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» 2015 » 5月

【5/24ボランティア募集】 ベーチェット病友の会のタンデム自転車体験会

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

【ボランティア募集】
ベーチェット病友の会のタンデム自転車体験会
■日時=5/24(日)10:00~13:00(集合9:30)
■集合場所=あおぞらビル1F
大阪市西淀川区千舟1-1-1
http://aozora.or.jp/accesscontact
■走行場所=大野川緑陰道路
このイベントをお手伝いしてくださる人を募集しています!
お越しいただける方は、どうぞご連絡ください。

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以下、当会の鈴木会長からのメッセージです。

大タン楽 パイロットサポーターの皆さんへ
おはようございます。大タン楽の鈴木です。いつもお世話になっています。
5月24日(日)ベーチェット病友の会の体験会が大野川緑陰道路であります。私はこの会の会員でもあります。幸い私は軽傷「全盲でも」なので大タン楽でもスポーツや海外にも行くことができましたが、そうでない会員もたくさんおられます。
会員の年齢も高齢化し、スポーツに親しむ機会も少なくなっています。日頃のストレス解消のため、タンデム自転車の体験会は最適だと思います。「パイロットの皆さんんのサポートで風を切る心地よさを体験したいと思います。
パイロットのみなさん!ご協力をお願いします。

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2015/05/21(木) 08:44

2015年度「楽らく呼吸会」年間スケジュールができました!

呼吸ケア・リハビリテーション教室「楽らく呼吸会」を今年度も引き続き実施しています。ぜん息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器疾患を抱える患者さんやそのご家族の方が参加し、毎回いろいろなテーマで学習したりおしゃべりしたりしながら、交流しています。(詳細は、こちら をご覧ください。)
のざと、千北、姫島の各診療所の年間スケジュールと内容が決まりましたので、お知らせします。日程をチェックして、気軽にご参加ください!

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2015年度 楽らく呼吸会スケジュール
【第30回】
4月10日(金)14:00~15:30 のざと診療所 自己管理について(講師:医師)
5月21日(木)14:00~15:30 千北診療所 みんなで歩く(矢倉公園)
5月22日(金)14:30~16:00 姫島診療所 みんなで歩く(矢倉公園)

【第31回】
呼吸リハビリ、自分でできる運動、体力測定(講師:理学療法士)
6月12日(金)14:00~15:30 のざと診療所
7月16日(木)14:00~15:30 千北診療所
7月17日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第32回】
栄養について(講師:栄養士)
8月7日(金)14:00~15:30 のざと診療所
9月17日(木)14:00~15:30 千北診療所
9月18日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第33回】
呼吸リハビリ、自分でできる運動、体力測定(講師:理学療法士)
10月9日(金)14:00~15:30 のざと診療所
11月19日(木)14:00~15:30 千北診療所
11月20日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第34回】
禁煙について(講師:ATB【あかん!たばこ!ぼくめつ!】)
12月11日(金)14:00~15:30 のざと診療所
1月21日(木)14:00~15:30 千北診療所
1月22日(金)14:30~16:00 姫島診療所

【第35回】
薬について(講師:薬剤師)
2月12日(金)14:00~15:30 のざと診療所
3月17日(木)14:00~15:30 千北診療所
3月18日(金)14:30~16:00 姫島診療所

<問い合わせ・連絡先>
あおぞら財団 06-6475-8885(鎗山)
西淀川公害患者と家族の会 06-6475-0790(上田)

(チラシは、こちらをクリック!

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進事業(NPO法人等との協働事業)」の一環として実施しています。

吉田

Filed under: イベント案内 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2015/05/18(月) 03:19

JICA国別研修「中国大気汚染防止法」受け入れ(5/14)

5月13日(水)にあおぞら財団にて、JICA国別研修「中国大気汚染防止法」の受け入れを行いました。今回の受け入れでは、通訳の方2名を合わせ14名の方があおぞら財団へと来て下さいました。

まず西淀川の大気汚染がどのぐらい悪い状態だったのか、SCPブロックを使って体感をしてもらいました。3つの班に分かれ、ブロックを組み立てていきました。SCPブロックとは、時代の違う地図の上に、大気汚染物質(窒素酸化物)の排出量を積み上げていく体験型学習教材です。完成後、ブロックが工場や自動車からのNOxの排出量だったのだと解説を受け、違う班のブロックと見比べて驚いていました。西淀川の場合は、工場の排出から車への排出へと汚染が変化します。その様子を体感してもらいました。

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見比べながらブロックを積み上げていきます。

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協力してSCPブロックを完成させています。

ここの班はとても高くなりました。

ここの班はブロックがとても高くなりました。

このSCPブロックについてはあおぞら財団のホームページの「交通環境学習」で説明やSCPブロックが作られた経緯、SPCブロックについて詳しく書かれている冊子があります。こちらからお気軽にあおぞら財団の方へ連絡をしてください。

 

西淀川の大気汚染の状況や公害患者の病気の状態というのは、現在中国でも起こりつつあることでもあります。研修で来た方々は真剣な様子で説明に聞き入っていました。
西淀川公害裁判の説明に入ると、研修を受けている方から「日本には無過失責任が法律で認められているのに、なぜ裁判が起きているのか分からない。」と言った質問が出ました。そこから、研修を受けている方々の間で解釈をめぐって議論が始まってしまいました。JICA研修であるため、研修中に政府や地方自治体の視点からの日本の法制度や、公害に対する法律を聞いてきた人たちにとって、万能な法律の力で日本の環境は保たれていると聞いてきたのでしょう。しかし、実際には公害患者が運動を行い、裁判や訴訟を起こして法律の整備が追々にされてきました。社会の矛盾点などを知るために必要な研修だったのでしょう。

また、「公害健康被害補償法とは一体どういうものか?」という質問も訪問団の方から出されました。公害憲被害補償法は公害患者さんの救済のための法律であり、企業は汚染負荷量に対してお金を環境再生保全機構に支払います。それを患者への医療費などに使われています。この法律は、汚染物質を減らす役割を持っていましたが、企業にとっては汚染量を減らしたのは、汚染負荷量に対する支払いをしたくないためであり、反省をしていないのではないのか?といった感情が患者の中に募りました。そのために起こしたのが、西淀川公害裁判などの各地で起こされた公害裁判なのだと説明をしました。
次に訪問団からは「なぜ西淀川公害裁判は結果が出るまでに21年もかかったのか?」との質問が出ました。これには西淀川の大気汚染と、工場から排出される汚染物質の量や自動車の排気ガスとの因果関係を証明するのが難しいのだと説明をしていました。今回の研修で受け入れた訪問団の方々は、中国の全人代の方々でした。現在、大気汚染に中国は悩まされているため余計に日本の大気汚染裁判がどういうものであったかに関心があったようです。

 

公害患者の岡崎久女さんと西淀川公害患者と家族の会の上田敏幸さんから、お話をしていただきました。岡崎さんからはご自身や息子さんの病気の症状や、その中での子育てや生活の大変さを話していただきました。上田さんからは法律を作ることの大変さや、法律を作る中でどのように公害患者や患者会が関わってきたのかというお話をしていただいた上で、質問に答えていただきました。

自身の経験を語ってくれる岡崎さん。

自身の経験を語ってくれる岡崎さん。

Q:来月行われる、全国公害被害者総行動に岡崎さんや上田さんが参加する時の費用はどこが負担をするのですか?
A:参加するために使う交通費などは、みんなで費用を出し合って参加をします。西淀川の公害患者からは今年は13人が参加をします。昔は120人ぐらいの人が大阪から全国公害被害者総行動に参加をしていました。
Q:公害被害者総行動という運動は、患者会が患者たちを集めてアポイントメントを財界・被告企業・省庁と取り交渉をするのですか?
A:そうです。交渉をする時には大気汚染であれば、全国の大気汚染公害患者さんたちが集まります。そして省庁たちを相手に交渉するようになっています。
Q:公害被害者総行動は毎年行われているというお話でしたが、毎年いつ頃行われていますか?
A:毎年6月に行っています。6月は政府から環境月間に指定されているので、6月に行います。
Q:西淀川の公害裁判が21年間続いていましたが、岡崎さんはその間に企業から圧力をかけられることなどはありませんでしたか?
A:裁判を起こす上で科学的な汚染物質の数値や情報がなければ、裁判では闘えません。ですが、そういった情報が企業や国側から開示されない状態でした。そのような嫌がらせはありました。情報の公開と、それに市民がアクセスを出来るかどうかが大切ですが、大企業になると隠したがる会社は多くありました。ですが近年は大企業でも大分情報開示をするようになってきました。他にも、公害患者として裁判に立つことで離縁をされたり、子どもの結婚や進学に影響が出ると思い裁判に立たなかった人もいます。また、影響を出るのを恐れて認定を取り消して欲しいと申請した方もいました。ですが、何より一番圧力を感じたものは経団連が公害健康被害補償法などの公害の法律などを変えさせるために国へ圧力をかけていたのが、患者からすると一番の圧力でした。

当時の裁判の話や法律の話を上田さんはしてくださいました。

当時の裁判の話や法律の話を上田さんはしてくださいました。

 

また、今回の研修メンバーの中で、前回のJICA研修に参加した人が3人もおり、その時に高齢者と小さな子どもが並んで吸入器を使っている写真をあおぞら財団で見て衝撃を受け、中国に帰ってから全人代で説明したそうです。その際に作った法律が環境保護法ですが、そのことを書き記した本を今回の研修でご寄贈していただきました。本当にありがとうございます!

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最後に書籍をいただきました。

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こちらがいただいた書籍になります。

 

今回の研修で、中国での大気汚染も重要な課題であることが真剣な表情で聞き入っていた訪問団の方を見ていると分かりました。自分の国ではどうするべきなのかと悩んでいる姿が伺えました。
あおぞら財団の研修が、中国に帰った時に少しでも役に立ってもらえるといいなぁと思っています。

(松ヶ平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015/05/18(月) 10:29

大阪産業大学 西淀川大気汚染公害についての研修受け入れをしました!(5/14)

5月14日に大阪産業大学の3回生15名の研修受け入れをしました。

 

西淀川・公害と環境資料館の見学では、学生さんを2グループに分けて5階の資料館と6階の資料庫の見学を行いました。

6階の資料庫の中ではどのような資料を保存しているのか、どのぐらい前からの資料があるかなどの説明を行っていました。
本来はあおぞらビルの屋上から西淀川の地形や道路について説明をする予定でしたが、残念ながら雨ということで今回はなしということになりました。
5階の資料館では、資料館にかけられているパネルを利用して西淀川公害の概要について説明を行いました。

6階の資料庫で説明を受けています。

6階の資料庫で説明を受けています。

5階ではパネルで西淀川公害について説明を受けています。

5階ではパネルで西淀川公害について説明を受けています。

 

 

2グループが交代をして資料館と資料庫の説明を受けると、次は歌島橋交差点にて大気汚染対策などについての話をしました。
国土交通省が歌島橋交差点の対策として行った話にあたりを見渡し、確認をしながら聞き入っているようでした。

 

歌島橋交差点にて大気汚染対策などの解説を行っています。

歌島橋交差点にて大気汚染対策などの解説を行っています。

 

 

淀川通りを歩いて、エルモ西淀川へ公害患者さんのお話を聞きに行きました。
淀川通りを歩くことで西淀川に中小工場が多く、住工混在の状態であると実感してもらえたと思います。

エルモ西淀川では公害患者の永野千代子さんから、ご自身が体験をされた公害病での体験や公害反対運動の大変さ、裁判や運動でずっと闘ってきたお話などをしていただきました。

今回お話をしていただいた永野千代子さん(画像手前側の方です)

今回お話をしていただいた永野千代子さん(画像手前側の方です)

話を伺った上で3人1グループを組み、お互いに感想や質問を共有しました。

Q:人生の半分以上の時間を、国と闘っているのはすごいことだと思います。永野さんが西淀川に引っ越してきた当時、西淀川の大気の環境が悪いことは知っていましたか?

A:国と長い時間闘ってきたのは、仲間がいたから出来たことだと思います。
もしも一人だった場合は闘えなかったと思います。
西淀川に引っ越してきた当時は空気が悪いことは知りませんでした。
此花区に引っ越す前に住んでいましたが、その時は家の裏に工場がありました。
ですから、空気が汚れているのも家の裏にある工場のせいだと思っていました。
ですが、実家の鹿児島に帰省する時に飛行機に乗ったら大阪の空気の汚さに気付き、大変驚きました。
けれど実際に住んでいる人は空気の汚さには気付かないのだと思います。

Q:汚かった西淀川の空気が「きれいになったな」と思ったことはありますか?

A:その引っ越してきたばかりの当時を思うと、今は空も見えるからきれいになったなと思います。
PM2.5は中国のせいだと言われていますが、実際には日本の排出量は昔と比べても減っていません。
また、二酸化炭素は減ってきてはいますが、未だに環境基準値はクリアしていません。
まだまだ空気をきれいにしてもらわなければならないと思っています。

Q:43号線にはいろいろな対策がされていますが、実際に変化を感じますか?また、43号線の車は減ったと思いますか?

A:43号線には光触媒ハンノウコートやピュア・プランターなどいろいろな対策が43号線では取られています。
国土交通省の方では効果があると言っていますが、実際に効果が本当に出ているかどうかはあまり分かりません。
ですが、交通量に関しては湾岸線が出来ました。
湾岸線はETCを付けることで利用している大型車が目立ち、車の量は減ったのではないかと思っています。

永野さんのお話を聞き入っている学生さんたち。

永野さんのお話を聞き入っている学生さんたち。

最後に学生さんから「最近は問題が起こると苦情を言うことはありますが、実際に行動を起こすことはしていません。公害病で苦しい生活の中で問題を解決するために自分たちで行動を起こしてきたという話を聞き、若い人たちは永野さんや公害患者さん達を見習う必要があるなと思いました。」と感想をいただきました。

永野さんは「今回は反対運動や裁判の話が中心となってしまい、公害患者さんの症状や苦しみの話を出来なかったので理解してもらえているのかがとても不安を感じています。ですが若い人たちが公害に関心をもってもらい、ありがたいと思っています。」とお言葉をいただきました。

 

公害や公害資料館について学んでくれる若い人たちがいることは、次世代にも残していくためにはとても大切なことだと私も思います。
あおぞら財団も関心を持つキッカケの一つになれたらいいなぁと思います。
 

(松ヶ平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015/05/15(金) 04:42

あおぞら財団アンケート調査 第1弾「りべら読者アンケート」

みなさん、機関誌「りべら」、読んで頂いてますか?

 

あおぞら財団は来年2016年9月で設立20年を迎えます。

これから私達が世の中にどのような価値を生み出していくべきかを考えたいと思います。

そこで、あおぞら財団にご支援頂いている皆様から、ご意見を頂戴したくアンケート調査を企画しました。

まず第一弾として、年4回発行している機関誌「りべら」について伺いたいと思います。

これまでの特集、連載企画、活動報告、レイアウト、デザインなどへご意見ください!

なお、ご意見を頂いた皆様の中から抽選で5名様にあおぞら財団オリジナルグッズをプレゼント!

 

ちなみに、すでに6名の方からご意見を頂いてます。

おー、じっくり読んで頂いてて、ありがたいです。

アンケートはこちらから

Filed under: イベント案内 | 事務局 — aozorafoundation 公開日 2015/05/15(金) 04:15
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