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参加者募集!楽らく呼吸会「栄養について」(9/13 13:30~)

9月13日(金)に楽らく呼吸会を開催いたします。

今回のテーマは、「栄養について」です。

今回は、西淀病院の管理栄養士さんをお招きして、栄養についてお話をお聞きします。呼吸器疾患と栄養についてお聞きするほか、暑い中でもしっかり栄養を取るコツ等をお聞きします。最後には、みんなで呼吸筋ストレッチ体操も行います。

ぜひご参加ください。

【開催日時】2024年9月13日(金)13:30~15:00

【参加費用】無料

【講  師】大西哲也さん(西淀病院管理栄養士)

【対  象】・ぜん息やCOPDなどの呼吸器疾患がある方、ご家族の方
・呼吸ケア・リハビリテーションに興味のある方

【開催場所】グリーンルーム(大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号
あおぞらビル3F会議室 あおぞらビルへのアクセスはこちら

【申し込み方法】申し込み不要。グリーンルーム
(大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル3階会議室)に直接お越しください。

【問い合わせ先】あおぞら財団 担当:谷内・鎗山 (Tel) 06-6475-8885、webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

2024年度 今後のスケジュール

日程  テーマ  場所  講師
 第82回  9/13(金)13:30~15:00  栄養について  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)  淀川勤労者厚生協会 管理栄養士
 第83回  11/15(金)13:30~15:00  呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)  西淀病院 理学療法士または作業療法士
 第84回  2025年1/24(金)13:30~15:00  お話会、DVDをみながら呼吸筋ストレッチ体操  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室)  ー
 第85回 2025年3/14(金)13:30~15:00  薬について  グリーンルーム(あおぞらビル3F会議室) ファルマプラン 薬剤師

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過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

お問い合わせはこちら→ TEL.06-6475-8885(あおぞら財団 谷内・鎗山)

Filed under: イベント案内 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2024/08/23(金) 11:14

エコミューズ館長日記 No.4

今日は午後からエコミューズ定例会議、資料勉強会と続いた。
資料勉強会は、アルバイトのミナコさんが、1969年5月以降喜多幡龍次郎さんが中心となって始められた中島大水道・大野川緑陰道路の緑道化に関する資料の紹介を行った。

ということで、21世紀生まれのミナコさんは朝から関係資料の文字の読み方や意味の理解に大わらわだった。
「この文字なんと読むんですかー?」「だいぶ時間をかけてみたのですがわかりません」という悲鳴。

ついつい親切心が湧きおこり、その上知ったかぶりもしたくなって、読み方を教えた。その上、戦後の国語教育の実態など、戦後生まれの人が古文書が読めなくなることについて、ついつい不要な講釈を垂れた。
「これは「区長―喜多幡」と書いているよ。」「あーなるほど!」といった塩梅。
ところでこの「区長―喜多幡」というメモは、勉強会になった時に、喜多幡氏が住民を代表して「大野川埋め立て後の土地利用を、当時の大阪市助役の大島氏に聞き取る予定」と書かれていた会議資料の裏側に記載されていたもので、会議資料の計画性が浮き彫りになるものであった。
「いやぁ、こうしてみると、メモも貴重だなぁ」と驚き、思わずミナコさんを褒めてしまった。

勉強会では、緑道化実現の経過が大きく復元できる多数の資料ファイルに、参加者から驚きの声が上がった。
こうして、大野川緑陰道路の出現の背後には、その中心人物である喜多幡龍次郎と、彼を支える多くの人々の存在があることが分かってきたのである。重大な史実の解明であったと感じた。
この運動と、「永大石油鉱業の公害問題反対運動」→「西淀川から公害をなくす会」→「西淀川公害患者と家族の会」と続いてきた運動とどのように関係していくのだろうか。改めて調査し、それぞれの運動の特質を知っていかねばならないだろう。

 

 

2024.8.19 小田康徳

 

———————–
あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

【ご寄附のお願い】「西淀川公害がわかる資料集」のための寄附を募集しています。どうぞみなさまの寄附でこの活動を支えていただきますようお願いいたします。
■寄附の方法はこちら https://www.aozora.or.jp/ecomuse/contibution_doner

※資料集のウェブ版作成には、(独法)環境再生保全機構地球環境基金助成金を活用しています。

#おもろいわ西淀川
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#エコミューズ
#西淀川公害がわかる資料集

エコミューズ館長日記 No.3

西淀川公害資料集も今日から第3章に入る。
第3章のテーマは、「地域における生活環境を守る戦い」。
1967年ごろから1972年ごろまで学校の公害が問題となり、新聞で取り上げられ、生徒が作文を書き、先生方が研究活動を展開した。
このような公害に対する急速な関心の高まりは、住民たちにも強い影響を与えたようにも思う。

第3章はこのなかで、1つは社会党系の活動家であった喜多幡龍次郎さんが中心になって展開した「大野川緑地化推進委員会」の活動であり、もう1つは永大石油鉱業の公害問題から「西淀川から公害をなくす市民の会・西淀川公害患者と家族の会(患者会)」の結成に至る動きである。

今日は第1の運動にかかわる資料を見た。
喜多幡龍次郎さんは、自然と交わることが根っから好きだったんだなぁと思った。ドブ川となって西淀川区民を長年にわたって苦しめた運河を埋め立てて、今に続く緑道に転換させた。
その時の記録がほとんど欠かさず寄贈されていたのである。
いやぁびっくりしました。
西淀川公害との戦いの中から緑道ができたと漠然と思っていたのだが、喜多幡さんという人物を得て西淀川区民の願望を現実のものにしたことがありありと再現されるのである。
運動の始まりは1969年5月。
永大産業の公害に反対する住民運動は1969年7月のことであった。この2つの運動の流れがどのような軌跡を描き、相互に絡み合ってきたのか、興味津々となってきた

2024.8.16 小田康徳

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あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)では、西淀川公害がわかる資料集を作成しようと、ほぼ毎週、小田康徳館長が来館し、調査作業を進めています。そのようすを「エコミューズ館長日記」にてお届けします。

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8/1(木) 中国の青少年による「善芸プロジェクト」研修受け入れ

あおぞら財団は、国際交流活動を通じて、公害や環境問題の経験を海外に発信することを努めています。

8/1に「Art for Good 善芸プロジェクト」(中国語:善艺计划)の研修を受け入れました。善芸プロジェクトは中国と日本の青少年が、それぞれの国の環境問題を学び、交流を通じて、視野を広げることを目的としており、あおぞら財団と長く付き合いのある環友科学術研究センターのセンター長・李力さんが、今回の活動の呼びかけ人の一人として同行しました。中国側からは浙江省の中学生9人、大人のスタッフ5人が来日し、日本側は、中学生3人、小学生6人が参加しました。

朝9:45、あおぞらビル3階のグリーンルームに善芸プロジェクトのメンバーたちが到着しました。アイスブレイクとして、日中の子が一対一のペアを組んで、善芸プロジェクトの子たちが着ているユニフォームに、日本の子が日本語のあいさつを書きました。

そして、李力さんからの挨拶のあと、あおぞら財団事務局長・藤江が西淀川公害のことについて解説をおこない、当時のようすがわかるビデオを視聴しました。

次に、西淀川公害患者と家族の会からは、須恵佐輿子さん、池永末子さん、事務局長の上田敏幸さんが参加しました。

須恵さんは自分の公害被害、公害病を患った生活の苦しさを子どもたちに伝えました。

お昼ご飯の時間が近づき、二人一組になって、タンデム自転車でくじらカフェに移動しました。子どもたちにとって、初のタンデム自転車の体験でした。

くじらカフェの各部屋で、みんなが楽しくお昼の時間を過ごしました。

美味しいカレーを食べた後、再びタンデム自転車に乗って、大野川緑陰道路を走り、淀川河川敷までサイクリングをしました。この日も暑い日でしたが、みんなで力を合わせて、がんばりました。

 

あおぞらビルに戻り、新たなミッションが出てきました。子どもたちがジャーナリストになり、お互いにインタビューする、というものです。インタビューを通して、お互いの理解を深めました。

あっという間に終了の時間となりました。最後は、本プログラムの認定証の授与が全員に対しておこなわれました。認定証には「あなたは善芸計画青少年中日環境外交プロジェクトに参加しました。このプロジェクトで学んだ外交理念と社会的責任感を、今後の学びと生活に活かし、愛と光を広める使者になってください。あなたは世界で最も希望に満ちた若者です!」と記されていました。日中の子どもたちは環境保全・公害問題というテーマを通して、お互いの国の文化や習慣などを学び、有意義な時間を過ごしました。

(あおぞら財団アルバイト王子常)

 


あおぞら財団では、フィールドワークや公害患者さんの語り部などを取り入れたオーダーメイドの授業、研修を行っています。SDGs達成に向け、パートナーシップで問題解決に取り組んだ大気汚染公害の経験を、現地で学んでみませんか?
あおぞら財団の授業、研修に興味のある方はこちら↓をご覧ください。
研修・教育(「あおぞら財団の研修・教育」のページに移動します)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 | 環境学習 — aozorafoundation 公開日 2024/08/15(木) 11:24

【インターン】フードマイレージお買い物ゲームをしてきました!(8/8)

8月8日(木)、特定非営利活動法人イー・ビーイングさんと大阪市住吉区にある風の子学童クラブで、フードマイレージお買い物ゲームをしてきました。約17名とフードマイレージについて楽しく学びました。

フードマイレージとは、食べ物の生産地から消費される食卓までの輸送に要した「距離×重さ」を表しています。生産地と食卓の距離が遠くなるほど輸送時に二酸化炭素(CO2)や二酸化窒素(NO2)などの温暖化ガスや大気汚染物質がたくさん排出され、環境に悪影響を及ぼします。

フードマイレージ買い物ゲームで、食材の輸送によるフードマイレージと、日常生活で使う自動車の環境負荷について理解しました。

フードマイレージとは何かを解説しています

グループで晩御飯の献立を決め、予算内で食材を選び、買いに行く場所や移動手段を考えました。ハンバーグやカレーライス、焼き魚などいろいろな献立が並び、好きな食材や金額、美味しそうな食材をみんなで意見を合わせて選びました。

グループごとに献立を考えています

値段を一番に考えて食材を選ぶと輸送距離が長くなるものが多く、フードマイレージが大きくなることがわかり、児童たちも徒歩や自転車で行くことや産地の近い食材を選ぶことで輸送などで排出される二酸化炭素を減らせることが理解できました。環境について新しい言葉を知れて嬉しかった子や、おつかいに行きたくなった子もいました。環境やフードマイレージについて考えてお買い物をしてくれる方が増えてくれると嬉しいです。

 

(あおぞら財団インターン 加嶋)


あおぞら財団 フードマイレージ買い物ゲームについてはこちら。
教材の貸し出しをしています。お気軽にお問い合わせください。
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Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 — aozorafoundation 公開日 2024/08/09(金) 02:22
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