あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

» 2012 » 11月

11/9芸術の秋にジャズを聴きにきませんか?JAZZ ICOBA第4弾開催します!

■日時:2012年11月9日(金)19:30~(開場19:00)
≪1stステージ(40分)-休憩(20分)ー2ndステージ(40分)≫

■会場:あおぞらイコバ(あおぞらビル1F)
JR東西線御幣島(みてじま)駅11番出口すぐ
地図・アクセス:http://aozora.or.jp/accesscontact

■チケット予約:1200円 当日:1500円(チケットが売り切れ次第終了)
※飲食物持ち込み可

■アーティスト:THE BIGOOD!
ホームページ http://www5.hp-ez.com/hp/thebigood/page1

来場者から好評だったので、11月にまたTHE BIGOOD!があおぞらイコバに来ます!
ジャズを聴いて、楽しい時間を一緒に過ごしませんか?

■主催/お問合せ・チケット予約・購入
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
tel:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
mail:webmaster@aozora.or.jp
http://aozora.or.jp/

前回の様子→ http://aozora.or.jp/archives/9287

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2012/11/07(水) 03:31

11/4西淀川区佃地区避難訓練を行いました。

■災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!佃地区避難訓練
■日時 2012年 11月4日(日) 9:00~12:00
■場所 新佃公園・佃西小学校(大阪市西淀川区)

11月4日に新佃公園、佃西公園にて、「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう! 佃地区避難訓練」を開催しました。
この避難訓練は、佃地区防災訓練に合わせて実施されました。佃地区防災訓練は、地域の方、防災リーダー、中学生、水防や消防署の方、約400名が参加する大規模なものです。

要援護者支援訓練の参加者は、一般参加者27人、財団スタッフ5人、合計32人でした。要援護者として、西淀川区在住の視覚障害者2人、車いす利用者5人に参加していただきました。

■自宅から新佃公園に避難
「11月某日、午前9:00に大規模地震が発生。津波被害が120分後に到着する」という想定で、自宅から新佃公園まで避難してもらいました。
参加者からは、避難経路について、「駐輪している自転車や段差、地震発生時の上からの落下物の危険性を改めて見ることができた」「大きな地震で高架が落ちてしまったら避難所まで行くことができない」といった意見がありました。

■要援護者搬送訓練
佃地区では、地域独自で「津波避難ビル」を確保しています。その避難ビルのひとつの佃スカイハイツにて、布製担架を使って上下搬送訓練を行いました。
佃地区の地元の方が見守る中、要援護者の方に実際に担架にのってもらって、地域の方が担架を担いでビルの階段を上り下りしました。

上下搬送訓練

上下搬送訓練2

■佃西小学校までの避難
次に、新佃公園から収容避難所に指定されている佃西小学校まで移動しました。
この移動の際には、参加者の明石高専生が怪我をしたという設定で、布製担架にのってもらい、移動しました。普段であれば10分もかからずにいける距離ですが、担架での搬送には20分弱かかりました。

佃地区から小学校へ移動

また、視覚障害者の方と一緒にタンデム自転車で避難しました。タンデム自転車は、視覚障害者や脚力の弱い方であっても乗れる自転車です。避難の際にタンデム自転車が使えれば迅速に移動できます。

タンデム自転車

■佃西小学校の講堂での体験

佃西小学校では、講堂をお借りして、福祉避難室、搬送法の体験を行いました。

■福祉避難室、避難所体験コーナー
講堂に、佃西小学校に備蓄されている災害備蓄用品や、防災グッズなどを体験してもらいました。
佃西小学校には、救助用担架、ワンタッチパーテーション、簡易ベッド、簡易トイレなどが備蓄されています。

簡易ベッド

視覚障がい者の歩行誘導ができる“歩導くん”も体験してもらいました。視覚障害者の方は、避難所内の通路がわからずに困るという話を聞きました。また、白杖が他の避難している方に当たって、トラブルが起きたという話も聞きます。この歩導くんを敷設することができると、視覚障害者の方でも避難所内の通路を認識できるようになります。

歩道くん

他に、自宅で準備できる防災グッズとして、簡易トイレ湯わかしBOX、ライト、既存の帽子にはめこめる簡易ヘルメットなどを見てもらいました。

防災グッズ

また、この福祉避難室にどのようなものが必要なのかを、参加者の方々と考えました。
参加者からは「自閉症の子どもは、パニックで大声を出してしまうおそれがある」、「胃ろうから栄養をとっているため、流動食じゃないと食べられない」「痰の吸入器を使っているが、避難時には持ちだせないかもしれない」といった不安の声が出ました。こうした不安に対して、「一般の方々と支援が必要な方々とは別に『福祉避難室』を設けると安心できるのではないか」、「重度障害者だけでなく高齢者でも流動食は必要な人は多いので、流動食を備えてほしい」、「注射器とチューブで痰の吸入器は代替できるのではないか」といった意見が出てきました。

■搬送法

搬送用担架だけでなく、おんぶひもを使った訓練をしました。このおんぶひもを使えば、要援護者を背負いながらも両手を使うことができます。

おんぶ紐

これらの福祉避難室コーナー、搬送法の訓練は、佃地区避難訓練の参加者の方々にもみていただきました。みなさん関心が高く、熱心に見学されていました。

佃地区の方の見学

■訓練後の感想

最後に、参加者にアンケートを書いてもらいました。参加者からは、「初めての体験で少し緊張していましたが、運んで頂いた人達のおかげでマンションの2Fに着いた時にはリラックスしていました。普段出来ない経験をさせて頂きました」、「もっと多くこのような機会を通じてコミュニケーションの輪を広めていけたらうれしいです」といった感想をいただきました。

今まで、障害者の方が避難訓練に参加するということが行なわれていませんでした。障害当事者や介助者は、災害が起こったら自分たちは生きていけるのだろうか?という不安を抱えています。こういった障害当事者や介助者の切実な意見は、障害当事者や介助者から出されることもあまりありませんでした。

訓練だけで終わらせず、「みんなで助かる!みんなで助ける!」を実現するために、今回の避難訓練で得たことをきちんと行政や自治会、地域の方々にフィードバックしていきたいと考えています。

■おわりに
今回の西淀川区での防災セミナー、及び、避難訓練の実施にあたっては、佃地区の方々をはじめ、区民の方、事業所、区役所、消防署、明石高専、そして要援護者・支援者の方々の協力を得て実現することができました。誠に、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

参考)
↓ 淀川右岸・水防事務組合のHP
http://www.suibo-osaka.or.jp/yodogawa_r/news/news_000276.html

↓ とがきくよさんのブログ
津波防災訓練

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

谷内

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2012/11/07(水) 02:49

リンクを追加しました(11/7)

 リンク集に、新規サイトを二件追加しました。

○富山県立イタイイタイ病資料館
http://itaiitai-dis.jp/
⇔相互リンクです。

○大阪でタンデム自転車を楽しむ会
tandem_03
http://www.tandem-osaka.com/

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2012/11/07(水) 10:46

2012サイクル&エコカーニバルでチャリンコチャンピオン

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

2012サイクル&エコカーニバルでチャリンコチャンピオン
11月4日(日)、宣真高校で開催された2012サイクル&エコカーニバルで、チャリンコチャンピオンを実施しました。
チャリンコチャンピオンとは、交通ルールを知ってもらい、自転車の正しい乗り方を知ってもらおうという催しです。
今回実施した競技内容は・・・
①間隔判断
②スラローム走行
③8の字走行
以上の3つの競技を実施しました。
間隔判断とスラローム走行は、多くの方が難なくクリアしていましたが、
8の字走行は多くの方がペットボトルを倒して、クリアすることができませんでした。
そんな中、今年は15人の人が3つの種目を完全制覇しました。(大人7人、子ども8人)
今年は完全制覇された方には、自転車のヘルメットや、スクイズボトルを進呈しました。
チャリンコチャンピオンでは自転車の交通マナーについてのクイズも行いました。
ここで問題。
自転車が歩道を走る時に気をつけることは?
1 歩行者がいるときはベルを鳴らして知らせる
2 歩行者のじゃまにならないように安全なスピードで走行する
正解は2です。
自転車は車の仲間なので、歩道を走る時には歩く人に気をつけて徐行するようにしましょう。
今回は100人を超える人がチャレンジしてくれました。
去年と違い天候もよく、楽しい時間となりました。
記:相澤

11月4日(日)、宣真高校で開催された2012サイクル&エコカーニバルで、チャリンコチャンピオンを実施しました。

チャリンコチャンピオンとは、交通ルールを知ってもらい、自転車の正しい乗り方を知ってもらおうという催しです。

今回実施した競技内容は・・・

①間隔判断
②スラローム走行
③8の字走行
以上の3つの競技を実施しました。

間隔判断とスラローム走行は、多くの方が難なくクリアしていましたが、
8の字走行は多くの方がペットボトルを倒して、クリアすることができませんでした。

そんな中、今年は15人の人が3つの種目を完全制覇しました。(大人7人、子ども8人)

今年は完全制覇された方には、自転車のヘルメットや、スクイズボトルを進呈しました。
チャリンコチャンピオンでは自転車の交通マナーについてのクイズも行いました。

ここで問題。

自転車が歩道を走る時に気をつけることは?
1 歩行者がいるときはベルを鳴らして知らせる
2 歩行者のじゃまにならないように安全なスピードで走行する

正解は2です。

自転車は車の仲間なので、歩道を走る時には歩く人に気をつけて徐行するようにしましょう。

今回は100人を超える人がチャリンコチャンピオンにチャレンジしてくれました。
去年と違い天候もよく、楽しい時間となりました。

今年はタンデム自転車、ベロタクシーの体験コーナーも隣でありました。
どちらも行列ができるほどの盛況ぶりでした。

あおぞら財団から持っていったタンデム自転車には166人の人が乗ってくれました。

__ 22

記:相澤

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | エコドライブ | 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2012/11/05(月) 06:11

郷土史講演会で西淀川の大気汚染についてお話ししました

2012年11月4日 14:00~15:30
西淀川図書館にて、郷土史講演会「大気汚染と西淀川」のお話をさせていただきました。
エコミューズに所蔵している資料を中心に
大正時代から工業化してきた話と、公害として地盤沈下と水質汚濁、大気汚染があったこと
大阪市の公害特別機動隊がやった大気汚染の対策、
住民の反対運動(大野川の埋め立て、永大石油鉱業の移転など)の成果
西淀川公害裁判の概要
裁判後の大気汚染の状況などをお話ししました。
参加者は10名程度でしたが、中にはなんと姫島小学校の6年生がいました。
「学校で室戸台風の事を習ったよ!」なんて言ってくれていました。
「子どもが3歳のときに公害の認定を受けたんや」
というおじいさんや
「尼崎から淀川までシジミを取りに行った」という方、
「うちは大野にあるけれど、車の振動があって困っている」という方、
細糸紡績の名残の建物写真を見て知っているとうなずいてくれる方、
神崎川や大野川が汚かった、大野川はヘドロやったとその時の記憶を語ってもらい、とても楽しかったです。
では最後に、大野川沿いにあった、歌島の細糸紡績の名残の建物の写真です(現在はないんです)
田中化学実験所2
(林美帆)

« 次のページ前のページ »