中国青空新聞vol.7を発行しました。
興味のある方、ご一読いただけると幸いです。
次号もご期待ください。
感想や執筆希望者もお待ちしております。
↓PDF版
中国青空新聞vol.7
↓あおぞら財団の国際交流のページ
http://aozora.or.jp/katsudou/tsunagaru
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本事業は、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、我が国における公害経験やそれに関連する資料・情報を東・東南・南アジア諸国と共有するため、情報発信・人的交流を行なうものです。その一環として、大阪市西淀川地域を主なフィールドとして研修をおこなうことで、日本の大気汚染公害の経験についてミャンマーの環境NGOメンバーに理解してもらい、ミャンマーでの公害・環境問題の解決に役立ててもらうことを目的としています。
1.Win min氏 (Myanmar Centre for Responsible Business)
2.AYE THIHA氏 Vice Chairman (Myanmar Environmental Assessment Association- MEAA)
2月21日(金)
① 講義「西淀川大気汚染公害」
② 公害被害者との交流
③ 環境弁護士との交流
④ 交流会
2月25日(火)
① 講義「日本の公害問題と環境アセスメント」
② ミャンマーと日本の環境サロン ~環境アセスメント制度を巡って~
③ 報告「ミャンマーの環境問題、環境アセスメント」
④ 意見交換(参加者)
2月26日(水)
環境省大臣官房環境影響評価課森田紗世氏・面談
【研修の記録】
⑴ 西淀川公害について研修(2/21)
大阪・西淀川の大気汚染公害の歴史について、当時の映像や写真を交えて説明をおこないました。西淀川大気汚染公害裁判の企業との和解金をもとに設立された、あおおら財団(公益財団法人公害地域再生センター)の設立直後やそれからの活動について説明し、地域再生の取り組みについて講義をおこないました。
大気汚染公害の被害者である公害患者の岡崎久女氏からは、健康被害や生活への影響、これからのまちづくりについての思いについて語られました。
その後、西淀川公害裁判の弁護団の一人であり、あおぞら財団理事業の村松昭夫氏から日本の公害裁判の歴史やその中における西淀川裁判の位置づけについて講義がありました。
⑵ 日本の公害問題と環境アセスメント(2/25)
NPO地域づくり工房代表理事・傘木宏夫氏より日本の公害問題と環境アセスメントについて講義がありました。傘木氏は「日本の公害経験と住民アセス~環境アセスメント制度を生みだした原動力~」と題して住民アセスの歴史、住民アセスの果たしてきた役割、国外での事例などが紹介されました。
そして、WinMin氏、AyeThiha氏からミャンマーでの環境問題や環境アセスメント制度の課題について報告がありました。
その後、名古屋大学教授の夏原由博氏、弁護士の中島宏治氏、村松昭夫氏を交えて意見交換をおこないました。
⑶ 環境省大臣官房環境影響評価課森田紗世氏・面談(2/26)
日本の環境アセスメント制度について、環境省大臣官房環境影響評価課の森田紗世氏から紹介があり、ミャンマーの制度との違いや今後、ミャンマーで環境アセスメントを円滑におこなっていくために、どういったことが必要となるかが話し合われました。
国際協力機構(JICA)中部による廃棄物管理の関する研修の一環で、6名の研修員があおぞら財団に訪問しました。みんさんの出身国はスーダン、タンザニア、ニジェール、リベリア、レソト、南アフリカ共和国です。
この研修を運営しているのは、認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会で、研修は1月16日から約1か月間のプログラムです。
あおぞら財団では「公害防止に関する環境学習プログラムの体験」をテーマに、ワークショップ形式で研修を受けていただきました。
一つ目は、フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」。
あらかじめ用意したさまざまな写真を見て、一人ずつコメントをしてもらいます。それぞれの国のことと重ねながら、公害問題が深刻であった当時の日本の状況をイメージしていただきました。
二つ目は、ロールプレイ「あなたの町で公害がおきたら」。市役所の担当係長、住民、工場の経営者、医者などの役割を参加者が演じながら、自分の住む地域の社会課題をどのように解決していったらよいかを考えます。
約1か月間の研修の中で、ワークショップ形式は、この日の研修のみだそうです。
それぞれの国の事情は違うとは思いますが、いまおこっている問題にいかに取り組むか、また問題がおこらないよう未然にどう防止するか、こうした教材を通して、学習する方法について、知っていただけたならうれしく思います。
みなさま、おつかれさまでした。
鎗山(あおぞら財団スタッフ)
12月19日(木)は、京都市南部クリーンセンターさすてな京都を訪問し、ゴミ処理についてお話を伺いました。
1日目(前半)の研修はこちら↓
http://aozora.or.jp/archives/34183
1日目(後半)の研修はこちら↓
http://aozora.or.jp/archives/34185
日中環境問題サロン2019
第六回「中国環境NGO活動を聴く」
先日、今年度最後となる、日中環境問題サロン2019(第六回)「中国環境NGO活動を聴く」(12/17)を開催しました。
今回も中国から環境NGOの方を8名お招きし、それぞれの団体の活動や、活動を始めるに至った経緯についてお話を伺いました。
■日時:2019年12月17日(火)17:40~20:00 (受付17:30~)
■場所:あおぞら財団ビル3F
■主 催:あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
■プログラム
①夏軍氏 (北京京文法律事務所)
②方応君氏 (蘇州工業園区グリーン江南公衆環境センター)
③呂妍氏 (北京天下渓教育相談センター)
④劉科氏 (湖南省創意環境科技伝播センター)
⑤楊緯和氏 (北京書和路上文化メディア株式会社)
⑥質疑応答・意見交換:李力氏 (北京市朝陽区環友科学技術研究センター)
【講演者・内容】
①夏軍氏 (北京京文法律事務所)
②方応君氏 (蘇州工業園区グリーン江南公衆環境センター)
③呂妍氏 (北京天下渓教育相談センター)
④劉科氏 (湖南省創意環境科技伝播センター)
⑤楊緯和氏 (北京書和路上文化メディア株式会社)
【参加者の感想】
・初めて参加させていただきました。中国語はわからないですが、質問などのやりとりで、中国の環境のとりくみが、少し見れた気がします。TVで、コップ25のニュースが流れていて、早いスピードで、地球単位の環境が崩れているようです。
・前提となる状きょうが良くわかっていないので、理解するのは大変でしたが、丁寧に質問に答えていただきありがとうございました。
・いろいろな話を聞いて、改めて中国の国土の大きさを知りました。さばくに水をまくように、あきらめないで、環境問題にとりくもうと思いました。
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■日中環境問題サロン
2009年から始まり中国の環境問題についてテーマを決めて話し合いたり、中国で活躍する専門家・環境NGOメンバーを迎えて報告してもらうなど、日本と中国で環境問題に関心を持つ人たちで交流する場を設けています。
【第一回】「中国の環境問題を考える~日中環境交流の現場から~」(2017/06/26)終了http://aozora.or.jp/archives/28827
【第二回】「アジアの経済発展と公害・環境問題~参加・訴訟の現在から~」(2017/08/29)終了
【第三回】「中国で活動する環境NGOの現状」(2017/10/27)終了http://aozora.or.jp/archives/29681
【第四回】「中国の公害・環境問題と環境NGOの取り組み」(2018/1/19)終了
http://aozora.or.jp/archives/30140
【第五回】日中環境問題サロン2018(第五回)「中国環境NGO活動を聴く」(2019/1/25) 終了
http://aozora.or.jp/archives/32495