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» 2021 » 8月

太陽の光で一年間発電してくれました!(2020年分)

太陽の光で一年間発電してくれました!

~西淀川あおぞら発電プロジェクト~

タイトル2021

あおぞら財団では、「環境再生のまち」を目指して、大阪市西淀川区の未利用空間を活用して太陽光発電設備を設置する「西淀川あおぞら発電プロジェクト」を実施し、再生可能エネルギーによるエネルギーの地産地消をすすめています。

その一環として、2019年1月に、社会福祉法人あゆみ福祉会の協力の下、看護小規模多機能型居宅介護施設「ソラエ」の屋上をお借りし、設備容量5.5kWの太陽光発電を設置しました。

2019年に続いて、2020年1月から12月まで太陽の光を浴びたソーラーパネルは毎日休まず発電してくれたので、総発電量は、6,951kWh(2019年は6,705kWh)となりました。これらの電気は全て同施設にて使用しました。この総発電量を電力会社が発電した場合は2,210kg-CO2の二酸化炭素が排出されます。※1これは158本の杉の木(50年杉で高さが20~30m)が1年間に吸収・固定する二酸化炭素の量に相当※2します。

発電実績グラフ

本設備設置にあたり、寄付や建設協力金をいただいた皆様、ご協力、誠にありがとうございました。引き続き、同施設を通じて、太陽の恵みを地産地消のエネルギーとして活かし、また、本施設を再生可能エネルギーの学びの場としていきます。
2021年8月

※1 2019年度のCO2 排出係数(関西電力)0.318㎏‐CO2/kWhを参照
※2 出典・林野庁 杉一本で平均14㎏/年のCO2を吸収・固定するとして試算

協力団体
ECOまちネットワークよどがわ
自然エネルギー市民の会

「大阪府地域環境活動を広げる府民共同発電事業」
http://www.pref.osaka.lg.jp/eneseisaku/fumin-kyodo/index.html

過去のブログはコチラ
http://aozora.or.jp/archives/31948
http://aozora.or.jp/archives/34509

Filed under: にしよどnote | イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2021/08/31(火) 04:58

【インターン】アートイベントの準備に参加してきました!

初めまして。

インターン生の板倉です。

 

今日(8/29)は9/2~6に西淀川アートターミナル(もと歌島橋バスターミナル)で開催される「宙のように、おおきな」をテーマとした企画展の準備が行われました。

 

様々なジャンルのアーティストの方々の作品についてお話を聞かせていただき、私も企画展がとても楽しみです。

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(画像左から時計回りに)村岡亮 「TOWER OF DISCOPIA/VIMANA」、生西悦子 「mignonne Ⅱ」、

横岑竜之 「HappyMonster♡」

 

画像にあるアート作品は全体の一部です。この他にも、使われなくなったグランドピアノに絵の具で装飾し、ストリートピアノとして生まれ変わったものや、ハンモックの形と機能を活かした作品展示もあり、見どころがたくさんです。

 

「HappyMonster♡」の作品を手掛けた横岑さんは明石家さんまさんにデザイナーの作品を買い取ってもらい、プロデュースしてもらうというTVの企画にも出演されたことのある方だそうです。(画像右)

 

アートに対する情熱を感じ、アートに携わることの幸せをかみしめながら作業に取り組むアーティストの方々はとても輝いていました…!

 

ご都合の合う方は感染対策を徹底したうえで、是非アーティストの方々の作品を見にお越しください。(ご都合の悪い方にはオンライン配信も予定しております。)コロナ禍で憂鬱になっていた気持ちを晴らすことができるかもしれませんよ。

 

記:インターン生・板倉

 

宙のように、おおきな│NISHIYODOGAWA ART TERMINAL (nishiyodo-art.com)

※あおぞら財団は「みてアート実行委員会」、「西淀川アートターミナル運営会議」の事務局です。
みてアート・御幣島芸術祭:https://miteart.blogspot.com
西淀川アートターミナル:https://nishiyodo-art.com
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

Filed under: 地域づくり | みてアート | イベント案内 | 事務局 | インターン生 — aozorafoundation 公開日 2021/08/29(日) 05:49

8/28(土)朝8時半 円尾敦子さん東京パラリンピック・トライアスロン出場

※あおぞら財団のインターン生(大学生)が東京パラリンピックのトライアスロンに出場する円尾敦子さんや競技について調べたことをレポートいたします。

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東京オリンピックが終わり、次に東京パラリンピックが8月24日から9月5日にかけて行われます。今回紹介したい競技は「トライアスロン」です。

トライアスロンが正式競技として認められたのはオリンピックでは2000年のシドニー大会、パラリンピックでは2016年のリオデジャネイロ大会とつい最近の出来事です。トライアスロンはスイム・バイク・ランという3つの種目を同時に行い、合計のタイムを競う競技です。

パラリンピックでは障がいの内容や程度により6クラスに分かれます。PTWC(座位クラス:車いすの使用など)、PT2-5(立位クラス:義足の使用など、4つのクラスがある)、PTVI(視覚障害クラス:ガイドが伴う)とあり、競技内容やルールが少し異なります。
※競技人口が少ないクラスは他のクラスで出場するなど調整しています。

見どころとしては、ハンドサイクルやタンデム自転車などが登場するところや、ガイドやハンドラー(サポーター)とのコンビネーション、タイムに含まれるトランジション(スイムからバイク、バイクからランと種目が移り替わる過程)の時間をどれぐらい短縮できるかの工夫などがあげられます。モノの使いこなしや、人との連携がパラリンピックでは重要となります。

トライアスロンは28~29日、「お台場海浜公園」にて行われます。
28日の朝8時30分頃から女子PTVIに出場する円尾敦子さんは今回2度目のパラリンピックになります(当時は旧姓:山田)。リオデジャネイロ大会では9位と惜しくも入賞を逃してしまったため、6位入賞を目指しています。(円尾さんは「あおぞら財団」と「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」と関わりがあるよ)
パラトライアスロンの日程等詳しくはこちら
https://2020.yahoo.co.jp/event/ptr

円尾さんはガイドの菊池日出子さんとともに出場します。タンデム自転車を使用されるのですが、そのスピードに注目していただきたいです。(タンデム自転車だと時速80キロも出るのだとか…。)

円尾さんは先天性白内障によって左目を失明しました。社会人として働いていたところ、弟さんが心の病気になってしまいます。マラソンが大好きな弟さんのために東京マラソンを一緒に走ろうと誘ったことで円尾さんのトライアスロン人生が始まりました。以後、アジア選手権など数々の大会に出場しています。(本気で書くとワード5枚分になっちゃうので詳細は円尾さんのオフィシャルサイトなどで確認してください!→ 円尾敦子オフィシャルWEBサイト http://eye-love-tri.com/

円尾さんはコロナウイルスの流行によって、練習もできず、大会が開催されないなど厳しい状況が続きながらも、多くの人の支えによって乗り越えてきました。しかし、パラリンピックの選考から外れてしまいました。そのため、パラリンピック出場はあきらめていたのですが、最後の追加枠によって出場が決まりました。

28日の朝8時半頃からと少し早い時間からですが、ぜひ円尾さんを応援しましょう!

(おまけ)
円尾さんを調べていくうちにキイロイトリ(リラックマのキャラクター)が好きなことが分かり(私も大好きです!)うれしくなりました。

記:インターン生・中野

Filed under: イベント案内 | 事務局 | インターン生 | 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2021/08/27(金) 03:08

【防災部】ポリ袋を使った防災クッキング!

※あおぞら財団はにしよど親子防災部の事務局をしています。

あおぞら財団に研究のために見学に来ている王子常さん(龍谷大学大学院)が、にしよど親子防災部の防災クッキングに参加し、その報告を書いてくれました。
王さんによると、中国では、個人で行う防災活動はあまり活発ではなく、防災は国が行うべきものという意識が強いそうです。王さんは今回の防災クッキングをとても興味深く感じてくれたようです。

—-
2021.08.05(木)、相変わらず平和かつ賑やかな日に、災害など非常時でも温かい料理を食べられるようにするために、あおぞらイコバで防災クッキングが行われました。新型コロナ感染症の非常事態宣言が発令されたため、今回の防災クッキングはZOOMを通して開催することになりました。あおぞらイコバの現場にいる5人のほか、にしよど親子防災部+αの9人はZOOMの向こうで参加してもらいました。
今回の講師は、防災料理の達人であり、あべの親子防災部の益田紗希子親子です。益田さんは自分が作った防災レシピやコツをシェアしてくださり、防災料理を一緒に作りました。

防災クッキング講師の益田さん親子

講師の益田さん親子。zoomを使って防災クッキング勉強会をしました!

まずは料理する必要な道具、カセットコンロ、ポリ袋及び深い鍋を紹介してくれました。特に、食品を入れるポリ袋は、長時間ゆでるに堪えられる高密度ポリエチレン袋でなければならないと、益田さんが注意してくれました。

防災クッキングの準備物

防災クッキングの準備物。アイラップは耐熱性のポリ袋です。

ポリ袋に入れたお米と水

ポリ袋にお米と水を入れます。空気を入れないようにして、袋をねじって結ぶのが上手に作るコツです。

 

お米を水に30分浸透させる間、潰した寒天とジュースを一緒に耐熱袋でゆでました。災害時には野菜がうまくとれないので、胃腸の状態が良くない可能性が高い。寒天は便秘改善の効果があり、寒天ジュースゼリーは胃腸に良いものと、益田さんが紹介してくれました。今回は固形の寒天を使いましたが、粒状になっているものを使えばもっと簡単に溶けるとのことです。

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手前にあるのが寒天ジュースゼリー。ガスボンベ1本の燃焼時間は強火で約1時間だそうです。

寒天ジュースゼリーの準備ができたら、コップに入れて凝固を待つだけ。お米をお鍋に入れ、次は食事の主役、野菜ミックスカレーの番です。冷凍野菜ミックス、ツナ缶およびカレーのかたまりを一緒に袋に入れて、空気を抜いたら、一生懸命シェークするのが上手に作るコツです。うまく混ざったらゆでます。その後、益田さんの娘さんのこまっすーさんが区役所HPで記載されるガスボンベの廃棄方法を読み上げてくれました。各自治体によって廃棄方法は違いますが、穴をあけずに透明・半透明袋に入れる廃棄するのは共通かもしれません。

ポリ袋に入れたご飯とカレーの材料をお湯をはった鍋にいれます

お鍋の底にはアルミホイルを敷き、その上にポリ袋に入れたお米とカレーを置いて茹でていきます

 

30分弱火で湯煎すると、ご飯と料理ができました。現代的なキッチンで作られた料理と比べればやや不足しているように感じますが、災害で電気、ガスや水の供給不足の状況を想像して、このような温かい料理を食べられるのは、体にのみならず精神にも安らげることではないでしょうか。

ポリ袋カレー

ポリ袋カレーができました!

 

経済や技術の発展とともに、我々の生活は想像以上豊かになりました。その技術がもたらした便利を享受する一方、地球温暖化など近現代技術によって顕在化した環境問題を直面しなければなりません。地球温暖化が起こした気候変動の影響で、台風や豪雨の頻度は昔より高まりました。このような背景で、防災に関する事業はさらに重視しないといけません。

自分は自分の命をちゃんと守ったら、大切な人を守ることができます。これが防災クッキングの核だと思いました。

王子常さん(龍谷大学大学院)

関連ページ
ミラクルウィッシュ:今回の講師の益田紗希子が代表を務めています。
youtube ミラクルウィッシュ:ポリ袋クッキングをはじめたくさんの防災動画が掲載されています。
cookpad あべの親子防災部のキッチン:たくさんのポリ袋クッキングレシピが掲載。益田さんのおすすめは「西京焼き」とのこと。にしよど親子防災部のメンバーも家で試しています。

※この活動は公益財団法人JR西日本あんしん社会財団の助成でおこなっています。

第24回道路連絡会が行われました(8/25)

2019年度に引き続き、2020年度も西淀川区内のすべての測定局でPM2.5が環境基準値以下!

8月25日(水)に第24回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会が行われました。大気汚染訴訟の和解条項に基づいて年に1回行われており、あおぞら財団は原告団のサポートをしています。今年は緊急事態宣言下での開催になったため、昨年度に引き続き、国土交通省、阪神高速道路株式会社、弁護団、原告団が別々の会場に集まって、オンラインでつないで開催しました。

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第24回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会
日 時:2021年8月25日(水) 午後2時~午後4時
場 所:国土交通省近畿地方整備局会議室、阪神高速道路株式会社、グリーンルーム(あおぞらビル3F)、弁護団各事務所をzoomで繋いで開催
出席者:国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団、弁護団、あおぞら財団
参加者数:31人(国土交通省・阪神高速:7人、原告側・弁護団:20人)
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最初に原告団の山下明さんから被害の訴えがあり、ステロイドの副作用により皮膚に影響があることなどをお話してくれました。それを受けて、国交省近畿地方整備局および阪神高速道路株式会社からは、コミュニケーションが大切であること、被害者の視点に立って道路環境の改善をしていくと答えがありました。
被害の訴えを行う山下さんとzoomの画面

被害の訴えを行う山下さん

現在、コロナ禍の影響もあり、交通量は減少傾向にあり、それにより大気も改善しています。西淀川区内のPM2.5は昨年度に引き続き、環境基準をクリアしました。
今日の会議の中では、大気常時測定局に看板をつけて環境改善の取り組みをPRすること、歌島橋交差点の街路樹が枯れてしまったのでサルスベリ等に植え替えることなども決まりました。他に、環境ロードプライシングのさらなるPR、自転車道の推進といった施策が出され、弁護団からはトロリートラックを検討して欲しいとの意見も出ました。
大気常時観測局に設置する看板の案。大気汚染訴訟の和解条項に基づいて設置されていること、道路環境改善が行われていることなどが書かれています

大気常時観測局に設置する看板の案

今後、大気汚染改善だけでなく、脱炭素社会の実現に向けて、道路環境が改善されることを望みます。

西淀川道路連絡会とは…

西淀川道路連絡会は、大阪・西淀川公害裁判の和解条項に基づいて設置されたものです。公害被害者が,道路環境対策について道路政策決定者に直接意見を述べることができるという意味で,道路公害訴訟に集団で取り組んだ原告団と弁護団が勝ち取った特別な機会です。この連絡会の議論に基づいて、西淀川内にはPM2.5の測定局が全国に先駆けて設置されたり、大型車を国道43号から阪神高速湾岸線に誘導する「環境ロードプライシング」などの施策が実施されています。

(詳しくはこちら→西淀川道路環境対策連絡会/道路検討会

(谷内)

Filed under: にしよどnote | イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2021/08/26(木) 01:13
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