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» 2018 » 12月

西淀川区役所「健康体操をしよう!&ミニ講演会」にて、COPD講演と肺年齢チェック(12/24)

西淀川区役所にて、「健康体操をしよう!&ミニ講演会(COPD(慢性閉塞性肺疾患)のおはなし)」が12月22日開催され、あおぞら財団はミニ講演会と肺年齢測定(当日先着20名)を行いました。

日時=2018年12月21日(金)10:00~11:30

場所=西淀川区役所5階会議室

参加人数=20名

最初に、北野病院リハビリテーションセンター技師長/理学療法士の本田憲胤先生からCOPDについての講演です。

本田先生が講演している様子

本田先生から「COPDのお話」

まず、肺の仕組みと理解ということで、肺の構造や呼吸をする仕組み、呼吸に関わる筋肉について話がありました。肺そのものが呼吸をしているのではなく、無意識のうちに脳からの指令で筋肉が収縮して呼吸をしているということ、呼吸に関わる筋肉は、横隔膜、肋間筋、首~肩の筋肉であり、呼吸を楽に行うためにはこれらの呼吸に関わる筋肉のストレッチが重要です。

次に、COPDについて、ぜん息と比較しながら説明がありました。COPDは早期に発見し、自己管理を行うことで、病気になる前と同じような日常生活を送ることができる病気であり、そのためには薬について知ること、健康管理と感染予防、栄養管理の大切さや留意点について解説がありました。

最後に、日常生活での動き方についてお話がありました。基本は背筋を伸ばすこと、「苦しい」を乗り越えて身体を鍛えないようにすること、しっかりと息を吐ききることで新しい空気が肺にたくさん入るという話がなされました。

に~よん体操をする参加者

みんなで元気にに~よん!

講演終了後は、に~よん健康体操が行われました。に~よん健康体操は、西淀川で独自に作られた体操であり、子どもから高齢者まで音楽に合わせて楽しみながら体操を行うというものです。この体操の中には、呼吸を行う際に用いる筋肉のストレッチも含まれています。(参考:に~よん体操

最後に、希望者の方11名に肺年齢測定を行いました。肺年齢測定は、本田先生も一緒に測定しました。ご自身や家族のことで呼吸に不安ある方が何人もおられ、本田先生と相談していました。

COPDは日本国内では530万人もの患者がいると推計されていますが、病院で診断を受けた人はその数パーセントしかおらず、認知度がまだまだ低い状況です。このようなイベントを積み重ねて、COPDの認知度をもっと増やしていくことができたらと考えています。

 

スパイロメーターで肺年齢測定をする本田先生

スパイロメーターで肺年齢測定

 

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)」の一環です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018/12/24(月) 04:55

自転車讃歌の動画

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

英国でインクルーシブサイクリングに取り組むNGO「Wheels for Wellbeing」の自転車讃歌の動画のご紹介。
今話題のクィーンのBicycle Raceの替え歌になってます。
♪Bicycle~
♪Tricycle~
♪Handcycle~
♪I want to ride my bicycle~
いろんな自転車に乗ってる楽しそうな様子&アピールが映し出されています。
ぜひ、ご覧ください。
https://vimeo.com/235095500

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2018/12/22(土) 02:58

月刊 あおぞら 2018年12月号 

あおぞらExpress メール通信Vol.994 発行:あおぞら財団
月刊 あおぞら 2018年12月号
毎月一度お届けします、あおぞら財団の活動報告です

1 今月のトピックス

第6回公害資料館連携フォーラムin東京
公害を伝える取組を学び、各地の公害地域再生の取組を共有することで、公害教育と公害資料館の可能性について議論する公害資料館連携フォーラムを開催しています。12/14~12/16 フィールドワーク以外は当日受付が可能です!
↓↓↓詳しくはコチラ↓↓↓

2 これまでの活動報告

◆……………………………………………………………………[国際交流]
公害のパネル「みんなで力をあわせて」英語ver(12/5)
◆……………………………………………………………………[資料館]
資料館だよりNo.66(2018年11月号)発行(12/10)
◆……………………………………………………………………[事務局]
りべら150号(2018年11月号)発行。特集「居場所づくり」(12/13)
◆……………………………………………………………………[研修]
環境省研修 2日目(2018年10月12日)
◆……………………………………………………………………[事務局]
朝日新聞天声人語に掲載されました(12/13)
◆……………………………………………………………………[環境保健]
肺年齢測定&医療従事者向け呼吸リハ講習会(11/11)
企業健診で肺年齢測定(11/16)
◆……………………………………………………………………[被災支援]
【ご報告】西日本豪雨支援の寄付金が目標金額に達しました!(12/10)
◆……………………………………………………………………[文化再生]
御幣島芸術祭(みてアート)2018(11/1-5)
◆……………………………………………………………………[防災]
にしよど親子防災部勉強会「子どものための心理的応急処置」(12/10)
◆……………………………………………………………………[交流拠点]
あおぞら市の開催(11/14、11/28、12/12)
◆……………………………………………………[いこね&くじらカフェ]
「みてアート2018」に参加!(11/3-4)
本棚が新しくできました(11/19)

3 イベントのお知らせ

◆……………………………………………………………………[環境保健]
医療従事者向け「呼吸ケア・リハビリテーション講習会」
日時:1/27 14:00~17:00
会場:西淀川区役所2階 集団検診室
対象:看護師、薬剤師、保健師、介護職員、理学療法士、作業療法士の方など
内容:「これからはじめるCOPD患者さんへの呼吸ケア・リハビリテーション」
参加費:無料

4  各種の募集情報

◆……………………………………………………………………[資料館]
エコミューズ(西淀川・公害と環境資料館 )活動資金寄附協力のお願い
エコミューズの活動を継続的かつ発展的にすすめていくための活動資金
の募集をしています。
新たな挑戦のために、みなさまのお力添えをお願いいたします。
目標金額:30万円
◆…………………………………………………………………[環境再生]
西淀川あおぞら発電 プロジェクト ~みんなでつくろう!太陽光発電所~
太陽光発電の建設資金に対し寄付・出資者を募集しています。
出資金50万円(1口5万円×10口)と寄附金(1口1000円~)
◆…………………………………………………………………[交流拠点]
【姫里ゲストハウスいこね】楽天トラベルで予約可能に
【姫里ゲストハウスいこね】宿泊研修をいこねで行いませんか?

(編集後記)

今年は、私がお世話になっていた患者さんが2人亡くなられました。お2人とも患者会としての活動を熱心にされていた方です。道路連絡会等での被害の訴えが耳に残っています。お1人は、全国公害被害者総行動の際にJRからタスキを咎められたのに対して「ミスKOUGAIとかのタスキだったらいいんじゃない?」と言って、患者会のみなさんを笑わせていたのが印象に残っています。もうお1人は、私のミスに対して「誰でもミスはする。次からはがんばれ」と慰めてくださったことがあります。お二人とも西淀川公害患者と家族の会を代表するような情に厚い方でした。ご冥福をお祈りいたします。(KT)
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■編集発行
【発行元】公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
【発行日】2018年12月14日
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■賛助会員募集中!
あなたの会費、寄付、ボランティア活動が当財団の活動を支えています。
当財団の目的に賛同してくださる皆さん、ぜひ賛助会員になって下さい。
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■月刊あおぞらについて
あおぞら財団の活動報告やイベントなどの最新情報などを皆様にお伝えすることを目的に、月に一度、情報発信させて頂いています。
本メールは、あおぞら財団の会員、メーリングリストにお申込いただいた方およびあおぞら財団のイベントや研究会などで名刺交換させて頂いた皆様にも送信させていただいております。
「あおぞらEXPRESSの「購読登録」、「購読解除」は下記のページからお申し込みください。

http://aozora.or.jp/yomu/aozora-express

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 事務局 — aozorafoundation 公開日 2018/12/14(金) 02:25

企業健診で肺年齢測定(11/16)

11月16日(水)に、山崎シャーリングの健康診断の中で肺年齢測定を行いました。山崎シャーリングは、西淀川区の中島工業団地にある金属加工などを行っている企業です。測定した方は、全部で44人です。

この肺年齢測定は、企業には喫煙者が多くCOPDの潜在患者が多いのではないかと指摘を受けて実施したものです。また、中島地域は、工業団地ということもあり、西淀川区の中でも大気の汚染がひどい地域であり(ソラダス2016参照)、働いている人の健康にその影響も及ぼしているのではないかと考えられます。

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肺年齢測定の様子

今回は、藤原 耕三氏(倉敷第一病院理学療法士、岡山県呼吸ケア研究会理事)、林田佳一氏(国立病院機構 奈良医療センター理学療法士)(お二人とも環境再生保全機構 呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修修了生)のお二人に協力していただきました。スパイロメーター2台とハイチェッカーを用いて測定しました。

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今回の測定者は、区役所の健診や健康イベントの参加者と違い、喫煙者が多く、20~55歳の若年層の方が多くいました。COPDの疑いが高い方が5人いた他、今のところは数値は正常の範囲だけれどスパイロメーターのフローボリューム曲線を見るとこのままではCOPDになる可能性が高い人が何人かいました。測定に協力してくれた藤原先生、林田先生からは「若年層COPD予備軍の早期発見につながる有効な方法ではないか」との意見をもらいました。企業においても、従業員が健康に働き続けるためにCOPDの啓発・早期発見は重要なことだと思います。

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018/12/14(金) 01:20

肺年齢測定&医療従事者向け呼吸リハ講習会(11/11)

11月11日(日)午前中に西淀川区役所にて健康診断があり、それに合わせて肺年齢測定を行いました。測定した方は全部で42人です。

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ハイチェッカーとスパイロメーターのいずれかで測定しました

今回は、椿 和人氏(東大阪病院理学療法士)、山下 和樹氏(西宮市立中央病院理学療法士)(お二人とも環境再生保全機構 呼吸ケア・リハビリテーション指導者養成研修修了生)に協力していただきました。あおぞら財団では、昨年度末からスパイロメーターを導入していますが、簡易にしか測定できないハイチェッカーと異なり、呼吸の状態をかなり正確に測定できるようになりました。そのため、ハイチェッカーで悪い結果が出た人でも、スパイロメーターで測定すると、病気ではないという結果が出たりします。また、スパイロメーターで測定してCOPDの疑いがある人などは、早期の受診を強くおすすめすることができます。正確に測定することで、より無駄が少なく、COPDの啓発・早期受診をすすめることができるようになりました。
2018年度の肺年齢測定の予定はこちら
次は、2019年1月27日(日)、2月23日(土)に、区役所のがん検診に合わせて行います。無料で測定できますので、ぜひ受けにきてください。


同日の午後からは、同じ西淀川区役所にて、医療従事者向け「呼吸ケア・リハビリテーション講習会」を行いました。講師は、午前中に引き続き、椿先生と山下先生のお二人です。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師といった職種の方、全部で19人が参加されました。講習会のテーマは、「COPDと呼吸リハビリテーションの評価~少し踏み込んだ評価について~」です。
最初に、椿先生から座学での講義がありました。

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COPDとはどんな病気なのかについてお話を聞いた後、呼吸器におけるフィジカルアセスメントについて学びました。
フィジカルアセスメントとは、「患者の状態や兆候から情報を収集し、必要に応じて視診・触診・聴診・打診を行い、患者の状態を判断すること」です。視る、触る、聴く、指で打つことによって、患者さんの様子を把握するもので、患者さんの負担も小さく、またリアルタイムに呼吸状態を把握できます。
異常な状態である「シーソー呼吸(胸が上がると腹が下がり、胸が下がると腹が上がる呼吸の状態)」や「フーバー徴候(吸気時肋間腔が陥凹する状態)」といった呼吸の状態を、わかりやすい動画で見せてもらいました。

座学の後に、フィジカルアセスメントの実技を行いました。2~3人ずつのグループに分かれて、交代でアセスメントを行う側、受ける側を行いました。視診・触診・聴診・打診をそれぞれ行いましたが、受講者の方がわかりにくそうにしている場合には、先生が実際にやって見せながらアドバイスを行っていました。

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参加者のアンケートでは、講習会の感想に対しては「参考になった」が85%、「やや参考になた」が14%という結果になりました。また、「聴診の時の聴き取れる音が正常なのかの判断の基準と合っているのが考える材料になりました」、「今までの実技とまた違い、打診や触診等、技術を教わることができ、とても勉強になりました」と仕事に役立つ知識、技術を学んでいただけました。

呼吸ケア・リハビリテーションは、酸素吸入や薬物療法などの外的な治療とは異なり、患者さんの体を内側から改善していく方法です。今回の講習会で学んだ医療従事者、福祉従事者の方々が、仕事の中で呼吸ケア・リハビリテーションを実践し、患者さんの呼吸のしづらさが改善され、自分らしく充実した生活を送れるようになることを祈っています。

– – – – –

次回は、1月27日(日)に行います。参加者はまだまだ募集中です。座学と実技を組み合わせたわかりやすい講座です。現場ですぐに使える知識や技能を学べます。

http://aozora.or.jp/archives/29586

■日時:1月27日(日) 14:00~17:00(受付13:30~)

■テーマ「これからはじめるCOPD患者さんへの呼吸ケア・リハビリテーション」

■講師 藤原 耕三氏(倉敷第一病院理学療法士、岡山県呼吸ケア研究会理事)、太田 信也氏(済生会吹田病院理学療法士)

■会場:西淀川区役所2階 集団検診室(大阪市西淀川区御幣島1-2-10) JR東西線「御幣島(みてじま)」駅 1番出口 すぐ
http://www.city.osaka.lg.jp/nishiyodogawa/page/0000029225.html

■対象:看護師、薬剤師、保健師、介護職員、理学療法士、作業療法士の方など

■定員:30名(定員になり次第締め切ります。下記に必要事項を記載しお申し込みください)

■参加費:無料

■持ち物:バスタオル、聴診器(お持ちでない人にはお貸しします)※実技がありますので、動きやすい服装でおこしください。

日ごろCOPD患者に接する機会のある理学療法士や作業療法士はじめ、保健師や看護師やヘルパーさんたちにお勧めの講習会です。ぜひ、呼吸ケア・リハを仕事に取り入れてみたい方、興味がある方はお越しください。また、周囲に関心がありそうな方がいたらおすすめください!

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これまでの医療従事者向け呼吸ケアリハビリ講習会の様子はコチラをご覧ください→http://aozora.or.jp/katsudou/ikigai/medical-worker →http://aozora.or.jp/archives/category/kankyohoken

協力:西淀川区役所本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2018/12/14(金) 11:26
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