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» 2022 » 12月

【タンデム】関西シクロクロス第7戦マイアミでタンデム自転車が出場

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。
12/25 関西シクロクロス第7戦マイアミにタンデム自転車が出場すると聞いて見学に行きました。
自転車の障害物競走とも言われる、シクロクロスは   、ロードバイクと似た専用の自転車でオフロードを走る冬のスポーツです。
砂浜あり、登りあり、下りあり、琵琶湖湖岸を使ったレース会場には、様々なカテゴリーの参加者と応援者が来場しています。
視覚障害者でもある福場秀和さんが後部座席に乗り、前席にシクロ選手の方が乗って参加されたCC(オープンクラス)というカテゴリークラスでは、ウネウネ曲がるテクニカルな砂地コースを1.1km4周、15分全力で走り切ります。
砂浜を縦横無尽に、時にはストーカーは自転車を降りて飛び乗って、疾走する姿はタンデム自転車の新たな可能性を見せてくれました。
福場さんは、今後、障害に関係なく、タンデム自転車が参加できる新たなカテゴリーをつくりたい、と意気込みを語ってくれました。パイロット、ストーカー、タンデム自転車も募集中です。
※関西シクロクロス第7戦マイアミ
2022年12月25日(日)
開催場所:滋賀県野洲市ビワコマイアミランド
(記:事務局・藤江)
※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)
Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2022/12/27(火) 08:23

日中環境問題サロン2022 (第二回)「中国の環境NGOの活動状況」交流会を開催します

日中環境サロン2022 (第二回)「中国の環境NGOの活動状況」交流会を開催します

2023年1月8日(日)に、経済活動と公害・環境問題の解決の両立をテーマに、日中両国における公害経験やそれに関連する資料・情報を東・東南・南アジア諸国と共有ため、情報発信・人的交流を行なう目的として、あおぞら財団が主催する日中環境サロン2022・中国の環境NGOの活動状況交流会を開催します。

今回は南通大学公共衛生学部(https://gw.ntu.edu.cn/main.htm)「緑色方舟」(Nantong University “green” community)環境保全サークルの指導教員趙新元氏から「長江経済エリアにおける環境保護活動及び政策変化」、三亜学院「ブルーリボン」(Blue Ribbon)海洋保護ボランティア団体(http://www.ch-blueocean.org/)学生リーダーの欧陽志宇氏から「海洋を見守る若者実践―落筆峰のもとで」を報告していただきます。

「緑色方舟」と「ブルーリボン」はどちらも大学生が設立し、環境保護を目的として活動している環境NGO団体(サークル団体)です。
現在の若者たちがどのような方法で学術知識と現場活動を融合させたのか、中国の環境や環境NGOの状況を学ぶ良い機会ですので、ぜひご参加ください。

日時:2023年1月8日(日)13:00-16:00

場所:Zoomミーティング

主催:あおぞら財団

共催:東アジア環境研究会

使用言語:中国語、日本語(逐次通訳、日本語資料有)

プログラム:
1.開催趣旨の説明(あおぞら財団藤江徹)
2.「海洋を見守る若者実践―落筆峰のもとで」(三亜学院法学部4回生欧陽志宇)
3.「長江経済エリアにおける環境保護活動及び政策変化」(南通大学公共衛生学部准教授趙新元)
4.総合討論・質疑応答

参加申込:wangzichang2022@gmail.com (王子常)

 

チラシ

 

お知らせチラシをダウンロードしたい方はこちらをくりっくしてください。

Filed under: イベント案内 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2022/12/22(木) 05:58

エコミューズ企画展「絵画やポスターに見る西淀川公害とその地域」みてアート2022に参加(11/5-6)

11/5-6に開催された「みてアート2022」に今年は、あおぞら財団付属 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)として参加しました。
今年で10周年を迎えた「みてアート」は、アートをきっかけに地域で交流しようと始まったイベントで、あおぞら財団で事務局をつとめてきました。

エコミューズでは「絵画やポスターに見る西淀川公害とその地域」と題して、地元在住の画家である江波正寛氏から寄贈された工場風景の絵画や、地元在住のデザイナー・廣畑潤也氏がこの企画展のために制作したポスターなどを展示しました。

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2日間で約360人が来館し、中には「昭和44年頃姫島3丁目に住んでいたころ、海の方は煙が夕日にあたり真赤に染まっていた事を想い出しました。」といった感想を寄せてくださった人もいました。

西淀川地域のこと、公害のことを考え、今の地域や暮らしを見直すきっかけになれば幸いです。

みてアート
http://miteart.blogspot.com/

(記:鎗山)

Filed under: 地域づくり | みてアート | イベント報告・ホームページ更新 | 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2022/12/19(月) 03:11

月刊 あおぞら 2022年12月号

あおぞらExpress メール通信Vol.1050      発行:あおぞら財団
ほぼ毎月一度お届けします、あおぞら財団の活動報告です

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1 今月のトピックス
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現在、あおぞら財団付属の環境資料館エコミューズでは、資料集編集の
取り組みをしています。
エコミューズ所蔵の資料をエコミューズ館長の小田先生が解説しています。
様々な資料から新たな発見が!
http://aozora.or.jp/archives/category/ecomuse/shiryousyu

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2 これまでの活動報告
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◆ ……………………………………………………………[資料館]

福小学校6年生30人があおぞら財団訪問(大野川緑陰道路しらべ学習)(11/15) 
http://aozora.or.jp/archives/38492

西淀川公害=資料の紹介(4)
1970年代初頭 行政が対処する問題として西淀川の公害にメスを入れる
http://aozora.or.jp/archives/38400

◆ ………………………………………………………………[環境保健]
楽らく呼吸会「栄養・免疫について」を開催(10/14)
http://aozora.or.jp/archives/38388

楽らく呼吸会「呼吸リハビリ、じぶんでできる運動」を開催(11/11)
http://aozora.or.jp/archives/38411

◆ ………………………………………………………………[研修センター]

関西大 大門ゼミ 雨の中のフィールドワークと語り部のお話から公害を学ぶ(10/19)
http://aozora.or.jp/archives/38354

公害は環境省の原点。公害地域の“今”を知る環境省職員研修(10/27-28)
http://aozora.or.jp/archives/38522

追手門学院大学藤吉ゼミ 西淀川フィールドワーク(12/17)
http://aozora.or.jp/archives/38555

大阪公立大学「都市基盤計画特論」
1回目 公害ロールプレイ
http://aozora.or.jp/archives/38497
2回目 ワークショップと公害患者さんのお話
http://aozora.or.jp/archives/38504
3回目 タンデム自転車と西淀川区役所のお話
http://aozora.or.jp/archives/38547

◆ ………………………………………………………………[地域づくり]
大気常時観測局の看板が歌島橋交差点にも設置
http://aozora.or.jp/archives/38530

◆ ………………………………………………………………[防災]
【防災部】西淀川区役所一階にて防災ギャラリー展示(11/29~12/12)
http://aozora.or.jp/archives/38479

◆ ………………………………………………………………[国際交流]
日中環境問題サロン2022「中国の環境NGOの活動状況」交流会(10/15)
http://aozora.or.jp/archives/38449

◆ ………………………………………………………………[事務局]
りべら160号(2022年10月号)発行「特集:気候変動と防災」
http://aozora.or.jp/archives/38420

◆ ………………………………………………………………[交流拠点]
あおぞら市、新型コロナの対応をしながら開催中
(11/9・12/14)
http://aozora.or.jp/archives/38343
http://aozora.or.jp/archives/38465

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3 イベントのお知らせ
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【参加募集】矢倉海岸・緑陰道路 探鳥会(3/4)
日時:2023年3月4日(土)午前9時30分~12時30分
*雨天・雷注意報発令時中止(Facebook等で告知します)
集合:阪神なんば線「福」駅東口集合(9:30)
解散:矢倉緑地公園(12:30)
参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
参加費(保険代) 200円
持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
http://aozora.or.jp/archives/38476

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4 各種の募集情報
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◆ ………………………………………………………………………………… [寄付]
あおぞら財団の活動はみなさまからの寄附によって支えられています。
寄附金や賛助会費は税制上の優遇措置の対象になります
みなさまのご支援を心よりお待ちしています。
http://aozora.or.jp/aboutkifu

オンライン寄付サイト Give One
https://giveone.net/supporter/project_owner.html?owner_id=393
※Give Oneでのご寄付は、すべて寄付金控除等の税制優遇の対象となります。

◆ ………………………………………………………………………………… [交流拠点]
地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中
あおぞらビル1Fのイコバは、会議、ギャラリー、コンサート、
上映会などにご利用いただけます。
 午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円
http://aozora.or.jp/ikoba

◆ ………………………………………………………………………………… [交流拠点]
【姫里ゲストハウスいこね】公式ページで予約できます。
レンタルスペースとしてもご利用いただけます。
http://aozora.or.jp/icone-kujiracafe/reservation/

(編集後記)
パンデミックやロシアのウクライナ侵攻等、世界が多くの難問題に直面する中、「ハンナ・アーレント」の思想が注目されているそうです。アーレントは、思考停止に陥る全体主義の危険性に警鐘を鳴らし、思考し続けることが破滅や根源的な悪を防ぐことができると説き続けました。
「人間の条件」は読んだ記憶があるけれど、内容はうろ覚え……。忙しさに深く考えることをついつい怠ってしまう日々……。この年末にアーレントを読みなおしたいなと思っています。(KT)

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■編集発行
【発行元】公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
【発行日】2022年12月19日
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■賛助会員募集中!
あなたの会費、寄付、ボランティア活動が当財団の活動を支えています。
当財団の目的に賛同してくださる皆さん、ぜひ賛助会員になって下さい。

http://aozora.or.jp/nakama

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■月刊あおぞらについて
あおぞら財団の活動報告やイベントなどの最新情報などを皆様にお伝えすることを目的に、月に一度、情報発信させて頂いています。
本メールは、あおぞら財団の会員、メーリングリストにお申込いただいた方およびあおぞら財団のイベントや研究会などで名刺交換させて頂いた皆様にも送信させていただいております。


「あおぞらEXPRESSの「購読登録」、「購読解除」は下記のページからお申し込みください。
http://aozora.or.jp/yomu/aozora-express

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 事務局 — aozorafoundation 公開日 2022/12/19(月) 02:12

追手門学院大学社会学部2年生 西淀川フィールドワーク(12/17)

2022年12月17日(土)、追手門学院大学社会学部の2年生のみなさんが西淀川を訪れました(引率:藤吉先生を含む3人、学生9人が参加)。藤吉先生は5月にも3年生のゼミ生が研修に来ていただいています。

阪神「出来島」駅に集合し、国道43号の道路沿道の環境対策を見学しました。国道43号は公害道路とも呼ばれるほど大気汚染や騒音、振動などの公害を引き起こしていましたが、大気汚染訴訟の和解条項に基づき、遮音壁の設置、光触媒の塗料の塗布、高活性炭素繊維(ACF)パネルの設置、環境ロードプライシング、PM2.5の測定といった様々な環境対策がなされています。

デイサービス施設「あおぞら苑」、千北診療所(公害病患者の治療の拠点)、大阪マスジドなどを経て、大野川緑陰道路を散策してあおぞら財団まで歩きました。雨降りの中ですが、フィールドワークは約90分におよびました。

あおぞら財団に到着後は、西淀川公害やまちづくり活動の説明をおこない、資料館(エコミューズ)を見学後、「ワークショップ フォトランゲージ」を行いました。

資料館にて、事務局長の藤江が「西淀川公害やあおぞら財団の活動」について学生に解説しています。

西淀川公害やあおぞら財団の活動についてのお話

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エコミューズの見学。パネルや裁判資料などをみてもらいました

次に、西淀川公害患者と家族の会の上田さんと公害認定患者の岩本さんから、公害病になってからのご自分の人生について語っていただきました。岩本さんは24歳でぜん息発作が起こり、それ以降、長い間病気と闘っておられます。続発症である中耳炎による聴覚障害、病気のために仕事が思うようにできず普通で当たり前の生活を失われてしまったとのお話などに学生のみなさんは真剣に耳を傾けていました。岩本さんは、公健法の改正によって公害患者の新規認定が打ち切られる直前の1988年に無事に認定を受けることが出来ましたが、認定を貰えなかったことで苦労している人がいるとのお話もされました。

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公害患者さんのお話

最後に感想を共有して、この日の研修は終了しました。学生のみなさんからいただいた感想を一部紹介します。

・公害を知らなかったら、ぜん息の症状が公害のせいだということを知ることができなかったと思うと、怖いことだと思いました。
・岩本さんが自分と同じくらいの年で症状を発症し、さまざまな苦労があったことをきき、他人ごとではないと思いました。公害患者になっても自分なら症状を受入れられないと思うので、人のために活動していることが本当に尊敬できると感じました。
・この公害をここで終わらさず、小さい子にも伝え続けるべきだと思います。患者さんは少なくなったとはいえ、まだたくさんいるので、少しでも多くの方が早く良くなってほしいです。

今日の研修で学んだことを、今後の研究活動等に活かしていただけたらと思います。

(記:谷内)

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