
冊子「西淀川で自転車を安全に楽しく乗ろう!」ができました。冊子は一般向け、子ども乗せ自転車向けの2種類です。
西淀川は、自転車で移動しやすい街です。自転車に乗ると、町の移り変わりや人々の営み、大気といったことを五感で感じながら移動できます。そして、自転車は自動車と違って、排気ガスを出さないという強みもあります。
自転車はよいことづくしの乗り物のようですが、自転車が原因で周りが危険にさらされたり、入内な事故が起こったりしています。自転車は車両という意識で、もっと安全に自転車のある生活を楽しんでもらいたい、そんな思いから作りました。
冊子は、あおぞら財団や西淀川区内で配布していますので、ぜひ、手にとってみてください。
※この冊子は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団のECOMO交通バリアフリー研究助成を受けて作成しました。
2018年6月8日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から理学療法士の榎田さんを講師に迎え、呼吸リハビリと体力測定を行いました。参加者は8人でした。
まずは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と自己管理について、前回の内容をダイジェストした形でお話していただきました。
COPDの患者さんには運動が大切ですが、症状によってどのような運動をすればよいのかは異なります。
重症の患者さんは、呼吸法や排痰法といった身体の調子を整える「コンディショニング」が大事です。空気の通りが悪くなった気管支をつぶれにくくする呼吸法「口すぼめ呼吸」がその一つです。
COPDの患者さんの肺は縮まない風船のようにふくらんでおり、横隔膜は押し下げられ、うまく働けなくなっています。そのためCOPDの患者さんの呼吸は、首や胸、背中、おなかの筋肉(=呼吸補助筋)も使って行われています。この無理な呼吸によって起きる筋肉のこりをほぐしリラックスさせるストレッチも「コンディショニング」です。
お話のあとは、呼吸体操を行いました。
口すぼめ呼吸で息を整えた後、肩の上げ下げ、背伸びなどをして呼吸筋のストレッチを行いました。
呼吸筋のストレッチ体操をしています
体操の後は、体力測定。握力と30秒椅子立ち上がりテストを行いました。
握力測定では、どの方もよい数字が出るよう力いっぱい測定器を握りました。講師の榎田先生から「親の仇と思って力を入れてください!」と声がけがありましたが、80歳代の方からは「親は天国にいる」と言われ、「それなら好きな食べ物を取られたと思って!」と声がけが変更されるといった場面もありました。握力測定は、短時間に安全に測定ができること、握力は下肢の筋力と相関関係が高いため全身の筋力の程度を知るための指標として用いることができるそうです(参考:長寿科学振興財団「高齢者の握力測定」)。
30秒椅子立ち上がりテストでは、30秒間に何回椅子から立ち上がりができるのかを測り、下肢筋力を簡便に評価します。このテストでも、みなさん一生懸命椅子の立ち座りをされていました。
体力測定は、運動機能が維持できているかどうかをみるのに最適です。COPDやぜん息患者のみなさんは、息切れがあるため体を動かすのがおっくうになり、身体を動かさないと筋力が弱ってさらに動かなくなり、結果として息切れが強くなるという悪循環に陥りがちです。体力測定をきっかけにして、呼吸体操や運動への意欲を高めてもらえたらと思います。
■楽らく呼吸カレンダー
あおぞら財団では楽らく呼吸カレンダー2018年度版を配布しています。月ごとに、おすすめの呼吸体操やストレッチ、呼吸メモなどを紹介しています。運動の記録もできます。ほしい方は是非あおぞら財団までお問い合わせください。
■次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~
楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。
少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで、楽らく呼吸会にご参加ください!
2018年度の予定はこちらをご覧ください→2018年度の楽らく呼吸会の予定
今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会
本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。
6月7日、6月8日の二日間かけて、佃中学校から2人の中学生が職場体験に来てくれました。
1日目はまず、あおぞら財団のことを知ってもらうために、西淀川公害についてのビデオを観てもらい、どんな活動をしているかを紹介しました。その後は、エクセルでのデータ入力作業や、「資料館だより」発送のための作業のお手伝いをしてもらいました。午後からは、あおぞら財団の運営する姫里ゲストハウスいこねの掃除をしてもらいました。
2日目は、1日目に終わらなかった作業をしてもらいました。午後からは、灘高校の研修受け入れに同行して、研修の記録のための撮影をしてもらいました。一緒に西淀川区内を歩いて、研修の様子がよくわかるよう頑張って写真をたくさん撮ってくれました。(二人の撮影した写真は、灘高校の研修受け入れを報告するブログで使用する予定です。)
最後に職場体験をした中学生の感想を紹介します。
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職業体験1日目は、緊張してコミニケーションはとれなかった。
あおぞら財団やくじらカフェでの仕事は大変だったけど、達成感があって、嬉しかったです。
2日目に高校の研修生が来て、緑陰道路を歩いて、公害のことを学びました。昔、緑陰道路が川だったということを知り、びっくりしました。昔の人たちは、排気ガスを出さないようにいろいろと改ぜんしていた。公害かん者さんの話を聞き、どれだけ深刻か学びました。
2日間でやった仕事は、しんどかったけど、やりがいを感じました。昼休けいの時にごはんを食べ終わって時間が余った時、仕事をしたいなとちょっと思いました。これを将来の夢にいかしたいと思います。(M.A)
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ぼくは2日間あおぞら財団にしょく業体験に行きました。
まずはじめに20分間ぐらいのDVDを見ました。その内容からいろいろな事がわかりました
例えば、40年前空気が汚れていたことです。そのことは驚きました。
次にハンコ押しとパソコンデータ入力をしました。パソコンデータ入力で何回かまちがったけど、きずいてなおしました。その次に、くじらカフェでゲストハウスのそうじをしました。すごくキレイになりました。
2日目にハンコ押しとパソコンデータ入力が残っていたのでしあげました。次に研修生を出迎えました。そのあといろいろな所を回ってあおぞら財団に帰ってきました。帰ってきて、西淀川のよごれた空気をじっさいにけいけんした人の話を聞きました。その人の娘さんは修学旅行に行けなかったり、洗たく物がよごれたり、つらい思いをしたと言っていました。空気をよごすとそんなにまずいんだと知りました。(U.O)
※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。
【祝・滋賀県解禁/2018初夏の琵琶湖タンデム自転車ツアー】
4月にタンデム自転車の一般道の走行が可能となった滋賀県に、6月2日から3日にかけて、大阪でタンデム自転車を楽しむ会のメンバーで、サイクリング(近江八幡〜近江今津、寄り道含め約90km)に行ってきました!
参加者は合計19人。タンデム自転車は7台。あこがれのビワイチ。いつか、琵琶湖の周りを走りたいと、夢見ていたことが現実になりました。
多くのみなさまの支えあってここまでやってきました。今回のツアーにあたっては、滋賀県で活動する環境NPO「五環生活」のメンバーに大変お世話になりました。ありがとうございました。また、行きましょう。
本行事で使用している自転車やヘルメットは、それぞれ次の支援や助成金によって購入させていただいております。
●KHS-T20=FAAVO大阪クラウドファンディング、大阪商工信用金庫「さくら賞」
●KHS-SPORT、ヘルメット=(公財)車両競技公益資金記念財団助成金
※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
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