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ブログカテゴリー » 環境学習

西淀川図書館でセミが教えてくれること展 開催中

西淀川図書館で、あおぞら財団の企画展
「セミが教えてくれること展」を開催しています。
セミのクイズや、大阪市自然史博物館から借りた、関西のセミの標本等を展示しています。

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今回の見どころは、『世界のセミ』パネルです。
アメリカのバード大学からのインターン生、クリスティーナ・ウェイドさんが、作成しました。
デザインも得意なクリスティーナさん。とても素敵なパネルに仕上げました。
インターネットの英語サイトを調べ、情報を集め、世界のセミの写真と特徴を集めた力作です。
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世界のセミ

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パネルを作成したクリスティーナ・ウェイドさんの感想

I enjoyed creating the top panel World’s Cicada poster. Within the poster readers can learn about a few of the many cicadas found across the globe. There was a lot of information that I learned along with creating the poster. Over all I enjoyed learning about cicadas and creating the poster. I think that everyone else will enjoy the poster as well.

私は展示ケースの一番上の段にかざられた「世界のセミ」というパネルを作りました。パネルの中で色々なセミを学ぶことができます。私はパネルを作る中でたくさんセミの事をまなびました。セミの事を学ぶことも、パネルを作る事も楽しかったです。皆に楽しんでもらえると思います。

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英語ができると、世界中の情報とアクセスできますね。

(小平)

【展示情報】
展示期間:9月27日まで
展示場所:西淀川図書館
開館日:火曜日~金曜日 午前10時~午後7時
土曜日・日曜日・祝・休日 午前10時~午後5時
休館日:月曜日・第3木曜日・蔵書点検期間・年末年始
西淀川図書館のURL:http://www.oml.city.osaka.jp/info/60nishiyodogawa/index.html

学校の先生たちの研究会 視察受け入れ

8月10日(土)に、第52回全国教育科学研究会全国大会・大阪大会の視察を受入をしました。
主に大阪周辺で小学校、高校で教鞭をとられている先生6名が参加しました。

初めにあおぞら財団から、西淀川大気汚染公害についてと、財団の事業、特に環境学習の目的活動についてお話をしました。
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続いて、西口勲先生から、歌島中学校の理科クラブでの調査や、喘息児サマーキャンプといった、公害が深刻だった時代から、現在のあおぞら財団での取組についての報告、

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天野憲一郎先生は、外に出て、大野川緑道道路のフィールドワークです。
緑道の前身、中島大水道についての学習です。
練りに練った発問計画を携え案内をする天野先生。
暑い中でしたが、先生たちは熱心に参加していました。

(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2013年8月13日7:51 PM

ミンミンゼミの成虫を、西淀川で見つけました

8月9日の大野川緑陰道路(エルモ西淀川周辺)で、ミンミンゼミの成虫をみつけた子供がいました。
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また、本日13日、ミンミンゼミの成虫の死がいを、天野先生が2号線歌島橋の上でみつけました。
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裏返したらオスでした。鳴くのはオスだけなので、鳴き袋の有無でわかります。
クマゼミは鳴き袋は鮮やかなオレンジですが、ミンミンは黒なんですね。

セミの鳴き声といえば、「みーんみんみん」というミンミンゼミの鳴き声を連想する人も多いのではないでしょうか。

ミンミンゼミは、日本中に分布しているセミですが、耐熱性に弱く、西日本では涼しい場所(低山や海風が通る樹林など)にみられるということです。

もちろん大阪市内では、とてもめずらしいセミです。
大阪自然史博物館によると、ミンミンゼミは市内ではなきごえは聞こえるそうですが(つまり成虫はいるということ)ぬけがらはみつかっていない(幼虫時は大阪市内ですごさない)ということです。

大阪府下をみると、ミンミンゼミのぬけがらは、低山地でみつかるということでした。

大阪自然史博物館 初宿学芸員によるミンミンゼミ紹介

私も今までミンミンゼミの成虫(なきごえも含めて)に、西淀川で出会ったことがありませんでした。
大発見です。

さて、この2匹のミンミンゼミは、どこで生まれ、育ったものなのか―

ミンミンゼミのぬけがらとアブラゼミのぬけがらはとてもよくにているので、今年のぬけがら調べでみつけたアブラゼミのぬけがらの中にミンミンが混ざっていないか、どうにか鑑定してみたいものです。

ちなみに、ひろったミンミンゼミの死がいは、標本にします。
セミの標本づくりは簡単で、冷凍庫にいれるだけ。
何日か冷凍庫にいれ乾燥させて、完成です。
生きているセミも冷凍庫にいれれば標本になるのですが、無駄に命をとるのはかわいそうですので、ぜひ落ちている死がいでお試し下さい。
ただ、セミの死がいが冷凍庫にあると、家族や職場の人がびっくりしますので、どうぞご注意ください。

(小平)

小学校高学年『環境ウォッチングで提案づくり』

あおぞら財団の活動をもとに作成したESDの視点をいれた環境教育プログラム『環境ウォッチングで提案づくり』が地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)のHPで公開されました。

http://www.geoc.jp/esd/program/detail17#program_download

地域の調査やヒアリングを重ね、提案づくりをする小学校高学年の総合的な学習の時間のプログラムです。
環境省の『持続可能な地域づくりを担う人材育成事業に係るESDの視点を取り入れた環境教育プログラム』事業によるもので、あおぞら財団で作成したプログラムも含め、現在20のプログラムが分野、対象、教科などで検索できるように整備されています。

学校の先生方、ぜひご活用ください。

(小平)

大野川緑陰道路でセミのぬけがら調べ

インターン生の谷口です。
2013年8月9日(金)10:00~15:00に大島橋から
国道43号線の区間の大野川緑陰道路でセミのぬけがら調べを実施しました。

セミのぬけがら調べは、
・生物と環境とそこに棲む生物のつながりを学ぶ場をつくること
・大阪市西淀川区におけるセミの棲息実態の調査
を目的とした取組みであり、1999年から毎年行われています。

今回はスタッフ10人と一般参加者、学童保育所等の団体、
あわせて140人の方が参加してくださいました。

ぬけがら調べは午前と午後の部に分かれて行い、
スタッフが1日の流れや注意事項、セミの見分け方などを
子ども達の前でプレゼンテーションした後、
緑陰道路に出て40分間セミのぬけがらを集めました。

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緊張しながらも一生懸命子供たちに
プレゼンテーションを行うスタッフ。
大阪経済大学ボランティア実習論の学生や、ガールスカウトのリーダーがプレゼンしました。

子ども達も真剣に話を聞いてくれていました。

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そしていよいよセミのぬけがらを集めに緑陰道路へ!!
木の棒や虫捕り網を片手に、木の幹や葉の裏などを
みんなで注意深く探していきます…

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午前中の40分間で737個(クマ708、アブラ20)、午後の40分間で941個(クマ910、アブラ31)、合計で1678個ものセミのぬけがらを見つけることができました!

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なかにはミンミンゼミの成虫を見つけた子供も。ミンミンゼミは大阪市内では大変めずらしいセミです。

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子供たちの感想です。

・くまぜみのぬけがらがいっぱい(みてじま小1ねん)
・きょうクマゼミを17ことりました。アブラゼミは0こでした。(みてじま小1ねん)
・みんなときょうりょくしてせみのぬけがらをいっぱいみつけられた。(のさと小2年)
・みんみんぜみをちょっとさわれてうれしかった。さわるとはねがきもちかった(2年)
・クマゼミのぬけがらがすくなかった。アブラゼミのぬけがらが多かった(みてじま小3年)
・木によってセミやぬけがらの種るいや数がちがかった。(御幣島小4年)
・セミのぬけがら調べでぬかがらが高い所にあると思っていたけど低い所にもけっこういた。予想通り、クマゼミが100個以上あった。(みて島小5年)
・アブラゼミが意外にたくさんとれたからびっくりした。生きているアブラゼミもつかまえられて良かった(歌島小6年)

日差しが強くとても暑い中での作業だったのですが、
元気いっぱいの子ども達のおかげで私自身も楽しみながら
ぬけがら集めをすることができ、とても充実した1日となりました!

今回のセミのぬけがら調べを終えて、
セミの種類によってその地域の環境が分かることに驚いたと同時に
自分が住んでいるまちに興味・関心を持つことの重要さも感じました。

次のセミのぬけがら調べは8月21日ですが、今からとても楽しみです。
まだ参加者も募集していますので、ぜひご参加下さい。
詳しくはコチラ

2013年度インターン生 京都学園大学 谷口祐美

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