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» 2011 » 12月

Green連続サロン「木の勉強会 ~国産材&北米・カナダからの輸入材木編~」を開催しました

あおぞら財団では現在、住まいやまちの変化を読み解きながら、「西淀川らしい環境と住まい方」を考えるGreen(Good renovation for ee(ええ)Nishiyodogawa)プロジェクトの活動を、建築関係の方や地域の方などと一緒に進めています。
今回、家を建てるにあたって、使用する木材が環境に及ぼす影響について考えるために、まずは木材のことを知ろうということで、木材の勉強会を開催しました。
木の勉強会 その①「国産材編」~12/9
日時=12月9日(金)19:00~21:00
場所=あおぞらビル1階・あおぞらイコバ
講師=石橋輝一さん(吉野杉・吉野桧の製材加工販売 吉野中央木材)
中井章太さん(吉野の山守 中神木材)
コーディネーター=山内美陽子さん(空庭)
参加者=18人
講師に石橋輝一さん(吉野杉・吉野桧の製材加工販売 吉野中央木材)と中井章太さん(吉野の山守 中神木材)をお招きして、国産材の置かれている現状や、吉野での林業の特徴、林業が必要な理由などのお話を聞きました。
見せるための木を使う家が減り、木材が市場で売れなくなっていることから、エンドユーザー(家を建てる人)と直接やりとりをする流れが林業の業界の中であるが、それによってエンドユーザーの本当に欲しいものがわかり、適正な価格で売ることができるというメリットもある。今は北欧から輸入される集成材(いくつかの木材を木目を考慮して合わせて作った木材)が国産材に影響を与えていることや、地域によって、気候や地形だけでなく、山の所有形態などの違いから、林業のあり方が各地でさまざまであり、その地域に合った林業をやらなければ、山を守っていくことはできないことや、林が荒れ、木が枯れ腐るとそこから二酸化炭素が発生することなど、環境と林業のつながりについて知ることができました。
「昔からある育林の技術を変えずに次の世代に伝えたい。」
「林業家の中だけでは解決できない問題も多く、他の業種の人と交流し、新しいアイデアをどんどんもらいたい。」
「山を通して、人を育てる」今後の林業を支えたい思いも語ってくれました。
吉野杉・吉野桧の製材加工販売 吉野中央木材 http://www.homarewood.co.jp/
吉野の山守 中神木材 http://purewoods.com/
木の勉強会 その②「北米・カナダからの輸入材木編」
日時=12月12日(月)19:00~21:00
場所=あおぞらビル・3階会議室
講師=宮崎豊さん(カナダツガ)
オブザーバ=佐原謙次さん(村上木材株式会社)、河井豊さん(プレテック株式会社)
コーディネーター=松富謙一さん(CASEまちづくり研究所)
参加者=16人
講師の宮崎豊さんから、「いま、なぜ木造建築か?」をテーマにカナダの木材事情についてお話がありました。冒頭、宮崎さんからは外材を排他することで、国産材を支援したり、補助金を出したりする今の流れは「攘夷主義型」であり、国産材、輸入材ともに広い視野で見ていく必要があるとの問題提起がありました。
カナダは森林認証で世界をリードしており、認証林面積は他国を大きく上回っています。森林が100年後にどうなっているかも含めて管理しているのとこと。森林認証とは、持続可能な森林であると認められた森林地域に与えられる認証です。日本の森林を守るためにも、国産材を使用しようと言われているが、輸入材の良さをいかしながら、適材適所で木材を使っていくのがいいのではないかと、宮崎さんは述べました。
その後、オブザーバーの佐原謙次さん、河井豊さんからコメントをいただきました。
質疑応答の時間では、国産材の保護や二酸化炭素削減のためではなく、日本の林業を再生させるためでもあること、補助金頼みになっているのはよくない、などの意見がありました。また、森林認証については、カナダでは9割が国有地のため、政府の方針で認証がとりやすいという事情がわかりました。それにたいして、日本では吉野のように高い育林技術があるにもかかわらず森林認証がとられていないのは、民有地が多いからではないかといった意見がありました。
カナダツガ http://www.canadatsuga.org/

あおぞら財団では現在、住まいやまちの変化を読み解きながら、「西淀川らしい環境と住まい方」を考えるGreen(Good renovation for ee(ええ)Nishiyodogawa)プロジェクトの活動を、建築関係の方や地域の方などと一緒に進めています。

今回、家を建てるにあたって、使用する木材が環境に及ぼす影響について考えるために、まずは木材のことを知ろうということで、木材の勉強会を開催しました。

木の勉強会 その①「国産材編」

日時=12月9日(金)19:00~21:00
場所=あおぞらビル1階・あおぞらイコバ
講師=石橋輝一さん(吉野杉・吉野桧の製材加工販売 吉野中央木材)
中井章太さん(吉野の山守 中神木材)
コーディネーター=山内美陽子さん(空庭)
参加者=18人

講師に石橋輝一さん(吉野杉・吉野桧の製材加工販売 吉野中央木材)と中井章太さん(吉野の山守 中神木材)をお招きして、国産材の置かれている現状や、吉野での林業の特徴、林業が必要な理由などのお話を聞きました。

P1150022
見せるための木を使う家が減り、木材が市場で売れなくなっていることから、エンドユーザー(家を建てる人)と直接やりとりをする流れが林業の業界の中であるが、それによってエンドユーザーの本当に欲しいものがわかり、適正な価格で売ることができるというメリットもある。今は北欧から輸入される集成材(いくつかの木材を木目を考慮して合わせて作った木材)が国産材に影響を与えていることや、地域によって、気候や地形だけでなく、山の所有形態などの違いから、林業のあり方が各地でさまざまであり、その地域に合った林業をやらなければ、山を守っていくことはできないことや、林が荒れ、木が枯れ腐るとそこから二酸化炭素が発生することなど、環境と林業のつながりについて知ることができました。


「昔からある育林の技術を変えずに次の世代に伝えたい。」
「林業家の中だけでは解決できない問題も多く、他の業種の人と交流し、新しいアイデアをどんどんもらいたい。」

「山を通して、人を育てる」今後の林業を支えたいという熱い思いが伝わってきました。

吉野杉・吉野桧の製材加工販売 吉野中央木材 http://www.homarewood.co.jp/
吉野の山守 中神木材 http://purewoods.com/

木の勉強会 その②「北米・カナダからの輸入材木編」

日時=12月12日(月)19:00~21:00
場所=あおぞらビル・3階会議室
講師=宮崎豊さん(カナダツガ)
オブザーバ=佐原謙次さん(村上木材株式会社)、河井豊さん(プレテック株式会社)
コーディネーター=松富謙一さん(CASEまちづくり研究所)
参加者=16人

講師の宮崎豊さんから、「いま、なぜ木造建築か?」をテーマにカナダの木材事情についてお話がありました。冒頭、宮崎さんからは外材を排他することで、国産材を支援したり、補助金を出したりする今の流れは「攘夷主義型」であり、国産材、輸入材ともに広い視野で見ていく必要があるとの問題提起がありました。

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カナダは森林認証で世界をリードしており、認証林面積は他国を大きく上回っています。森林が100年後にどうなっているかも含めて管理しているのとこと。森林認証とは、持続可能な森林であると認められた森林地域に与えられる認証です。日本の森林を守るためにも、国産材を使用しようと言われているが、輸入材の良さをいかしながら、適材適所で木材を使っていくのがいいのではないかと、宮崎さんは述べました。

その後、オブザーバーの佐原謙次さん、河井豊さんからコメントをいただきました。


質疑応答の時間では、国産材の保護や二酸化炭素削減のためではなく、日本の林業を再生させるためでもあること、補助金頼みになっているのはよくない、などの意見がありました。また、森林認証については、カナダでは9割が国有地のため、政府の方針で認証がとりやすいという事情がわかりました。それにたいして、日本では吉野のように高い育林技術があるにもかかわらず森林認証がとられていないのは、民有地が多いからではないかといった意見がありました。

カナダツガ http://www.canadatsuga.org/

Filed under: 地域づくり | Green(環境住宅研究会) | あおぞらイコバ | イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2011/12/19(月) 09:44

佃連合1-3町会でクリスマスの廃油キャンドルづくり

12月3日(土)、佃連合1-3町会(リバーサイド千舟)で、廃油キャンドルづくりが行われました。
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町会の方の自主的な取り組みです。
20数名で80個程のXmasキャンドルを食廃油で作ったそうです。

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かわいいキャンドルですね。
テーブルの上に置く為に、シールをはったり色をつけたり工夫をしたとのこと。

完成したXmasキャンドルは、参加者が持ち帰ってもらう以外にも、管理事務所前で住民の希望者の住民のみなさんへ配布したそうです。

1-3町会では、今年の春に廃油キャンドルを作成、慰霊キャンドルナイトを行ったのですが、廃油回収と併せて行う事で、より効果的にPRになりますね。

写真提供:佃連合振興町会1-3町会

(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2011/12/19(月) 04:18

空気の汚れしらべ 参加者募集中

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空気の汚れを調べてみよう!
参加者募集
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空気の汚れの原因のひとつは二酸化ちっ素(にさんかちっそ)です。
二酸化ちっ素はカプセルを使って、かんたんに調べることができます。
西淀川の空気のようすをみんなで調べてみませんか。

にちじ:12月27日(火) 10時20分~12時
けっかをしらべる場所:西淀川区民会館(エルモ西淀川)
たいしょう:西淀川区の小学生など
さんかひ:無料
ぼしゅう:100人
もうしこみ方法:①名前、②電話、③電子メール(あれば)、④ファックス、⑤住所、⑥学校名と学年 を事前にあおぞら財団に送る。

■そくてい日(12/27)までにやること
あおぞら財団でそくてい用のカプセルをうけとり、そくてい日までに24時間せっちする。

チラシはこちら→空気調べチラシ

去年の様子はこちら→

■プログラム
公害患者さんの語りべなど、西淀川大気汚染の学習
公害患者さんの語りべ

空気の汚れをそくていします
P1070433

結果を地図にまとめます
地図にまとめる

Filed under: 環境学習 | にしよどがわこどもエコクラブ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2011/12/19(月) 03:15

廃油リサイクルハンドソープラベル 優秀作品展示中

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廃油リサイクルハンドソープラベル 優秀作品展示中

日時:12月18日(月)~27日(火)
平日午前10時~午後5時まで(22日は『キャンドルがナイと!』のため、午後8時まで)
場所:あおぞらイコバ
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西淀川区内で拡がりつつある廃油回収の活動。
普及の為に、佃中学校にご協力頂き、ハンドソープラベルのデザインを募集しました。
佃中学校の3年生121名から応募がありました。

本日12月18日(月)~27日(火)まで、あおぞらイコバで、優秀作品を展示しています。

みなさん、ぜひご来場下さい。

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〈最優秀賞 1点〉
ハンドソープ:最優秀賞(加工)
布施茜音さん
講評:地球儀を描き地域の活動から世界に思いを馳せている点が評価できます。リサイクルハンドソープの意義をうまくイラストで表しています。活動をよく理解した上で、描いたことが伺えます。

〈特別賞 3点〉
・佃連合振興町会賞 柄井直人さん
ハンドソープ:佃連合振興町会賞(加工)
講評:魚のイラストがいきいきしており、とてもうまくかけています。西淀川区が面している海を、取り入れている点も評価できます。

浜田化学賞 遠藤まみさん
ハンドソープ:浜田化学賞(加工)
講評:とても丁寧にかけています。菜の花プロジェクトの理屈をシンプルに絵に表現しています。完成度が高く、このまますぐにラベルとして使えるのではないでしょうか。

・あおぞら財団賞 八木誠太朗さん
ハンドソープ:あおぞら財団賞(加工)
講評:ハンドソープでピカピカに洗った5本の指を家族に見立てるアイディアが面白いですね。絵もユーモラスで色使いも上手です。

入賞作品の他、審査会で評価の高かった作品も展示しています。
P1150453

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最優秀賞の布施茜音さんの作品は、廃油ハンドソープ1000個に印刷され区内で使われる予定です。
*布施さんの作品をもとにできたラベルはコチラ
ハンドソープ優秀作品 バードデザインハウス

*浜田化学の廃油ハンドソープ
ハンドソープ

11月に行われた佃連合振興町会環境衛生部、浜田化学(廃油回収&リサイクル業者)、あおぞら財団での審査の様子。
審査会
力作ぞろいで意見の分かれた審査会、最終的に佃連合振興町会 平田房夫会長にもご意見頂き決定しました。
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(小平)

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 | 環境学習 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2011/12/19(月) 02:44

神戸大学生がエコミューズ見学

2011年12月19日(月)

神戸大学の地理学の学生たちがエコミューズに見学に来ました。(5名)

IMG_7502

ビデオを見てもらったり、パネルの説明をしたり、裁判資料を見てもらったり。

学生からの質問は

「大気汚染以外の公害はあったのですか?」

など、鋭い質問。

感想では

「各地の裁判の主張が少しづつ違う」

「バイクを乗っていて、43号線は大型車が多い。湾岸線に迂回してほしいという表示があったけれど、ロードプライシングのことだったのか」と、現在の問題とのつながりを理解してもらったようでした。

30分と短い時間でしたが、現地に来てもらった意味はあったと思います。神戸大学だったら、大学の授業中に行って帰ってこれるんです! 近いですね。これもエコミューズが駅前という利点があるからですね。

エコミューズをこんな風に気軽に利用していただけるとありがたいです。

学生さんたち、また来てね。(林)

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