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» 2012 » 2月

めざせ「緑のタワー」あおぞらビル壁面緑化

めざせ「緑のタワー」あおぞらビル壁面緑化
あおぞら財団が入居する「あおぞらビル」。
1階は2010年12月に地域交流スペースを設けました。
さて、お次はどうしましょうか?
もっと、やわらかく、親しみやすい雰囲気をビル外観で出せたらなあと、壁面緑化をすることにしました。このたび、無事、工事が完了しました。
遠くから見ても目立つようにと、あれや、これやと考えて、「緑のタワー」をめざすことにしました。あわせて、ガレージ側は歩道との段差なくし、枕木入りの芝生にしました。
工事のようすはこんな感じ。
あとは、緑がスクスクと育てば、「緑のタワー」になるはずです。
夏にはどんな姿になっていますでしょうか?どうぞみなさま見守ってください。
このブログで、これだけ紹介したからには、枯らさないようにしなければ。緊張しますね。
壁面緑化の企画、設計などは、CASEまちづくり研究所、(有)和想さんにお世話になりました。ありがとうございます。
壁面緑化にあたっては、大阪市の「建造物緑化等補助金」を受けています。

あおぞら財団が入居する「あおぞらビル」。

1階は2010年12月に地域交流スペース「あおぞらイコバ」を設けました。

さて、お次はどうしましょうか?

以前から、西淀川区で緑を増やしていきたいな、と話していたので、「緑化」をテーマにすることにしました。

もっと、やわらかく、親しみやすい雰囲気をビル外観で出せたらなあと、壁面緑化に決定。

遠くから見ても目立つようにと、あれや、これやと考えて、「緑のタワー」をめざすことにしました。あわせて、ガレージ側は歩道との段差なくし、枕木入りの芝生にしました。

そしてこのたび、無事、工事が完了しました(2012年2月4日)。

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あとは、緑がスクスクと育てば、「緑のタワー」になるはずです。

夏にはどんな姿になっていますでしょうか?緑のカーテンができれば、夏場の省エネにもつながると期待しています。

どうぞみなさま見守ってください。

このブログで、これだけ紹介したからには、枯らさないようにしなければ。緊張しますね。

壁面緑化の企画、設計などは、CASEまちづくり研究所(有)和想さんにお世話になりました。ありがとうございます。

壁面緑化にあたっては、大阪市の「建造物緑化等補助金」を受けています。

記・鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: 地域づくり | Green(環境住宅研究会) | あおぞらイコバ | イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2012/02/27(月) 04:48

「餅つきコミュニケーション」できました(2/25)

「餅つきコミュニケーション」できました(2/25)
「あおぞらイコバで餅つきがしたい」
そんな念願かなって、2月25日(土)、「あおぞらイコバで餅つき大会~ついて、丸めて、みんなで食べよう~」をカフェスロー大阪さんの出店で開催しました。
石臼、杵、その他、もろもろ、すべて持ち込んでいただき、準備開始。
不思議と、つき始める頃には人手がそろい、最終的にはスタッフ含めて17人の参加でした。
「餅つきは何回かやったことある」という人から、「いつも丸める係りです」、「全く初めて」という人まで、さまざまなメンバーが集まりました。経験者のやり方を見よう見まねで、ついたり、丸めたりしながら、どんどんお餅ができていきます。
蒸し具合を見る人、運ぶ人、つく人、丸める人、食べる人、それぞれが、動きながら、あれよあれよと、餅が出来ては、なくなっていくさまがダイナミックでしたね。お皿とお箸をもって、できたそばからお餅を取って、食べていくのですから、こんな贅沢はありませんね。机と椅子を用意していましたが、完全に立食形式。座る間も、お茶を飲む間も惜しいって感じでした。
用意されたトッピングは、大根おろし+ポン酢、ポン酢+菜の花オイル、きなこ、ぜんざい、しょうゆ。どれも、絶妙のおいしさ。
餅米は1回あたり1.6キロを3回蒸して、つきました。
イコバの中で、知らない人どおしで、作業をしながら、食べながら、あちこちで、いろんな会話がおこっていました。「これが餅つきの醍醐味」とカフェスロー大阪のスタッフさんがおっしゃってました。まさに、そうですね。
そして、ベテランおばあちゃんの所作はやっぱりカッコいい。そんな姿を見ながら、周りが動く。これぞ「餅つきコミュニケーション」ですね。
集まっていただいたみなさま、ありがとうございました。
この餅つき大会にNPO地域づくり工房(長野県大町市)の傘木宏夫さんが「菜の花オイル」を寄贈してくださいました。
「お餅に菜の花オイル?」と思われるかもしれませんが、菜の花オイルとポン酢やおしょうゆとの相性がいいのです。今回はポン酢に混ぜていただきました。コクがあって、すばらしくおいしかったです。
菜の花オイルやその他商品については、サイトで紹介されていますので、ぜひ、見てください。
傘木さん、ありがとうございました。
記・鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

「あおぞらイコバで餅つきがしたい」

そんな願いがかなって、2月25日(土)、「あおぞらイコバで餅つき大会~ついて、丸めて、みんなで食べよう~」をカフェスロー大阪さんの出店で開催しました。
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石臼、杵、その他、もろもろ、すべて持ち込んでいただき、準備開始。

不思議と、つき始める頃には人手がそろい、最終的にはスタッフ含めて17人の参加でした。

「餅つきは何回かやったことある」という人から、「いつも丸める係りです」、「全く初めて」という人まで、さまざまなメンバーが集まりました。経験者のやり方を見よう見まねで、ついたり、丸めたりしながら、どんどんお餅ができていきます。
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蒸し具合を見る人、運ぶ人、つく人、丸める人、食べる人、それぞれが、動きながら、あれよあれよと、餅が出来ては、なくなっていくさまがダイナミックでしたね。お皿とお箸をもって、できたそばからお餅を取って、食べていくのですから、こんな贅沢はありませんね。机と椅子を用意していましたが、完全に立食形式。座る間も、お茶を飲む間も惜しいって感じでした。

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用意されたトッピングは、大根おろし+ポン酢、ポン酢+菜の花オイル、きなこ、ぜんざい、しょうゆ。どれも、絶妙のおいしさ。

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P1160708大根おろし+ポン酢

P1160710ポン酢+菜の花オイル

P1160740ぜんざい

餅米は1回あたり1.6キロを3回蒸して、つきました。

イコバの中で、知らない人どおしで、作業をしながら、食べながら、あちこちで、いろんな会話がおこっていました。「これが餅つきの醍醐味」とカフェスロー大阪のスタッフさんがおっしゃってました。まさに、そうですね。

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そして、ベテランおばあちゃんの所作はやっぱりカッコいい。そんな姿を見ながら、周りが動く。これぞ「餅つきコミュニケーション」ですね。

集まっていただいたみなさま、ありがとうございました。

この餅つき大会にNPO地域づくり工房(長野県大町市)の傘木宏夫さんが「菜の花オイル」を寄贈してくださいました。

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「お餅に菜の花オイル?」と思われるかもしれませんが、菜の花オイルとポン酢やおしょうゆとの相性がいいのです。今回はポン酢に混ぜていただきました。コクがあって、すばらしくおいしかったです。

菜の花オイルやその他商品については、サイトで紹介されていますので、ぜひ、見てください。
http://www.omachi.org/nanohana2/pc_index.php

傘木さん、ありがとうございました。

記・鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: あおぞらイコバ | イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2012/02/27(月) 03:05

ノボリが登場!あおぞら野菜市(2/23)

2月23日(木)、カフェスロー大阪さんの出店で、あおぞら野菜市がありました。野菜市のときはいつも晴れだったのですが、本日は初めての雨。でも、もってきていただいた野菜はほぼ完売したそうで、よかったです。
なーんと今日は、ノボリが登場しました。
「あおぞら野菜市」、「ヘルシーお弁当」の2つ。
どうぞ、みなさま、このノボリを目印におこしください。
今回は「焼きいもスイーツ」のマフィン、クッキー、ガトーショコラが並んでおりました。どれもおいしそう!私はクッキーをいただきましたが、サクサクとした歯ごたえの中に、じんわり甘味があっておいしかったです。
今日のオーガニックお弁当もおいしかったです。せっけん教室にボランティアで来てくれた人も、「おいしい、おいしい」といって食べておられました。
(お弁当の写真をいつも撮影するのに、今日は、すぐ食べちゃって、すっかり忘れてました)
次回は3月29日(木)午前11時からです。

2月23日(木)、カフェスロー大阪さんの出店で、あおぞら野菜市がありました。

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なーんと今日は、ノボリが登場しました。

「あおぞら野菜市」、「ヘルシー☆お弁当」の2つ。

どうぞ、みなさま、このノボリを目印におこしください。

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今回は「焼きいもスイーツ」のマフィン、クッキー、ガトーショコラが並んでおりました。どれもおいしそう!私はクッキーをいただきましたが、サクサクとした歯ごたえの中に、じんわり甘味があっておいしかったです。

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今日のオーガニックお弁当もおいしかったです。せっけん教室にボランティアで来てくれた人も、「おいしい、おいしい」といって食べておられました。

(お弁当の写真をいつも撮影するのに、今日は、すぐ食べちゃって、すっかり忘れてました)

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次回は3月29日(木)午前11時からです。

記・鎗山(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: あおぞらイコバ | イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2012/02/23(木) 03:36

環境省職員研修受入【2日目午後】

■2日目午後のプログラム
・森脇君雄理事(西淀川公害患者と家族の会会長)からの公害反対運動のお話
・研修まとめ
・研修発表、感想わかちあい

まずは、西淀川区のみならず全国の公害被害者の運動をけん引してきた森脇君雄理事からのお話です。

2午後森脇

森脇さんからは、7m先がスモッグで見えなかったり、汚れた大野川の様子など、公害がひどかったといった当時の西淀川の話、千北診療所をつくった当時の苦労話、この運動に生涯をかけることを決心するきっかけになった公害病で亡くなった子ども(若者)たちの話などがありました。

2日目午後参加者

参加者からは次のような質問がでました。

(参加者)どうして西淀川は他地域と比べ原告になった数が多いのか。
(森脇)公害病認定の受付を担当しており、来た人に原告になることをすすめた。

(参加者)活動の中心メンバーはどれくらいいたのか。
(森脇)全国では、6-7人のメンバーがいた。公害健康被害補償法をつくるときに当時の環境庁に各地の被害者のリーダーが呼ばれた。そこではじめて全国各地の活動を知り、つながることができた。

(参加者)仕事は何をしていたのか。
(森脇)この運動の事務局。その前は、タクシー運転手、教習所の教官、パン屋などいろいろしていた。

(参加者)リオの地球サミットでは、日本の首相スピーチの前に、被害のアピールをしたことを読んだ。どんな状況だったのか。
(森脇)首相が公害を乗り越えたという話をする予定だったので、被害者の代表として公害は終わっていないということを世界にアピールした。

(小平)

最後は、研修で学んだ事を話し合い、西淀川への提案を考えてもらいます。
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①研修の感想
②西淀川への提案
③自分の仕事に生かせそうな事はなんですか?
とこの2つを考えて、グループごとに共有してもらいました。
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最後に患者さんとあおぞら財団の職員を招いた発表会を行いました。
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感想として「人に圧倒された」という言葉が出てきました。
熱く語る人が多く、周りの人を巻き込んでいく様子に圧倒されたようです。
また、西淀川高校での環境教育に触れて、「環境の仕事を引き継いでくれる人が育っている」と感じたり、
歌島橋交差点を通って「ノドがゴロゴロする」と、現地を見る大切さを知ったとのこと。
また、和解後の国交省が行った環境対策を見て、「ハードよりソフトの対策の大切さ」を知ったと語ってくれました。
もっと、西淀川でやっている事を知ってもらった方がいい!マスコミへのアピールをもっと!という提案も頂きました。
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また、他のチームでは「環境の仕事の原点を確認できた」という言葉が出てきました。
「誰の為の仕事かを意識しながら仕事をしていきたい」とのこと。
「一番のインパクトは患者の声を聞く事が出来た事。インターネットで見ていた事が実感できた。資料だけではわからない。現地に来て心に入っていった」と嬉しい一言も。
事前に、環境再生保全機構の「記録で見る大気汚染と裁判」を読んで予習をしてくれていたけれど、現地に来ないとわからない事が多い事を実感してくれたようです。
あおぞら苑での塚口さんに「環境省の職員に言いたいことは?」と尋ねたところ、「青空がほしい」と即答された事が心を打ったとのこと。
「公害問題が過去の出来事ではない」と知ってもらえたようです。
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この研修が、参加者の皆さんのお仕事をされている中で、困難な場面に立った時にふっと戻っていけるようなモノになっていればいいなぁと思います。(林)

環境省職員研修受入【2日目午前】

■2日目午前のプログラム
1.西淀川公害の概要とあおぞら財団の活動を説明
DVD『西淀川公害裁判をたたかう』『公害経験を語りつぐ』視聴
2.フィールドワーク③ 歌島橋交差点、大野川緑陰道路
3.公害患者さんのお話(岡崎久女さん)
まずは、リバティ大阪(大阪人権博物館)が制作したDVDを視聴し、林からあおぞら財団の活動について紹介しました。
その後、フィールドワークに出かけました。最初の行き先は、あおぞらビルの屋上です。5階建てのビルの屋上からは結構、いろんな場所が見渡せます。歌島橋交差点、大野川緑陰道路、国道2号、区役所、阪神電車、梅田の高層ビル群などなど。それと、マンションが立ち並ぶ区内の様子がわかります。
次はビルの1階であおぞらイコバや、タンデム自転車を見て、大野川緑陰道路に出かけました。自転車と歩行者の専用道路です。昔はドブ川になっていたところを、埋め立てて、今の姿になりました。区民の憩いの場です。
歌島橋交差点に設置された、PM2.5の測定局を確認し、交差点地下を通って、あおぞらビルに戻りました。短時間ですが、ぐるりと回るだけでも大型自動車の多さを実感します。
続けて、西淀川公害患者と家族の会の岡崎久女さんからお話を聞きました。岡崎さんは気管支ぜん息2級の患者さんです。お子さんもぜん息で苦しみました。
・誰しも息を吸わないと生きていけない。息のできない苦しさ、どうにもならない苦しさはどう言ったらいいのかわからない。
・自分の子どもが青白い顔をしていたらすっごくつらい。点滴を受けている姿を見て、「あんなことさせてはいけない」と思った。
参加者とは次のようなやりとりがありました。
(参加者)体がしんどい中、活動していくのは大変だったと思う。その中で、公害に関心のない人がどのようにかかわってきたのか?
(岡崎)生協などで、お母さんたちに訴えたところ、たくさんの署名が集まった。関電前で座り込みをしたときもお母さんたちがいっぱい来てくれた。自分のことをしゃべるのは、恥ずかしいけど、しゃべってて良かったとおもった。必死だった。署名を集めて、裁判に勝たなければならない、勝たなければ、お金も自分たちで払わなければならない。苦しい分、必死だった。
(参加者)自分も咳ぜん息になったので、夜の苦しみがわかる。気持ちが底の方に行って、沈んでしまう。岡崎さんはそのとき、どういうことを考えるのか?
(岡崎)吸入したり、水分をとったり。病気と30年つきあってきて、上手につきあえるようになってきた。でもこうなるまでは不安だった。それに、今も、吸入器は持ち歩いているし、予備をカバンに入れている。
(参加者)他の地域に引っ越すことは考えなかったのか?
(岡崎)考えたことはあるが、引っ越した先に適切な医療機関があるかどうかという問題や、主人の仕事のことがある。そう簡単には引越しはできない。子どもには「僕には、ここがふるさとや」と言われた。だから、ここの空気をきれいにしなきゃいけないと思った。

■2日目午前のプログラム

1.西淀川公害の概要とあおぞら財団の活動を説明
DVD『西淀川公害裁判をたたかう』『公害経験を語りつぐ』視聴
2.フィールドワーク③ 歌島橋交差点、大野川緑陰道路
3.公害患者さんのお話(岡崎久女さん)

まずは、リバティ大阪(大阪人権博物館)が制作したDVDを視聴し、林からあおぞら財団の活動について紹介しました。
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その後、フィールドワークに出かけました。最初の行き先は、あおぞらビルの屋上です。5階建てのビルの屋上からは結構、いろんな場所が見渡せます。歌島橋交差点、大野川緑陰道路、国道2号、区役所、阪神電車、梅田の高層ビル群などなど。それと、マンションが立ち並ぶ区内の様子がわかります。

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次はビルの1階であおぞらイコバや、タンデム自転車を見て、大野川緑陰道路に出かけました。自転車と歩行者の専用道路です。昔はドブ川になっていたところを、埋め立てて、今の姿になりました。区民の憩いの場です。

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歌島橋交差点に設置された、PM2.5の測定局を確認し、交差点地下を通って、あおぞらビルに戻りました。短時間ですが、ぐるりと回るだけでも大型自動車の多さを実感します。

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続けて、西淀川公害患者と家族の会の岡崎久女さんからお話を聞きました。岡崎さんは気管支ぜん息2級の患者さんです。お子さんもぜん息で苦しみました。

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・誰しも息を吸わないと生きていけない。息のできない苦しさ、どうにもならない苦しさはどう言ったらいいのかわからない。

・自分の子どもが青白い顔をしていたらすっごくつらい。点滴を受けている姿を見て、「あんなことさせてはいけない」と思った。

参加者とは次のようなやりとりがありました。

(参加者)体がしんどい中、活動していくのは大変だったと思う。その中で、公害に関心のない人がどのようにかかわってきたのか?

(岡崎)生協などで、お母さんたちに訴えたところ、たくさんの署名が集まった。関電前で座り込みをしたときもお母さんたちがいっぱい来てくれた。自分のことをしゃべるのは、恥ずかしいけど、しゃべってて良かったとおもった。必死だった。署名を集めて、裁判に勝たなければならない、勝たなければ、お金も自分たちで払わなければならない。苦しい分、必死だった。

(参加者)自分も咳ぜん息になったので、夜の苦しみがわかる。気持ちが底の方に行って、沈んでしまう。岡崎さんはそのとき、どういうことを考えるのか?

(岡崎)吸入したり、水分をとったり。病気と30年つきあってきて、上手につきあえるようになってきた。でもこうなるまでは不安だった。それに、今も、吸入器は持ち歩いているし、予備をカバンに入れている。

(参加者)他の地域に引っ越すことは考えなかったのか?

(岡崎)考えたことはあるが、引っ越した先に適切な医療機関があるかどうかという問題や、主人の仕事のことがある。そう簡単には引越しはできない。子どもには「僕には、ここがふるさとや」と言われた。だから、ここの空気をきれいにしなきゃいけないと思った。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012/02/23(木) 12:40
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