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ブログカテゴリー » 資料館(エコミューズ)

時を貫く記録の保存~公文書館と民間のアーカイブ~

2011年11月4日14:00-16:00

大阪市公文書館の講演会「時を貫く記録の保存~公文書館と民間のアーカイブ~」でエコミューズの紹介をさせていただきました。

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客層はこんな感じ

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30人程度のお客さんが来られていました。

庄屋先生からは公文書にまつわるいろいろなお話し、世界記憶遺産の山本作兵衛についてのお話がありました。

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エルライブラリーの谷合さんからはseveSMAKのおはなしや、エルライブラリーの宣伝の為に大阪マラソンに走った話など。

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いやぁ、迫力満点でした。

エコミューズとしては、まちづくりや環境教育と連動して活動している事や、国際交流で中国にも働きかけている事等をお伝えしました。

資料館の運営はどこも大変で、なかなか理解されずらいのですが「資料がある幸せ」が広まって、もっと市民に使ってもらえるようになってほしいなぁと願っています。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年11月5日1:09 PM

甲南高等学校3年生でフードマイレージ買物ゲームをしました。

2011年10月31日9:20~10:50

甲南高等学校の英語の時間に呼ばれまして、フードマイレージ買物ゲームを実践してきました。

男子校です。私の記憶が正しければ、男子校で初めての実践じゃないでしょうか。

食事考えるのがめちゃめちゃ楽しそうです。

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楽しそうでしょ?

メニューは「ザ・男子高校生」。魚と肉の両方を選んでいるのです。「緑がない」と言ったら、がんばってサラダを考えたり、「汁ものは?」と聞いたら、たまごスープをつけたり。少しヒントを出すといろんなメニューを考えていました。

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高校生がカルパッチョとは・・・モダンですよね。トマトをスープに入れるかどうかで話し合っていたチームもありました。

結果はこちら。

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現代チームが多いですよね。

夏野菜カレーが北海道産が多かったこと、そして、バナナ・オレンジといった輸入果実を選んだことで多くなってしまいました。

物流と環境の話をみんなが興味深く聞いてくれました。西淀川や尼崎出身の生徒もおり、道路沿道の公害については実感を持って感じてもらったようです。

担当の英語の先生からは「教材を英語にしてもらえるとうれしいなぁ」なんて要望が飛び出ましたが、さてさてどうしましょうか。

とっても楽しい時間でした。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,フードマイレージ,環境学習,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2011年11月1日5:02 PM

滋賀県立大学でフードマイレージ買物ゲームをしました

2011年10月27日

もう5年になるでしょうか。毎年滋賀県立大学の環境政策・計画学科政策形成・施設演習に呼んでもらっています。

フードマイレージ買物ゲームダイヤモンドランキングをみっちり3時間実践します。

50人の授業でしたが、地域別にグループをわけて実践です。出身地別に分けると地域の個性が出て面白いです。

一生懸命食材を選んでいます。

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大学生ノリノリです。絵を書いている時のこの足!!

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完成した食事はこちら

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結果はこちら

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現代秋チームがフードマイレージが少なかったのでした。全部の食品がフライというなかなか油ギッシュな食事内容でしたが・・・

つづいて、資料になったつもりでダイヤモンドランキング。

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みんな必死に政策を考えています。個人で考えた後は、グループで1つの製作を考えます。ここで地域別に作ったチームが生きてきます。

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東海チームは豊田市を選択。車の単体規制をおこなって環境に貢献しようとしています。だからコンパクトシティは下位の製作になるんですよね。

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大津市は農業とコンパクトシティーを大切にする政策でした。

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もう1つの滋賀チームは彦根を選択。彦根はなかなかロードサイドショップが多くて車がないと移動できない街になりつつありますが、コンパクトシティを目指して農業を推進するという選択肢を選びました。

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短時間によくまとめたなと思ったのは大阪のチーム。大阪市には農地が少ないので、農業政策が下位になっていますが、コンパクトシティと物流を変革する道を選びました。

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とっても難産だったのが京都のチーム。環境にやさしい車の普及をトップに据えたいと願ったのですが、次点での、農業推進課、それとも売り場の充実かという、卵が先か鶏が先かの論争でわかれてしまったそうです。

聞くばかりの授業ではなくて、こうやってみんなで話し合って答えを出していくワークショップは初めてだったそうで、戸惑っている人も多くいました。私がコック姿をして取り組んでいると「衣装まできるんだ・・・」なんて声も上がっていましたが、「こういう授業はのったほうが勝ちだよ」なんて声を掛けたり。そんな声を発した彼も、最後はダイヤモンドランキングをしきってくれるまでに。参加型学習の楽しさが伝わったようで何よりです。(林)

おまけ コック服です。

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中国からの視察を受け入れました。

2011年10月26日、中国から来られた、環境汚染健康損害賠償制度構築推進プロジェクト(JICA)の9名の方を受け入れました。行政に関わる仕事をされている方ばかりですが、今回は西淀川公害訴訟の被害者の立場を知ろうとやって来られました。

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ということで今回の資料は中国語です。

まず西淀川公害訴訟とあおぞら財団を紹介する映像を見てもらい、西淀川の道路状況の話とあおぞら財団の概要を、林さんが伝えます。

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中国ではエコドライブ(ゆっくり発進・アクセルで燃費がよい)をしていますか、と尋ねたところ反応は微妙な感じ。でも、二人乗りが可能のタンデム自転車には大きな反応が。中国では地域によって走行できるかどうかは違うみたいですが、みなさん興味があるようす。

そしてあおぞら財団の理事・森脇君雄さんのお話。
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みなさん、かなり真剣な表情でお話しを聞いていました。

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森脇さんが若い頃、ぜん息患者である3人の子どもたちに出会ったことがきかっけで、一生涯かけて公害に取り組もうと誓ったのだと話してくださいました。森脇さんは気管支ぜん息を患っておられますが、そのときの苦しさは、水のはいった洗面器に顔を押さえつけられて、息苦しくなって顔をあげた瞬間また押さえつけられたときぐらいの息苦しさだと表現されました。

また、大気中のNo2濃度を測定できるカプセルを一人ひとつプレゼント。みなさん真剣にカプセルを観察して、森脇さんの説明に興味津々。使い方もそんなに難しくなく、市民の環境意識を高めるにはぴったりの道具です。
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中国で測定したらどんな結果になるのでしょうか。気になるところです。

そして、これから取り組んでいくこととして、トラックなどの大型車を減らすこと。ちゃんと数値を測って健康との関連や予防・対策を立てること、という話に、しっかりうなずいていました。

質疑応答も盛り上がりました。
そのうちのひとつに、訴訟が終わったのにぜん息患者が増えているのはなぜか?という質問がありました。それはぜん息を誘発する物質を含む排気ガスが道路も交通量も多い西淀川で充満しているから。もちろんタバコや花粉・ダニなどが原因の可能性もありますが、大きな原因として排気ガスが考えられます。

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また、あおぞら財団は国とどういう関係でいるのか、国から運営資金をもらっているのかという質問に対して、国から運営資金などはもらっておらず、民間で成り立っていること。いろんな人と関わり・つながることができるので、コーディネーターの役割を果たしているということを伝えました。

それに対して最後の感想で、環境保全活動は経済や行政・市民・企業と両立させようとするとなかなか矛盾が生まれてしまう。けれど、いま中国では環分野のNGOが力をつけてきています。またコーディネートする力は中国でも大きな役割を果たすはずだから、そういう立場も必要だとおっしゃられました。

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大阪・西淀川の公害被害者と中国の行政に関わる人たち。
今回、いろんな立場からの意見を聞くことは大切なことだと改めて実感しました。
今後どちらにも良い変化が訪れたら、と思います。

インターン生 井本晶子(京都精華大学3回)

司法修習生、西淀川フィールドワーク受入れました(10/25)

司法修習生、西淀川フィールドワーク受入れました(10/25)
日 時=10月25日(火)13:00~17:00
参加者=司法修習生11人、引率弁護士2人
司法修習生11人の西淀川フィールドワークの受入れをおこないました。阪神「出来島」駅に集合し、約1時間半、区内を歩きました。
国道43号、出来島小学校
千北診療所
あおぞら苑(デイサービス施設)
大野が和緑陰道路
あおぞら財団
その後、公害患者の永野千代子さん(西淀川公害患者と家族の会事務局長)のお話を聞き、ビデオ視聴、あおぞら財団活動の紹介、森脇君雄理事のお話と進みました。
永野さんからは、「弱者の立場にたった弁護士になってください」というメッセージがありました。
森脇さんは、参加者からの質問に答えるという形で、企業との和解の過程やまちづくりへの想いを話ました。
そして、参加者が感想を一言ずつのべました。一部ご紹介します。
・公害が現在進行形の問題だと感じた。
・被害者に突き動かされて、弁護士が動いたというのがよくわかった。
・西淀川公害裁判は、未来志向の解決がなされているのが、印象的。
・「弁護士は当事者から学ぶ」ということが実感できた。
・判決が下りても終わりではないと思った。
プログラム終了後、あおぞらビル5Fの西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)を見学しました。西淀川公害裁判の資料などをみなで見ました。
記・鎗山

日 時=10月25日(火)13:00~17:00

参加者=司法修習生11人、引率弁護士2人

司法修習生11人の西淀川フィールドワークの受入れをおこないました。阪神「出来島」駅に集合し、約1時間半、区内を歩きました。

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国道43号、出来島小学校

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千北診療所

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あおぞら苑(デイサービス施設)

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大野川緑陰道路

その後、あおぞら財団に戻ってきて、公害患者の永野千代子さん(西淀川公害患者と家族の会事務局長)のお話を聞き、ビデオ視聴、あおぞら財団活動の紹介、森脇君雄理事のお話と進みました。

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永野さんからは、「弱者の立場にたった弁護士になってください」というメッセージがありました。

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森脇さんは、参加者からの質問に答えるという形で、企業との和解の過程やまちづくりへの想いを話ました。

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そして、参加者が感想を一言ずつのべました。一部ご紹介します。

・公害が現在進行形の問題だと感じた。

・被害者に突き動かされて、弁護士が動いたというのがよくわかった。

・西淀川公害裁判は、未来志向の解決がなされているのが、印象的。

・「弁護士は当事者から学ぶ」ということが実感できた。

・判決が下りても終わりではないと思った。

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プログラム終了後、あおぞらビル5Fの西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)を見学しました。西淀川公害裁判の資料などをみなで見ました。

今日は、出来島駅で集合した時、いつも以上に臭いが気になりました。風向きのせいかもしれません。車の騒音、臭い、空気の汚れなど、体で感じること。お話を聞いて、心で感じること。参加者のみなさんの感想を聞いていて、現地に立ち、自分で感じることの大切さをあらためて思いました。

記・鎗山

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2011年10月25日8:36 PM
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