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エコミューズ館長日記 No.3

西淀川公害資料集も今日から第3章に入る。
第3章のテーマは、「地域における生活環境を守る戦い」。
1967年ごろから1972年ごろまで学校の公害が問題となり、新聞で取り上げられ、生徒が作文を書き、先生方が研究活動を展開した。
このような公害に対する急速な関心の高まりは、住民たちにも強い影響を与えたようにも思う。

第3章はこのなかで、1つは社会党系の活動家であった喜多幡龍次郎さんが中心になって展開した「大野川緑地化推進委員会」の活動であり、もう1つは永大石油鉱業の公害問題から「西淀川から公害をなくす市民の会・西淀川公害患者と家族の会(患者会)」の結成に至る動きである。

今日は第1の運動にかかわる資料を見た。
喜多幡龍次郎さんは、自然と交わることが根っから好きだったんだなぁと思った。ドブ川となって西淀川区民を長年にわたって苦しめた運河を埋め立てて、今に続く緑道に転換させた。
その時の記録がほとんど欠かさず寄贈されていたのである。
いやぁびっくりしました。
西淀川公害との戦いの中から緑道ができたと漠然と思っていたのだが、喜多幡さんという人物を得て西淀川区民の願望を現実のものにしたことがありありと再現されるのである。
運動の始まりは1969年5月。
永大産業の公害に反対する住民運動は1969年7月のことであった。この2つの運動の流れがどのような軌跡を描き、相互に絡み合ってきたのか、興味津々となってきた

2024.8.16 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
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#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

8/1(木) 中国の青少年による「善芸プロジェクト」研修受け入れ

あおぞら財団は、国際交流活動を通じて、公害や環境問題の経験を海外に発信することを努めています。

8/1に「Art for Good 善芸プロジェクト」(中国語:善艺计划)の研修を受け入れました。善芸プロジェクトは中国と日本の青少年が、それぞれの国の環境問題を学び、交流を通じて、視野を広げることを目的としており、あおぞら財団と長く付き合いのある環友科学術研究センターのセンター長・李力さんが、今回の活動の呼びかけ人の一人として同行しました。中国側からは浙江省の中学生9人、大人のスタッフ5人が来日し、日本側は、中学生3人、小学生6人が参加しました。

朝9:45、あおぞらビル3階のグリーンルームに善芸プロジェクトのメンバーたちが到着しました。アイスブレイクとして、日中の子が一対一のペアを組んで、善芸プロジェクトの子たちが着ているユニフォームに、日本の子が日本語のあいさつを書きました。

そして、李力さんからの挨拶のあと、あおぞら財団事務局長・藤江が西淀川公害のことについて解説をおこない、当時のようすがわかるビデオを視聴しました。

次に、西淀川公害患者と家族の会からは、須恵佐輿子さん、池永末子さん、事務局長の上田敏幸さんが参加しました。

須恵さんは自分の公害被害、公害病を患った生活の苦しさを子どもたちに伝えました。

お昼ご飯の時間が近づき、二人一組になって、タンデム自転車でくじらカフェに移動しました。子どもたちにとって、初のタンデム自転車の体験でした。

くじらカフェの各部屋で、みんなが楽しくお昼の時間を過ごしました。

美味しいカレーを食べた後、再びタンデム自転車に乗って、大野川緑陰道路を走り、淀川河川敷までサイクリングをしました。この日も暑い日でしたが、みんなで力を合わせて、がんばりました。

 

あおぞらビルに戻り、新たなミッションが出てきました。子どもたちがジャーナリストになり、お互いにインタビューする、というものです。インタビューを通して、お互いの理解を深めました。

あっという間に終了の時間となりました。最後は、本プログラムの認定証の授与が全員に対しておこなわれました。認定証には「あなたは善芸計画青少年中日環境外交プロジェクトに参加しました。このプロジェクトで学んだ外交理念と社会的責任感を、今後の学びと生活に活かし、愛と光を広める使者になってください。あなたは世界で最も希望に満ちた若者です!」と記されていました。日中の子どもたちは環境保全・公害問題というテーマを通して、お互いの国の文化や習慣などを学び、有意義な時間を過ごしました。

(あおぞら財団アルバイト王子常)

 


あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?
あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。
研修・教育(「あおぞら財団の研修・教育」のページに移動します)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 | 環境学習 — aozorafoundation 公開日 2024/08/15(木) 11:24

【インターン】フードマイレージお買い物ゲームをしてきました!(8/8)

8月8日(木)、特定非営利活動法人イー・ビーイングさんと大阪市住吉区にある風の子学童クラブで、フードマイレージお買い物ゲームをしてきました。約17名とフードマイレージについて楽しく学びました。

フードマイレージとは、食べ物の生産地から消費される食卓までの輸送に要した「距離×重さ」を表しています。生産地と食卓の距離が遠くなるほど輸送時に二酸化炭素(CO2)や二酸化窒素(NO2)などの温暖化ガスや大気汚染物質がたくさん排出され、環境に悪影響を及ぼします。

フードマイレージ買い物ゲームで、食材の輸送によるフードマイレージと、日常生活で使う自動車の環境負荷について理解しました。

フードマイレージとは何かを解説しています

グループで晩御飯の献立を決め、予算内で食材を選び、買いに行く場所や移動手段を考えました。ハンバーグやカレーライス、焼き魚などいろいろな献立が並び、好きな食材や金額、美味しそうな食材をみんなで意見を合わせて選びました。

グループごとに献立を考えています

値段を一番に考えて食材を選ぶと輸送距離が長くなるものが多く、フードマイレージが大きくなることがわかり、児童たちも徒歩や自転車で行くことや産地の近い食材を選ぶことで輸送などで排出される二酸化炭素を減らせることが理解できました。環境について新しい言葉を知れて嬉しかった子や、おつかいに行きたくなった子もいました。環境やフードマイレージについて考えてお買い物をしてくれる方が増えてくれると嬉しいです。

 

(あおぞら財団インターン 加嶋)


あおぞら財団 フードマイレージ買い物ゲームについてはこちら。
教材の貸し出しをしています。お気軽にお問い合わせください。
https://www.aozora.or.jp/foodmileage/index.html

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 — aozorafoundation 公開日 2024/08/09(金) 14:22

エコミューズ館長日記 No.2

今日は8月8日。2日前は広島の平和祈念式典、明日は長崎の平和祈念式典。
それぞれ79年の年月を経て、今もって核の脅威から安心がもたらされていない。
公害問題も長い被害の歴史を持っていることを思う。

今日は思いもよらぬ白神加奈子さんの訪問を受けた。
うれしくなって資料集作成の経緯から現状まで話をし、作業が終わっている部分について資料本文を見てもらった。
公害資料館ネットワークの資料部会の在り方に問題提起できたらと考えている、とも説明した。
白神さんが出来上がった資料の本文をご覧になって、よくわかるとおっしゃってくれたので、うれしくなって大きく構えてみたのである。

今日は資料集第2章最後の資料候補であった1970年度の「公害対策研究指定校 研究発表紀要 大阪市立出来島小学校」の報告書をまとめることができた。
原文は横書きだったのを縦書きに改めるために、ミナコさんは四苦八苦してくれた。
ここまでで74ページ分となることが計算できた。予定通りの進行である。
なるほどシンプルな資料集になってきそうな感が強まってきた。

2024.8.8 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
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【防災部】第2回にしよど防災かるた大会開催(8/8)

8月8日に、去年に引き続き「にしよど防災かるた大会」を開催しました❣️
参加者は57名。
保護者やスタッフを合わせると総勢85名にもなり、区役所5階の会議室はとても賑わいました。

かるた大会に58人の子ども達とスタッフ

たくさんの子ども達が参加してくれました

2回目と言う事で、子どもたちも練習を重ねての大会で白熱しました。
2戦目の読み手は西淀川区住みます芸人のスキンケア大学さん。流石に声の通りもテンポも良く会場を盛り上げてくれました。

女の子が5人でかるた10枚ほどを囲む。一人が札に手をのばしている

試合は白熱しました

4人の女の子が一枚の札を取り合う

札を取り合う

頭の上に手をあげる

最後の一枚!

優勝したのは…
なんと!去年と同じ女の子👩
練習を重ね、読み札をほとんど覚えていたので圧倒的勝利でした🏅
今回も札の取り合いで涙した子がいましたが、色んな場面で個々の成長を感じる事が出来き、良い大会になったと思います。
最後はじゃんけん大会でバルーンアートをプレゼント🎈
参加賞を配って終了でした。
子どもたちにとって
夏の良き思い出になると嬉しいです☺️
そして来年も…
きっとありますよ❣️

(にしよど親子防災部 kitty)

開催概要

〇日時:2024年8月6日( 火  )14時~16時
〇場所:西淀川区役所5階会議室
〇対象:西淀川区在住の小学生と保護者
〇内容:「にしよどぼうさいかるた」を用いたかるた大会
〇参加費:無料
〇主催: にしよど親子防災部(事務局 あおぞら財団)
〇共催:西淀川区役所
〇協力 :NPO法人にしよどにこネットNPO法人西淀川子どもセンター、 にしよどおやこ劇場NPO法人くるる、大阪防災企画

にしよどおやこぼうさいかるた

おうちで遊びながら防災を学べる「にしよどおやこぼうさいかるた」。遊びながら西淀川ならではの防災について学び、防災を自分ごととして感じてもらいたい、そして災害が起きた時にみんなの命が助かってほしいという思いがこめられています。

かるたはこちらからダウンロードできますhttps://aozora.or.jp/archives/36301

昨年のかるた大会

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2024/08/08(木) 11:51
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