024年3/8(金)13:30~15:00  薬について  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室) ファルマプラン 薬剤師

※新型コロナウイルス等の感染状況や都合により変更になることがあります。

【参加費用】 無料
【対  象】・ぜん息やCOPDなどの呼吸器疾患がある方、ご家族の方
・呼吸ケア・リハビリテーションに興味のある方
【申し込み方法】申し込み不要。グリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル3F会議室)に直接お越しください。

2023年度楽らく呼吸会ポスター

過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

お問い合わせはこちら→ TEL.06-6475-8885(あおぞら財団 谷内・鎗山)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2023/11/24(金) 11:52
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